個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア 作:ねぎトロ丼ねぎ多め
がんばった。
PM 5:20
「やーーっと来たにゃん」
「遅かったなテメェら」
日が沈みかかった5時半前、ようやく他の奴らが到着した。全員満身創痍らしく、体中ズタボロだ。
「何が三時間ですか…」
「腹減った…死ぬ…てか爆音普通にいるし…」
「悪いね。私たちならって意味なのアレ」
実力差自慢したかっただけかよ……趣味悪いなこのコスプレババァ共。
「ねこねこねこ…でも正直もっとかかると思ってた。私の土魔獣が思ったより簡単に攻略されちゃった。いいよ君ら!……特にそこ4人!躊躇の無さは経験値によるものかしらん?」
金髪のババァ……もといピクシーボブが爆豪、轟、飯田、緑谷の4人を指差す。
「三年後が楽しみ!ツバつけとこー!!」
「うわっ!!」
汚ねっ!
「マンダレイ…あの人あんなでしたっけ?」
「彼女焦ってるの適齢期的なアレで」
……昔親父がうわごとのみてぇに「婚期逃しかけてる女ほど怖い物は無い」っつってたな。
「あ、適齢期と言えば……」
「と言えばて!!!」
「あいたっ!!」
緑谷がピクシーボブに肉球でぶん殴られる。
「ずっと気になってたんですが、その子はどなたかのお子さんですか?」
そういやずっといたな、このガキ。
「ああ違う、この子は私の従甥だよ。洸太!ホラ挨拶しな、一週間一緒に過ごすんだから……」
従甥……従兄弟の息子っつう訳だな。
「あ、えと僕雄英高校ヒーロー科の緑谷。よろしくね」
「……ふんっ!!」
KAKIIIIN!!!!!
「きゅう」
「「「み……緑谷ぁぁぁ!!」」」
クリーンヒットじゃねぇか!!おいアイツ気絶してんぞ!!
「緑谷くん!おのれ従甥!!なぜ緑谷くんの陰嚢を!!」
「ヒーローになりたいなんて連中とつるむ気はねえよ」
「つるむ!?いくつだ君!」
とんだクソガキじゃねぇか。
「マセガキ」
「お前に似てねぇか?」
「あ?似てねぇよつーかてめェ喋ってんじゃねぇぞ舐めプ野郎」
「似てるな」
「ほぼ同じじゃねぇのか?」
「ぶっ殺すぞテメェら!!」
「茶番はいい、バスから荷物降ろせ」
相澤の指示に従ってバスから各々の荷物を降ろす。
「部屋に荷物を運んだら食堂にて夕食、その後入浴で就寝だ。本格的なスタートは明日からだ。さァ早くしろ」
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「オラ足りねぇぞ!!さっさとおかわり持ってこいやぁ!!」
「ねぇちょっと待って!!爆音君キミ昼にもとんでもない量食べてたよね!?なんでそんなに食べてんの!?」
「諦めてくださいピクシーボブ……うちのランチラッシュはアイツが原因で過労死寸前なんです」
「そんなヤバい子押し付けないで貰えるかなイレイザー!?他の子達もすごい量食べてるからもう食材が底つきかけてるんだけど!!」
「美味い!美味い!!」
「この米土鍋!?土鍋ですかぁぁ!!?」
「そうだよ!テンションイカれてきてるねぇ!!」
「あ、洸太!!そのお野菜運んどいて!!」
「フン………」
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ーー
風呂……デケェな。
「お、おい爆音…!!」
「んだよ」
突然上鳴がわなわなしながら話しかけてきた。
「お前なんだそのビッグなマグナムは…!?」
「……人のどこ見ていってんだ…くだらねぇ」
「いやくだらなくねぇよ!くだるわ!!え?いやコレもう人間じゃねぇって!ギネスだよ!ギネス!!……てか波動先輩ってコレを受け止めてんだよな?どこがとは言わねえけど裂けねえの?」
「……………………」
「まァまァ…飯とかチ●コの大きさとか…ぶっちゃけどうでもいいんスよ。求められてんのってそこじゃないんスよ。その辺わかってるんスよオイラぁ…」
なんか峰田がまたトチ狂った言い出したぞ。
「求められてるのはこの壁の向こうなんスよ…」
「一人で何言ってんの峰田くん…」
「お前何言ってんだよ」
「なぁ爆音…お前の聴覚なら聞こえてんだろ?隣の女湯の音がよぉ……!!」
「「「!?」」」
「いるんスよ…今日日男女の入浴時間ズラさないなんて。事故…そうもうこれは事故なんスよ……」
……さっきから色々言ってるが、コイツ馬鹿なのか?要するに覗きじゃねぇか、本当に除籍されるぞ。
「峰田くんやめたまえ!君のしている事は己も女性陣も貶める恥ずべき行為だ!!」
「やかましいんスよ……」
飯田がいつもの調子で注意するが、そんなもんでは止まらないのが性欲の権化だ。
「壁とは超える為にある!!"Plus Ultra"!!!」
「早っ!!」
「校訓を汚すんじゃないよ!!」
戦闘訓練の時より早え速度で男湯と女湯を隔てる壁を登る。人間ってエロの為ならなんでもできるんだな。
「あと少し……!?」
峰田が壁を乗り越える寸前、壁の上から洸太が出てきた。
「ヒーロー以前に人のあれこれからやり直せ」
そう言って峰田を突き落とした。
「くそガキィィィィ!!?」
落ちたが、腐ってもコイツはヒーロー候補。受け身を取りやがった。
「やっぱり峰田ちゃんサイテーね」
「ありがと洸太くーん!」
「わっ……あ」
振り返って女湯を覗いたらしい洸太が落ちてきた。
「っ!!」
「危なっ…!!」
地面に落ちるスレスレの所で緑谷が飛び出してキャッチした。
「僕、プッシーキャッツの所に行ってくる!!」
そう言って緑谷は風呂を飛び出して行った。
「……おい待てアイツタオル一枚しか着てねぇぞ」
「あっ本当だ!!緑谷ー!!服!服!!」
「マズイって!爆豪顔負けのそのデクマグナム出しっぱはマズイって!!」
「んだとコラァ!!よく見ろ、俺の方がデケェわ!!!」