姫様ァ拷問の時間だぜェ   作:竜胆の星

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 作り方調べながら書いたら、すごくラーメン食べたくなった…………やっぱラーメンの力ってスゲー!






拷問3 ラーメンだァ

 

 

 

〈sideアルダンテ〉

 

 

 

「姫様、拷問の時間です」

 

 

 

 現在、深夜0時───────────────

 

 トーちゃんのお決まりの台詞から拷問が始まったわけだが…………正直、憂鬱な気分だァ……………

 

 

 

『こんな時間に拷問とは…………魔王軍は礼儀が無いな』

「だよなァ〜そう思うよなァ……………」

『え?うむ…………え?貴様が同意するのか………』

「アルダンテ、今回の拷問の意図はわかっているでしょう?

…………申し訳ございません姫様、しかし………今回はあえてこの時間に来たのです」

「!わかったぞエクス!おそらく、今回の拷問は不眠だ!」

『!、なるほど!確かに常人なら耐え難い拷問だが、数日間不眠で戦い続けたこともある姫様なら………!』

「ああ!4日間徹夜でゲームをやったこともあるぞ!」

『それは言わなくていいです』

「あァ!?何日も徹夜だァ!?」

「ひぇ!?」

 

 

 聞き捨てならねェな!!!

 

 

「あのなァ姫様!んなことして体壊したらどうすんだ!徹夜したらハイテンションになるかもしれねェが、健康被害もバカにできねェんだぞ!血糖値を抑える能力が低下したり、日中は集中力や判断力が低下して事故に合いやすくなったりすんだよ!!!」

「で、でも、夜間の戦闘が避けられないことがあったし………」

「戦闘は仕方ねェ!でもゲームは自制できただろォ!?徹夜でしちゃいけませェん!」

「ち、違うんだ!仕方なかったんだ!大人気シリーズの続編で、むちゃくちゃ面白かったんだ〜!」

『それ理由になってます?』

 

「だからって4日間も徹夜なんて駄目に決まってるだろォ!?目とか絶対悪くなってるし、4日目とかもう記憶もねェだろ!」

「う、確かに………後半は自分が何やってるのかも曖昧でした…………」

「だろォ!?時間を決めて少しずつ楽しみなさい!面白いゲームならなおさらだァ!」

「はい………わかりました………」

『なんで論破されてるんですか………ていうかお母さん?』

 

「はぁ………アルダンテ、その話はまた今度にしてください。今は拷問の時間です」

「ヌ…………わかっt……わかりましたァ」

「それと姫様、今回の拷問は不眠ではありません」

「え?あ、そうなんだ…………」

 

 いけねェいけねェ、ついつい熱くなっちまった。

 ん〜………この話をした後でこの拷問は…………やっぱ気が引けるなァ………でもしゃあねェ!一丁やるかァ!

 俺は気合いを入れ直すと、今回拷問用に持ってきた屋台から道具を取り出し、早速調理を開始した。

 

 今回作るのはァ〜濃厚豚骨ラーメンだァ!!!

 

 つっても大体の仕込みはすでに済ませてあるけどなァ。

 スープには下処理を済ませた豚の背ガラ、豚足をつかってる。圧力鍋に入れた後、鍋で数時間炊いたやつだァ………もうちょい時間をかけたかったが仕方ねェ、今朝作ることが決まったから時間がなかったんだよなァ。

 ラーメンのタレも問題ねェ、醤油に料理酒やみりん、塩、味の素なんかを入れたブツを用意してある。

 それとトッピング、チャーシューと煮玉子、どっちも作ったし、あとは切るだけ………………マジで麺ゆでぐらいだな。

 

 麺を茹でてる間にスープの用意!ラーメンのタレとラードを先に器に入れてェ〜上からとんこつスープをかけていくゥ!よしよしいい感じだァ!

 麺が湯だったら素早く湯切り!ちなみに今回の麺は、数日ねかせてある特別な製麺だァ!昔バイトしてた店の店長から、無理言って譲ってもらったんだよなァ〜また食べにいかねェとなァ。

 お〜し、麺を入れてトッピング(チャーシュー、煮玉子、海苔、ネギ)をしたら──────────

 

「ヘイお待ちィ!アルダンテ特製、濃厚豚骨ラーメンだァ!」

「ラ、ラーメンだとォ!こんな深夜に!?」

『しかも濃厚豚骨ラーメンだと!?』

「くっ!さっきまで就寝モードだった胃が!ラーメンの匂いと視覚情報一気に目覚めた!すっかりわくわく小学生状態になってる!」

 

 相変わらず表現面白ェな姫様。

 

『駄目です姫様!あんなの食べたら体に良くないです!』

「そうなんだよなァ………太りやすくもなるし、やめといたほうがいいぞォ?」

『そうです!やめた方が────いや貴様ほんとにどっちの味方!?』

「わかってる………深夜にラーメンを食べる愚行………襲う罪悪感………

 

 

だからこそ美味いんだぁ~

 

『姫様!』

 

 いやまァ、気持ちはわかるけども。マジで健康には良くないんだよなァ〜

 ラーメンには自信あるが、あんまこの時間に食わせたくねェんだよ、特に女の子には。そんなわけで憂鬱な気分の俺だが、ひとまず完成品をトーちゃんの前に提供する。

 

「まったく……今日は特別ですよォ〜トーチャー様ァ」

「わかってるわ……いただきます」

「あっ!」

 

 その後は…………まァ〜トーちゃんが美味そうに食うんもんだから、姫様がのたうち回ってすごかった………とだけ言っとくか………我慢してる時の姫様ってなんか心配になるなァ……『殺してくれ……』とか言ってるし、マジ大丈夫?

 お、トーちゃん大分食べ進んだな…………そんじゃァ……

 

「アルダンテ、あれを」

「あいあい、用意してるぜェ?小ライスだァ」

「な!?き、貴様!何をするつもりだ!」

 

 そらァもちろん。ライスに豆板醤とニンニク乗せて、スープを染み込ませた海苔で巻いて食べる………『絶対美味いやつじゃんコンボ』だよォ〜

 あ、美味そうに食べるトーちゃん可愛っ!作ってよかったァ〜

 

 ……………ん?あれ?姫様?何その崩れ落ち方?なんか真っ白に燃えつきてない???

 

「麺カタメ〜味コイメ〜ほうれん草トッピング〜」

『真っ白になりながら注文した!?』

「あァ、ちょっと待ってなァ」

 

 オーダー入りましたァ〜

 お支払いは王国の秘密で〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んふ〜美味しい〜♡♡♡」

「そらァよかった。俺も隣で食っていいかァ?」

「うん!いいよ!」

「カッカッカ!ありがとよォ〜

 あとこれ、閉店前だからサービスだァ」

「チャーシューの切り落とし!?やったー!こういうのがあるから、閉店間際深夜ラーメンさいこ〜!」

『ここ牢獄じゃ…………』

 

「ほどほどになァ?さっきも言ったが、体に悪ィんだから」

「うっ……わ、わかって────「けどまァ……」ん?」

 

「その幸せそうな顔に免じて、今日は良しとする。それにィ……」

 

 俺は言葉を区切って、ラーメンのスープを一口飲んだ。

 

 

 

「プハッ!………これで俺も、()()だしなァ?」

「!っあはははは!そうだな!」

 

 

『なんだかんだ言って甘いな………』

「ふふっ、そういう人なんですよアルは…………」

 

 

 

 

 

 

 







 基本的には健康で規則正しい生活をしてるし、周りの人にもしてほしいタイプのオリ主。なので若干お節介になりがち。
 でも相手の様子(落ち込んでいたり)や場の雰囲気を見て、「よし!今日は朝まで飲もうぜェ!」とかも言ったりする。


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