私が通っている総武高校には七不思議というのかしら…一つ不思議な話がある
毎週不定期ながら放課後になると音楽室が立入禁止になりカーテンを締め切られ誰かがピアノを弾いているのだが、誰も正体を掴めていないのだ…
雪乃「一体誰なのかしら…」
由比ヶ浜「え?あ〜あの謎のピアノ弾き?先生たちも教えてくれないんだよね〜」
雪乃「ええ…そう言えば比企谷君は?」
由比ヶ浜「ヒッキー?なんか用事があるとか言って平塚先生が連れてったけど…何の用事なんだろ?」
雪乃「あら?始まったみたいね…」
音楽室のある方からピアノの調べが流れている…今日はショパンね…確か英雄ポロネーズだったかしら?これは
由比ヶ浜「なんか優美子が言うにはね?私たちが入学する前にはそんな話なかったらしいよ?」
雪乃「ええ…姉さんも言ってたけどそんな話は聞いたことなかったって言ってたわ…まあ姉さんは正体知っているみたいなのだけれど…」
由比ヶ浜「そうなんだ?案外ヒッキーかもね~いっつも音楽聞いてるし」
雪乃「彼が?そうかもしれないわね…実際彼が奉仕部に居ないときにピアノ弾き出ますし…」
由比ヶ浜「小町ちゃんに聞いてもはぐらかされたんだよね〜ヒッキーってピアノ弾けるの?って聞いたら」
雪乃「そう…一体誰なのかしらね…」
同時刻音楽室
平塚「なあ?比企谷…いい加減あの二人には正体を話しても良いのではないか?」
八幡「いえ…良いんですよ…このままで…あのヒキタニがピアノとか似合わないんですけど?とかいわれるのがオチなんで…」
平塚「文化祭での一件をまだひきずっているのか?あれは私を含めて学校側にも問題が…」
八幡「良いじゃないんですか?どうせ高校3年間でしかもう会わないんですから」
比企谷がピアノ弾きながらそう話しているんだが…そうじゃないんだ…比企谷…お前には学生生活を楽しんでもらいたいと思って奉仕部に入れたり文化祭の実行委員やらせたりしたのだが…
八幡「俺はこのピアノが弾ければ充分なんですよ…婆ちゃんが寄贈したこのピアノが弾ければね…」
平塚「だが!!高校卒業後海外留学を視野に入れているのだろう?お前は…」
陽乃「静ちゃん?今の比企谷くんには何を言っても無駄だと思うよ?しかし今の総武の生徒の質には正直失望しちゃったかな…私が通ってた頃と全然違うよね?責任感皆無の生徒会に実行委員…めぐりにも雪乃ちゃんにももう期待出来ないなぁ…比企谷くんは来月ドイツで開催されるジュニアコンクールに出て優秀な成績取ってもらうってのが学校側の見解なんでしょ?普通高校から海外の有名な音楽学校に留学生が出たらそりゃ記事にもなるしね…」
平塚「だが!!このままでは『平塚先生…良いんですよ』………」
八幡「とりあえず来週渡欧してコンクールに出て優秀な成績取って来れば良いんですから…」
陽乃「それで来年卒業資格取り次第また留学準備で渡欧でしょ?比企谷君は…まあそうなったら学校も大騒ぎになるんじゃないの?」
八幡「違いないですね…雪ノ下さんには感謝してるんですよ?語学留学する必要なくピアノに専念出来たんですから…ドイツ語の駅前留学とかか聞いたことなかったしwww」
平塚「……少し外に行ってるな…」
そういいながら私は音楽室を後にしたのだが…それで良いのか?比企谷…雪ノ下にしろ由比ヶ浜にしろそんな関係で終わらせてしまって本当にそれで良いのか?
平塚「私が信じた教育って一体なんなんだろうな…」
そう呟きながら紫煙をゆっくりふかすだけであった…
軽い設定入れときます
比企谷一族
俗に言う音楽家一族で国内外演奏で飛び回っている両親の代わりに引退した祖父母に育てられている
八幡、小町共に楽器やっていてほぼ国内では無敵状態で八幡が総武に進学したのも婆ちゃんが愛用し寄贈したピアノが総武にありチャリで通えるからってだけで推薦蹴って総武に進学
小町は普通に私立の有名校に通っておりお義姉ちゃん候補?何それ?普通にお兄ちゃんなら結婚すんじゃないの?モテるしで特に探してない。大志とはたまたま予備校に通っていた時にしりあっただけでもう忘れてる