前書きで言うのもおかしな話ですが、アンケートへのご協力ありがとうございます。
もしも『全部書いて♡』が一番多くの票を集めた場合は、残りの票が多かった順に書きます。
ちなみにこのイベントが終わった後は、『そうだ、ゲヘナに行こう』→『そうだ、ミレニアムに行こう』→『そうだ、シャーレに行こう』の順に投稿します。影の地編についてはしばらくお待ち下さい。まだ筆者がクリアできていなくてですね……。
「何で目的地に廃墟があるのよ!?教えはどうなってるの教えは!!!」
荒ぶるセリカを横目に、あなたは眼前に広がる廃墟を観察した。一応雨風は凌げるだろうが、しかしこれは……
「所でシロコ先輩、本当に目的地はこの島で合っているのか?どこか間違った島に不時着していたり……」
「……座標上、この場所で合ってるね」
『えぇ……でも、これって……』
「そう、ですね……。ここをリゾートと呼ぶのは、とても……」
「"確かにセリカちゃんが当てた物には、『リゾート利用券』って書いてあったよね?"」
「はい、確かに『リゾート
「……どうしたの?何か分かったの……?」
「えっと……これ、セリカちゃんが当てた物、この
「……あー、なるほど、なるほどね。大丈夫よ、大丈夫。皆まで言う必要は無いわ。分かってる、分かってるから。つまり、いつものでしょ?私、また詐欺に引っかかったって訳ね。あっはっは!……ふーざーけーるーなーーーッ!!!!!私がぁ……私達が、何をしたって言うのよ!!!……あァァァんまりだァァアァ………」
「"……諦めるのは、まだ早いよ。むしろ今からがスタートかも知れない"」
「……先生?」
「うんうん!その通りですよ、セリカちゃん!」
『ほら、ちょっとアレだけど、空も海も綺麗な島に来た、って所は事実だし!』
「遊ぶ為の道具と持ってきた備品は無事。これらを使って、精一杯楽しもう。それに、さっきざっと見てきた限りでは、施設の倉庫とか設備の状態は良好だったよ。手入れをすれば全然使える」
「ノノミ先輩……ユメ先輩……シロコ先輩まで……」
「そうだよセリカちゃん。諦めるにはまだ早いよ!ここがリゾート地な事には変わりは無いし、ヘリもリゾートも、私達が修理すれば良いんだよ」
「今まで、私達は無数の設備を修理して来た。だからこそ、そうした作業には我々の言わば『十八番』……そうだろう?セリカ」
「うんうん!この広い無人島とリゾート地が、ぜーんぶ私達のものになったって事ですよ!どう楽しむかは、私達の手にかかってるんです!」
「うへ〜……。私も頑張るかぁ……」
「みんな……」
「"そうだよ。諦めるのは、色々試してみてからでも遅くないよ"」
「そうね。……、よし、こうなったら……」
「徹底的に遊んでやるんだからーーー!」
「私は絶対にあきらめない!ここで、この場所で、最高のバカンスを過ごしてみせる!」
『「「「「おー!」」」」』
……一方その頃、森の奥地にて。
そこには、ヘルメットを被り銃で武装した集団が、不意に聞こえてきた爆発音にざわめいていた。
「………!何だ今の爆発音!?」
「さあ。少なくとも、自然の音では無いのは確かだけど」
「……と言う事は、近くに人がいるって事ね」
「っ、ラブ隊長!?」
「うふふ……面白い流れになって来たわね。まだ誰も見つけていないポイントだと思っていたのに。まさか、他にライバルがいるなんて。今回の『リゾート狩り』は……面白くなりそう」
「ウチら『ジャブジャブヘルメット団』のターゲットに近づくネズミ共は……文字通り、ひどい目に合わせてやるよ!」
場所を戻して、あなた達が訪れた廃墟にて。
あなたは、セリカ、ホシノ先輩、ユメ先輩、そして先生と共に施設内の片付けに励んでいた。それ以外のメンバーは、ヘリに持ち込んだ備品などを回収しに行っている。
と、不意にあなたが掃除していた部屋のドアが開けられた。
「……ここも違う……あ、星見!ユメ先輩とホシノ先輩見なかった?」
「いや、二人共見ていないな。どうした?」
「それが、ちょっと目を離した隙にどっかに行っちゃって……先生にも探して貰ってるんだけど……」
「そうか。ならば私も手伝おう」
「え、良いの?ありがとう!先輩達を見つけたら、すぐに私に連絡してね。くれぐれも、先輩達に頼まれたからって掃除を手伝ったりしちゃだめだからね!見つけたらすぐに私に伝える事!いいわね?」
「了解した」
さて、了承したは良い物の、何処を探したものか。ひとまず、施設内を一周してみよう。
中々に2人は見つからず、ただ時間だけが過ぎてゆく。そうして歩いていると、突然にセリカの大声が響いた。
「だから、連絡をしてって言ったでしょうが!!!」
『……何だ?クロミの奴、大声を上げて……』
「二人が見つかったのかも知れない。行ってみようか」
声のした方に歩いていくと、とても綺麗に片付いた部屋に正座する先生とその前に仁王立ちするセリカ、そして満面の
「"あの、本当にごめんね?でも、掃除をしてたのは殆ど二人だから……"」
『ふふん、掃除はアビドスで過ごす上での必須技能だからね!多少のブランクはあっても、まだまだ私も現役だよ!』
「流石ユメ先輩です!」
『今は後輩だけどね〜!』
さて、これはどういう状況だろう。
「なるほど……ユメ先輩と、ホシノ先輩が……」
「その通り!どうだいセリカちゃん、少しはおじさ……私の事見直した?」
「……こんなに掃除ができるなら…………」
「……うん?」
「どうして、今まで真面目にやってくれなかったの……?」
「……え?」
「ホシノ先輩、先生の隣に正座をして下さい」
「うへっ!?け、敬語!?そんなまるでアヤネちゃんみたいなってセリカちゃん後ろ!」
「……は?そんな古典的な罠に引っかかるとでギャーーーッ!?よ、鎧のお化けぇ!?」
『クロミ貴様!私の王を亡霊扱いとはどういう了見だ!』
「さ、寒い!?真夏のリゾートなのに寒い!?あ、す、すみませんでしたラニさんっ!!いきなりでびっくりして!」
『……はぁ、まあ良いだろう』
「"え、えーと……星見君、きみまだその鎧着てたの……?"」
「ああ。セリカも『戦闘は無い』と言っていたし、私も軽装に装備を変えようとしたのだが、……この鎧、折角手に入れたのに使わない、というのもどこか勿体ない気がしてな。この機会に、存分に役立って貰おうと、な」
「……星見、あんた泳ぐ気あるの?」
「……泳ぐ?まさか海をか?無理に決まっているだろう」
「そりゃそうでしょうね、そんな鎧着てたら!だから脱げって言ってるんでしょうが!!!……こうなったら私が無理やり剥ぎ取って……!」
「"……あれ。何か足音が近づいて来てない?"」
『あ、言われて見れば……』
「あ、先輩達が戻って来たのかも!ねぇ、星見から鎧を引っ剥がすの、手伝って……」
「え、何だ?人……?………あっ」
ドアから姿を現したのは、完全に初対面の人物だった。セリカに地面に押さえつけられていなかったら、危うく反射的に攻撃していたかも知れない。
「……えっ」
「ここだ!奴らがここに居るぞ!」
「隊長!ここです!見つけました!」
『……え、ええっ!?』
「な、なに!?何ごと!?」
まずい、増援を呼ばれた。早くこの場にいる敵を倒さなければならない。
なのでセリカには早くどいて欲しい。16から20に成長したあなたの筋力を持ってしても、あなたの膂力はセリカのそれよりもずっと貧弱な様だ。
足音が近づいて来る。もうあなた達の居る部屋の直ぐ側だ。
そうして、ドアから赤い髪とヘイローを持つ少女と彼女の仲間達と思われる集団がわらわらと入ってきた。
「ネズミが……数匹、いやその目付き、あんたらも『リゾートハンター』……ん?」
そこで、あなた達を見回す彼女の視線が、ユメ先輩の場所で止まった。
「お前、ヘイローはどうした?」*1
『えっ!?え〜っと……その……』
「……」
『わ、私のヘイローったら、今日は寝坊しちゃったみたいでさ!いや〜、まいったなー!ね、ホシノちゃん!困ったねー!』
「そ、そうですねー!いやー、本当に困りましたねー!」
『ねー!そうだよねー!あはは、本当に困っちゃうなー!あはは、あはははは……』
「ヘイローが、寝坊……?何を言ってるんだか……。ま、今はそう言う事にしておこ……まて、何だお前は。『誰だ』とかじゃなくて『何だ』お前は。何で鎧なんて着て、床に押し倒されて……?」
「ああ、気にするな。ただ着たいから着ているだけだ。特に理由は無いさ。……お前達が、我々に敵対しない限りは、だがな」
「!……へぇ……!」
「……ね、ねぇ、所で私達の事、さっき何だって言ったの?」
「なんだ、隠してる系?まあ、そっちの彼……彼?彼で良いんだよな?」
「"えっと、うん"」
「あ、ああ。……こほん、そっちの彼もやる気満々みたいだし、……ライバルがいるなら、追い出して場所を勝ち取るのが、ここの掟だからね!」
「っ!」
セリカが、あなたの上から体を退かした。これで自由に動ける……!
「さあ、お前ら!武器を持て!」
その一言と同時に立ち上がり、素早くある程度の距離を取ったあなたは、右手に死王子の杖を持ち、『魔術の地』を唱えた。床に青白く輝くレアルカリアの紋章が浮かび上がり、その紋章の上に立つ者の魔力による攻撃の威力を高める。
その後に、『輝石の大つぶて』をスタミナの許す限り連射した。
「な、何だこれ!?」
「い、痛い!?凄く独特な痛さ!?」
「……あ、そうだ!ねぇ星見、
言われた通り、あなたはセリカにさざれ石の聖印を投げ渡した。
「よーし、行くわよ……『雷の槍』!」
聖印を持つセリカの右手に、金色の雷の槍が創り出された。それを、あのリーダー格の赤髪に投げつける。
「アバッ!?……な、何だ!?」
そう。王都古龍信仰の祈祷の一つ、『雷の槍』。あなたが彼女に伝授した祈祷だ。
何と彼女は、祈祷に対して高い才能を持ち合わせていたのである。……魔術に関してはからきしだったが。
「だ、駄目だ!相手の攻撃が訳わからん!隊長、ここは一度退きましょう!」
「ぐっ……うちらが負けるなんて……!でも、諦める訳には……!」
「そうだ、もう一つ……『火よ、力を!』」
今度は右手に火が灯り、その手で彼女は自らの胸を叩いた。彼女の身体が燃える様なオーラを放ち、物理による攻撃力を一時的に高める。そして───
「ふんッ!」
ゴッ!
「うげっ!?」
右肩でのタックル。
「せいッ!」
ガッ!
「アバッ……!?」
左手での掌底。
「はぁッ!」
ドンッ!
「グワーーーッ!?」
締めの背撃。
いつぞや戦車を吹っ飛ばしたあの連撃が炸裂した。
「隊長!?大丈夫ですか!?」
「な、何とか……。一度、撤退する、……お、覚えてなさい……よ……!」
「ふふん、どうよ!まだ星見みたいな威力は出せないけれど、私もこれで魔法使いデビューね!」
『ねぇ、ホシノちゃん、魔法使いってなんだっけ?』
「……はぁ、あいつら、結局何だったの?」
「……あ〜あ、折角片付けたのに、また振り出しに戻っちゃったね〜……。みんなになんて言おうねぇ……」
つい先程まではとても綺麗な状態だった部屋は、しかし今しがた撤退した集団の手榴弾の投擲や銃撃を初めとする抵抗により、もはや見る影も無い状況だ。
「ただいま戻りました〜☆」
その時、ヘリに備品などの回収に言っていたアヤネ達が戻って来た様だ。
「備品は全部運び出せた。特に壊れた物も無く、無事だったよ」
「セリカちゃん達は、片付けの方は順調ですか……?あ、あれ……?」
待って欲しい、少し待ってくれないか。
片付けは終わった、正確には終わっていた。だが、冷酷無慈悲なる赤髪赤ヘイロー少女率いる謎の集団の手により、片付けた部屋は見るも無惨な状態にさせられてしまったのだ。
『そう!そうなんだよアヤネちゃん!』
「ま……まあ、5人で片付けるには、ここは少し広いですからね!」
「ん、今から皆で片付ければ、すぐに終わるよ」
「違う、ねぇ違うの!信じてよ、ねぇ、お願いだから!その生暖かい目で見るのはやめてぇ!」
もしも主人公がやって来たのが、原作開始前(アビドス編が始まる前)のゲヘナだったら?
-
給食部ルート
-
美食研究会ルート
-
温泉開発部ルート
-
激長!便利屋ルート
-
やっぱり激長!風紀委員会ルート
-
全部書いて♡