植物を操るヒーロー   作:姉小路

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文章力!!


そんなの小学生からやってる

激動だった中学時代を超えて無事に高校に入学することが出来た。小学校時代もヴィラン襲撃事件を始めとして色々な事があったが正直濃さだけで言ったら中学時代の方が色濃く残っている。様々な出来事があり俺という人格に影響を与える位の事もあったが目標は変わらない。ヒーローになる、その一心で楊と共に修練を積んできた。だから俺は雄英高校ヒーロー課を受験することに決めた。

入試で0ポイントが出てきた時、植物を使って行動を縛り逃げ遅れた受験生の救助を行っていたらモジャモジャ頭が0ポイントを一撃で吹き飛ばした。恐らくモジャモジャ頭は0ポイントを倒したあとに飛び散る破片の事について何も考えてなかっただろう。逃げ遅れた受験生たちに大量の破片が降り注ぐ。俺はマズイと思いわた毛を成長させ破片を受け止めた。一旦大怪我をしている人がいないかを確かめていたら空から聞こえる叫び声の主を確認する。

どうやらモジャモジャ頭には着地手段が無いらしい。なので破片を防いだわた毛を動かして空から落ちてくるモジャモジャ頭を受け止める。その後直ぐに試験終了の合図がなった。モジャモジャ頭はなんか凄く悔しがっていた。

そんな悔しがらなくても0ポイントを倒せるぐらいの個性だ。それなりにはポイントを取れているだろうに。そう思い彼に向かって励ましの言葉をかけてみた。しかし彼は気に入らなかったらしい、凄い睨みつけられた。少し悲しい気持ちになりながらこれ以上心のダメージを食らわないため何も言わずにその場を立ち去った。

 

 

 

その後一週間ぐらいが経過した頃、雄英高校から入試の結果についての手紙がやって来た。中身は手紙ではなくホログラムの機械。何となく時代を感じつつ機械を触ってみる。すると映像が投影される。映像に出てきたのが雄英高校の校長先生、素早い口調で次々と話を進める。

 

『キミは首席だったよ、ようこそ雄英高校へ』

 

5分ぐらいの内容だったがまぁ要約するとこの一言になるだろう。そんな訳で結構あっさりと入学が決まりルンルンで道場に報告しに行った。

門下生の皆さんは凄い褒めてくれた。中には雄英を受けて落ちてしまった人もいたらしく難易度については理解してくれていたのだろう。ただいつもの事ながら楊は違った。

 

「お前入学程度で喜ぶなんて小さいな」

 

「は?」

 

「おいおい怒んなよ。図星って言ってるようなもんだぞ」

 

「ぶっ殺す」

 

あの時は冷静さを失ってしまい直ぐにキレてしまったが冷静になった今改めて考えると楊なりの応援かもしれない。

雄英に入るのがゴールじゃ無いんだぞ、お前の目標はそこで終わりじゃないって遠回しに伝えたかったのかも知れない...多分。まぁ楊だからそれはないか。

 

 

とまぁこんな感じに回想をしてみたが俺は無事に入学することが出来た。

因みに今からは個性を使った体力テストをするらしい。まぁ入学式やガイダンスを終えてから初めてやる授業として相応しくはある。

 

「個性を使った体力テスト!楽しそうだな!」

 

「そうですな、楽しみですぞ!」

 

クラスメイト達も和気あいあいと楽しそうにしている。ブラドキング先生によると自分の個性を詳しく知るための訓練らしい。皆楽しそうにしながらグラウンドに向う。

 

「君、あんま乗り気じゃ無さそうだね?」

 

「そう見えました?」

 

教室を出てグラウンドに向おうとしているとなんか軽薄そうな男に声をかけられる。名前は聞いていないから分からないが確かクラスメイトだったと思う。多分。

 

「おやおや、僕が誰か分からないみたいだね?僕は物間寧人、宜しく」

 

「練白蓮、こちらこそよろしく」

 

「それで?なんでそんな顔してるんだい...個性が体力テストに向いてないとか?」

 

「いや、向いていない訳ではないのだが...」

 

「何だい?言いよどんで」

 

「まぁ色々と思う所があるんですよ」

 

あんまり言いたくなかったので会話を無理矢理中断させグラウンドへと向かう。少し申し訳ないことをしたが初日で悪印象を与える訳にもいかない。

 

「よし、全員集まったな。さっきも言ったが今から個性を使った体力テストをしていく。この演習では自分が個性をどのくらい使えるかを把握してもらう為に行う。各々全力で取り組むように!!」

 

ブラドキング先生の言葉に感化され皆やる気に満ち溢れたような表情で最初の種目である50m走へと向かう。

俺は名前が五十音順で後ろの方なので前の方の人が走っている姿を見ながら自分の番が来るのを待つ。

みんな個性がある無し関係なく身体能力が高い。理解してはいたけど俺にある記憶より身体能力が高くて偶に頭が違和感を覚えてしまう。そんな事を考えながら待っていると思いの外直ぐに俺の番がやってきた。

 

「俺は鱗飛竜、よろしくな!!」

 

「蓮白蓮です。こちらこそよろしくお願いします」

 

軽く挨拶を済ましてお互いに準備をする。

俺は持っていた袋から一つの種を取り出し個性を使い人間と同じぐらいの大きさまで成長させる。

 

『よーい、スタート!!』

 

英雄特有のロボットがスタートの合図をする。それと同時に俺と鱗飛は動き出す。鱗飛は個性を使い鱗のような何かを飛ばして推進力にして速度を上げている。

そんな中俺も個性を使い文字通り飛んでいた。

スタート前に成長させていたのはスミレ。スミレは種を蒔く季節になると種を飛ばし次世代に託そうとする。その性質を使い人間サイズまで大きくしたスミレが飛ばす種にしがみつく事で高速移動ならぬ一方方向へのぶっ飛びを行っているのだ。因むと別に風圧は直接顔に来ているので凄い顔をしていると思う。

 

『ピピッ蓮白蓮、記録3秒2』

 

周りと比べて少し速いぐらいのタイムだろうか。このまま総合一位を目指して頑張ろう。

 

 

 

2つ目の種目は握力。

コレはそんなに考えなくても植物を使って締め付ければ良かったので問題なかった。

 

「ぬううううん!!この種目は私が一番でしょうな」

 

『ピピッ蓮白蓮、記録347kg』

 

「なぬうぅ!?」

 

3種目目は立ち幅とび

この競技は比較的に個性との相性がいい人が多い気がするので順位はあまり気にせず伸び伸びやろうと思う。俺は個性で植物を発動可能距離限界まで伸ばし自分自身をボールを投げる時のように投げ飛ばす。

 

「どうやら貴方は私の個性と似た系統の個性をお持ちのようですね。後でお話をしませんか?」

 

「俺はそんなに似ているとは思いませんけど」

 

記録604m

 

そのまま体力テストはボール投げ、上体起こしと進んでいき各種目で一番ではなくとも高水準の順位を取り続けた。

そして最後の種目である前屈が終了し全ての種目の記録を取り終えた。その結果を集計しブラドキング先生が表示する。

 

一位 蓮白蓮

 

この文字を見て満足する。

ブラドキング先生曰く2位と大差をつけて一位との事だった。その事実に少し悲しくなる。雄英高校に入学できるだけの実力を持つ人たちだもっと優秀なのだろう、そう思っていたが強いのは個性の質だったのかもしれない。強個性を授かった俺が言えた義理ではないが思いの外みんな個性を使いこなせていなかった。

個性を高校に入学してから鍛え始める?個性についてどのくらい使えるかを把握する?ヒーローになるのに今更?

そんな事に少し苛立ちを覚えながら学校が終わったらすぐに帰宅した。

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