個性【ボイスデーモン】のヒーローアカデミア   作:ねぎトロ丼ねぎ多め

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ネギトロ丼ネギ多めです。
先程確認したら日間ランキングのルーキー部門で本作が11位にランクインしていました。
皆様応援本当にありがとうございます!未だに信じられないです!
今回は結構飛ばして声野くんの雄英の入試までの道のりです。


雄英高校入学試験! 前編

あれから大体10年くらいが経過した。

 

この10年間、本当にいろいろなことがあった。

ねじれが実はオレより2つ上だったことが発覚したり、ねじれの元担任がロリコンで卒業式の日にねじれを襲おうとして返り討ちにあって近くを通りかかったいい男に掘られてホモになったり、中学の入学式でオレがヴィランと間違えられてヒーローが出動する大騒動になったり、ねじれが雄英に合格したりした。

 

そしてオレも雄英を受けることになった。なぜならねじれから異常なまでに雄英を勧められたからだ。

 

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『ねえねえ声野、ヒーロー志望なら声野も雄英受けなよ!』

『雄英ィ?なんでだ?』

『ヒーローを目指すなら絶対雄英のヒーロー科に行った方がいいよ!

あのオールマイトとかの有名なヒーローを数多く出してるエリート校なんだよ!絶対他の高校にいくよりいいよ!』

『お、おう…お前がそこまでいうなら受けてみる…』

『よかった!(ふふ、これで高校も声野と一緒だね♡)』

 

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…と、普段以上に推してきたのでとりあえずで雄英志望になった。

 

しかしこここで1つ大きな問題点が浮上してきた。

それはオレの学力だ。

 

(クソッ!前の世界でも勉強なんざしてねぇよ!)

 

もともとオレはあまり頭がよくない。加えて雄英高校ヒーロー科の偏差値79とかいうイかれた難しさ、オマケに幼稚園から小学3年生まではまともに幼稚園にも小学校にも通わずに訓練しかしていなかったからかオレはかなり頭が悪くなっていた。一時期は2桁×2桁の計算すらできるか怪しかったレベルだ。

 

そこで何年かかけて(一応)プロヒーローの親父、看護学科卒のお袋、現役雄英生のねじれに勉強を教えてもらった。

 

ねじれと勉強するときやけに身体を密着させてきたのは……まぁあれだろ、家族みてぇなもんだったんだろ。アイツからしたら。オレもだが。

 

その甲斐あってかオレは校内で1、2を争うほどの高成績となった。

 

そして毎日欠かさず筋トレや個性の訓練と勉強をして雄英の入試に備えた。

その結果オレは前の世界の身体…とまではいかなくとも身長240センチ、体重280キロとある程度だが元の体を取り戻せていた。

 

そして明日、ついに雄英の入試がある。秋田から静岡まではかなり離れているので、オレは今日静岡行きの新幹線に乗って雄英へ向かうことになっている。

 

今、オレは駅で親父とお袋に見送りにこられていた、

 

「声野、気をつけるんだぞ!お前めちゃくちゃヴィランっぽいから通報されないようにな!」

「そうよ!警察のやっかいになるようなことだけはしないでね!」

「しねぇよ!」

 

やたら変なことを心配してる親父達に向かってキレると、親父は急に真面目な顔になって言った。

 

「声野、お前はこの10年間ずっと特訓をした。その成果はちゃんと出ている。その証拠にほら、大声を出しても個性が発動しないよう無意識に制御しているだろう?」

「ッ…!」

 

言われてみれば確かにそうだ。昔は大声を出した拍子に個性が発動して親父の服がよく消し飛んでいた。ついでに親父も死にかけていた。だが最近は滅多にそんなことが起こらなくなっていた。

 

「お前ならきっと雄英に合格できるさ。なんせオレとお母さんの自慢の息子だからな!」

「やだぁ、お父さんったらぁ!」

 

そういってニカっと親父が笑った。お袋もつられて笑った。

 

「ケッ…合格なんて朝飯前だ!オレを誰だと思ってやがる!」

 

オレは親父達のいる方向とは真逆の、駅のホームへと歩いていった。

そして改札を通った直後、一つ技を親父にお見舞いした。とはいっても狙いは親父本体じゃねえ。

 

"一刀ボイスカッター"!!

 

スパッ!バラバラバラバラ…

 

「…ん!?うわあああ!?服が細切れにぃぃ!?」

「キャアアアアアアアア!!??」

 

ナンダナンダ⁉︎ ロシュツキョウガデタラシイゾ‼︎ ハヤクヒーロートケイサツヲ!

 

「声野ああああああ!!!!???」ガシガシガシッ!

「ヘッ!親なら息子の成長を喜べよ!服だけ綺麗に切り刻んでおいたぜ!」ダダダダッ

「ままま待って!俺は決して怪しいものでは…うわあああ!?」

 

ツカマエタゾコノフルチンヤロウ! ミセルニシテハチイセェンダヨ! ケイサツダ、オトナシクシロ!

 

「お父さんんんんん!!」

 

騒ぐ親父達から逃げるようにしてオレは新幹線に乗り込んだ。

 

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翌日、オレは雄英高校の校門前にいた。

 

「さぁて、本番だ…!」

 

そう意気込んで校門をくぐると、周りにいた他の受験生たちから一斉に見られた。何故か全員顔色が悪い。

 

(…?なんだぁ?)

 

「ゔぃ、ゔぃ、ゔぃ…!!!」

「ヴィランが雄英の中に入り込んできたぞおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!」

 

「は!?」

 

1人の受験生が叫んだのを皮切りに、受験会場は大パニックに陥った。

 

キャアアアアアア! ハヤクオールマイヲヨベェェ!イソゲェェ! ア、ヒーローガキタゾ!

 

まるでゴキブリでも出たかのようにパニックになる周囲の受験生、完全にヴィランを見る目でこちらに向かって走ってくるヒーロー、遠くから聞こえるパトカーのサイレンの音を聞いたオレは思わず心の奥底から叫んだ。

 

「……クソッタレがぁぁぁ!!!」

 

…中学の時の入学式もこんな感じだったな。

 

 

 




さぁ〜て、明日の新聞記事はぁ?
「プロヒーローミスタービート、駅にて公然わいせつ罪で逮捕!」
「雄英高校、入試会場にヴィラン侵入!?正体は雄英受験生だった!」
「城之内、死す!」
の3本です!明日もまた見てくださいね!ジャン、拳、グー!!
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