個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

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開幕!林間合宿!  前編

 

 

「え?A組補修居るの?つまり赤点取った人が居るって事!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀な筈なのにぃ!?あれれれれれ!?」

 

林間合宿当日、オレたちは集合場所でB組の奴に絡まれていた。 

 

「うるせぇぞ。てか誰だよテメェ」

 

誰!?酷いじゃないか!君たちA組のライバル、B組の物間だよ!全く、A組の奴は記憶力が悪いのかい!?同じ雄英生として恥ずかし「ちょっと静かにしろ!」あふん…」

 

なんかオレンジ髪の奴が物間とか言う奴に手刀を入れて気絶させた。

 

「ごめんな。コイツ、対抗意識が強過ぎて性格がアレなんだ」

 

苦笑しながらオレたちに軽く謝罪して物間の首根っこを掴んでバスの方へ歩いていった。

 

「物間、怖」

 

「体育祭じゃなんやかんやあったけど、まァ宜しくね、A組」

 

「ん」

 

「おう」

 

……つーかさっきから後ろの方からねっとりとした気色のわりぃ視線を感じるんだが。

 

「ハァ……!!ハァ……!!!ハァァァァ……!!!よりどりみどりかよ……!!」

 

「お前、駄目だぞ。そろそろ」

 

お前か、クソエロ葡萄峰田。それにしたってなんでコイツは除籍されねぇんだ?

 

「A組のバスはこっちだ。席順に並びたまえ!」

 

「「「はーい!!」」」

 

全員がバスに乗り込み、合宿先へと出発する。

 

「1時間後に1回停まる。その後は暫く……」

 

「音楽流そうぜ!夏っぽいの!チューブだチューブ!」

 

「バッカ夏といやキャロルの"夏の終わり"だぜ!」

 

「しりとりしよー!しりとりの『り』!」

 

「りそな銀行!」

 

「う!ウン10万円!」

 

「オレは寝る」

 

相澤が何か言おうとしたが、ほぼ全員テンションが上がって聞く耳を持っていない。オレも眠いから持参した耳栓をして眠りについた。

 

ーーーーーーーー

ーーーー

ーー

 

 

一時間後

 

「休憩だー…」

 

「おしっこおしっこ……!!」

 

小一時間後、休憩ということで途中で下ろされた。

 

「つか何ここ、パーキングじゃなくね?」

 

「ねぇアレ?B組は?」

 

「お…おしっこ……!!」

 

「お前そんな小便してぇならそこら辺でしてこいよ」

 

コイツどんだけションベン我慢してんだよ。

 

「トトトトイレは……!?」

 

「何の目的もなくでは意味が薄いからな」

 

「いやだからトイレ……!!トイレを……!!」

 

「よーーーうイレイザー!!」

 

「ご無沙汰してます」

 

相澤が峰田の訴えを無視していると、車からやけにヒラヒラした衣装を身に纏った女が出てきた。

 

「煌めく眼でロックオン!」

 

 

「キュートにキャットにスティンガー!」

 

 

「「ワイルド・ワイルド・プッシーキャッツ!!」」

 

 

「「「・・・・・・・」」」

 

突然過ぎて全員黙ってんじゃねぇか。

 

「今回お世話になるプロヒーロ-、プッシーキャッツの皆さんだ。」

 

「山岳救助などを得意とするベテランチームだよ!キャリアは今年で12年にもなる…」

 

「心は18!!!……心は?」

 

「じゅ…18ッ!!!」

 

必死すぎだろ。つーかということはコイツらは30さ「心は18ィィ!!!」……心読んでんのか?このババァ。

 

「此処ら一帯は私らの所有地なんだけどね。アンタらの宿泊施設はあの山の麓ね」

 

「「「遠っ!?」」」

 

目測だが軽く3キロはありそうだな。

 

「え?じゃあなんでこんな半端な所に……」

 

「これってもしかして……」

 

「いやいや~」

 

「アハハハ……バス……戻ろうか。な?早く……」

 

 

一部の生徒達は何やら不穏な気配を察知し、バスへと引き返そうとするも、茶髪の方のババァは構わず言葉を続ける。

 

「今は午前9時30分。早ければ……12時前後かしら?」

 

「ダメだ……おい!」

 

「戻ろっ!!」

 

「バスに戻れ!!早く!!」

 

……構えといた方が良さそうだな。

 

「12時半までに辿り着けなかったキティはお昼抜きね」

 

金髪のババァが地面に手をつけた瞬間、地面が動き出してバスに逃げた奴らを崖の下に落としていく。

 

「悪いね諸君。合宿はもう始まっている」

 

「私有地につき"個性"の使用は自由だよ!今から三時間!自分の足で施設までおいでませ!」」

 

茶髪の方のババァが崖下の奴らに叫ぶ。

 

「この…"魔獣の森"を抜けて!!」

 

「……カッコつけてるとこ悪いがコイツを便所に行かせてやれ」

 

「「!?」」

 

咄嗟のところで"ジェットボイス"で峰田を回収して肩に担いでおいた。

 

「……やはりお前は回避していたか」

 

「まあな」

 

「相澤先生……!!オイラそろそろ限界で……!!」

 

「…仕方ない、用を足したらすぐに下へ向かうように」

 

「はい!!爆音!マジでサンキュー!!」

 

そう言って峰田は森の方にかけて行く。

 

「チャージ満タン、出力530000……!!!」

 

「んな最低なねじれの真似すんなよ…」

 

 

 

 

 

 

 

「よし!悪い、みんな遅れた!」

 

「峰田!爆音!お前らどこにいたんだよ!!」

 

「ちょっとトイレに……」

 

上鳴と峰田が会話を交わす。

 

「じゃ、オレは行くからな」

 

「「「「!?」」」」」

 

「待ちたまえ爆音くん!ここは協力して……!」

 

「"ジェットボイス"!!」

 

ビュウッッッ!!!

 

「「「……裏切りものぉぉ!!!」」」

 

うるせぇ、飛べない方が悪い。

 

 

 

 

 

 

 

 

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