オレは怒ったぞーーー   作:スージーサーモン

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鳥山先生、本当にありがとうございました。

と思うばかりで、ONE PIECEとのクロスを思い切り書いてみようと……。



ゆ……ゆるさんぞ

 

 

 弱者という概念すらない生まれながらの戦闘種族──"ミンク族"。

 

 動物に模した顔と体つきが特徴であり、種としての身体能力が人間より高いことに加え元となる動物の能力を色濃く残した獣人だ。

 

 そんなミンク族に人間とほとんど変わらない風貌のミンク族が存在した。違いがあるとしたら、深紅の体毛と尻尾が生えているという点だろうか…。

 

 まるで猿を思わせるような……だが、逆立った黒い髪と外見は人間と大差ないどころか人間そのものである。

 

 その存在はミンク族の中でもあまりにも異質な存在だ。

 

 ただ、ミンク族は人間もミンク族だと勘違いしているようで、その者がミンク族内で異端児扱いされることはまったくなかったようだ。

 

 どのミンク族からどのミンク族が産まれても不思議では無い特性があるらしく、それも要因の一つだったのだろう。例えば、ウサギの母親からゴリラのミンク族が産まれても不思議ではないのだそうだ。

 

 しかし、そのミンク族の()()だけは別だった。生まれながらの戦闘民族とされるミンク族の中でも桁外れとされている。空を飛び、光線のようなエネルギー波を放ち、戦闘能力を自在に上昇させることができるのだ。

 

 そして、そのミンク族────カカロットが生まれて初めて怒りを露にした。

 

「ゆ…ゆ……ゆるさんぞ……」

 

 宙に浮いたカカロットは、己の故郷が壊滅寸前に追い込まれた絶望的な光景を前に怒りに打ち奮え、怒りを解放する。

 

 すると次の瞬間、その身から絶大な金色のエネルギーが解放され、身を包み込むように迸る。

 

「な……なんだアイツは!?」

 

 その金色のエネルギーは他者にも視認でき、この絶望的な光景を作り出した元凶は驚愕した。

 

「オレは怒ったぞーーーーー!!」

 

 視界から消えたと同時に、殴り飛ばされる巨大なマンモス。己よりも遥かに大きなマンモスを殴り飛ばし宙へと舞い上がらせたカカロットは、さらに殴り飛ばした方向へ先回りし、両手を組んで振り下ろしマンモスを地面に叩きつけた。

 

「ぐはァ!!」

 

 地面に叩きつけられたマンモスは吐血すると同時に、()()姿()()()()()人型へと変貌し、たったの二発で満身創痍に陥ってしまっていた。

 

 これが、ミンク族内でも桁外れな力を持つカカロットの実力だ。

 

 いや、正確には怒りで覚醒した力である。

 

「テメエのツラは二度と見たくねェ。

 失せろ!波ァ!!」

 

 その怒りを乗せ、掌底のように繰り出した手のひらから衝撃波を放ち、元凶を遥か彼方へと吹き飛ばす。

 

 ミンク族の故郷〝ゾウ〟を突如として襲撃した元凶──〝旱害のジャック〟。世間では懸賞金10億ベリーを超える大海賊だが、そんなジャックが圧倒された。

 

 部下らしき者達も、ジャックが吹き飛ばされてしまったことに慌てふためき、カカロットの一睨みに怯え、気絶し、命惜しさに足早に逃げて行く。

 

「はぁ……はぁ……み、みんな……今……助け……く……」

 

 〝金色の戦士〟カカロットのおかげで脅威は去った。

 

 だが、ジャックがこの地に残した爪痕はあまりにも大きく、()()()()()()()カカロットもまた地面に倒れ込んでしまう。

 

 どんな強い戦士も毒には抗えず…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰一人絶対に見捨てない!!」

 

 死を待つのみだったカカロットは、オレンジ色の髪の毛の女神の救済を受ける。

 

「あ……あなた……は?」

 

「私は()()よ。

 とりあえず今は喋らないで安静にしてて。あなた達みんな助けるから!」

 

 金色の戦士カカロットは心に固く誓う。

 

 彼女の為に、己の命を懸けることを…。

 

 






外見は超サイヤ人4なミンク族のオリ主。
▪️カカロット
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