それと、作品を『完結』から『連載』に戻しました。まだ結構続くので、これからもどうぞよろしくお願いします!
あと言い忘れていましたが、対策委員会のグループストーリーはいつか書きます。
「……シテ……ユル……シテ……」
「……」
さて、どうしようか。『ワカモ』率いるヘルメット集団に襲われて、返り討ちにしてやった訳だけど。今私の前で許しを乞っているのは、全身包帯ぐるぐる巻きの元リーダーだ。
……星見なら、迷わず攻撃を叩き込むんだろうけど、私はそこまで無慈悲ではない。
「はぁ……。分かったわよ。その代わり、ワカモを止めてくれる?あの人なんか誤解してるみたいで……」
……そういえば、星見は大丈夫かな?
あいつ、ワカモと「ア"ア"ア"ァァァーーーッ!」なにごと!?何の声!?!?
叫び声がした方を見れば、そこには大声に怯んで隙を晒しているワカモと、彼女に向かって物凄く大きな大剣───根元のほうに綺麗な青い大きな石が埋め込まれている、銀色の剣───を振り上げている星見の姿が。
ズガァン!と、凄まじい音と共に叩きつけられた大剣に、ワカモは地面に打ち付けられる。それはもう豪快に、ビターン!という擬音がお似合いな打ち付けられ方だった。
何とか立ち上がろうと藻掻くワカモ。無慈悲な眼差しで見つめる星見。*1いつの間にか彼が左手に持っているのは、いつぞや便利屋の社長との戦闘に使ったツヴァイヘンダーとかいう特大剣。
跳び上がって、全体重を載せた振り下ろし。それは地面の砂を撒き上げ、攻撃の衝撃を如実に伝えてくる。
……大丈夫よね?あの人生きてるわよね?なんか「おごぁっ」って変な声だしてたけど。
所でどうして星見はまた跳び上がっているんだろう。まさか追撃をしようとしてる訳じゃないわよね。流石にそれは無慈悲にも程がある「おごっ!?」つ、追撃だーー!?無慈悲だーー!?
いや、まあ、こういう時に敵に慈悲なんてかけられない様な場所で戦ってたっていうのは分かって「げふぁっ」さ、3度目!?アイエエエェェェェ!?
そ、そろそろ止めに入った方が……?いや、でも、一応彼女は敵な訳だし、「お"っ」4度目は流石に大怪我しちゃうわよ!?
「はぁっ……はぁっ……」
と、ワカモは半ば這いずる様にして彼から距離を取った。……何故か、その様子を星見は見ているだけ。追撃する事もなく、ただ本当に見ているだけだった。*2
「う……はぁっ……せん、せいっ……今しばらく、お待ちくださいっ……、あなた様にかけられた魅了を、
「"ワカモ、一旦聞いて!私は魅了なんて掛けられてないよ!戦う必要なんて無いんだ!ちょっと今さらだけど!"」
「っ、先生……!魅了のせいでこの方々を庇うのですね!お待ちください、今
「いや、違うわよ!星見は先生に何にもしてな───」
……うん?星見、今何してるの……?左手のツヴァイヘンダーを地面に突き立てて……ってあの構え、確か『グラビタス』!?
「ち、ちょっと星見!一旦待っ───」
広がる力場、発生する重力波、彼に引き寄せられるワカモ、待ち構える星見。
「うぎゃん!?」
2振りの特大剣を連ねた袈裟斬りを喰らったワカモは、それはもう見事に吹き飛ばされた。
「っ……1度、撤退するぞ……!ワカモと負傷者を……回収して……!」
「は、はい!ラブ隊長!」
「逃がすか……!」
と、彼は杖を取り出して、逃げるヘルメットの集団に向けて振るった───けど、何も起こらなかった。
「……FP切れか、管理を怠ったか……!」
「着きました。ここがリゾートの制御室……電気、ガスを初めとした全ての動力源が集まっている場所ですね」
まさかのFP切れにより追撃に失敗、そのまま敵を逃してしまったあなた達は、現在リゾートの様々な設備を復旧すべく制御室へと足を運び、機械類の点検を行っていた。
「墜落……の次は掃除……の次は戦闘……の次はまた掃除……の次は食料の確保……の次は戦闘……の次は制御室……。あれ、バカンスって何だっけ?私たち、一体何をしにここに来たんだっけ?私の記憶ではここには休暇を過ごしに来たはずなんだけど?」
「まあまあ……動力源の確保が出来たらゆっくり休めますから。これからの『バカンス』の為にも、安全確認は大事ですよ。……どうでしょう、お二方」
「ん、こっちは問題ないよ」
『ひぃん、何これぇ……何がどうなってるの……?』
……。
つい先程、『ふふん、ここで私の出番だね!元アビドス生徒会長としての実力、見せてあげるよ!』と言っていたユメ先輩は、残念な事に精密機器の取り扱いが苦手であった様だ。
「……私が代わりますね」
『う、……お、お願い、ホシノちゃん』
さて、次はホシノ先輩の番だ。彼女がアビドスで過ごした3年間は、決して短い時間ではない。機械に明るいアヤネが居ない中、こうした機械の備品を点検する事も幾度となくあっただ「……?うへぇ……何これ、どうなってるの……???」駄目だった様だ。
「ね、ねぇ星見君。その、なんか分かったりしない?」
「そうだな……ああ、完全に理解できた」
「え、ええっ!?」
……なぜその様な反応をされるのか。
確かに、自分が元いた狭間の地にはこうした機械類などは無かったが、しかしあなたがキヴォトスにやって来てから既に数ヶ月が経過している。
スマートフォンなど、こうした機械に触れる機会*3など幾度もあった上に、あなたは人類の枠を超える程の知力の持ち主だ。
故に、完全に理解できる。
「……ほ、本当に完全に理解できるの……?」
「ああ、勿論だ。『一切何も分からない』という事が完全に理解できる」
「それは理解じゃなーい!」
「……はい、こちらも特に問題は無さそうですね」
結局
「ところで、この地図によれば、格納庫兼倉庫もあるみたいですよ」
「……と、言うことは、ヘリの部品を見つけて修理ができるようになるかも知れない、と言う事ですね☆」
「はい、恐らくは……」
「でも、格納庫は手動では開かないみたい。ここで電力を確保するのが先だね」
「はい、では電源を入れますね」
アヤネがスイッチを押すと、室内のモニターが起動した様で、何やら光る文字が浮かび上がった。
「結構あっさり付くのね……」
モニターの文字を眺めていたあなたは、ある単語を発見する。
『リゾート防御システム』
……これは一体何だろう。
『すご〜い!そんなのもあるんだ!』
「防衛システムの1種でしょうか?アヤネちゃん、さっそく起動して見ましょう☆」
「防衛システム、か。忘れぬ内に、我々でこの館に魔術の罠を仕掛けるとしよう」
「あ、ラニさん、ありがとうございます!」
「何、礼には及ばん」
「えっと、わかりました。……それでは、システムを起動します」
アヤネがキーボードを操作すると、どうやらシステムが作動したらしい。モニターに監視カメラの映像が表示され始めた。
『メインシステム 索敵モード起動』
「おっ、無事に起動できたみたいだね〜。良かった良かった、これで一休みできるよ〜」
『索敵モード……近くの敵を自動で検知してくれるって事?すごーい!最先端だよ!』
『……反応あり』
「……うん?近くにまたあいつらがいるってこと?」
『制御室内に多数、許可されていない人員を確認。排除を開始』
なるほど、既に敵に潜り込まれていたらしい。直ちに戦闘の備えを……!
「"いや、星見君、これは……!"」
『メインシステム 戦闘モード起動』
モニターに写し出される、あなた達の姿。
『脅威を排除します』
「"やっぱり、私たちを狙ってる……!"」
な、なんですってぇーーー!?
うわーん!エデン条約編3章24話に出てくる敵が屈強すぎてこのゲームをクリアすることができません!
もしも主人公がやって来たのが、原作開始前(アビドス編が始まる前)のゲヘナだったら?
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給食部ルート
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美食研究会ルート
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温泉開発部ルート
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激長!便利屋ルート
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やっぱり激長!風紀委員会ルート
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全部書いて♡