『共に流れた時の先で』『紡ぎ、繋がれ』からの続き物となっております。
ほむばゆss、まばほむssはいくらあってもいいのになぜか当サイトには一つしかないので自家発電ついでにネットの海へ放流することを決めました。
対戦よろしくお願いします。
暁美さんとのお泊まり会から数日が経ちました。
あの日から、何かが劇的に変化するというようなことも無く。鹿目さんの動向観察と魔獣退治の日々を過ごしています。
強いてあげるならば、暁美さんと過ごす時間が増えたこと。昼休みや下校中に未来視したらハイさよならではなく、問題がおこらなればそのまま一緒に昼食したり、お喋りしながら帰ったり。つい先日なんかは私の部屋で一緒に映画なんか見ちゃったりして。
そしてもう一つが──
「マバユ、お腹空いたワ」
「オヤツオヤツ」
「ケーキ」
「あ、はいはい。待っててくださいね、今日貰ってきた賄いを出しますので」
暁美さんの子供達、
十四人いる子供達は、現在ローテーションを組んで私の部屋に入り浸っています。
今部屋にいるのは順に、ウソツキちゃん、ワガママちゃん、ヤキモチちゃん。
暁美さんは名前をしっかり覚えていないようでしたので、自己紹介してもらいました。
ヤキモチちゃんが言うには、三人が私のところ、三人が鹿目さんの監視、残りは外で遊んでいるんだとか。
鹿目さんの監視も、暁美さんがこの子達を通して見るのではなく、どちらかと言えばキュゥべえが寄らないように鹿目さんの近くにこの子達を置いているというような感じです。
「まばゆちゃーん、ほむらちゃん来たわよー」
「お邪魔します」
おや、噂をすれば暁美さんが来られたようです。もう勝手知ったる我が家みたいな感じになりつつありますね。
咲笑さんも、暁美さんの所へ行く時も暁美さんが私の部屋に来る時も二つ返事で
「オーケーよ!」
みたいな感じになってますから。あのどこかしら深い意味を含んでそうな笑顔とサムズアップは少し気になりますけど……。
「まばゆ、来たわよ」
「暁美さん、お疲れ様です」
「……あなた達、何故ここにいるの?」
「……チッ」
「バレた」
「マバユおかわり」
おや? この子達がここに来ているのを知らなかったようですね。
「最近家にいる数が少ないとは思っていたけど、どうせインキュベーターを追いかけ回しているものと……まさかまばゆの部屋に居たなんて……いつから?」
「暁美さん再開した日の翌日から毎日日替わりで誰かしら、ですね」
「……迷惑をかけたわね」
「いえいえ全然」
暁美さんの助けになるならこれくらいなんともありませんよ。みんないい子ですしね。
「今夜の分が終わったら連れて帰るわ」
「大丈夫ですよ。特に部屋を荒らされたことも無いですし、寝る前に映画を一緒に観て、そのまま寝ても私が起きるまでには居なくなっちゃってますし」
「荒らすまでもないワ」
「もう荒れてるシ」
「マバユと観る映画好き」
「今すぐ追い出すわ」
この子達、どことなく暁美さんに似ているんですよね。
魔女となってしまったとしても、暁美さんから産まれたからですかね?
最近来ることが多いヤキモチちゃんはなんだか私に懐いてくれてるみたいですし、悪い気はしません。
ノロマちゃんやナマケちゃんにはどことなく親近感を感じますし、イバリちゃんやレイケツさん、みなさん揃って結構キツい事を言いますけど、そんなところも暁美さんそっくりですし。
「私は別に構いませんよ。この子達と過ごすのも慣れてきましたし」
「私が構うのよ」
「ウソ」
「ワガママ」
「ヤキモチ?」
「それはあなた達でしょう」
暁美さん、かなり怒ってますね……。そして子達は怒気から逃れるために私の背に隠れる、と。
「まばゆ。そいつらを渡しなさい」
「私が隠したわけじゃないですよ!?」
なぜ矛先が私に……。
どうにかして事態を収集しなくては……!
「あ、暁美さん! とりあえず今夜の分をやっちゃいませんか?」
「……そうね。お願いするわ、まばゆ」
「いきます」
魔法少女に変身し、暁美さんの瞳をみつめる。
私の中にフィルムが流れ込んでくる、未来の光景。
……翌朝まで何も起きない。魔獣が現れている様子もなし。問題無さそうですね。
──おや、私は明日の登校中に鹿目さんを連れた美樹さんと鉢合わせるみたいですね。
「どう?」
「今夜は問題ありません。ただ、明日の朝、私が鹿目さんと美樹さんと一緒に登校するみたいで……」
「そう。一応いつでも抑えられるよう準備はしておくけど、上手くやってくれるわよね?」
「まかせてください。鹿目さんはともかく、美樹さんとは魔獣退治で一緒に行動してますし、問題ありません」
「頼んだわよ、まばゆ。さて──逃げられたわね」
「おや、もう帰ってしまいましたか……」
残念ですね。今日はワガママちゃんの好きそうな映画をチョイスしたのですが……。
「じゃあ、私も帰ろうかしら」
「あ、はい。また明日──」
ここで一緒に映画でもーと誘うのは流石に拙いですよね。明日は普通に学校ですし、私一人なら多少の夜更かしで明日辛くなるだけですけど、暁美さんは休める時にしっかり休んで欲しいですし。
目の下のクマだって、多少マシにはなってきましたけど、まだ残ってます。顔色だって、ループしてた頃より更に悪く見えますし……鹿目さんの動向次第ですが、今度の休みの日に散歩にでも連れ出しましょうか。引きもこってばかりだと体悪くしちゃいますからね。
私が言うなと言う声は聞こえません。キコエナーイ。
「──ばゆ。まばゆ」
「ほぁ? 暁美さん、まだ帰ってなかったんですか?」
「帰るも何も、服を離して欲しいのだけれど」
服? 離す? 一体どういう……私の手!? 暁美さんの服! 掴んでる!
「ひゃあ!? あ、ああぁあぁ、あの、これはその──」
「まだ何かあったかしら」
「いえこれはその、そう! 私の手が勝手にやっただけで!」
「……相変わらずね」
「ぐぅ……」
「それで?」
「そ、その……ワガママちゃん達と観ようと思ってた映画がありましてですね、その……で、でも、時間も遅くなっちゃいますし!」
「映画のお決まりとかはよく分からないから、解説してもらうわよ」
そう言って、暁美さんは部屋の中へ戻って行き、ソファへと腰を下ろしてしまいました。
どうやらすぐに帰るつもりは無いようです。スペース確保のために整頓まで始めちゃいました。
「い、良いんですか? 明日は学校が……」
「構わないわ。悪魔だもの」
「そ、そんな理由……」
「摂理を乱し、世界を蹂躙する存在が、夜更かしするのは可笑しいかしら?」
「……本当に、良いんですか?」
「そう言ってるじゃない」
「……わかりました、では早速」
いつもなら、だらけながらポテチ等のおつまみと飲み物を用意しますが、暁美さんが一緒なので麦茶だけで。
明かりを消すと、私たちを照らすのはモニターの光だけとなる。
借りてきたばかりのDVDをプレイヤーへ挿し込む。
制作会社のロゴと共に、映画が始まる。
「今日借りてきたのは、ワガママちゃんが好きそうなアクション映画なので、暁美さんに合うかはわかりませんけど……」
「映画はよく知らないし、なんでもいいわ」
「き、きっと楽しめますから!」
今日借りてきた映画、実は私も観たことがありません。
なんでも、運び屋が荷物を運びながら敵から逃げたり追いかけたり戦ったりするらしいです。
ネットで調べた感じではとても好評で、見応えありらしいのですが……。
あっという間に映画が終わりました。
アクションに定評のある俳優さんですし、期待はありましたが予想以上のものでしたね。彼の代表作で出世作と呼ばれる所以も納得です。
ただ……まさか濡れ場があるとは思いませんでした。
まぁ、洋画にはありがちですし、結構軽い内容の物でしたけど……。
暁美さんが隣にいらっしゃるんですよね。気まずい……。
幸いだったのが、序盤の銃の撃ち合いシーンから暁美さんがずっと集中して映画にのめり込んでいた事でしょうか。
おかげで映画解説まばゆ博士の出番はなかった訳ですが、観賞中に気まずくなるのは勘弁です。
「……まばゆ」
「ご観賞お疲れ様です。暁美さん」
「この類いの映画って、まだあるのかしら」
「そりゃあ星の数ほどありますけど……どうしてですか?」
「体捌き……銃を撃つ時の動作、とか。その辺を参考にできないかと思って」
「そういうのって、映画よりもむしろレクチャー系のやつとかの方がいいんじゃないですか?」
「その辺りは粗方確認済みよ。使い魔とか魔女相手ならそのくらいで事足りる事がほとんどだけれど、そうでないのと戦う時はこういうのの方が参考になりそうじゃない」
「なるほど……」
「実際、巴マミには一歩及ばなかったわ。あの人にも貴女が色々教えこんでいたんでしょう?」
「な、なんの事でしょう」
一周目のマミさんとは一緒に映画を観ていたようですけれども。確かにマミさんもこの手の銃撃ありアクション映画は結構真剣に観ていたような……自分が夢中になっちゃっててあまり覚えていませんが。
「でも、暁美さんはもう銃とか使う必要無くないですか? それに魔女じゃなくて、魔獣ですよ」
「……そういえばそうね。貴女と居ると、まどかのために時間遡行してたあの時のように物を考えちゃうのかしらね」
「そう、ですか」
「どこか気が緩んじゃうのかもしれないわね」
「それは……どうなんですか?」
「いいのよ。気を張らなくていい場所なんてあまり無いもの」
「リラックスできるなら、良かったです」
またそのうち。今度は休みの日にでも、映画にお誘いしましょう。
映画館では無く、この部屋で。
またこうやって、二人きりで。
けたたましく鳴り響く目覚ましが、私から安眠を奪い取る。まだ寝ていたい。
そもそも目覚ましってなんですか、目覚ましって。目を覚まさせる機械、というよりは人の眠りを妨げるだけの兵器じゃないですか? これはいけません。憲法ナンタラによって今すぐに廃棄するよう呼びかけなければ。
「分かりました分かりました。起きますから……」
などと言い訳したところで、この世界から目覚ましが消えることはありませんし、私が目覚ましに起こされ遅刻せずに登校する未来も変わらない訳ですが。
「んんー」
軽く伸び。夜更かしと言うにはあまりにも早い時間で寝たためか、いつもより若干身体が軽いような気がしますね。
あの後、暁美さんはいつもの悪魔さんマジックでお家へ帰宅されました。
円環の理から切り取ったなんでもありパワーの良くない使い方だと思います。
「さて、さっさと着替えてしまいましょう」
通学路。まぁ、変わり映えはありません。
いつものように皆さん賑やかーに学校へ向かっています。
道端パラソル悪魔さんは見かけなくなりました。
「さて、そろそろですかね……」
「──あ、まばゆセンパーイ!」
「さ、さやかちゃん?」
来ました来ました。美樹さんと鹿目さんです。
鹿目さんと対面するのは、あのぶつかり事故以来なので少し不安な所もありますが、美樹さんもいますし多分何とかなる……はずです。
「あ、あの時の……前はぶつかっちゃってすみませんでした」
「いえいえ、あの時は私も考え事してて前見てませんでしたから、お互い様という事で……」
「なんだまどか、センパイのこと知ってたんだ」
「うん。この前慌ててて、ぶつかっちゃった」
「まどかは慌てんぼさんだなぁ! このこの!」
「ウェヒヒ、やめてよさやかちゃん」
おぉ……朝から尊いものを見させていただいているような。
鹿目さんとじゃれあっている時の美樹さん、いいですねぇ。
私といる時はあまり見せないようなイタズラっ子のような側面。正に親友と過ごす時の飾らない笑顔。
美樹さんとじゃれあっている時の鹿目さん、いいですねぇ。
困ったような顔をしつつも、美樹さんに安心と信頼を寄せている。かつてのメガネ三つ編み暁美さんに向けていたような、自信に満ちた笑顔では無い、なんて事ない、親友と過ごす時の飾らない笑顔。
こんな笑顔を暁美さんにも向けてあげて欲しいものです。当面の目標ですね、頑張りましょう。
「あ、そういえばセンパイ、ちょっと聞いてくださいよ。まどかがですねぇ」
「あ、ちょっとさやかちゃん! それは秘密にするって……」
「ダイジョブだって、この人アイツとも仲良いんだから」
「そうなの?」
「なんでしょう。こんな私で良ければ話を聞くくらいなら多分できますよ」
よしよし、ここまでは未来視通りです。昨日はこの辺で終わってしまいましたから、この先は私の腕と頭にかかっているという訳です。
「まどかがほむらのやつをデートに誘おうとしてんですよ」
「ほうほう、暁美さんをデートに……デート!? 暁美さんを!?」
「デートじゃないってばぁ」
未来視のアドバンテージが無くなった途端にこんな事が起きるなんて!
いえ、これはチャンスです。私が上手いこと鹿目さんにアドバイスできれば、暁美さんと鹿目さんの距離が縮まります。
また仲良くなってさえしまえば、暁美さんだって簡単に鹿目さんから離れようとはしないはずです、多分。
「わかりました。詳しくお聞かせください、そのデートプランを……」
「あの、まばゆ先輩、デートじゃなくてお出かけです……」
「私も経験はありませんが、そういう系統ももちろん押さえていますから安心してください」
「映画で、ですか?」
「シャラップ。お口にチャックです美樹さん」
「はい」
「さぁ鹿目さん、まずはデートに踏み切った理由からどうぞ」
「デートじゃ……えっと、その、まだちゃんとほむらちゃんと話せてなくて……でも学校だと授業とか移動教室とか、色んな理由で躱されちゃうから、休みの日ならって思って、それで……」
「ふむ、なるほど。デートプランの方は?」
「まだ何も……明日は学校もお休みだから今日の内に誘えたらいいと思ってるんですけど」
ふむふむなるほど。大体読めました。それもこれも全部暁美さんの鹿目さんに対する対応が悪かったからこうなったわけですね、全く……暁美さんがご迷惑をお掛けしました。
「そんなあなたにオススメのデートプランとはズバリ!」
「ずばり?」
「映画デートです!」
「映画デート……デートじゃないですけど、映画かぁ……」
「また映画ですか? センパイそればっかですね」
「お口チャックですよ美樹後輩」
「うす」
「いいですか鹿目さん。映画デートは完成されたデートプランなんです」
「完成?」
「そうです、二人で観る映画を決めるところから始まり、隣同士の座席で並びあって同じ映画を観賞する。そして終わった後は喫茶店などでお茶しながら映画の感想を語り合う……一連の流れだけで半日一緒にいれる完璧なデートプランなんですよ」
などと語る私にはそんな相手いませんでしたけど。
「センパイそんな相手いたんですか?」
「美樹さん」
「うす」
「なるほど……でも私、映画はあんまり知らないし、ほむらちゃんの好みだって……」
「あー、愛について一家言ある暁美さんですし、恋愛系の邦画なんかいいと思いますよ。最近放映されたばかりで結構評判いいのがありますし」
「あ、愛? そうなんだ……ほむらちゃんそういうのが好きなんだ……」
…………。
まぁ、暁美さんが続きを観たがってたのはアクション洋画でしたが、それは昨日観たばかりですからね。
それに、暁美さんが鹿目さんを、鹿目さんが暁美さんを少しでも意識すれば二人の距離が縮まる可能性大です。
映画マイスターな私はそう判断しました。
「センパイ、それってまどかが見れるようなやつなんですか?」
「私がそんな簡単なミスをするように見えますか、美樹さん? 勿論全年齢対象のプラトニックなやつですよ」
「流石ッス。で、どうするまどか?」
「……わかった。今日、ほむらちゃんを誘ってみる!」
これでいい、はずです。
<あーあ、決心しちゃったかぁ。こうなると止まらないもんなぁまどかは。何とかセンパイ巻き込んで止められればーと思ってたんですけど、まさかまどかの側に付くとは……>
美樹さんからのテレパシーです。どうやら美樹さんは暁美さんと鹿目さんがデートするのを阻止したかった様子。
<あ、止めたかったんですか……すみません、空気が読めなくて>
<気にしないで下さいよ。私の親友のために頑張ってくれたのは分かってますから!>
ぐぅ、自分の都合しか考えていませんでした。
「二人とも見つめ合って、どうしたの?学校遅れちゃうよ」
「っと、何でもない。もうそんな時間? 急ご、まどか、センパイ!」
「うん」
「は、はい!」
特に何事もなく放課後です。お昼休みに暁美さんからの招集がなかったので恐らく帰りがけに未来視をすることになるはず。それ読みで暁美さんを下駄箱で待っていますが、なかなか来ませんね。
もう既に部活動も終わり気味、鹿目さんもマミさんも皆さんとっくに下校済みですし……ただ、暁美さんの靴は残っているのでまだ学校にいるはずなんですが……。
「探しに行った方がいいでしょうか」
「その必要はないわ」
十八番と共に登場しました。髪をファサっとかきあげるいつものやつです。
「あ、お疲れ様です暁美さん」
「ええ、帰りましょう」
しかしなんでしょう、何かお悩みでしょうか?
浮かない顔ですが……鹿目さんからデートに誘われたはずですしもっとウキウキでもいいのでは?
「……ねぇ、一緒に映画でもどう?」
「ひゃい!?」
「ってまどかに誘われたのだけれど」
「あぁ、そういう……」
びっっくりしました、急に私が誘われたのかと。それはそうですよね。鹿目さんからお出かけに、しかも映画となれば私の入れ知恵かと疑いますよね。
「どうすればいいのかしら」
「いいんじゃないですか? 映画デートなら半日はずっと一緒にいれますよ。この機会に再び親睦を深めてみては?」
「そう……」
「未来を視ておきますか?」
「そうね。ただ、今晩の分までで構わないわ。明日はまどかと一緒に行動するから、何かあればすぐに対応できるもの。魔力は巴マミ達との魔獣退治に取っておきなさい」
「そうですか、了解です。……あ、そうだ。この後少し時間ありますか?」
「問題ないわ」
「なら、このまま私の部屋までお願いします。明日必ず役に立つ物を差し上げますよ」
そう、映画館の半額チケットです!
翌日です。人の逢引きを覗くほど私は野暮ではありません。
というか、起きた時にはもう昼だったので……。
私は私でいつものようにレコンパンスで咲笑さんのお手伝い、それが終わればマミさん達と合流して魔獣退治。いつもの流れです。今日はマミさんと組んで魔獣とバチバチでしたよ。主にマミさんが。
「お疲れ様、まばゆさん」
「はい、マミさんも」
「今日はどうも魔獣の引きが早かったわ。なにか起きないといいけれど……」
「私的には長いこと戦闘にならなくてラッキーといったところですけどね」
「そういう見方もあるか、まばゆさんらしいわ」
「それほどでも。にひひ」
「じゃあ時間もできたことだし、これから特訓ね?」
「お先失礼します! お疲れさまでした!」
「ふふ、そんなところもまばゆさんらしいわ。じゃあまた」
「はい、また」
何とか居残り特訓回避です。マミさんはああ見えて結構スパルタですからね。
一番最初も今回もヒイヒイ言いながらドラム缶を攻撃しましたよ。
暁美さんは今頃鹿目さんと映画の感想でも語り合っている頃でしょうか。
上手いことお二人の仲が深まれば、私としてはうれしいのですが……。
そんなこと考えていたら家に付きましたね。
「ただいま帰りましたーっと」
「おかえりなさい、まばゆ」
と言っても暁美さん以外は誰も居ないですけどね。咲笑さんはまだレコンパンスです──
「しぃ!?なぜぇ!?」
「咲笑さんに許可はもらっているけれど」
「そうじゃなくて! 今日は鹿目さんとデートに行ってたはずですよね!?」
「デートじゃなくてお出かけよ。楽しかったわ」
「じゃあなんで鹿目さんのとこじゃなくてウチにいるんですか!?」
「まどかとのお出かけは楽しかったし、映画を観た後のまどかもとても楽しそうでよかったわ。でも、私はあまり面白く感じなかったのよ、あの映画。全員まだるっこしいのよ」
「それが恋愛映画の醍醐味なんですけど」
「ともかく私には合わなかったから、前の続きを観ようかと思って、帰りに借りてきたわ。」
そういって暁美さんが取り出したのは、一昨日二人で一緒に観た映画の続編のDVD。
「なん、で……」
「本当は明日にするつもりだったのだけど、まどかがすぐに行けと。だから貴女と映画を観ることにしたの」
「そう、ですか……鹿目さんがそう言うなら、仕方ないですよね……」
「さぁ、続きを観ましょう」
暁美さんに頷き、部屋の明かりを消した。
以下、後書きです。
なにこの……何?
これも知久ってヤツが悪いんだ。
日々scene0の二次創作やポストを漁るゾンビ活動をしていますが、結局またハザードしてしまいましたようですね。
やはり需要と供給が釣り合っていないようですね。公式からまばゆを絶たれてからどれだけ経った?papa先生助けて……。
推しcpのssが少ないのがとてもつらいので、このssを読んだそこの貴方、今すぐテキストドキュメントを開き、ほむばゆでもまばほむでもマミばゆでも何でもいいのでscene0のssを執筆してください。砂漠で倒れてる人につめたい水ををください。できたら濃厚なやつをください。