主人公とヒロインのデートイベントなんてラブコメっぽいよなぁ!なら壊すかぁ!
ってテンション。
まぁ真面目に言うとお買い物デートは原作読んでる皆様はアクアとかなちゃんでもう見てるだろうし…硝フリでなぞってもなぁってなるので。
土煙が晴れる。急な轟音と衝撃で数秒間気を失っていたフリルが気が付いて最初に見たのはおよそ10人程度の黒服の男性。黒服の男性と聞かれるとSPか執事のような大人な雰囲気の人間を想像するが残念ながら目の前の男たちはそうでは無い。腕や脚に服の隙間から見えるのは刻み込まれたようなタトゥー。髪もやたらチリチリしていたり赤く染めていたり、路上なくせにタバコを咥えていたりガラが悪い。どう見てもヤのつく自由業の方達である。
そんな男達の中で一人だけ女性がいる。白いキャップに水色っぽい髪の毛を持ったやさぐれた顔をした少し年上っぽい女性。周りの男達に比べると明らかに線が細く、女性にしては長身だが横に並ぶと彼女の場所だけ凹んでいるように見える。そのせいか表情の割には社会の裏に関わっている人間は誰しもが持っている威圧感は弱い。
「…こうも昔知った顔の妹を見ると不思議な気持ちになるな」
龍珠桃。広域指定暴力団「龍珠組」の組長の娘であり時期組長の噂も出てる女性。どれだけ弱く見えようとこの男たちを束ねる女性であることには変わりない。この女の手にかかればまだルビー達がいるであろうデパートを占領して一時的にでも支配することも容易だろう。そういう意味では決して侮れる相手ではない。
「あ、ありがとう、ございます」
龍珠から差し出された手を取ってとりあえず立ち上がる。背後に転がっているキャリーケース等の買ったばかりの硝太のものを回収する。買ったばかりだと言うのにキズがついてしまったが無くしたものはなかったようで良かったと胸を撫で下ろす。
龍珠達のヤクザ達が周辺に展開しているが流石に早い。先に準備がしてあって合図とともに展開したということだろう、となると車も彼らが止めてくれたのか。
「いや、お前を庇ったのはあの餓鬼だよ」
「あっ、硝太!」
こっちの考えていることを読んだのか龍珠はデパートの先を指差す。そこには車道にひっくり返った車、車に轢かれて倒れたガードレール、そしてそのひっくり返った車の上には硝太が立っている。アクション映画の一場面を切りとったような場面に周囲は慌ただしくしており、車の上に立つ硝太をただの小学生だと心配する大人が何人か出てきている。硝太は素早くナイフを納刀すると一度周りを見回して車の上から飛び降りて寄ってくる。
まるで全て僕がやりましたというような雰囲気にフリルの背筋から冷たい汗が吹き出す。これまでの言動からこれまでのことはしかねないとは思っていたが実際に行動として起こされると話は変わってくる。これは夢ではなく、実際に起こった事故──否、事件だ。何者かが硝太、もしくは不知火フリルを狙って起こしたもの。世間的には既に車庫から出る時にアクセルを強く踏み込みすぎた、といった理由で処理されるのだろうと考えると
「なんつー馬鹿力だ。アイツだけ別世界の人間じゃないのか?」
その様子を見て龍珠は頭を抱えている。仮にもヤクザの若頭とも言える人物を困惑させているのを見て硝太の身体能力がそういった暴力団から見ても異質なことと硝太が本当に突っ込んでくる車を何とかしてしまったのを思い知らされる。
硝太の身体能力の高さはフリル自身何度も見せられてきて実際に体感したこともあったが今の彼はそれまでより強く見える。硝太があの車になにかしてひっくり返したのもあながち嘘とは言えない
「龍珠さん、ありがとうございます」
「別に。今回はウチの馬鹿共の尻拭いをしてもらったわけだからな。これぐらいはする」
寄ってきた硝太はまず龍珠に頭を下げる。敬語を使って礼儀正しくしているが、警戒心を解いていない。今までは初対面の相手には最大の警戒で当たり威嚇すらしていた硝太なので、丁寧に扱っているだけ大人になったと成長を感じる。だが同時に龍珠組を味方としては考えていないようで微妙な距離感を保とうとしているように見える。
それに対して龍珠桃は硝太に好意的だ。まるで久しぶりに出会う友人を相手にしているように見える。硝太が身内を最優先に大事にする姿勢がそっちの道の筋を通す人達に好意的に取られているように見える。
「それにしても、車を蹴り飛ばすなんて初めて見たな。最近の高校生のブームか?」
「まさか。必要だからやったまでです」
冗談をいいながら好意的に話しかける龍珠を硝太はサラリと躱す。こういう時の口調は普段のルビーっぽい形からアクアに近い形に変わる。アクアも素っ気ないことが多いので兄姉の人間性を使い分けているというのが正しいか。
硝太のことなので車を蹴り飛ばす子供を冗談ととらえなかった可能性はあるが。もし仮に硝太みたいな身体能力を持った人間が何人もいたら世界中のスポーツ界隈は大変なことになっているのは間違いない。そんなことあってたまるかと言えるが硝太本人からすれば些細な問題である。
──って、本当に蹴り飛ばしたんだ硝太。
デパートの中に投げ飛ばされて一瞬気を失っていたフリルと違い、事件のあらましを見たであろう龍珠の言葉を聞いてフリルは硝太の全身を改めて確認する。帽子にサングラスにヘッドフォンに、の不審者スタイルは相変わらず。左腕は未だに三角巾に包まれており動かないのは見ればわかる。両足のズボンは破れたり穴が空いたりはしていないが煤でも被ったのか黒くなっている。
元々負っていた怪我を除けば外傷は特にない。本人も痛そうな顔はしていないので本当に何かしたのか硝太の様子だけではかなり疑わしい。
「では失礼し…」
「硝太──!!」
龍珠に頭を下げてこの場から離れようとした硝太に何処かに隠れていたのかルビーが勢いよく突っ込んでくる。自動車は蹴り飛ばしたのにルビーの勢いは殺しきれなかったのか硝太はそのままルビーに抱き抱えられる。
もし硝太が車を蹴り飛ばした時に足の骨にヒビでも入っていたらそのまま折れていたであろう勢いだが硝太は涼しい顔でルビーの胸の中に頭に突っ込む。速度が早いのはこの弟あってこの姉かと考えれば腑に落ちる。
「大丈夫硝太!?怪我ない?」
「うん。僕は平気。心配しないで」
突っ込んでくるスピードは硝太の体を案じている用には見えなかったが泣きながら硝太を大事そうに抱きしめている姿はいつも通りのルビーだ。硝太がストーカーに刺されて病院まで行ったのを思い出しているのか涙は止まらず泣きながら硝太の体を摩っている。
ルビーの様子を見た感じルビーは硝太が車を蹴り飛ばす姿を見ていないらしい。車が突っ込んでくる直前に硝太が「伏せろ」と言ったので大人しく目を閉じて伏せていたのだろう。ルビーも怪我は無いようで安心した。
「硝太くん、フリルちゃん大丈夫?結構な音しとったけど」
「うん。ギリギリセーフ」
少し遅れてみなみもフリル達の元に駆け寄ってくる。みなみは事件を見ていなかったようでひっくり返った車を見て事件の凄惨さを知って若干引いている。こんな事件になってしまってはデートもストーキングもそれどころでは無いが、とりあえず友人達は皆怪我なかったのでフリルはそれでヨシとすることにした。
ルビーとみなみが来たことで周囲に展開していた龍珠組の人間が通行人に混じって何処かへ散らばっていく。前々からここにいただろうに車を止めようとすらしなかったのは何をしに来たか不安にはなるが、硝太がいる限り下手に手を出されることは無いので一先ず置いておくことにした。
龍珠の「ウチの馬鹿共の尻拭い」に今回の事件が入っているのかは気になるが間違いなく硝太かフリルを狙って起こされた今回の事件に「龍珠組」も関わっているのなら二人の影響を少なくするように務めてくれるとは思われる。
「とりあえずミヤコさん呼ぶから病院行こ、どっか怪我してるかも」
「だからへーきだって」
「硝太は自分の体のことなんもわかってないからお姉ちゃんがちゃんと見てあげないといけないの!」
フリルも硝太もそう考えて龍珠組の事は一旦置いておくことにした。その間に目に見える傷がないことは確認したルビーが母親を呼んで病院に行こうとする。硝太は過度な心配を嫌がっているがルビーは全く引く様子を見せない。一般的にはルビーの意見の方が正しく、実際見た目は平気でも内側では大きな怪我をおっている可能性もある。何より
そこに赤いランプをつけたパトカーが到着する。ここまで大きな事件になれば警察が来るのは当然。パトカーから降りた一人の警察官がフリル達の元に真っ直ぐ走ってくる。
「すみません。警察のものですが、お話を聞きたいので署にご同行を…」
──あ、偽物だ。
フリル達の目の前に来るや否や即警察手帳を出して硝太とフリルの二人をパトカーに連れ込もうとする警察官。その姿を見てフリルはすぐにその正体が偽物だと気付いた。警察手帳は見せるも一瞬で名乗りもしない、これだけ大きな事件になり周りが騒いでいる中パッと見怪我もしていない硝太とフリルの元まで迷わずに来て車で事情聴取を行うとする。通報を受けてきた警察官の対応ではない。明らかに事件をその目で見て事件の詳細にある程度辺りをつけておいた上で当事者と思われる硝太とフリルの二人を周りから隔離したいという意思が丸わかりだ。低予算な刑事もののドラマでももう少し丁寧な演技をする。
ルビーとみなみはともかく硝太とフリルはその程度の芝居で誤魔化すことは出来ない。だが硝太はあえて偽物の警察官の誘導に従って頷く。
「ああ、構わないよ。姉さん、一旦家に帰ってお母さん達と合流して。話が終わったら連絡するから」
「う、うん…」
警察官に事情聴取されると言われれば流石のルビーも硝太を離して送るしかない。ルビー目線では大きな事故が起こったので近くにいた子供に事情聴取をするだけに見えるので、事件の犯人に仕立て上げられたりなどは考えられない。警察に行ってまずい理由も硝太が大人が苦手程度しかなく、危険なことも無い。むしろ安心できる。みなみもそう感じたようで軽く手を振って見送る。
──硝太の警戒心は…龍珠さんと同じくらい、なら大丈夫かな。
フリルとしては偽物の警官について行くのに安心できるわけがないが、この程度のことを硝太が気付かない訳がない。その硝太が自ら進んで行こうとしているのを見て大人しく硝太の3歩後ろをついていきパトカーに乗り込む。
二人がパトカーに乗り込むと警察官は何も言わずに運転席に座り、車を走らせる。
「…いくらなんでも変装が適当すぎないか?」
走り出したパトカーからルビーたちが見えなくなったのを確認して硝太が車の上に付いている赤いランプを回収して助手席に放り込む。
すると偽物の警察官はため息をついてハザードランプをつけると車を左端に寄せて停車する。
「下手な変装でもしないとお前が変な警戒をする」
「なんでそうなるんだよ」
取り繕う事なく自分を警察官ではないと明かした男は身につけている制服を脱いでランプの上に雑に置く。警察官の制服から開放された男の姿はつり上がったメガネに似合っていない金髪。刺青などを入れている訳では無いが警察官とは真逆のギャングに見える。実際彼は警察官と言うよりそっち側の人間だと聞いている。
その男の顔を見てフリルはその男の正体にようやく気づく。
「あっ、貴方は」
「不知火フリルか。今回はとんだ災難だったな」
男の名は白岩という。あの日──フリルが硝太をリュックサックに隠しながら姫川の家に行った時に硝太の元に現れた男。
先程までバレバレの変装をしていたため、小物に見えるが実際は硝太ですら家の玄関前に辿り着かれてやっと気付くほど気配を消す、或いは周囲に馴染んで違和感をなくせるだけのスキルを持つ食えない男。今回彼がバレバレの変装をしたのは硝太に相手が白岩本人である事を見抜かせて下手な懐疑心を持たせないようにするための処置だったらしい。──硝太の観察力の高さを逆手にとったいい手だ。それでもルビーとみなみは騙せたので硝太には正体がわかるように、他の周りにはバレないように上手く調整した事になる。これはただレベルの高い演技をするだけでは得られない小さな違和感。
「それで?あの車、なんだったんだ?」
白岩の目的は当然硝太に突っ込んできた車のことを聞くこと。フリルを連れてきたのは近くにいたルビーとみなみに違和感を持たせないようにする為、そして認識を共通させる為。
事件の関係者とってフリルは硝太の共犯者のような立ち位置にいる。嘘が極端に下手で人との関係を作るのが苦手な硝太では結局のところインスタントバレットではないものの、同じように戦えるツクヨミを除けば個人で戦うしかない。そこをフリルが入ることで龍珠組のような組織と関わる事ができるようになった。その点では白岩もフリルのことを高く評価しており、こう言った話の場には必ず連れてきて口を挟めるようにしている。
「車自体は何処にでもある普通車だよ。ドライバーが傀儡だっただけだ」
「そうか。組長も魔法に疎い。お前がいて助かった」
「いえ、あれば硝太狙いかと」
彼の言う組長とは、龍珠桃の父親。つまり龍珠組の組長である。彼は魔法に疎いと言われようにインスタントバレットの存在自体は知ったものの能力の詳細や使い方等の理解は薄い。あれだけヤクザが揃っていても魔法使いを探知出来るのも、処理出来るのも現状硝太のみなのは変わらない。
インスタントバレットそのものではない、効果を付与されただけの傀儡が起こした事件でさえあれだけいた龍珠組のヤクザも手を出せなかった。硝太が素早く処理していなければ警察が揃っても止められない暴走車が街中で暴れていただろう。
だが車は明らかに硝太が気のゆるんだタイミングを見計らって動き出した。隣で見ていたフリルはその時をのことを思い出して二人の会話の間に入る。硝太が雪の天気予報で動きが止まることを知っていたのかは分からないが硝太を狙って事故に見せ掛けた暴走車を放ったのは間違いない。今回は難なく処理出来たが次もそうなるとは限らない。
「ちゃんと家族の護衛はつけてるんだろうな」
そうなると心配なのがルビー、アクア、ミヤコの三人。暴走車でさえも難なく処理出来るほどインスタントバレットとして成長した硝太を直接止めるのは難しいのは敵も今回の件で知っただろう。もう、ストーカー一人に死にかけにされるほど弱い子供ではない。となれば硝太の身辺を狙うのは当然のこと。特に母親のミヤコは硝太の精神的な安全弁でもあるので彼女一人崩すだけで硝太がどうなるのか分からない。
三人とも殺し合いのような戦いには縁がなく、仕事柄多くの人と関わるので捕まえるのは容易。その為ヘルメス達八咫烏と龍珠組のヤクザに三人の護衛をさせている。それも今回のようなインスタントバレットの息がかかった傀儡を差し向けられたらどうなるか分からない。
「当然だ。ヤクザだってバカの集まりじゃない。投資家が金の匂いに敏感なようにヤクザは血の匂いに敏感なんだ」
白岩は停車していた車を再び走らせながら周囲を確認する。龍珠組もインスタントバレット相手戦うことが出来ないだけで世紀末マンガに出てくる小悪党とは違う。周りに気付れずに護衛する程度造作もない。
白岩の言葉は「何かの間違いでルビー、アクア、ミヤコの誰かが死んだ場合龍珠組そのものを硝太に潰される」という意味を孕んでいることにフリルはすぐに気付いた。要するに彼等は義やプライドを置いておいたとしても硝太に組ごとターゲットにされない為にも三人を守り通すしかない。
「硝太が直接護衛に行くと相手にもバレるからね。ルビー達は私も心配だけど伝えない方がいいと思う」
「──分かってる」
普通ならいち早く三人に相談して安全な場所に籠ってもらった方が硝太も龍珠組もやりやすい。だがそれではルビーのアイドルもアクアの俳優も仕事としては無くなる。ただでさえ旬の短い芸能界、一瞬一瞬の時間すら捨てられない。何より下手に硝太の現状を明かせば三人とも大切な我が子、大切な弟を守ろうとするだろう。それで危害が及んでは意味が無い。
「宮崎の件はこっちも聞いている。こっからは持久戦だな。苺プロのことは俺達にも通してくれ」
硝太の大体戦力を把握された今、相手が強く出てくるとは考えずらい。今後の戦いは互いに尖兵を出し合う我慢比べとなるだろう。ある程度犠牲が出ることは龍珠組もツクヨミも承知の上。となると問題は硝太本人のメンタル次第になる。戦闘能力だけならインスタントバレットとして十分覚醒している硝太だがどれだけ言い繕おうと元は姉の死で記憶を失ってしまうほど脆い普通の子供だ。その結果変な方向にねじ曲がったのも事実だが本気で戦争できる人間と比べてどうなのかと言われるとフリルも白岩も疑問が残る。
できるだけ苺プロは自由に行動させながら全員を守り切るにはその辺を調整してやるしかない。当然本来硝太のメンタル保持に勤めるミヤコには出来ない。龍珠組も当然不可能。となればそう言った事はツクヨミかフリルが行うしかない。そして、ツクヨミも戦うことを考えるとフリルが最も適任だと言う他ない。フリルは隣で何かを考えている硝太をじっと見る。
今でも硝太の動きが非現実的すぎて追いついていけない。スポーツ選手を見て凄い、素晴らしい動きだと思うことは多いが硝太達の場合物理法則に違反しているようにしか見えない。だが中身まで非人間という訳では無い本人が言うようにただ価値観やら倫理観が異常なだけでちゃんと母親に教えられたようにある程度は取り繕える。つまり傷つき方もおなじ。そんな硝太をどう立たせるかが今後の自身の身の振り方に関わると感じる。硝太のことを武器として扱うのが最も効率的かつ効果的に硝太の家族を守りたいという思いを達成出来る。硝太自身はそうされても特に嫌悪感を持たないだろう。だがフリルにはそうするだけの覚悟がない。
「…いや、短期決戦だ」
「何?」
フリルの不安を感じとったのか硝太がゆっくりと顔を上げてミラー越しに白岩の顔を見る。
白岩は硝太の発言を「もう我慢の限界だ」と受け取り硝太を睨むが硝太は逆に右目を青く光らせて今度は直接白岩を睨むように見る。
「相手の首を──宮崎で落とす。」
我慢比べとなると両者疲弊するのは当然だが、それ以外にもアクアやミヤコにバレるリスクと常に隣り合わせになる。今回はルビー相手だったからバレずに済んだがアクアが相手なら硝太の魔法に気付かれてそのままトントン拍子で、真実にたどり着いてしまうかもしれない。
ミヤコに至っては硝太の顔を見れば大抵の隠し事は見抜ける。母親としての勘は非常に鋭く周りがどんだけ気を使っても同じ家に暮らす硝太とミヤコが日常的に対面するのは当然なので防ぐのはほぼ不可能。今までは硝太の人間的成長の為に見逃してきたことも多かったが、命の危険となるとミヤコも見逃しはしない。
騙しきれるのは都合よく考えたとしてもせいぜい宮崎旅行まで。つまりそれが硝太にとってのリミット。そしてそれは同時に相手を宮崎まで誘導するという事になる。硝太にはもう既にそれが出来る手段があるということを表す。
フリルと白岩は何も言わずに黙って硝太の顔を見る。その二人の瞳に青い光が差し込まれた。
はい、というわけで長らくお待たせしました。かぐや様は告らせたいより龍珠桃参戦です。白銀の小間使いみたいな扱いされてましたが本作では龍珠組の次期組長の娘として扱ってます。要するにガチヤクザ。ヤクザだから同じぐらい頭のネジ外れてるけど家族大好きな硝太のことを結構気に入ってるという設定です。けど硝太は普通に警戒してたりする。なんで急にヤクザ出てきてるんだ!?ってのは今後の話で解説します。ハイ。
一応脇役除いて参戦予定のインスタントバレットと違ってかぐや様はメイン級(生徒会メンバー)は殆ど出す予定ないですし、キャラ数も結構少ないです。インスタントバレットと違って作風的合わないから、しょうがない。
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しれっと登場した白岩という新キャラですが完全な新キャラではありません。かぐや様、インスタントバレットのどちらかの誰かさんが名前を偽って出てきてるだけなので勘違いなさぬように。一応これまでの話に白岩さんの正体に関するヒントがあったりする。実は無いかもしれない。