個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

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今回はオリジナル要素モリモリ+短めです

追記 ちょっと変更しました。


食欲と悪意!

 

 

(なんでニトロがここに…!?そもそもこの世界にはグルメ細胞が無いはずだ!あっちの世界の生物で異常なのにグルメ細胞そのもののニトロが存在するのはありえねぇ…!)

 

考えを張り巡らせていると、

 

ズズズズズ…

 

「…おや、あなたは」

 

突如ニトロの隣に黒い靄が出現し、USJの時の黒い霧のようなヴィランが現れた。

 

「テメェは…!!」

 

…誰だったか?

 

「お久しぶりですね。ヴィラン連合の黒霧です」

 

そうだ、黒霧だ。ってそんなこたぁどうでもいい!

 

「おい… ニトロコイツどこで見つけやがった…!!」

 

「コイツ…?あぁ、この子のことですね」

 

黒霧がニトロの肩に手を軽く置きながら話し始める。

 

「私も詳しくは知りませんが…10年程前、『ドクター』と『先生』が人里離れた山奥で偶然発見した未知の生命体。その獰猛さや個性の有無がハンデにならないほどの優れた戦闘能力、それによる扱いの危険さからお二人はニトログリセリンより『ニトロ』と名付けたそうです」

 

…見てくれだけじゃなく名前まで同じとはな。

 

「ニトロを捕獲し、その細胞から精製したクローンに脳無のように個性を複数持たせた結果、脳無の倍以上の戦闘能力と複雑な命令を理解する知能を手に入れたとのことです。…オリジナルのニトロとは比べ物にならないほどのスペック。名付けるなら『進化するニトロ』という意味で『ニトロEvol』、とでも言ったところでしょうか」

 

「ニトロEvolだと…?舐めやがって!」

 

そう言って殴り掛かろうとすると、

 

「どいてろ!ゼブラ!!」

 

ミルコが飛び出してやがった。

 

踵月輪ルナリング!!」

 

ニトロに蹴りが決まったと思ったが束の間、

 

シュルンッッ

 

「は?」

 

衝撃がニトロの体を伝うと、外に排出されて

 

「ギュァァァ!!!」

 

「!?ぬわぁぁ!!?」

 

そのままミルコの足を掴んで投げ飛ばした。

 

「"サウンドアーマー"!!」

 

DOOOOOM!!!

 

一応咄嗟の所でサウンドアーマーを発動させたが…どうだ?

 

「ミルコ!!無事か!?」

 

他のヒーローが安否確認をとる。

 

「いちち…おう!生きてるぜ!」

 

無事らしい。どうやらあのニトロ、進化とかほざいている割にパワーはそこそこといったところらしい。

 

「どうやらアイツのパワーはそこまで高くないらしい!皆一気に行くぞ!!」

 

「あ、おい!」

 

一人のヒーローがニトロに突っ込んでいった。

 

「俺の"個性"は体をガッチガチに硬く、強くする!!今の俺の拳はダイヤモンドすら粉砕するだろうよ!スナック菓子みてえにな!!食いやがれ鳥人間!!」

 

「…クァーン………」

 

ヒーローの拳がニトロの顔面に当たろうとしたその時、ニトロの口が四方に大きく裂けた。

 

バクンッッ!!

 

「……え?」

 

「クチャ…クチャ……」

 

次の瞬間、ヒーローの腕はニトロによって食いちぎられていた。

 

「うっ…うわあああ!!?俺のっ!俺の腕があああ!!?

 

ビキビキビキッッ!!

 

「あ…あああ…!!!」

 

「「「!?」」」

 

片腕を喰われて混乱するヒーローをよそに突然ニトロの上半身が膨れ上がり、

 

「ギャガァァァ!!!」

 

バキョッ!!

 

「ゲバァッッ!!?」

 

突っ込んで行ったヒーローを殴り飛ばした。

 

「お、おい!!大丈夫か…壁に埋まってる!?どんな馬鹿力だよ!!」

 

殴り飛ばされたヒーローは四肢が変な方向に曲がった姿勢でビルの壁に埋まっていた。

 

「ど、どういうことだよ!ミルコの時はあそこまでパワーが無かったじゃないか!!」

 

「言ったでしょう、個性を複数持っていると。やりなさい、ニトロ!まずはあの雄英生からです!」

 

「ギシュァァ!!」

 

と、今度はこっちに向かって猛スピードで突っ込んできた。さっきより桁違いに速い。これもおそらく個性なのだろう。

 

「"サウンドバズーカ"!!!」

 

「ギャガガガ!!?」

 

近づいてきたニトロにサウンドバズーカを浴びせると、普通にダメージを受けていた。

 

(なんだ?さっきはダメージを受け流してたのに…なんか制約でもあんのか?)

 

「まぁいい!"ボイスカッター"!!

 

「ギャァ”!?」

 

ダメージを受けてパニックになっている隙に両腕を切り落とした。にも関わらず、黒霧は特に焦る様子も見せない。

 

「ニトロ、落ち着いて再生しなさい」

 

「ギ…シュァァ!!」

 

ズリュンッ!

 

「は!?」

 

ニトロが力むと今しがた切り落とした筈の両腕が生えてきた。

 

「なんでもアリかよ…」

 

「ニトロ、行きなさい」

 

「ジュァッ!!」

 

腕を生やしたニトロはまた猛スピードでオレに突っ込んでくる。

 

「おいおい、学がねぇ…っ!?」

 

避けようとすると、ニトロは予想外の動きでオレの背後に回り込んで回し蹴りをした。

 

(死っ…!!)

 

踵半月輪ルナアークッッ!」

 

「ギャッ!!?」

 

しかし、ミルコが蹴りを入れたお陰でギリギリだが回避できた。

 

「悪い、助かった!」

 

「礼とか後でいい!まずはアイツ片付けんぞ!」

 

「ふむ…No.8ヒーローミルコ、貴方は厄介だ。私が相手をしましょう」

 

と、ここで今まで指示に徹していた黒霧が戦闘に参加してきた。

 

「おわっ!?悪いゼブラ!やっぱそっち一人で頼む!あたしもコイツ片付けたらすぐそっちに加勢する!」

 

「嘘だろ!?」

 

割とキツい状況でミルコが離脱してしまった。

 

「カロロ…!」

 

「…やるっきゃねぇな」

 

 






オリジナルキャラ
原種ニトロ
ゼブラがヒロアカの世界に転生してきた結果、世界に異常をきたし生まれた生物。ニトロとあるが名前だけで知能はチンパンジー程度、戦闘力も一般的なヒーローとあまり変わらない。AFOにあっさり捕獲された。 

ニトロEvol
原種ニトロに脳無と同様、個性を複数持たせた結果生まれた怪物。捕獲レベルは15程で、知能も車の運転ができるくらいにはある。今回登場したニトロEvolに付与されている個性は現状判明しているものだと
・受け流し
・加速
・筋力増加
・再生      の4つ。
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