【硝子玉の子】   作:みっつ─

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 入院中の硝太を襲った動く死体(リビングデッド)が人間だった頃の足跡を辿るため龍珠組について調べていたフリル達。
 龍珠組が取引をしていたと思われる造船所跡にて龍珠組組長の愛娘、龍珠桃と出会う。



#113 真実の瞳(五)

「龍珠組の龍珠桃だ。お前達と話がしたい」

 

 いきなり名乗ってきたのは薄い水色の髪につり目の女性。見た目からして年齢は20代前半、と言ったところ。身長や体格は女性としてみれば普通だが周りにガタイのいい男たちが揃っているせいでかなり小さく見える。それでも男達が明らかに一歩引いた場所にいるのと、名乗った名前から只者では無いことがわかる。

 

「…」

 

 硝太は黙ったままフリルの方を振り向く。振り向かれたフリルは数秒硝太の瞳の色を確認してやっと硝太の意図に気付く。

 最近の硝太の行動力、先日の白岩との話から忘れかけていたが硝太はコミュ障ではじめましての人と普通に話ができない。

 

「私は不知火フリルと言います。彼は同級生の斉藤硝太」

「不知火?聞き覚えがある…ああ、そういえば高校の頃そんな苗字のやついたな」

 

 不知火という確実に斉藤よりは珍しい苗字に思い当たりがあるような顔をする龍珠桃。それもそのはず、彼女が高校生の頃一学年下だがフリルの姉、不知火ころもが在学していたから。とはいえこの時点では両者その答えに辿り着かず龍珠桃は改めて硝太の方を向く。

 

「お前か、インスタントバレットとかいう厨二病は」

──インスタントバレットのことを知っている!?

 

 龍珠桃がインスタントバレットの名前を出したことに驚くも、すんでのところで声を止める。言葉の受け取り方はフリル達とは違うとはいえ、インスタントバレットという単語を知っているかいないかでは意味が大きく変わる。

 硝太の近くに投げ捨てられている、全身の服を切り刻まれて無惨なことになっている男に龍珠桃の視線が動く。明らかに組員である彼を倒した硝太に何を思うのか。まずもって優しいことにはならない。「話がしたい」と言いながらいきなり拳銃を引き抜いても不思議では無い。フリルの背から冷たい汗が噴き出す。だが硝太は表情一つ変えずにボケっとした顔で龍珠桃を見つめる。睨みをきかせることすらない。ナイフも軽く握っており、素人目からも今から殺し合いになるとは思ってないように受け取れる。

 

「お嬢。こいつは俺が」

「待て、私達はお話をしに来たんだ。殺し合いをしに来たわけじゃない。何よりサシで殺し合いなんてやったら確実に死ぬのお前らだ」

 

 全裸で縛られて倒れている男の姿に腹を立てたのか一人の屈強な男が数歩前に出て硝太をキツく睨みつける。が、その前に龍珠桃に手を出されて動きを止められる。

 

「あいつ、殺し合いに慣れてやがる。殺ることに迷いが無い。アレは強いぞ」

 

 ヤクザなりに目が効くのか硝太をちゃんと見て冷静な判断を下せる。それだけで生半可な覚悟で戦いになる相手ではないとわかる。だが同時に硝太さえ仕掛けて来なければ話し合いに応じる用意はあるとみていい。硝太が行っても話を厄介にしてしまうだけなので代表してフリルが前に出る。

 

「インスタントバレットについて知っているのなら私達のこともきっと知っているのでしょう。私達は『偶像』という名前のインスタントバレットの足跡を辿っています」

「偶像?インスタントバレットの名前?そこのじゃないのか」

 

 フリルは情報を知られているここに来た理由について簡単に説明する。『偶像』と名前がつけられたインスタントバレットを探る為、龍珠組そのものを敵に回す気はないという意思表示。だが当の本人は『インスタントバレットに名前がある』という情報に疑問を持っているようで首を傾げる。インスタントバレットに名前がつけられているということは龍珠組は知らない。誰が名前をつけたのか分からないが、名前をつけられていることに言及したのは白岩。『世界の端っこ』である藤波が『未来視のインスタントバレット』とインスタントバレットの名前ではなく能力の名前で言ったのは名前を知らないのか。白岩のいる組織が勝手に名前をつけていただけかもしれない。だが同時に白岩のいる組織が龍珠組と接点がない可能性は高い。

 フリルは硝太の方を向く。フリルに見られていることに気付いた硝太は軽く頷く。フリルの判断に任せる、と

 

「はい。硝太とは別の」

「そうか。で、舐められた真似されて黙ってるとでも?」

 

 目的が龍珠組ではないという言葉から舐められていると判断したのか龍珠桃の視線が鋭くフリルに突き刺さる。

──間違えた。ヤクザにとってこういう面子(メンツ)は時によっては命より大切なもの。それを無視した態度を取れば当然怒る。

 

「いえ。私はあくまで貴女達と戦う意図は無いと言ったまでです。それに、もし私達に手を出せば後悔するのはそちらでは」

 

 龍珠桃の視線に体を震わされるも持ち前の演技力でそれを隠しきって強気で言い返す。

 龍珠組の琴線に触れたフリルだが、同時に龍珠組がインスタントバレットにそこまで詳しくないことがわかった。硝太のことを『インスタントバレットという厨二病』と言ってインスタントバレットに名前があることを知らない、それどころかインスタントバレットが複数人いることすら知らないような言い方をしていた。おそらく、消えた龍珠組の組員の行方について何も知らないのだろう。何処かからインスタントバレットの名前を聞いてその特徴から男一人を蹴り飛ばしてナイフでひん剥いた硝太に目標を絞り込んだ、というところだろう。

 

「確かに私達はインスタントバレットとかいう力のことは詳しくない。だからなんだって話だけど」

「そうでしょうか。私はそうは思いませんが」

 

 女同士の睨み合い。フリルは表情は柔らかめに、だが言葉では隙を作らせず龍珠組(ヤクザ)と向き合う。

 偶像のインスタントバレットの足跡を辿った結果ここに来ていることから偶像のインスタントバレットが龍珠組に関わっていることにも気付いている。その為龍珠桃からすれば硝太とフリルは消えた組員には直接関係していなくても行先を知っているかもしれない証人。そう雑には扱えない──とフリルは頭の中で相手の思考を組み立てる。龍珠組からすれば硝太とフリルは厄介な敵にも必要な情報源にもなる相手だがフリルたちからすればそうではない、と龍珠組に思わせておけば交渉は有利になる。実際は偶像のインスタントバレットの痕跡を辿るのに龍珠組の消えた組員の話は聞いて損はないので龍珠組との接触は(硝太の視点では)最初から考えていたのだろうが龍珠桃の視点からそれを読み解くのは不可能。フリルは言葉を続ける。

 

「聞くところによると、龍珠組の組員の方が偶像のインスタントバレットの『お友達』だったようですが」

 

 これまでの情報から考えれば龍珠組の組員は利用された立場なのだろうが、フリルは敢えて煽るような形で『お友達』と言うことで龍珠組の神経を逆撫でる。だが、ここで感情的に怒れば龍珠組として不知火フリルに敗北する。メンツがどうこう考えるのなら尚更、龍珠桃は感情的になれない。眉がピクピク動き表情から怒りは見えるが直接行動には出ていない。

 

「…ほう」

「その組員の方に聞けば私たちが無関係なことはわかるかと。帰ろ、硝太」

「待て」

 

 あくまで『お友達』が龍珠組から出ていない、他の組員と変わらない立場として龍珠桃を煽ると硝太を連れて出るように装う。この場所は龍珠組の持ち物なので今の行為はただの不法侵入になる。そこは問い詰められるのは当然の話だが硝太は介入する気は無いのかずっと黙ったままされるがままに動く。そこを当然龍珠桃が止める。

 

 

「なんですか?」

「ここはウチの持ち物だ。中に入るどころか好き勝手荒し回ったんだ。分かってるんだろうな」

 

 インスタントバレットの情報を取るのを諦めたのか、龍珠組の組員に囲まれる。組員は全員が筋骨隆々の大男で傍から見れば勝ち目は欠けらも無い。

 しかし状況は最悪に見えてそこまで悪くない。武力面においては硝太という最強の手札がある。硝太が戦うことは出来るだけ避けたかったがこうなってはフリルとしても今更感情で「嫌だ」とは言えない。

──硝太、やれるよね。

 一応確認の為目線で囲んでいる男達の対処が出来るか聞いてみる。すると硝太は迷いもせずこくりと頷く。硝太の常人離れた身体能力とインスタントバレットの魔法ならこの程度今更問題では無い。

 武力面では勝ちは十分にある。だからフリルはヤクザ相手だろうと気負いせず相手の目を見て、まるで仲のいい悪友のように接することができる。

 

「まさか。私達は龍珠組の代わりに人探しを請け負っているだけですよ」

「私は依頼した記憶も、依頼を許した記憶もないが?」

「ならこうしましょう。私達はインスタントバレットの情報を共有します」

「だから許せと」

「許す許さないではありません。でも言い訳はお互いに必要ですから」

 

 龍珠組にいる『偶像のインスタントバレット』の『お友達』も知らないような情報の提供。それを約束に龍珠組とフリルと硝太は敵対しない。

 無茶苦茶な理論ではあるが目的はメンツを守りながら武力衝突を防ぐことなので軟着陸出来るならなんでもいい──はずだ。

 龍珠桃は背後にいる一際目立つ参謀のような男に視線を動かす。フリルにとっての硝太のように信用している相手なのだろうか。男はしばらく目を伏せて考えた後、ゆっくりと頷く。

 

「一本取られたな。わかった、それで行こう」

「ありがとうございます」

 

 龍珠桃は手を挙げて囲ませた男達を下がらせるとその手を突き出して握手を求める。それにフリルがいつもの落ち着いた表情で応じる。

 白岩、龍珠組。二つの勢力が事実上味方となった。

 

 同盟関係になったのを見て床に転がした男が回収され、代わりに龍珠組の大男達の手によって豪華な椅子と机が置かれる。準備がいいのか、最初からこうなるように仕組んだのか。龍珠桃は対面に座るように言うとフリルが指示に従って座り、硝太はその背後に立つ。

 

「まずはこちらからインスタントバレットについて…」

「その前にお前たちに言いたいことがある。」

 

 情報交換ということで自分たちがこれまで知り得たインスタントバレットの情報を話そうとしたフリルだがすんでのところで龍珠桃に止められる。

 

「なんですか?」

「今の龍珠組の状況だ。私達の組は今分裂…って程じゃないが若いヤツらが何人か気が狂ったようなことしてやがる。そういう奴を置いておくと組のメンツが潰れるからな。ケジメを取らせる。そのための協力だ」

 

 龍珠桃が言うには龍珠組の中でも若い組員の何人かがおかしな行動を取っているらしい。具体的に言わないのは一般人で有るフリルに言うにははばかられることなのだろう。

──やっぱり龍珠組に出てる影響は大きい。

 組長の娘がわざわざ出張って来るのもあって最初から何となく分かってはいたが龍珠組では今回の問題は重く受け止めているようだ。

 

「おそらくですがその組員はインスタントバレットによって支配…簡単に言うのなら洗脳を受けているものと思われます。彼らは拳銃の取引を行っていた、と聞いていますが」

「ああ。この国で拳銃(チャカ)を手に入れるのは相当厳しい。使うこともそうないのもあるが警察(サツ)の目が厳しいからな。若いなりにそういう仕事がやれるぐらいには信用されているやつが、だ」

 

 龍珠桃の言う『若いヤツら』の何人かがインスタントバレットによって支配されていた動く死体(リビングデッド)、白岩たちの言う傀儡で間違いない。どれだけ信頼されて真面目な人間であろうとインスタントバレットにかかれば敵の従順な操り人形にされてしまうのだからインスタントバレットの存在を詳しく知らない龍珠組からすれば信頼していた組員が急に裏切る最悪の状況に見えるだろう。

 ヤクザだって平和な日本で毎週、毎日とドンパチ撃ち合いなんてするはずがない。あくどい商売こそするが基本的には法律スレスレの行動を取ることで警察に睨まれても追い返せるようにしておくもの。金貸しやホスト業の運営等がそれらにあたる。なので拳銃はヤクザの中でもレアなもので誰もが触れられるような代物ではない。そんなものを使った売買の仕事を任せるほどに龍珠桃の言う『若いヤツら』は信用されている。信用されるには信用されるだけの理由がある。おそらく彼らは命令に従順で完璧に仕事を執り行うことが出来る能力があるのだろう。  

 だが、そうするとひとつ疑問が生まれる。そんな優れた──とは言いたくないが能力のあるヤクザを操り人形に出来るのか。そもそも仕事はもちろん、存在を知ることができるのか。いくらインスタントバレットの力で支配すること自体は簡単にできたとしても『偶像』のインスタントバレットの保持者もその組員からすれば一般人に見えてバレないようにするし、『知らない』ことは相手がどんな矛を持とうと貫けない最強の防御になる。龍珠組そのものもそうだが、どうやってそれらの情報を知り、仕掛けることができたのか。その点においてフリルと硝太も知らない。

 

「その中に、『ウェルロッド』という軍用銃はありますか?」

 

 フリルは『拳銃の売買』という言葉を聞いて硝太の左腕を撃ち抜いた拳銃、ウェルロッドの名を出す。

 聞いた事のない名前の銃だったからか龍珠桃は先程判断を促した参謀のような男に声をかける。男は少し遠慮しながらも龍珠の隣に並ぶように出る。

 

「…おい。どうだ」

「失礼します。実際に購買履歴はありませんが、そういう()()()()とのツテはあります。ヤツらが隠れて買うのも容易かと」

 

 購買履歴はないがツテはある。つまり買うこと自体はできるが龍珠組にバレるリスクがあるやり方だ。わざわざマイナー銃を買わずともサイレンサーを買ってつければいいので回りくどい、というより無駄の多いやり方になる。

 男の言葉を聞いて硝太は顎に手をやり、思考を巡らせる。

 

──隠れて買う?動く死体(リビングデッド)の思考力でそこまでの事ができるとは思えない。やはり病院のやつもストーカーみたいな形に支配されていたのか。しかし…

 

 硝太が対峙した動く死体(リビングデッド)はゾンビのようなもので喋ることは愚か動物レベルの知能しかないように見えた。わざわざターゲットの硝太を前にしてバカのフリをする必要性は皆無。そういう『設定』だったようにも思えない。これまで硝太は死体を使う都合上、脳を効率よく使えないのでああいう形になってしまったのだと思っていたが最初からツテを持っているとはいえ銃を密売して渡すなんてことをできる知能があるとするなら話が変わってくる。

 動く死体(リビングデッド)と同じ原理と思われるフリルのストーカーはある程度喋ることも出来たし車を運転できるだけの知能はあった。それだけのことが出来れば元からあるツテを使って買い物をすることぐらいできるだろうがその場合、何故動く死体(リビングデッド)は一度洗脳したあと死体になる必要があったのか、という別の疑問が出てきてしまう。

 

 死体を使ったのはそういう実験か。或いは龍珠組の組員の洗脳が解けてしまったから仕方なく殺したのか。しかし後者はありえない。仕方なく、と言うには死体の外傷が少なすぎる。外傷を全て合わせても死ぬようなものではない。変色と顔の変形こそあったがあれは殺したあと証拠を消すための物だと思われる。直接的な死因ではない。不可能に思われる殺し、その上にかかる不自然な現象となればあれはインスタントバレットによる殺人。

 

「『偶像』には味方がいる…」

「何?」

「硝太?」

 

 ふと、思い出したかのように呟いた硝太の声に全員が反応する。フリルのストーカーの共犯者と同一人物と思われる『偶像』のインスタントバレット。彼にはフリルのストーカー事件の際にしっぽこそ出さなかったが味方がいるのは以前から話があった。自然に考えるのならそいつが行ったと考えるしかない。

 

動く死体(リビングデッド)の知能じゃウェルロッドなんてマイナー銃は買えない。龍珠組の中に隠されていないのなら、伝手を使って買うしかないのなら、それを使って買った()()が別にいる」

 

 銃そのものはない、だが銃を買うルートはある。この状態から銃そのものを買うことが出来るのは動く死体(リビングデッド)本人ではない。彼を()()()者である。

 この場合何故殺したか、はどうでもいい。情報を広げられるのが問題だったからとか、『偶像』のインスタントバレットの実験の為とか。動機は適当につけてしまえばいい。問題は何故、龍珠組の組員の事を、それも銃の売買のことについて知っていたのか。

 そんなもの、最初から知っていたとしか思えない。龍珠組にいた、という訳では無い。龍珠組にいる可能性なんて龍珠桃が一番最初に考えて行動する。見つからないということは龍珠組の管理体制がザルなのか、組織内にはいないのかの2択になる。後者の場合、最も疑わしいのは警察。拳銃密輸なんてヤクザを潰すには最もなネタを持ちながらまだ手を出していない。抗争を嫌ったのか、証拠が掴めていないのか。だがその場合確実に知っている、いや知っていなければならない者が存在する。

 

「じゃあそいつに目星はついてんのか」

「…」

 

 事件の真相が掴めたことのように喋り出す硝太に龍珠桃が問いかける。硝太は思わず黙る。喋れない、というより龍珠組としてのメンツがある龍珠桃には喋りたくない。

──フリルが繋げた話だ。余計な事は言うべきではない。

 今更、と言われてしまうだろうがフリルに無理矢理交渉をさせたのだから適当なことは言えない。無言を貫くつもりの硝太だったがそんな硝太にフリルは言うことを聞かない子供に言い聞かせるように短く答えさせる。

 

「硝太、答えて」

「元より龍珠組の組員が一般人にバレるようなヘマをするとは思えない。となればそれに気づけるだけの情報収集能力を持っていることになる。」

 

 龍珠組の隠している情報を見られる外部の人間。ここまで来れた情報元が白岩だと考えると自ずと答えは導き出される。

──要するに。犯人の名前は、貝原涼介。一人のアイドルを殺した史上最低の殺人鬼だ。




龍珠組回、並びに回想はここまで。ここからの話は#102にて硝太が思い出しておりますのでまたそこをお読み下さい。
旅行には着いて来れなかった代わりにこういう所で大活躍するフリルさん。フリルいなかったら白岩とも龍珠組とも関わり持てなかったし硝太は少し労わってあげた方がいい。

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かぐや様本編では意外と活躍の少ない龍珠桃氏。本作ではちゃんと極道の娘をしてらっしゃっていま…してるのか?
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