フリルに事件の捜査の協力依頼を取り付けた硝太。遂にカラスを操る謎の少女の真名を日本神話でも有名な神ツクヨミと知る。ツクヨミは硝太に謎と伝書鳩に使えるカラスを置いて立ち去る。
後日フリルはルビーを喫茶店に行って硝太が刺された事件は自分が原因であること、被害者になった硝太に恋をしていたことを話す。絶交も覚悟していたがルビーはノリノリでフリルを受けいれ、デートに対する案を出し始めた。
デート当日。前の日にルビーとみなみと一緒に服屋へと駆け込まれ結果的に選んだ服装は白のブラウスに紺のボトムス。シンプルな服になったのは派手なものを着ると目立つのはもちろん、ファッションのファの字もしらない硝太はまず尻込みするから。カジュアルかつスポーティに纏めたのは硝太が本来の目的は事件の捜査と言っていたことからしてかなり歩くと思って揃えた。
ルビーは「硝太は清楚な女の子が好き」と言っていた為、清楚系の服にしてみたが素直に進めすぎた結果落ち着いて着てみるといわゆる童貞を殺す服に近いものになってしまっている。
場所は硝太が入院している病院前。ちょっとした外出ではないのもあって外出許可の手続きは難航しているらしい。このまま今日のデートが潰れる、ということはまず無いし、まだ決められた時間前の為気にすることでは無いが。
「フリル」
病院の自動ドアが開いた音と足音が聞こえ振り返るとそこには病衣から普段着に着替えた硝太と彼の母親の姿があった。
普段着、とは言っても硝太は基本的に制服かジャージしか着ない動きやすさ最優先、とルビーが言っていたことから考えると彼なりに決めてきたのだろう。
「ごめん、手続き遅れちゃって。姉さんが『外に出るならちゃんとした格好しなさいっ!』って言うもんだから」
唇を尖らせて年相応の子供らしい文句を垂れる。どうやらルビーが何か言わなければジャージか制服で歩くつもりだったらしい。どう考えても目立つ、なんて思考は3年前まで引きこもりだった硝太には無いらしい。仮にあったとしても左腕が動かず自力で着替えすら出来ない硝太には酷な話か。
先程まで手続きをしていたのであろう硝太を後ろで眺めている母親の方を向くと軽く会釈をしてきた。
「硝太、変なことはしないでね」
「任せてよ」
母親の心配そうな言葉に笑顔で頷く硝太。傍から見ているこちらの視点だとその発言を信用することは出来ない。少なくとも今ここで母親に何かあったら硝太は迷わない。それだけは確信している。
「では、硝太のことお願いします」
「はい」
彼の母親は硝太に荷物を手渡すとこちらに軽く挨拶だけ済ませて車に乗って先に帰る。硝太の母親と言うだけありかなりの苦労人体質でありながら礼儀正しい人だ。
帰る母親に向けて硝太は右腕を元気に振りながら見送る。見送りを終えるとすぐに荷物からサングラスと帽子、そして真夏だと言うのに耳あてのようなものを取り出して装着する。エンパス、HSPと呼ばれる共感性が高い能力を持ち人酔いしやすい硝太の通常装備。しかし一歩引いて見てみると三角巾をつけて動かない左腕含めて不審者にしか見えない。とはいえそれを外して人混みにでも巻き込まれればすぐにグロッキーになってしまうので仕方がないといえば仕方がない。
「じゃ、行こうか」
「何処に行くのか決めてるの?」
見送りを終えた硝太が隣に並んだのを合図に今日の予定を脳内で再確認する。私はデートと舞い上がっているが硝太の目的はあくまで調べ物。状況と私を呼んだことから調べ物の正体は事件の捜査。それも警察の手を借りられないインスタントバレットと呼ばれる魔法使いのことだろう。とは言ってもこちら見たことがあるのは空を飛んでいる人ぐらいで他に何かあるのか知らないが硝太は「自分がそうだと言われた」と発言していたり、私が狙われている理由が自分で調査したものではなさそうな所からただ話していないだけで硝太だけが知っていることは多そうだ。
硝太は顎に手をやって少し考えると一度ウン、と頷いて発言する。
「まずは銃を使ったやつが誰かを特定したい。JIFの会場に行こう」
◇◇◇
3週間ぶりのJIFに使われた会場は今日も別のイベントがあるらしく賑わいを見せていた。まさか3週間も前とはいえ拳銃を使われた事件があったとはそこに集まっている誰も知らないし、考えもしない。そんなイベントを楽しみにしている人の間をすり抜け、脇道を歩く。
そうして辿り着いたのは事件に遭う直前に二人で話した場所。そして、硝太が左腕を撃たれた場所。人通りが無い会場の裏の為昼前になっても人の影すら見えない。辿り着くと硝太は周りに人の目線がないことを確認して舗装された道を注意深く見る。鞄で日を遮るとブラックライトを当てて何かを探している。地面には幾つか傷はあるものの、銃はもちろん弾痕すら見当たらない。
「フリル」
少し目を離した隙に硝太はある程度調べたようで手招きしてきた。無言でヤンキー座りをしている硝太の隣に並んで腰を下ろす。
硝太は地面のとある位置をブラックライトで照らす。すると紫色の光に混じって黄色と黄緑色の中間っぽい色の光が反射してきた。
「これって…」
「ここが着弾地点、つまり僕が腕を撃たれた位置だ。まぁ細かい位置はシュミレーションしないと無理だけど」
ブラックライトは生物の体液に含まれるアミノ酸に反応して黄色かオレンジに光る。汗や尿、血液もその中に含まれる。軽く拭いた程度では肉眼では誤魔化せてもブラックライトで照らせば光る。
硝太は記憶にある撃たれた場所から逆算して周りの血痕を探していたのだ。よく見れば地面に何やら刃物で切りつけたような傷が残っている。傷はおそらく刑事ドラマで警察が地面に置く数字が振られた印と似たような役目と思われる。少し目を離した間に血が飛び散った場所をまとめて着弾地点を大まかに計算したのだろうか。かけた時間の割には行動が早い。
「血は拭き取られているようだけど洗浄まではしてないみたいだ。恐らくストーカーの共犯者が…いやでもそれだと…じゃあ弾丸は…」
現場の確認をしながらぶつくさと呟く硝太。現場を見て推理をする様は探偵より刑事に見える。
硝太の言葉を聞いていると共犯者と聞こえたので以前ニュースを見た時に考えたことを思い出した。ニュースでは事務所に伏せられた不知火フリルとその事務所に関係する内容は報道されていない。だから代わりに硝太の本名とストーカーに刺されたことは報道され、ストーカーの手口も関わっている人間がバレない程度には報道されていた。しかし、その中に空を飛んでいた人、魔法使いだと言われている七辻すいむ。そして拳銃に対しての情報がなかったのだ。魔法使いの七辻すいむが信じられないのはまだわかるが、拳銃が信じられないのはおかしいという話。これを硝太に話した時に硝太は共犯の可能性に気付きアクアさんがアイの時と犯行方法が同じと気付き今回の事件にアイの事件も関わっていると推理した。
つまり硝太は今自分が刺された事件を捜査する過程でアイの──姉の事件に関わろうとしている。これはあくまで私の予想でしかないが硝太は姉がストーカーに刺された事件に巻き込まれて自身も負傷、死に体まで追い込まれるも今回と同じように回復。しかしその代償に記憶を失って精神障害を抱えるようになってしまった、と考えられる。もし、アイの事件を追う過程で犯人と対面したりなどしたらどうなってしまうのか。記憶が全て元に戻る、なんてことは無いだろうが少しで戻れば、元々が弱い彼は耐えられるのだろうか。耐えられたとしてもそれを逆手になにかされるかもしれない。私は、彼が変わってしまうのが怖い。
「硝太、大丈夫?」
「ん?ああ。そうだ、これを君のマネージャーに渡してくれ」
深く考え込んでいる硝太にわざと声をかけると硝太はカバンから付箋が付けられたUSBメモリを取り出す。付箋には先程まで硝太のいた病院の名前が殴り書きで書かれている。
「なにこれ」
「あの病院で最近亡くなった人、一日以上入院した人でリストを作った。この中に気になる名前とか見たことある名前があったら教えて欲しい。君の事務所にいるって言った間者が共犯者本人なら、病院にも手を伸ばしていないはずがないから」
USBメモリを受け取るも硝太の言っていることがどうも噛み合わない。事務所にストーカーの協力者がいた可能性が高く、その人がストーカーの共犯者、指示役として今回の事件の要因になった可能性は確かにある。しかしだからといって通常通り動いている病院のリストをそのまま持ってくるのはおかしい。今回の事件と硝太が入院している病院は無関係のはずだ。手当り次第調べるとしてもどう考えても病院の機密情報を抜き出してまでやることでは無い。
そう思っているのが硝太にも伝わったのか数秒間目を丸くすると硝太は思い出したように補足を付け足す。
「あ、そうそう。僕が起きた日にゾンビみたいなやつに襲われてさ。そいつを放ったのはストーカーの共犯者が1番可能性高いんだ」
「それ、最初に言ってよ。っていうかまた襲われたの?」
最近変なことが起こりすぎて硝太が襲われたという話に驚かなくなってきた。襲われたタイミングが起きた日、ということは一回だけ行けた見舞いよりも前に撃退していた事になる。ちゃんと話したいと言った割には隠し事が多いのは今更だがそれにしても襲われたことを隠したのはやりすぎである。
ゾンビみたいなやつ、という言い方も引っかかるがまずは硝太の問題だ。この子の危なかっしさはこういう自分を軽視しがちなところにあるとは知ってはいたがここまでとは思わなかった。
──ルビーが過保護になるわけだ。
デートの話をした時にルビーが嬉しそうにしていたのを思い出す。ルビーの反応からして今回のようなことは決して珍しくないのだろう。その証拠に嘘が極端に下手なはずの硝太が意識しているように見えない。硝太本人もわざと隠そうとか悪気あって隠している訳ではなく本当にどうでもいいことだと考えている。それ故に今回の問題は非常に面倒だ。何せ硝太自身が問題だと思っていないので直そうともせず、嘘が下手な硝太のことだから全部話すだろうという認識で相手が動いてしまうためすれ違いが発生する。共感性はあっても他人の心の動きを読むのが下手なのが余計に足を引っ張っている。
「ああ。別に大したことじゃないよ」
「大したことだよ。硝太は事態を軽視しすぎ。全部話して。全部」
睨みをきかせながら硝太の目の前、鼻が触れ合う程の距離まで接近する。私は硝太より背が高いので必然的に身をかがめて硝太を見下ろす形となる。
一瞬、硝太の目が胸の方に向いたがすぐに絶妙な顔をしながら顔を逸らす。硝太は押しに弱いのかすぐにタジタジになっている。対人経験が家族を除くとほとんどない、と言っていたので恐らく強めに圧をかけられたことがないのだろう。銃で撃たれても平然としていたくせに半泣き状態になっている。
「…具体的に、何処から?」
「事件の話を聞いてから、いや。私が襲われるかもって思ってから、全部」
「ひぇ」
硝太の短い悲鳴を無視してより圧をかける。何処かでこちらを見ていた烏が楽しそうに鳴いた声が聞こえた。
◇◇◇
「──って感じなんだけど、伝わった?」
JIF会場での調べ事が終わったので移動しながら硝太のこれまでの話を聞く。
陽東高校普通科二年生の藤波木陰が所属する
彼女の予知では私はストーカーに殺されており、その予知をひっくり返すために硝太は戦った。最初は硝太よりインスタントバレットに詳しい『世界の端っこ』に保護させるために死のうとしていたが中止。自分で戦うことにしたもののストーカーによって刺される。何とか生き延びたと思ったらいたのは病院で目の前にはゾンビのような動く死体。夢の中で感覚を使った魔法とたまたま近くにいたカラスを使役する少女──後に月の女神ツクヨミと分かる。と協力してて死体の活動を止めて切り抜けた。後日ツクヨミに死体を持ってきてもらい死体を検査したところ念入りに証拠を消されていたので手掛かりを探しに外に出た。
作り話だとしてもめちゃくちゃだが硝太が嘘を言っていないことだけは伝わる。
「硝太」
「はい」
「これから事件のことは隠し事禁止ね」
「ひゃい…」
ビクビクしながら話す硝太はまるで刑事もので犯罪の証拠を突きつけられた後に長々と動機を話し出す犯人のようだ。先程まで探偵か警察のように推理していただけにその差は大きく見える。
一応悪意を持って行動したわけでもなく純粋な善意での行動かつ、素直に言っても信じられないような話なので黙っている理由としては十分なのでそれ以上は言わずに隠し事禁止のルールをつける。
「それで、犯人分かりそう?」
隠し事の件は終わったので話を戻して、というより移動前から気になっていたことを聞いてみる。今回の捜査で一番最初に見に来たあの場所で見つけたのは拭き取られた血痕のみ。事件の当事者でたる私から見てもこれといって事件に繋がりそうなものは見当たらなかった。そもそも銃が使われたことを信じて貰えなかったとはいえ警察もある程度調べている。本腰を入れなかったとしても素人二人がわかるようなことに気付いていないとは考え辛い。
それでも硝太が動いたのだから何らかの手がかりは得ているだろうと期待している自分がいる。
「僕は警察じゃないんだ。別に犯人を捕まえるつもりは無いよ」
「…え?」
しかし硝太は軽く笑うと首を横に振って簡単に否定した。
あまりにも自然に信じられない事を言うので思わず素っ頓狂な声が出て足が止まる。硝太は
「どうせアイさんの事件で立件しようと対策してるだろうしフリルの件は教唆にならないようにセーブしてるだろうから無駄無駄。」
教唆の時効が何年とかそういう難しい話は聞かないが硝太の推理通りに罪に問われない程度しか事件に関わっていなければ少なくとも捕まえることは出来ない。
理屈として、言いたいことはわかる。しかしそれはどう見ても硝太らしくない言動に思えてならない。硝太なら、何があってもルビーたちの邪魔になる可能性の高い犯人を捕まえようとするはずだ。
「…許すの?」
思わず声が震える。姉を殺した相手を許すのか。それは硝太が自分の首を切り落としてもしたくないことでは無いのか。
許すのか、と聞かれて硝太は首を横に振る。
「けど僕はフリルや姉さん達が安心して仕事を出来れば、幸せになれるならそれでいいよ。それに、アイさんを殺した相手がいるなら、僕が殺すしかないだろ?それはお母さんに迷惑をかけるから嫌だ」
背筋に冷たい何かが伝う。
硝太は今、なんの迷いも無く「殺すしかない」と言った。警察に捕まえさせるとか罪を償わせるではなく殺すと言った。犯人の人物像が掴めているのか、それともただ更生を諦めているのか分からないが硝太にとって殺人のハードルは「家族に迷惑をかける」という一点を除けば恐ろしく低い。共感性があるはずなのに「殺された人が可哀想」「殺された人にも家族はいる」といった感情が欠片も見えない。戦争やら切った張ったの戦いばかりだった時代に生まれ育つならともかく、そういうものは縁遠くサブカルチャーで消費する立場にある現代日本で、育った環境や教育でこうなるわけが無い。間違いなく生まれつきの感性。そんな生まれつきの感性を人殺しになればお母さんに迷惑をかける、人殺しの母親になってしまうからという理由で止まっている。
行動があくまで「そうするべき」だからでしかなく硝太本人は感情で動くことは無い。自由奔放に見えて誰よりも縛られようとしている。その理由は恐らく、自分の本性に察しが付いているから。私を普通の女の子と言ったのは自分が普通の男の子ではないと知っていたからか。
「だから僕は対策をする、って言ったんだ。姉さん達が狙われないように気をつけながら犯人を監視し続けるのが精々だろうけど」
硝太の状態は性悪説と言ってしまえばそれまでの話。性悪説とは人は元々生まれつき悪の性質を持つのだから善でいる為には教育が必要不可欠という考え。硝太はその性悪説を代表するものと言える。硝太本人は悪人だから善人に従うことで善人になったように振る舞う。彼の母親が相当苦労したことを察せられる。
硝太には「こうするべき」はあっても「こうしたい」がない。より正しく言うのならその判断基準に自分の感情が全く含まれていない。というか硝太は自分の感情を価値を感じておらず、大事にしていない。自分を下に見ていると言うより本能で自分を天秤から外して行動している。母親に相当躾られたのか自分の死や怪我が家族にとって不利益になるとは感じているがそれ以上のものは硝太から見えない。あくまで硝太は自分を「家族が幸せになるためのパーツ」として生きている。その生き方以外、硝太は選択する気は無いし選択できないのだろう。感情的な意味ではなく、人間性という意味で。
幸せを感じる心はあると信じる。アクアさんがゲームを持ってきて喜んだりルビーに甘えたりしていたのは嘘では無い。これも演技だとしたら本当にロボットとしか思えない。その上で『家族が幸せになるため』の行動を最優先する。自分がどれだけ嫌だとしても泣き言一つ言うことなく壊れるまで突き進むしか今の硝太には無い。
──なら、私に出来るのはこれしかない。
「わかった。じゃあ予定変更。私に付き合って」
硝太の手を掴んで強引に引っ張る。硝太は足腰が相当強いらしく力一杯引っ張っているのに涼しい顔でピクリとも動かない。小学生低学年にしか見えない小さい身体の中にどれだけの力を隠しているのか。寝不足かつベットの上で数週間過ごした身体とはとても思えない。しかし目を丸くして掴まれた腕と私の顔を交互に見る。突然の行動にかなり驚いているようだ。それなら少しはパワー負けして欲しいと思うのは野暮だろうか。
「え?ああ、やっぱり嫌だったか。ごめん、ここからは僕一人で」
「そういう意味じゃないっ、よ。ただ君と一緒に行きたいところがあるのっ」
事件の捜査に連れ回されるのが嫌だと勘違いした硝太の言葉を途中で切り捨てる。事件の捜査が面白いかと言われれば決して面白くは無いし、硝太には自身が傷つくことになった事件を思い出させるような行為はして欲しくないが今の問題はそこでは無い。好き嫌い置いておいたとしても今の硝太を一人で事件に関わらせたくない。
より力を入れて硝太を引っ張ると硝太は諦めた様子で戸惑いながらも従って歩き始める。
「わかった、わかったよ。けどせめて何処に行くかぐらいは教えて欲しいんだけど」
我が強い時はともかく今はそこまで使命感に駆られている訳でもない。強く押せば硝太はすぐに負けてくれる。
急な変化に戸惑いは見せるものの強く拒否しないので非常に有難い。硝太からすれば無理に連れ回したのだからこちらも連れ回されるべきだ、程度しか考えていないのだろうがそれでもいい。
今は何より硝太が抱えている問題を少しでも共有したい。ルビー達家族が何年もかけて治らなかったので外様の私が数日なにかした所で解決できる、とは思えないがほんの少しでも硝太の本音が見たい。
「そうだね…君が楽しめる場所、かな」
硝太の手を引きながら思わせぶりなことを言ってみる。硝太は目を丸くしながら可愛く首を傾げる。その顔が面白くて吹き出しそうになるのを堪えた。
デート回。男女の愛瀬(片方は別の女に自覚無しの片想い中)です。
尚内容は数週間前に自分が撃たれた現場に戻る。犯人は現場に戻ると言いますが被害者が現場に戻るとは…
折角のデート回なのにフリルさんが硝太に詰め寄ってしかいねぇ…面接官かよってぐらい詰め寄ってるの怖い。この子学校の面接酷すぎて成績で何とか取り戻した子なんです。そんな圧迫面接したらすぐ精神壊れちゃいます。そしてフリルさんが解剖すると言った時の硝太の異常さに気付く。そんな回です。
なんか心無しかフリルがお母さんっぽい気がする。硝太が子供過ぎて接してる女性キャラがみんな母親or姉目線で接してくるの想定内だけどバグ感ある
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次回は来年、良いお年を。