個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア 作:ねぎトロ丼ねぎ多め
GWがぁ…終わってしまったよぉ…
あ、今回かなり短めです。ネタ切れなんや。
「ぬあああああああ!!」
「あかん!このままやと…!」
「フフフフ、ほらほら、早くしないと捕獲してしまいますよ?」
必死に壁に捕まるオレと麗日、そしてじりじりとにじり寄ってくる13号。
何故こうなってしまったのか。理由は少し前まで遡る。
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「まずこれから試験の説明を始めます」
演習場に着いてバスを降りたオレと麗日は13号から試験の説明を受けていた。
「制限時間は30分。生徒側の合格条件は、このハンドカフスを教師にかける」
そう言いながら懐から取り出した手錠のようなものをオレたちに手渡す。
「それかもしくはどちらか一人があちらにあるゲートから脱出すること。この二つです」
13号が指す指の先にはゲートがある。…なんで校長の絵があんだ?
「以上がこの演習試験のルールです。なにか質問はありますか?」
「はい!」
「麗日さん、どうぞ」
麗日がピンと腕を伸ばす。
「その、爆音くんの音速移動って使ってもいいんですか?使えたら楽勝になっちゃうと思うんですけど…」
…そこなんだよな。オレのジェットボイスを使えば10秒足らずで脱出どころか13号にカフスをかけるのも容易い。
「…えぇ、もちろん構いませんよ。出来るならね」
「…あ゛?」ピキピキッ
「おやおや、まだ学生には厳しかったですかね?」ニコニコ
「…上等だ、覚悟しとけよ…!」
「おぉ、怖い怖い…」ゴゴゴゴゴ
(え?何これ?今から殺し合いでも始まるん?)
「それでは演習試験!ready…GO!!」
「始まったな…!頑張ろ、爆音くん!」
「まぁ飛んで終わりだがな」
「まぁ…うん…」
だがアイツは腐ってもプロヒーロー。何をしてくるのかわからねぇ。
「掴まったな?行くぞ」
「う、うん!」
「スゥゥゥゥゥ……」
「っ!!」ギュッ
"ジェットボイス!!"
ビュンッ!!!!
(3秒もかからねぇでゲートに着くはずだ。その3秒で何が来るか…)
その瞬間、突然音速で移動しているはずのオレの体が傾いた。
「っ!?」
咄嗟に近くにあった建物の壁に指を突き刺す。
「ぬあああああああ!!?」
(んだコレッ!?体が引き寄せられ…!?)
「うわあああ!?なになになに!?」
麗日も咄嗟にオレの体に掴まることで耐えている。
「おや、まさか奇襲を耐えるとは。予想外ですよ」
背後から聞こえる声の主は個性を発動させている13号だった。指先から強烈な吸引力が発生している。
「あなたなら試験開始したらすぐに来ると思っていたので、先にブラックホールを発動させていただきました」
「うわぁぁ!?ちょ、どうすんの爆音くん!!」
「チィッ!"サウンドバズーカ"!!」
13号に向かってサウンドバズーカを放つ。
「無駄ですよ」
「なっ!?」
しかし、無慈悲にもサウンドバズーカは全く効いていない。
「僕の個性【ブラックホール】…光すら飲み込むこの力に光の0.01%のスピードにすら及ばない音がまともに効くわけないでしょう?」
「!!…オレ特攻っつう訳か…!」
「なに冷静に分析しとるん爆音くん!!?」
「さぁ、どうしますか?早くしないと…」
じりじりとこちらに向かってにじり寄ってくる。
「…先程のあなたの攻撃のように吸い込んでしまいますよぉ?」
…シャレにならねぇぞ…!