個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

47 / 85
合流!敵と轟、そして正妻!

 

 

「チッ…遠いな」

 

ニトロを片付けて非常階段を上る。ジェットボイスで飛んでいきたいところだが、流石に狭い。下手に飛んでも無駄に体力を浪費するだけだ。

 

「…あ?んだコレ…」

 

ある程度上がっていると、奥の方から戦闘音が聞こえるフロアにたどり着いた。何故か通路がシャッターで封鎖されている。

 

「もう誰かやってるみてぇだな」

 

シャッターに近づく。

 

「オラッ!」

 

バキッッッ!!!

 

"ビートパンチ"でシャッターを破壊しながら進んでいく。すると巨大な氷がつっかえて閉まっていないシャッターが出てきた。奥の方…戦闘音が聞こえる方にある扉は破壊されている。

 

「こいつは…轟の氷か?」

 

氷を足場に扉の方へ向かい、扉を潜るといやに開けた植物が生い茂っている部屋に出た。

 

「そらそらそら!!!!」

 

「くっ…!!」

 

「オォォォラァァ!!!!!」

 

「むぅぅ……!!嫌っ!」

 

奥の方ではやけに手がデカいヴィランと轟が、もう一方では紫色の体で筋骨隆々な上裸のヴィランとねじれが交戦している。

 

「そらっ!!」

 

「ぐわっ!?」

 

「っ!?爆音!!」

 

「声野!?」

 

ピンチっぽかった轟の方へ手助けに向かう。

 

「悪い、助かった…ソイツは空間を抉り取る…!!気をつけろ」

 

「問題ねぇよ」

 

「ぐっ…このクソッタレがぁぁ!!」

 

ぶっ飛ばしたばっかかなのに威勢が良いな。

 

「っ!!」

 

"ジェットボイス"で瞬時にヴィランの下に飛び、手首を掴む。 

 

「そらよっ!!!」

 

バキッッ!!!!

 

「ッッ!?あっぎゃぁぁぁぁぁ!!!??俺の…俺の手がぁ…!!?」

 

「手首を握り潰した。骨もグッチャグチャだろうな」

 

「…!!!このっ…!!!」

 

自暴自棄になったのか、それとも何か勝てる算段があるのか腕をダランとさせた状態でこっちに突っ込んでくる。

 

「おらっ!!!」

 

「み“っ…!?」

 

喧しいからそいつの顎に膝蹴りをお見舞いする。

 

「…………」ガクッ

 

「轟、捕縛を頼む」

 

「あぁ」

 

気絶したヴィランを氷で閉じ込める。

 

「次はテメェだ!!」

 

「ぐっ…!!?」

 

今度はデカブツの方を殴りつける。

 

「このっ…!オラっ!!」

 

「おっと!」

 

さっきの奴よりはタフなのか、少々仰け反るぐらいですぐに殴りかかってきた。だが、ニトロと比べるとスピードが遅い。オマケに力任せの単純な攻撃だから簡単に避けられる。

 

『おい八十階!ガキ共が逃げてるぞ!どうなってるんだ!!」

 

「うるせぇ、黙ってろ…!」

 

アイツの通信が聞こえてくる。通信の内容が正しいのなら、緑谷達は無事逃げ切れているみてぇだな。

 

「チャージ満タン、出力50…!声野、ちょっとどいてね!ねじれる波動グリングウェイブ!!

 

「あ?」

 

ドウッッッ!!!

 

「ぐわぁぁぁぁ!!!?」

 

ねじれの波動をマトモに喰らったヴィランがぶっ飛ぶ。

 

「あっぶねぇな…!つーかさっさとアレ打っときゃもっと早く終わってただろ」

 

「むー…あのヴィラン、チャージする暇が無いくらい攻撃してきたんだもん!」

 

ぷくー、と顔を膨らませながらねじれが抗議する。

 

「コイツも捕縛しとくぞ」

 

「おう、頼む」

 

轟が慣れた手つきでヴィランを氷に閉じ込める。

 

「…そうだ、お前らどっちでもいいからなんか飲み物か飴持ってねぇか?そろそろ喉がヤバい」

 

今の戦闘で大分喉にダメージがいった。あと一回でも技を使えば完全に潰れるだろう。

 

「水…とかはないしな…」

 

「あ、私飴玉持ってるよ!」

 

ねじれがドレスの胸元から飴玉を取り出す。

 

「おぉ、助かる。…それにしてもどこにあったんだよこんなの」

 

「んー、エキスポで売ってたよ?確か…」

 

「確か?」コロッ

 

口の中にほんのりと甘い香りのする飴玉を放り込む。

 

「殺人級に不味いけど喉の不調を一発で解消するっていうのど飴!!」

 

「ウオエエエエエ!!!?」

 

まっっっず!!!んだこれ!!!??

 

「うっ…!!」

 

「あ、はいちゃダメ!それ一個しか無いんだから!」

 

…カメムシと腐った野菜をスムージーにしてそれに地獄のヘドロと糞尿を嫌というほど混ぜて塩をまぶして泥まみれにしてから生ゴミを混ぜ込んだような味が…!!!不味い…!!!気が狂いそうだ…!!

 

「ハァ…ハァ…!!!」

 

「どう?効いてる?」

 

すこぶる不味かったが効能は本物らしく、喉の痛みやらなんやらが全部消え去った。

 

「あぁ、効きはした。……効きはな。もう二度とあんなもん口に入れたかねぇ」

 

「えー、やっぱりこれ本物だったんだ!不思議〜!」

 

「本物か知らなかったのかよ……」

 

「………」

 

「ん、どうした轟」

 

「いや、なんでもない…」

 

轟が何処かボーッとした顔をしている。

 

(…波動先輩、さっきあの飴玉胸の間から出したよな…?)

 

「というか、早く緑谷君たちを追わないと!」

 

「…あぁ、そうだったな」

 

上階へと向かおうとすると、突如異変が起こった。

 

「?んだコレ…」

 

「!!警備ロボットだ。奴ら本気になったようだな…!」

 

警備ロボット共は基本オレの膝ぐらいまでの大きさの奴しかいないが、何体かオレと大差ないぐらいにデカい、人型の奴が混じっている。

 

「来るぞ!爆音!波動先輩!構えろ…!!」

 

「OK!」  「おう!!」

 

そのままロボット共の群れに突っ込んで行った。

 

 






オリジナルキャラ?紹介
人型警備ロボット…「ただ縄を発射するだけのロボじゃゼブラ即破壊できるくね?」という作者の思いつきから生まれた警備ロボ。腕にはゴム弾を使用するガトリングや対象に高電圧を流し無力化する警棒型スタンガン、超強力な瞬間接着剤、ダイナマイト100発分の衝撃すら防ぎきる盾などが収納されており、必要に応じて使い分ける。また脚部には悪路でも走行可能なローラーが着いている。本来はI・アイランドにAFO並みの超凶悪敵が侵入した時のみ出動する。捕獲レベルに換算すると5は固い。一台2億円。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。