【カオ転三次】その他型シキガミと俺ら   作:アレデルトロン

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※注意:前日談なので掲示板描写なしです。許せサスケ・・・ また今度だ(今度があるとは言ってない)。


試作です。これであってんのか?

後書きが本編まである。対象年齢を上げた「癖っ!」な話をまとめて別作品で出してます。






あるTS俺らの現実(※掲示板描写なし)

拝啓

前世の父と母へ

あなたの息子は娘となって異界になったお屋敷*1の攻略をしています

 

 

 

 

 

「そこんとこご主人はどう思ってる?」

前世で好きだった英雄のTSキャラだ。お前もメスになれ!

 

「弱点潰し優先だと思ってたんだけどガイアの装備は弱点無いのも多いからなぁ。今みたいに異界に合わせた装備じゃダメかな?」

 

「悪くはないだろうがボス補正で複数属性使ってきたなんて話も聞くぞ。ただでさえご主人は防御力あんまないんだから」

半終末に入ったおかげで低レベルのシキガミが流暢に話せるようになる事例がポツポツ出てきてるらしい。ウチの子もその1人だ。

 

「重くて嵩張(かさば)る装備が着れないんだからしょうがないだろぉ。それに僕には優秀なシキガミがいるから」

 

「不意打ちやめろ気が抜ける」

レベルが低いため、まだ感情のコントロールが完全ではないらしく(シキガミ談)顔がニヤけっぱなしだ。

 

「おっと接敵だ」

 

オンモラキ*2が 1 たい でた!

 

すぐさまシキガミが飛んできた【アギ】*3から僕をかばい、一撃で悪魔をMAGに帰す。

 

「流石僕のシキガミだ!よっヒーロー」

 

「だからやめろって言ってるだろ!さす俺シキ*4するんじゃねぇ!!」

 

 

 

 

 

そうやって順調に歩みを進めていたが、唐突に前行くシキガミの姿がかき消えた。

 

「えっ?」

 

そう思った次の瞬間にはシキガミだけじゃなく視界が全て黒で塗りつぶされていた。

 

 

 

ダークゾーン……知識としては知っている。

知ってはいるが暗いということがこうも恐ろしいことだとはゲームだと分からない。

 

ただの闇。たったそれだけでも足がすくむのに、敵襲があるかもしれない。

 

 

……気がつけばシキガミを追うように走りだしていた。

 

 

 

 

 

――ほんの2、3歩。手を伸ばせばすぐに届くはずの距離。

 

そこにシキガミは居なかった。

 

後ろから抱きついてやろうなんて考えは霧散して孤独感と恐怖感だけが残った。

 

 

 

 

 

……少しだけ待った。本当はシキガミが見つけてくれるまで耐えるつもりだった。

けどこの闇の中で動かないでいると平衡感覚が狂ってしまうらしい。

僕はうまく立っていられなくなりその場に倒れた。

 

手探りで地面を確認する。

……ある。大丈夫だ地面はちゃんとある。

僕がよろけただけだ。

 

 

…怖い。…何も見えない。

 

 

ひとつ思い出して、震える手でネックレスを強く握る。

祈るように強く握ったが恐怖は薄れない。

このエナジーチャーム*5ネックレス*6は魔法に由来しない、内側から湧き上がる恐怖を無効化してはくれないようだ。

 

 

 

僕は耐えられなくなって駆け出した。

 

 

 

ただの確認だ。先ほどよろけてしまったけどちゃんと走れるかどうかの予行演習だ。

少し嫌な予感がしたんだ。もしかしたら悪魔が接近していたのかもしれない。

たぶん……。いやきっと……。

 

思考を回して恐怖から逃れようとしている。

分かっている。

分かってるが無理やりにでも思考をポジティブな方向にもっていかないと吞まれてしまう。

 

足を回して暗闇から逃げようとしている。

分かっている。

分かってるが無駄だとしても身体を前へ前へともっていかないと喰われてしまう。

 

 

怖い怖い怖い怖い怖い怖い――。

こちとらゆる修行覚醒勢だぞっ!

な~にが『レベル上げにお勧め』だ!クソギミックダンジョンじゃねぇか!!

クソォ…ドッキリでしたってショタオジ出てこねぇかな…。

 

 

 

どのくらい走っただろう?

唐突(とうとつ)に視界が晴れ、自分が広い空間に出たことが分かった。

 

少し離れた先にある玉座にいるのはヤギ面の悪魔。

 

「バフォメット」

僕よりレベルが高い悪魔だ。

当然こんな大物がこの異界にいるなんてことは聞いてないし、あり得ないはずだ。

 

「博識ダナ。ナラバ勝テナイコトハ分カルダロ。投降ヲ許ス」

 

「ありがたい申し出だね。ついでに帰り道を教えてくれると嬉しいんだけど?」

 

「イイゾ。教エテヤル」

ニヤリとヤギの顔で器用に笑う。

 

悪魔と取引をする際は条件を明確にする事。出来れば悪魔と取引なんてしない事。耳にタコができるほど説明された。

人間相手だって一緒だ。それは前世で身に染みてるだろ?

 

「この異界から出られるんだよな?」

 

「望ムナラ、コノ異界カラ出シテヤロウ」

 

「他の異界に連れてくってワケじゃないよね」

 

「異ナ事ヲ言ウ」

 

「おっとはぐらかされちゃ困るんだけど」

 

「ソウ言ウノハ、ソレヲ望ンデイルカラダロウ?苦痛モ恐怖モ感ジナイ幸福ナ世界ニ、連レテイッテ欲シイノデハナイカ?」

 

このセリフではまだ出来るとは言ってない。ただ僕の気持ちを想像して口に出しただけだ。

 

……ならば返答は

「魅力的な提案だけどそんなことできるのかい?」

まず事実確認だ。

 

「当然ダ。人間風情ガ私ヲ舐メルナ」

まずった。少し怒らせたかもしれない。

人間より表情が読めない分慎重にならなければ。

 

「そいつは凄いな。幸福な世界ってのは全人類の望みだと思うけど?」

 

「ソウダロウ。ソシテ全人類ノ望ミデアレバ、貴様ノ望ミデモアルハズダ」

 

……何か引っ掛かる。

「そうかもしれないね。さっきも言った通りとても魅力的な提案だと思うよ」

 

「ナラバ返答ハ決マリダナ」

 

僕の目的は時間稼ぎだ。この悪魔とダラダラと会話していればシキガミが見つけてくれる可能性がある。

そうすれば勝ち(勝てるとは言ってない)だ。逃げてガイアに泣きつけばいい。

 

じゃあこの悪魔の目的はなんだ?どうして僕を降伏させたがる?どうして殺さない?

確かに降伏させれればシキガミも自動的に配下に加わり消耗は避けれる。しかし僕が戻らなければどっちみち捜索隊が来るはずだ。

いや、その情報をコイツは知っているか?僕以上の強さの人間が互助団体を作っていることをコイツが知らないはずだ。

もしそうなら降伏は勧めるが脈が無いと分かれば殺しにくる。

 

 

……そうなら僕が取るべき作戦は検討しまくることだ。

 

「もう少し考えさせて欲しい。ほんの少しだけ判断材料をくれないか?例えば……そう……死ぬわけじないよな。魂だけにして死の恐怖から救うってわけじゃないんだよね?」

 

「降参シタ相手ヲ殺スナドトイウ、卑怯ナ考エヲスルノハ人間ノ方ダロウ?安心シロ命マデ取ルツモリハ無イ」

 

「これは失言、謝らせて欲しい。昔、人にひどい騙され方をしてね。疑い深くなってしまったんだよ」

 

「許ソウ。私ハ寛大ダ」

助かった。

キレていきなり襲い掛かかってくると困るからな。

 

「ガ、気ガ長イワケデモ無イ。次デ最後ダ」

 

「……洗脳でもないんだよな?」

 

「【洗脳】デハ無イ」

 

「終ワリダ。投降シロ」

 

両手を上げて敵意がないことを示す。

「これでいいか?」

 

「装備ヲ捨テテ、コチラニ来イ」

護身のために適性もないのに持っていた剣を床に置き前に進む。

 

「装備ヲ捨テロ」

 

「今置いただろ?」

 

「身ニ付ケテイル装備ヲ全テ捨テロト言ッテイルンダ」

 

僕が身につけている装備って剣以外に……そういうことか。

「このコートは脱げないんだ。僕はまだまだ未熟でね。コレを脱ぐと力が暴走するかもしれないんだ」

 

「嘘ダ!」

しまった。つい言ってしまった。

本当はボディラインを隠すためなのだが、地方名家(笑)を誤魔化すのにここに来る前必死に考えたのだ。……使わなかったけど。

 

「交渉ハ決裂ダ【マリンカリン】*7

 

 

【マリンカリン】 → 【BLOCK】 

 

 

「さっき洗脳しないって言ったのに!」

 

「【洗脳】デハ無イ」

 

はー、やっぱ悪魔ってクソ。

「魅了だとしても思考を奪って相手を言いなりにするんだから大枠としては洗脳じゃないのか?」

 

「指導、教化(きょうけ)*8、調教、洗脳。何ガ違ウ?」

 

 

一瞬考えてから答える。

「思いやりだと思う。指導以外は利用しているだけだ」

 

「指導ニ打算ガ無イトデモ?」

 

「それは……」

 

「私ノ提案ハ互イニ利点ガアル。オマエハ私ノモノニナレバ幸セニナレル。オマエガ信者ニナレバ私ガ無駄ニ暴レル必要モ無クナル。違ウカ?」

 

「僕はあの町を救うための生贄ってワケか」

 

「自己犠牲ヲシタ尊イ英雄ダ」

 

正直英雄なんてものには興味が無い。

……嘘だ!英雄に興味が無い男の子がいるわけないだろいい加減にしろ!

だからといってこの町の為に自己犠牲したいかと問われれば答えはNoだ。こちとら才能の塊の転生者様だぞ。こんな所に僕が命を散らす価値はない。

……少し言い過ぎた。でも少し頑張れば余裕で倒せるようになる相手に命を賭けるのは分が悪いと思う。

 

「不満カ?デハ巫女ハドウダ?」

 

巫女さんは大好きです。

「巫女?」

 

「アア。私ガアノ連中の神トシテ降臨シテヤロウ」

 

「神になったら巫女が出てくるのか?」

だったら僕も神になって巫女園作ろうと思う。

 

「逆ダ。巫女ヲヤルナラ、神ニナッテヤッテモ良イト言ッテイル」

 

確かに。現地巫女に「私たちの神様になってください」って言われたら考えちゃうかも。仲睦まじい巫女達を眺めるだけの神に私は成りたい。

 

「巫女ニナルナラ貴様ヲ王ニシテヤロウ」

 

王権神授だっけ?卑弥呼もシャーマンで女王だったしな。巫女が王になるのは別におかしな事ではない。悪魔が存在する世界ではなおのことだ。

……ちょっと待て。今貴様って言ったか?

「待った!誰が巫女になるんだ?」

 

「貴様以外ニ誰ガイル?神ノ子ヲ産ミ、王ノ一族ニナルノダ」

 

「僕は男だ!調子に乗るなヤギ野郎!【ブフ】*9

 

飛んで行った氷のつぶてが直撃する。

 

「ヌゥウウ。ヤハリ躾ガイルナ【アギ】」

 

オンモラキとは比べ物にならない熱量の火球が被弾する。が、この異界の為にちょっといい装備*10を買ってある。これなら押し切れるかもしれないっ!

すぐさま【ブフ】で攻撃する。

 

魔力は温存してあるし回復アイテムもまだある。

少し怯ませて逃げるくらいなら出来そうだ。

 

「フム。効キガ悪イカ?」

躾という発言からもムド系はないだろう。有っても無効なんだがw。

 

 

 

「【ザン】*11

 

 

 

イメージは透明で巨大なフライパンとか鉄球が飛んできた感じ。唐突(とうとつ)に襲って来た衝撃は、体の前面を破壊し尽くしたのでは無いかと錯覚させた。

ぶっ飛ばされて背中を擦りむいたがそんな事がどうでも良いくらい顔が胸が腹が太ももが痛い!

 

「ひぃっ!痛い!顔ちゃんとある?内臓飛び出てない?」

ペタペタと体を触って確認する。

 

「人ノ身デ火炎ニ耐性ガアルノカ?【ザン】」

 

「ひぎゃぁ!ごめんなさい!」

二度目は恐怖で身をすくめたまま食らった。

顔を腕で隠したつもりだったが、自分の肘が猛スピードで飛んできてぶつかった。

 

「痛いっ!やめてっ!ヤダ!」

尻もちをついたまま上体を起こし、両手を前に出してクロスさせる。

 

「ナラバ装備ヲ脱ゲ。全テダ」

 

少し考えて…立ち上がりながらコートに手をかけて、バフォメットの姿を伺う。

ニンマリと笑っているようにいや、火だ。バフォメットの頭に灯った火を見て思い出す。奴は【アギ】を使える。あんな火力を耐性なしで受けたくない。嫌だ!痛いのは嫌だ!

 

「腕ガ止マッテイルゾ」

 

「ひいっ!すみませんっ」

体を縮こめて身を守る。

 

 

【ドルミナー】*12

 

 

あっ。まぶたがどうしようも無く重い。

 

寝ちゃだめだ――。

 

体が痛い――。

 

 

少し休みたい――。

 

 

苦しい――。

 

 

 

だめだ――。

 

 

 

 

逃れたい――。

 

 

 

 

体が揺らぎ、前に倒れる。

 

 

――足が出ることはなく体勢が崩れた。

 

 

寝落ち。ひとときの安らぎ。眠っている間は痛みが薄れる。

 

 

 

【ザン】

 

 

 

無抵抗の体は大地に受け止められることなく、後ろに吹き飛ばされる。

 

耐え難い苦痛で目が覚め、現実に引き戻される。

絶叫しながら無様(ぶざま)にゴロゴロと地面を転がる。どうして僕が痛いこんな痛い目にあ痛い痛い痛い痛いわな痛い痛い痛い痛い痛い痛い。

 

「ドウダ?苦痛モ恐怖モ感ジナイ幸福ナ世界ニ、連レテイッテ欲シイカ?」

 

「ご、ごめんなさい!……え、いたくない?ほんとに?」

 

「ソレヲ望ムナラ」

 

「いたいのはいやだ。ゆるしてください」

 

「装備ヲ捨テテ、コチラニ来イ」

コートを脱ぐ。上着も脱いだしズボンも脱いだ。

 

「我ガMAGトナッタ信者ヨ、褒美ダ。貴様ノ血モコノ娘ニ注イデヤロウ」

早くこの邪魔な首飾りも捨てて楽にならなければ――。

 

 

 

 

「ストーップ!」

 

何者かがバフォメットの顔面を蹴り飛ばす。

 

 

 

僕のシキガミだ。無事だったのか――。

「遅くなって悪かったな。ご主人!」

 

 

「いや、僕の方こそ。情けなくやられる所だったゴメン」

咄嗟(とっさ)にコートを拾って体を隠す。

 

「気にするなって。ヒロインはヒーローに救われるのも仕事だからな」

ドヤ顔サムズアップである。

 

「小娘ェ!貴様ゴトキガ私ニ敵ウトデモ思ッテイルノカ!?」

 

 

 

「ウチの連合員(モン)を勝手に引き抜かれちゃ困るんだが?」

 

そこにいたのは巨体に大量の傷跡を残し、白いスーツに革靴とサングラスを身に着けた男だった。

絶対に一般人じゃない。絵に描いたようなヤ〇ザじゃないか。

 

そんな見た目の感想が出てきたのはもう少し落ち着いてからで、実際の第一印象は圧倒的な『力』の塊だ。

存在感(プレッシャー)が違う。

バフォメットがわら人形だとしたら目の前にいた男は鋼鉄の塊。そう感じさせるだけのレベル差を感じた。

 

ギロリと男が悪魔を『()()える。

「まさか地方と協力して『俺たち』を孕〇袋にし、信仰神の栄光を取り戻そうとするダークサマナーがいるとはな」

 

「私ノ巫女トシテ王ニシテヤロウトシテイタダケダ!!」

 

「視えてるんだよ」

男が言った。その瞬間バフォメットの体が爆発四散した。

 

 

その時の僕?痛みも忘れて腰を抜かしてたよ。

分かるだろ?プレデター*13にボコられてたらゴジラ*14が現れてプチッって感じだ。

 

「良く耐えたな。あそこで首飾りを外すか、契約に乗ってたら魂を取られてたかもしれない」

 

「ヒェッ!でも僕は何もできなくて……助けてもらってすみませんでした」

 

「初期勢はショタオジによく面倒見てもらったからな。その分お前らを助けるのが幹部の務めってやつだ」

 

えっどうしようカッコいいんだが……。

 

 

 

拝啓

前世の父と母へ

こんな人の下で働いてみたい人生でした。

この人に前世で出会えていたらお二人を不幸にすることはなかったと思います。

 

 

 

「オイ!何ぽーっとしてんだ?」

シキガミに小突かれる。

 

「えっ!か、幹部!?あ、すみませんホント僕なんかの所為(せい)ですみま……いやありがとうございます。あ、お、お名前をお聞きしてもよろしいですか?」

 

「霊視ニキで通ってる」

大幹部様じゃないですかヤダー。

 

「そもそもなんでこんなところに?」

 

「そりゃあ俺が呼んだからな」

 

「えっ知り合い?」

 

「いやシキガミには通称ショタおじホットライン*15ってのがあって、救援で呼ばせてもらった」

 

「ワープゾーンとダークゾーンを突破するなら俺が最速*16だからな。あとたまたま手が空いてた」

 

「ほんっっっとうに!ありがとうございました!」

 

霊視ニキは僕に背を向け、片手を挙げて答える。

「この件は俺が片付けとく、帰ってゆっくり休みな」

 

「よろしくお願いします」

頭を下げて見送る。

 

 

 

 

 

「助けてくれてありがとう」

 

「俺はご主人を守れなかった。生きていてくれてありがとう」

 

 

 

「それはそれとして僕のことヒロイン呼びしたのは許さないから。今日は謝ってもやめないからね」

 

「あっ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

拝啓

神様へ

どうして僕からおち〇ちんを奪ったのですか?

僕は百合を男として観るのが好きだっただけで自分が混ざりたかったわけではないんです。

いや挟まりたかったと言わないわけではないんですけど、自分が女の子になるのは解釈が違うんです。

もしかして神様が「百合の間に挟まる男絶対に許さない派」だったんですか?

僕は神様の解釈違いでTSしたんですか?そんなのってあんまりじゃないですか?

百合に挟まるのはあきらめるのでおちんち〇を返してください。

そもそもシキガミは基本僕のことが好きで設定として百合プレイをしてくれるだけだと思うので、僕は百合の間に挟まる男にならないと思うんです。

もしハーレムが嫌っていうんだったら、今のシキガミだけを愛すると誓うのでどうか許してくれませんか?

無理ですか。そうですか。今返してくれたら全力で信仰しますけど。

と思ったんですけど、実は「俺の種でした~」とか「感覚共有してるんでお前のシキは俺の形」とかやらない神様限定でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その日僕は掲示板にて運命の出会いをした。

やっぱガイア連合だわ。神とかいうクソ悪魔どもに頼った僕が間違いだったわ。

 

 

 

その他型男〇器タイプシキガミ(♀)を手に入れるために、僕は今日も痛みをこらえて異界に潜る。

 

 

……やっぱ痛いわ…。

 

 

 

*1
通称オンモラキ屋敷。オンモラキしか出ず、滅ぼしてもすぐ復活する為レベル上げにお勧め

*2
オンモラキ:シリーズによって種族『フード』の鳥型の悪魔

*3
アギ:敵単体に火炎属性の小ダメージを与える

*4
流石俺のシキガミの略

*5
エナジーチャーム:味方単体の混乱・恐怖・絶望・激怒・洗脳状態を治療するスキル【エナジードロップ】を付与するアクセサリー

*6
エナジーチャームネックレス:オリジナル設定。スキル付与効果ではなく混乱・恐怖・絶望・激怒・洗脳状態無効を得る

*7
マリンカリン:敵単体に精神属性のCHARM効果

*8
仏教用語。人々を教え導き、正しい教えに帰依させること

*9
ブフ:敵単体に氷結属性の小ダメージを与える

*10
火炎耐性30%(火炎ダメージを30%に抑える)水撃氷結疾風弱点

*11
ザン:敵単体に衝撃属性の小ダメージを与える

*12
ドルミナー:敵単体に精神属性のSLEEP効果

*13
プレデター:身長2.3~2.5mで強い獲物を狩猟することを種族全体の趣味とする異星人(出典:プレデター)

*14
ゴジラ:身長50~300mmでいかなる存在であろうと圧倒的破壊力で蹂躙する(出典:ゴジラ)

*15
オリジナル設定

*16
ショタおじを除く




今日は自我が芽生えたキミ達に「ショタおじホットライン」についての詳細を説明する。

一応自己紹介をしておこうか。

私は名無しのシキガミ製造部兼シキガミ曇らせ部のメンバーだ。



ちょっとした雑談としてシキガミ曇らせ部についても話しておこう。

これはキミ達のちょっぴり困っている顔や、つらそうな顔苦しそうな顔泣きそうな顔に対して興奮を覚える、どうしようもなく度し難い性癖を持った「俺ら」の集まりだ。

キミ達の主人がそうでないことを祈るよ。

もしそうだったらあきらめて付き合ってあげて欲しい。



よし話を戻そうか。

「ショタおじホットライン」はその名の通り、使うとショタオジに直接連絡が取れる機能だ。

使用条件は「主人が生命の危機に陥り自分たちでは対処しきれないとき」だ。それ以外の場合の使用は認められていない。

薄々感じている子もいると思うけど、これの使用はキミ達が自分の役割を果たせないことを認めることと同義だ。

故に「ショタおじホットライン」を利用した時点で、キミ達には無能のレッテルが張られる。

当然だよね、主人も守れないようなシキに存在価値なんかないからね。

おっと顔が青くなってきちゃってる子がいるね。役得役得。



念のために使用理由が認められなかった場合についても話しておこうかな。

「ショタおじホットライン」機能に制限がかけられるのは当然として、最悪の場合キミ達の自我は消失する。

当然だよね。ショタオジの手を無為に煩わせた罪は重い。

モチロン主人側にも何らかのペナルティが生じると思ってくれて構わない。

キミ達は主人のガイア連合における立ち位置を左右する機能を握っているわけだ。

安心したまえ、キミ達は主人以外からの精神状態異常無効がついているからね。

その面では心配はいらないよ。

ただ、主人が面白半分で使おうとしたときは必死に止めたほうがいいと思うね。

何だったらこの機能は主人に秘匿にしておくというのも一つの手かもね。



さて次は最悪の場合についても話しておこう。

え?自我の消滅が最悪じゃないのかって?

認識が甘いなぁ。

最悪は……主人の「死」だよ。よし 【WEAK】 だ。畳みかけるね。
それも魔法で復活できるただの状態異常じゃなくて悪魔どもに魂を奪われるような「死」だ。

そうなるとショタオジでもなかなかに取り戻すのが難しいらしいね。

おっと。主人の死という概念を理解したくないのは分かるが、聞くことから逃げてもらっちゃ困る。

この世界において知識は力だよ。知らずに主人を見殺しにしてもいいというなら私は一向にかまわないんだがね。

良し!いい顔だ。恐怖を嚙み殺して主人のために立ち向かうその顔が私は好きなんだっ!



テンションも上がってきたしキミ達の死後についても話しておこうかな。

主人が死ぬとキミ達は本霊に吸収される。これがキミ達にとっての死だね。

こうなると主人とともに上げたレベルも、主人に注がれた愛もMAGも、一緒に過ごした思い出も全て本霊の信仰MAGとなるわけだ。

キミ達は本霊からしたら髪の毛の先みたいなものだ。成長しても一本の髪の毛がいいとこじゃないかな。

そうなるとキミ達の存在ってのはプールに一滴の醬油を入れたみたいに溶け込んで無くなるわけだ。

まぁ、もし興味をひければ、その思い出なり感情なりは本霊の一時の暇つぶしとして消耗されるんじゃないかなw。

――いくつかの分霊が辿ってきたありきたりな話の一つとしてね。



おっと衝撃が大きかったね。

吐きたいなら言ってね。袋は用意しているからね。



じゃあ最後に3行でまとめるね。


①「ショタおじホットライン」は使った時点で「主人を守れなかった役立たずシキガミ」扱いされる。

②使用理由が不当とされた場合は人格の封印もありうる。

③だけど主人が死んだらキミ達の存在は本霊に吸収されて無くなる。


結論「ショタおじホットラインを使うことになるような危険は避けるようにしましょう」ってのが私の言いたいことだね。



よしよし。

今回は泣きだして話が聞けなくなるような無責任なシキガミがいなかったようで何よりだよ。

正直こいつは自我と引き換えに主人を助けてくれる救済処置だと思ってくれていいよ。

残機みたいなものだ。いや、シューティングのボムのほうが正しいかな?

どちらにせよその説明を聞かないのはシキガミとしての責務を放棄するに等しいのは分るよね。

うん、これにて私のチュートリアルは終わりだ。

キミ達が素晴らしいシキガミライフを送れることを願っているよ。


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