個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

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今回はオリジナル展開がいつもより多めです(主にネタ方面で)


職場体験!保須市へ向かえ!

 

 

集合場所の駅に着いたオレ達は相澤から職場体験に関する注意事項を聞いていた。

 

「全員戦闘服コスチュームを持ったな。本来なら公共の場で着用禁止の身だ。落としたりするなよ」

 

「はーい!」

 

「伸ばすな。"はい"だ芦戸」

 

「はい」

 

無駄に元気良く返事する芦戸を相澤が注意する。

 

「くれぐれも体験先のヒーローに迷惑を掛けないように。以上だ、行ってこい」

 

「「「はい!」」」

 

各々体験先に向かう為、別れ始める。

 

「さて、オレも行くか…」

 

オレにはこれがあるからな、電車なんざ必要ねぇ。

 

「"ジェットボイス"!!」

 

ジェットボイスで飛び立とうとすると、相澤の捕縛布が胴に巻きついてきた。

 

「おい爆音、忘れてるのかもしれんが無免許での"個性"の使用は違法だぞ」

 

…そうだった。

———————————————————————

 

「此処か」

 

結局電車を使い、移動することおよそ一時間。辿り着いた先はクソデカいスタジアムのような場所だった。

 

「来たな!!お前が爆音だな?!」

 

「あ?」

 

振り返ると兎の耳が生えた女がいた。…赤い目、やたら露出の多い服、褐色のある肌。恐らくコイツがミルコだな。

 

「そうだ。あんたはミルコ…であってんな?」

 

「おう、その通り!あたしがミルコだ!じゃ、とりあえずついてこい!」

 

ミルコに連れられ、クソデカスタジアムに入る。

 

「…何すんだ?」

 

「お前と模擬戦をしてみたくてな!オラ、更衣室で戦闘服コスチュームに着替えてあそこの『トレーニングルーム』っつう所に来い!」

 

そう言うとミルコはトレーニングルームへ走って行った。

 

「…来るとこ間違えたか?」

 

 

 

 

 

五分後

 

「お、来たな!」

 

戦闘服コスチュームに着替え、ミルコの元へ向かう。

 

「手加減とか遠慮はいらん!全力で来い!」

 

「…なぁ、一つ良いか?」

 

「なんだ!?」

 

「ここ壊れねぇのか?」

 

そもそもただの部屋の様にしか見えねぇ。

 

「大丈夫だ!あたしでも使えるように改造されてんだ!」

 

なるほど、なら大丈夫だな。

 

「OK、理解した。どんと来い!」

 

さて、No.8の実力。見せてもらうぜ…!

 

「行かせてもらう!」タンッ

 

いきなりミルコが地面を蹴って接近してくるが、やはりオレと比べるといかんせん遅い。回避は余裕でできる…

 

「よっと」ヒョイッ

 

「甘いッ!」

 

「ガッ!?」

 

回避したと思っていたが、避けた先で腹に回し蹴りを食らった。

 

「どうなってやがる…!?オレは音速で動けんだぞ!?」

 

「ハハッ!こればっかりは経験値の差だな!」

 

何言って…ッ!!まさかコイツ…愚衛門に近ぇ奴か!

 

「へへっ、まあ言うなら「直感…だろ?」!!よくわかってんじゃねぇか!」

 

ビンゴ。コイツならオレの『直観』を引き出せるかもしれねぇな…

 

「うっし!まだまだ行くぞォ!」

 

『直観』はあくまで今までの戦闘経験から来るもの。こっちに来てからはまともに戦闘なんざしてなかったから体育祭の時は不完全なモンになっちまった。つまり直観をモノにするには…

 

「実践しかねぇってこったなぁ!いくぞミルコォ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三時間後

 

 

「ゼェ…ゼェ…お前、あたしが言うのもなんだけどタフだな!」

 

三時間ぶっ通しとか頭いかれてんじゃねぇかこのアマ!終盤の方とか完全に頭カチ割りにきてやがったぞ!

 

「よしっ!お前の実力はわかった!取り敢えず風呂だ!!」

 

ミルコはそう言ってトレーニングルームの隣にあるシャワー室の方へと跳んでいった。…嵐みてぇなやつだな。

 

 

———————————————————————

 

職場体験三日目

 

「いいかば…あ、ゼブラ!今日は保須へ行くぞ!」

 

「保須ゥ?なんでだよ」

 

「公安から情報が入ってな。例の『ヒーロー殺し』が出る可能性が高いらしい」

 

ヒーロー殺し…?あぁ、確かねじれが言ってたな。

 

「わかった。戦闘服コスチュームに着替えて来るから待ってろ」

 

▫️▫️▫️▫️▫️

 

三時間後

 

 

オレたちは保須市内をパトロールしていた。肝心のヒーロー殺しは見つからないが、ちょくちょくヴィランが出てくる。

 

「うわぁぁぁ!!?」

 

まただ。この一時間でもう二件くらい発生してる。

 

「行くぞゼブラ!!」

 

「おう!」

 

悲鳴の出所へ向かうと、そこには地獄みてぇな光景が広がっていた。

 

「うおおおお、オトコ達よ!俺と一発やらないかぁ!!」

 

ウホッとした感じの男のヴィランが近くにいる他の男を拘束し、尻に腰を打ち付けている。

 

「うわぁぁ!?やっやめ……アッーーー!!!」

 

「ケンくぅぅん!!」

 

既に周りには三人ほど尻を丸出しにした男が倒れている。恐らくあそこの変態にやられたんだろう。…てかアイツ体育祭の観戦席にいた奴じゃねぇか?

 

「悪い奴は…蹴っ飛ばす!

 

「ヌッ!?」

 

と、思っていたらミルコがもう飛び出していた。

 

「ぬぅ…お前はラビットヒーローミルコ!!俺は女には興味なんざない!いいオトコを出…ん?」

 

なんだ?アイツこっちを見てんぞ??

 

「ウホッいい男…」

 

冗談だろ?

 

「やらないか?」

 

変態は自分のブツをモロに出しながらジリジリと歩いてくる。

 

「"サウンドバズーカ"!!!」

 

DGOOOOM!!!

 

「ぬわアッーーーー!!!」

 

…はっ。思わず個性使っちまった。ミルコに許可とってねぇが…

 

「ナイスだゼブラ!このまま捕縛する!」

 

良いみてぇだな。

 

 

 

 

「くそう…俺の桃源郷パラダイスがぁ…俺の野望がぁ…」

 

あの変態は無事に連行されて行った。

 

「さてと、そろそろ飯でも食いに行くか?」

 

そうか、もうそんな時間か。

 

「行くに決まってんだ」

 

BOOOOOOOOOOOOOM!!!!

 

「「ッッ!!?」」

 

何だ!?

 

「おいゼブラ!昼メシは後だ!あっちに向かうぞ!」

 

「応!」

 

ミルコと共に爆発音と黒煙の出所に向かうと、さっきとはまた違う意味で地獄のような光景が広がっていた。

 

「アイツらは…脳無!?」

 

USJの時の脳味噌が剥き出しのバケモン共が一般市民を襲っていた。

 

「ゼブラ!個性使用の許可出す!やれ!」

 

ミルコはもう駆け出していってる。

 

「"踵月輪ルナリング"!!」

 

「ブギャッ!?」

 

流石だな、脳無共の体が抉れてやがる。…そろそろこっちも行くとするか。

 

「"ボイスバースト"!!!」

 

GYUUUUUUUUUNN!!

 

相澤の話だとコイツらは人間じゃねぇから殺しても問題ないらしい。なら思いっきりやるだけだ。

 

「かかってこいや脳無共ォ!全員ぶっ殺してやるよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

三十分後

 

「良し!ほぼ全員捕縛完了だ!」

 

何体かはぶっ殺しちまったが…まぁお咎めなしだろ。

 

「うわぁぁぁ!!?」

 

「今度はなんだぁ!」

 

突然他のヒーローがぶっ飛んできた。

 

「ハァ…ハァ…!さっ、さっきのとは別のバケモノが出てきた!俺たちじの攻撃がまともに通用しない!」

 

「別のバケモノ…?」

 

バキョッ!!!

 

「ヒッヒィ!?あ、アイツだ!!」

 

近くにあったビルの壁をぶち抜いてきた「アイツ」の姿には、どこか既視感があった。

 

「テメェ…どこかで…ッ!!」

 

尖ったクチバシのような口。身体中に生えた体毛。鳥のような足。そしてこの特有の鳴き声…完全に思い出した。だが何故こいつがここにいるんだ!!?

 

「カロロ…」

 

「ニトロ…!!」

 

 

 





オリジナルヴィラン紹介
屋良内海(やら ないか) 個性 ピストン!
腕や足、腰など指定した場所をピストンのように力強く、高速で動かすことができるぞ!その気になればチームアップミッションのクロオビみたいなこともできるぞ!

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