個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

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何処へ!?職場体験先を決めよう!

 

 

かくして一応仮だがクラス全員のヒーロー名が決定すると、さっきまで寝袋で寝ていた相澤の口から職場体験の概要が説明される。

 

「職場体験の期間は一週間。そして肝心の職場だが、指名のあった者は個別にリストを渡すから、その中から自分で選択しろ。指名の無かった者は、予め此方からオファーした全国の受け入れ可の事務所40件の中から選んで貰う。それぞれ活動地域や得意なジャンルが異なるから気をつけろ」

 

「例えば『13号』なら、対ヴィランより事故・災害救助中心……とかね」

 

「よく考えて選べよ。提出期限は今週末だ」

 

「あと二日しかねーの!?」

 

「効率的に判断しろ。以上だ」

 

…オレ五人からしか来てねぇんだよな。しかも内一人は親父だから実質四人か…

 

「俺ァ、都市部の対凶悪犯罪ッ!!」

 

「私は水難に関わる所がいいわ。あるかしら……」

 

切島や蛙吹は何処にいくかのイメージは決まっているらしい。

 

「オイラはマウントレディ!!」ビシッ

 

「峰田ちゃん、またやらしいこと考えてるわね」

 

峰田は…まあ平常運転だな。

 

「なぁ緑谷」

 

「うわっ!ば、爆音くん?どうしたの?」

 

「オレはヒーローがよく分からねぇ。教えてくれ」

 

緑谷に薄っぺらいリストを渡す。そもそヒーローにそこまで興味がねぇからオールマイトと親父以外マジで良くわからねぇ。

 

「う、うん!勿論だよ!えっーと…ウェ!?ァァァ!?」

 

「デクくん!?」

 

なんか緑谷がバグった。

 

「…そんなやばいのか?」

 

「逆だよ!!全員ランキング上位の人気ヒーローじゃないか!!なんで知らないの!?」

 

うお。緑谷がスゲェ興奮してんな。

 

「戦闘能力で行けばトップヒーローにも引けを取らない【Mr.ビート】…!若くして絶大な支持を誇る【リューキュウ】…!強面だけど内には熱い正義感を秘める【ギャングオルカ】…!ギャングオルカとライバル関係にある武闘派ヒーロー【シシド】…!事務所を持たないという従来じゃ考えられなかった新しいヒーローの形を作り上げた【ミルコ】…!どれも知らないなんてありえないくらい有名なトップヒーロー達だよ!!そんなトップヒーロー達から指名なんて…凄すぎるよ爆音くん!!」

 

急に饒舌だな。…しかしどうしたもんか。

 

「緑谷、お前ならこの中ならどいつがいいと思う?」

 

わからねぇからそのまま聞く。

 

「えっ?うーん…爆音くんの戦闘スタイル的にはシシドかギャングオルカ…ミルコとかかな?でもリューキュウもMr.ビートもかなりの実力派だし切り捨てるのは勿体無いし…ここは安定でMr.ビートか?いや爆音くんのスタイル的に…ブツブツブツ…」

 

「緑谷?緑谷ァ!?」

 

なんか様子がやべぇ!?敵になんかされてんのか!?

 

「ちょっと黙れやクソナードォ!!」BOOM!

 

「ハッ!!ご、ごめん!つい癖で…アハハ…」

 

癖…?だとしたらそれはそれでやばいだろ。

 

「で、結局どれだ?」

 

「えっと…爆音くんの性格とか戦闘スタイル的にはMr.ビートかミルコかな?もちろん100%そういう訳じゃないけど」

 

親父かミルコって奴か…よし、ミルコだな。親父からはもう学ぶ事はねぇだろうしな。

 

「そうか。サンキュー緑谷」

 

そろそろ戻らねぇとな。

 

——————————————————————

 

その夜

 

ピンポーン

 

「?なんだ?」

 

家に帰りつき、ダンベルで筋トレをしていると突然チャイムがなった。

 

「誰だ?」ガチャッ

 

「ヤッホー、声野!」

 

ドアの前に立っているのはねじれだった。なんかデケェタッパーを持ってる。

 

「晩御飯作ったんだけど…一緒食べない?」

 

「おお、ありがてぇな」

 

ねじれは同じアパートに住んでいて、三日に一回くらいの頻度でこんな風に飯をくれる。

 

「おっじゃましまーす!」ルンルン

 

どこか楽しそうな雰囲気を醸し出しながら家に上がる。さて、食器出さねぇとな。

 

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

「いただきまーす」

 

カチャ…カチャ…

 

ねじれと向かい合って飯を食う。…今日は肉じゃがか。芋にしっかり味が染み込んでて中々ウメェな。

 

「んふふ、どう?結構自信あるんだよ?」

 

「おう、美味いぞ」

 

「なら良かった!」

 

飯に舌鼓を打っていると、ねじれが話しかけてした。

 

「そう言えばそろそろ職場体験の時期でしょ?声野はどのヒーローにしたの?」

 

「あぁ、確かミルコ?って奴のとこだ」

 

「は?」

 

それを告げた瞬間、ねじれの瞳から光が消え失せた。

 

「ねぇ、この前言ったばっかりだよね?他のオンナに浮気したらダメだって。なのになんでミルコのとこへ行くなんて言ってんの?私、インターン先のリューキュウにもちょっと無理言って指名してもらったのになんでわざわざミルコのとこなの?嫉妬させたいの?知ってる?ミルコってすごくえっちなコスチュームのヒーローなんだよ?ムラムラしてるなら私に言ってよ。私ならいくらでも相手してあげるのに…なんで?ねぇ教えてよ、私に何が足りないの?なんで黙ってるの?教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて教えて…………」

 

「"ジェットボイス"!!!」

 

とてつもない殺気を感じて、その場から逃げた。あの選択は間違ってなかったと思う。

 

 

 

 

 

 






ねじれちゃん「ねぇねぇリューキュウ!この爆音って子指名してあげて!」

リューキュウ「えっ?でもあなたがいるからこれ以上はちょっと…」

ねじれちゃん「何か言った?」ゴゴゴゴ

リューキュウ「なんでもありません!!」
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