個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア 作:ねぎトロ丼ねぎ多め
ニコニコがサイバー攻撃←わかる
ハーメルンがサイバー攻撃←なんで?
てな感じで混乱しております。おい犯人!こんな馬鹿なことしてないで真面目に働け!!
「疲れたー!!」
「皆さんよくご無事で!心配していましたわ」
「ヤオモモー!ゴブシよゴブシ!爆音は…めっちゃお菓子食ってる!?ケータリングそんな食うやつ初めて見た!!」
待機室で待つこと数十分。轟、八百万達に続いて緑谷と爆豪達も待機室にぞろぞろと入ってきた。
「んぐっ…腹減ってんだよ」
「それにしたってだろ!見ろよ、職員さん達めっちゃお菓子持ってきてくれてるじゃねえか!」
「諦めろ切島。見ろ、爆音はもうさっきの菓子の山を食い尽くしてるぞ」
「早!!?」
「私たちが来た時からこの一連の動作を少なくとも3回は繰り返してますわ…」
「うるせえな、お前らと違ってこっちは1人で襲ってきた奴らを片付けてんだよ」
「あー…あ、序盤の方で聞こえてきたあの馬鹿でかい音ソレか!」
死なないようナーフしといたが初手で襲ってきたアイツらは今頃医務室だろうな。鼓膜ボロボロだろうし。
「お、緑谷達通過できたのか」
「轟くん!轟くんも通過できたんだね!」
奥の方で菓子を食ってた轟がこっちに来た。
「A組はこれで12人か」
「あとは飯田と青山に芦戸、峰田、それと尾白に甲田と常闇、あと葉隠で…8人か!」
「アナウンスだと通過は83名…枠はあと17人…飯田さんは大丈夫なのでしょうか…」
「飯田くん…?」
「あのクソバカ真面目のことだ、大方まだ通過してねえ奴らを助けてたら自分が通過できなかったんだろ」
半年程度の短い付き合いでわかるくらいアイツはそういう奴だからな。他人の為なら自分へのマイナスをなんとも思わねえ。
『えー、ここで一気に8名通過来ましたー!残石は9名です』
「あ、君らは!」
「あー!傑物の!」
アナウンスの直後、朝にMs.ジョークを止めてた傑物の奴らが入ってきた。
「今朝はうちのジョーク先生が本当に申し訳なかった!」
「いやいや、(相澤先生以外)全然大丈夫ですって!」
「そうですよ!頭あげてください!」
まさか部屋に入ってノータイムで土下座とは…凄えな、傑物。
「…ジョーク先生ってさ、イレイザーヘッドのことが狂ってるレベルで好きみたいでさ……」
「スマホのホーム画面もイレイザーだし…」
「……そう言えばこの前チラッと見えたんだがジョーク先生のポッケに男物の下着が入ってたんだよ。…今朝の先生の言い草的にアレもしかしてイレイザーの……?」
「俺もさ、昨日ジョーク先生がロープと本物の手錠となんかの薬?をバッグに詰め込んでるの見たんだ……」
「「「「ヒィッ……!?」」」」
……今頃相澤ワンチャン死んでるんじゃねえのか?
「……相澤先生、強く生きてくれ…!!」
「ってか飯田達は大丈夫なんか!?」
「てかで済まされる相澤先生…」
「……聞く限りだと大丈夫だな」
なんか飯田と青山がピンチになって、青山の機転でまだ通過してなかった奴らが集まってなんとか頑張ってるみたいだな。
『!100人!!今埋まりました!!終了でぇぇす!!!これでようやく終わりじゃぁぁ!!ッダアアアアアァァーーーッハハハハハハ!!ヴェアァハハハハハハハハァ!!!』
「……目良さん、だっけ?休んだ方が良いんじゃないかな」
……公安、頼むから目良に休みをくれてやれ。
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「よっしゃぁぁぁ!雄英全員一次通過じゃぁぁ!!」
「スゲェ!こんなんスゲェよ!!」
結局全員通過できるとはな、1人か2人ぐらい落ちると思ってた。主に峰田だが。
「お前が通過するのは予想外だったぜ」
「お前なんかオイラに当たり強くねえか!?」
「俺も峰田なら途中で弱音吐いて脱落しそうだな〜って思ってた」
「なんでだよぉぉ!!チクショーー!!!!」
強いて言うなら峰田だから…か?
『えー100人の皆さん、これご覧ください』
「お?」
突然部屋に備え付けられてあるモニターにさっきのフィールドが表示された。
「フィールドだ」
「なんだろうね…」
次の瞬間、モニターに映っていたフィールドのあちこちが爆発し始め、最終的にほぼ全ての建物が倒壊した。
「フィールドがぁぁ!?」
「なんで!?」
『皆さん突然フィールドが爆破されて驚いていると思いますが、次の試験でラストになります!皆さんにはこれからこの被災現場でバイスタンダーとして救助演習を行なってもらいます!』
「バイスタンプ…?」
「なにその悪魔と契約して変身できそうなスタンプ」
「バイスタンダーね!現場に居合わせた人のことだよ。授業でやったでしょ?」
「一般市民を指す意味でも使われたりしますが…」
『ここでは一般市民としてではなく仮免許を取得した者として、どれだけ適切な救助を行えるか試させて頂きます』
「ん?」
障子が何かに気づいたらしい。
「なんかあったか?」
「いや…人がいる…」
「え?……あ!ほんとだ!!」
「老人に子供!?危ねぇよ!何やってんだ!?」
『彼らはあらゆる訓練において今引っ張りだこの要救助者のプロ!『ヘルプ・アス・カンパニー』略して『HUC』の皆さんです!』
……この世界に来てからずっと思ってが、会社やら人間やら、名前に捻り無さすぎだろ。もっとこう…あるだろうに。
『傷病者に扮した『HUC』がフィールド全域にスタンバイ中、皆さんにはこれから彼らの救助を行なってもらいます』
救助活動に応じてポイントで採点、演習終了時に合格点を超えていれば晴れて合格、ということらしい。
『それでは10分後に試験を開始しますので、今のうちにトイレなど済ましといてくださいねー』
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ーー
「なァなァすげー事あってさァ、聞いてくれよ」
「Rは?」
「18」
「よし聞こう。てかはよ話せ」
「士傑のボディースーツの人いんじゃん?ホラ、あの女の人」
「いるな」
「良い……ってんなら甘いな。オイラはさっきからずっと彼女を視k「素っ裸のまま緑谷と岩陰にいたんだよ!!」
「「「!!?」」」
「「緑谷ァァ!!!」」
瀬呂のとんでもない爆弾発言で上鳴と峰田がブチギレた。
「何してんだてめぇはよぉ!?俺たちが大変な思いをしてる時にてめぇはぁぁ!!」
「試験中だぞ舐めてんのか人生!!」
「麗日に殺されてえのか!?」
「えっなに急に!?痛い痛い!!」
「とぼけんじゃねえ!!あの人と!お前は!何をして…!?」
峰田が普段からは考えられないレベルでブチギレながらボディースーツの女を指差すと、女は緑谷に対して軽く手を振る。
「ホラ見ろ!!いい仲に進展した男女がこっそり交わす挨拶じゃねぇか!!見損なったぜこのクソテンパナンパヤロ「…デクくん?」
「「麗日さぁぁぁん!!?」」
オレが危惧していた通り、ニッコリと微笑む麗日が緑谷の背後に現れた。
「男女の仲って……どういうこと?説明してくれへん?」
「いやその…特に何も……」
「なんでどもるん?なんで?なんで?ねぇ?ほんとに何かヤったん?ねぇ?教えてくれへん?」
「「「ヒィぃぃ!!?」」」
やっぱ麗日が麗かじゃなくなっちまったか…強く生きろよ、緑谷。
「おい待て!なんか士傑の人こっち来てんぞ!」
「えっ!?えっ!?」
とは言っても用事があるのは爆豪と轟だけらしい。なんか雄英とは仲良くしたいとは言っているが…どうも嘘クセェな。あの朝めっちゃうるさかった奴は轟のこと嫌いだっつってるし。
「緑谷くん、じゃアね」
「あ、はい!」
「あ、はいじゃねえんだよ!!」
「この色狂いが!」
「デクくん?なんでちょっと嬉しそうなん?」
「ちょっと落ち着いて!あの人超怖いんだよ!?」
「もう!みっともないですわよ!?麗日さんも!試験前になにをなさってるんですか!まったくもう…」
「ごめーん…(なんでやろ…付き合ってるわけでもないのにデクくんが他の女の人と楽しそうに話してると…気持ち悪い……やだな…やっぱりもうでデクくんをウチのものにするしか…)」
ジリリリリリリリ!!!
「なんだ!?警報!?」
突然、待機室内に警報とテロの発生、そして現場の状況を伝える放送が鳴り響いた。
「あ、また開く方式なんだ…」
そしてまた待機室の四方の壁が倒れる。
「とりあえず一番近くの都市部ゾーンに行こう!」
「なるべくチームで動くぞ!」
他の奴らの言葉に促されるように都市部ゾーンへと向かう。
「!早速子供が!」
「うあああんんん!!!たすげでぇぇ!!!あっちでおじいちゃんがっ!ひっ!潰されてぇぇ!!!」
「え!?大変だ、すぐに「なぁんだよそれぇ!!減点だよぉ!!」
緑谷が声をかけたガキがいきなりおっさんみてえな声と顔になって緑谷にダメ出しをする。……カオスだな、この状況。だがこのガキの言うことはもっともだ。不安なやつに大変だなんていったら余計に不安を煽るだけだ。
「…!!えい!」
「デクくん!?」
いきなり緑谷が自分の両頬を引っ叩く。
「もう大丈夫!僕が来た!!」
「っへ!やるじゃねぇか!……うえええ!!あっちで!おじいちゃんがぁ!!ひっ!!」
「温度差!!」
「大丈夫!必ず助けるさ!」
そう言って緑谷はガキをかかえて救護所まで走って行った。
「よっしゃ!俺たちも行くぞ!」
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「うぐっ…た、助けてぇ!」
「腕にガラスの破片が!痛い!!」
「黙ってろ!」
ぎゃーぎゃー喚く救助対象を"ジェットボイス"で救護所まで移動させる。比較的軽症っぽい奴らは"ジェットボイス"で救護所まで移動させ、重症っぽい奴らは応急処置だけして他の奴に任せる。このスタンスなら結構いい感じなんじゃねえか?
「よし!この調子で…!!」
BOOOOM!!
「爆発!?」
いきなりフィールドの壁が爆発した。
「アレは…ギャングオルカ!?」
「誰だよ」
「No.10のヒーロー!超音波を使った攻撃が強力なヒーローだよ!!」
『緊急連絡!敵が姿を現し追撃を開始!現場のヒーロー候補生は敵を制圧しつつ救助を続行してください!』
「ウッソだろ!?ハードル高すぎねえか!?」
「ケッ!鯱なんざオレが1人で…!!」
「月頭鋏!!」
「ぐあっ!?」
「爆音くん!?」
鯱に殴りかかろうとした瞬間、いきなり何かがオレの頭を挟んで地面に叩きつけた。
「久しぶりだな!ゼブラ!!」
「ミルコ…!?」
犯人はミルコだったか…コイツも敵役として参加してんのか。
「…?お前なんか腕と足に変なのついてんぞ」
「あぁ?これか?私たちってそのままだとお前らが勝ち目ないから拘束用プロテクターってのつけてんだよな。ソレがコイツ」
「…それがどうした?」
「だけどよぉ…お前を相手する時だけなら外して良いって言われてんだよ!」
「っ!?」
カチリ、と音がしてミルコの腕から何かが落ちた。
「あー重っ苦しかった!!……これで全力で闘れる…!!!」
「……上等だコラ…!!かかってこいやぁ!!」
兎とシマウマの戦いの火蓋が今、切って落とされた————
「待って爆音くん!ここだと被害がでる可能性がある!もっと被害が出なさそうなとこに移動して!」
「…わかった」
テンション下がっちまった…ふざけんなよ緑谷。