試作品・凍結・ボツ集   作:ニョホ

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 唐突に思いついたアイデアをアークナイツの息抜きに投稿
 プレイ開始三日目からイベントなの聞いてないって!?

 RS-6までが限界でしたがそれでも楽しいです


 今話のタグ

一部タグ保険 タグ随時追加予定 異世界転生 転生者複数 ヤンデレ 闇堕ち 踏み台




原作不定:邪神「て、転生者!き、貴様!?」

 

 

「ん‥‥‥‥」

 

 寒気を感じ、その魂は目を覚ました。長い間床に直に寝ていたらしく、寝ていた周囲にほのかに温かさを感じる。

 

「此処は‥‥‥‥?」

 

立ち上がり一人ごちる、目覚める前の記憶がどうにも曖昧だ。

 

「やっと起きたか人間、神を待たせおって」

 

不機嫌そうな声のする方を見上げると、意地の悪そうな老人がそこにいた。

 

「あなたは?」

 

「お前ら人間が神と呼ぶ存在だ、首を垂れよ!」

 

「うわっ!?」

 

急に体が重くなり、掌と膝を床に打ち付けてしまう

 

「そうそう、そのまま額ずくがいい」

 

もし魂が老人______神の顔を見られたならニタニタと気色の悪い笑みを浮かべていると表現しただろう。

 

「貴様をこれから______の世界へと踏み台として転生させる」

 

おかしい、魂はそう感じた。どんな世界に転生させるかが全く聞こえなかったのだ。

しかしそれは後に回すべきだ、それよりもこの神はこう言った

 

______踏み台として転生させる、と

 

 

踏み台______正確には踏み台転生者

ネット上の二次創作で一時期流行ったかませ犬の役割を果たす転生者のことであり、大抵の性格はDQNである

 

おかしい、何故自分がそんな目に遭わなければならない!?踏み台に選ばれた魂は強い不満を抱いた

 

 

「拒否権はない、が多少の慈悲は与えなくもない」

 

傲慢な態度のまま、神______最早邪神と呼ぶべきだろう______は指を立てては折るのを繰り返し始めた。

 

「好きなタイミングで合図を出せ人間、儂が動きを止めた時、何本の指を立てているか当ててみせよ」

 

「‥‥‥‥今」

 

「答えよ」

 

「‥‥‥‥4本」

 

「‥‥‥‥腹ただしいがあたりだ。喜びに咽び泣くがいい」 

 

ウッ、オエッ、ウウッ、エグッ、ヒグッ!アアアアアアオアアアアッッ!!!!

 

そんな叫び声と共に踏み台候補の目から、鼻から、口から、強制的に水分が排出される。

 

「うるさい、もういいぞ」

 

悪神は踏み台候補の動きを停止させた。

 

「床が汚いな。その服を雑巾にするとしてまずは転生特典を与えてやろう。一つ、希望のものを伝えよ。調整を施した上で与えよう」

 

「‥‥‥‥」

 

踏み台候補は声を出さない

 

「どうした?意識はあるから聞くことも考えることもできるだろう?疾く考えよ」

 

それでもなお黙っている。

 

「では先に儂から言おうか。一つ目として衣食住の補償のために自然な形で定期的に収入を得ることが出来るようにしてやる。期間は今の記憶を思い出す少し前から原作終了までだ」

 

「‥‥‥‥」

 

「二つ目に魅了するチカラ、相手に笑顔を向けた場合や頭を撫でた場合などに発動する______いわゆるニコポナデポ*1だ。使いやすいように肉体の造形の方も整えておくか、番を作るのにでも役立てるがいい」

 

「‥‥‥‥」

 

「どうした?嬉しかろう?儂の役に立てるのだぞ?何を黙りこんで‥‥‥‥ああ、動きを止めたままだったか、ついでだ重力の方も解いてやろう」

 

「ぐはっ!?」

 

完全に崩れ落ちる踏み台候補______その顔は涙やらなんやらでテカテカとなっていた。

 

「しばし猶予を与える。決まったら声を掛けよ」

 

そして悠久とも思える時間が過ぎて、踏み台候補は口を開く______

 

「一つめの特典は______」

 

 

 

 

 


 

夕刻、とある一軒家にて

 

「ホンット入社試験最悪だったの!ていうかママ聞いてる!?」

 

食卓にサラダの盛られた皿や箸を配置しながら少女はカウンターの向こう側の母親に話しかける。なにやら怒り口調だ。

 

「はいはい、聞いてますよー」

 

「本当に!?」

 

「本当よ、そろそろ出来るからご飯あっためて」

 

 

「‥‥‥‥はーい」

 

やや不満気味の態度で少女は冷蔵庫から冷やご飯を取り出すと水を少しかけてから電子レンジに入れた。

 

カチャ

 

 「ただいまー」

 

「あら、あの人帰ってきたわ」

 

「もう一膳用意しなきゃ」

 

 

「ただいま、娘ちゃんの入社試験、どうなった?」

 

「それが聞いてよパパ!」

 

少女の怒りは再点火した

 

 

「今日の試験さ、私は邪神役やって踏み台転生者作る試験*2だったんだ」

 

 

 

「あの会社踏み台向きの魂を試験で使う*3のか!?原作知識ありの性根の腐った人格持ちなんてそうそういないだろ」

 

 

「そうなのよ!それなのに私に割り振られた魂、原作知識持ってなかったのよ!だからアイツ転生特典で要求してきたわ」

 

「ちゃんと与えられたのか?」

 

「それはもちろん!とりあえず原作に食いつくには余裕すぎる才能と一緒にしといたわ」

 

「知識も力だからな、ところでどんなふうにやり取りしたんだ?」

 

「それはさ______こうよ!」

 

ポン、という音がして煙が少女達を包み込む、煙が晴れるとそこには

 

我々(読者)が見たであろう空間がそこにあった

 

「ここまでの幻覚を‥‥‥‥」

 

「アバターはこんな感じ______

 

娘の声が上から聞こえ、

 

『急ごしらえだけど悪そうでイイ感じでしょ』」

 

老人の声に切り替わる。

父親が見上げると我々が目撃したであろう老人、もとい邪神があぐらを掻いてそこにいた、しかし

 

「ちょっと!いきなり幻覚をお部屋で使わないで!」

 

邪神の真下へと母親は進み虚空を両手で軽く抓って引っ張った。

 

 

「あ、や()ひゃ()いいひゃ()いい!」

 

ボフン、という音と共に煙が再度室内の人間を包み込み、晴れる頃にはいつもの家の中であった。

父親の目の前には少女と少女の両頬を引き伸ばしている母親がいたが‥‥‥‥。

 

_____

________

__________

 

「ここからが一番やらかした部分なんだけどさ、」

 

和気藹々とした空気で食卓を囲む親子三人______会話の内容は我々(人間である読者)からしたら溜まったもんじゃないが

 

「踏み台としての役目を果たせなかった時用のペナルティの一つに性転換を入れたんだけどさ、あの魂、元の性別が女だったんだよね。」

 

「どうして分かったんだ?「アナタ、醤油取って」はいどうぞ」

 

「色々あって服以外ボッシュートさせた時に「ありがと〜」ブラとパンティーがあったから」

 

「でもそれがどうしてやらかしなの?」

 

「私がそいつを男だと思って転生させたから転生先の肉体が男だってことと、今回は書類なしでどういう人格の魂かを判定出来るかも調べてたみたいなんだよね」

 

「人格がよく分からなかったの?」

 

「あまり喋らない魂だったから、でも聞いて!試験監督者にそのことを話してみたらこの魂かって聞かれて何枚か写真を出されたんだけどさ、全部違ったのよ!*4

 

 

「試験監督も気づけなかったのかい?」

 

「私が違うって答えたら急に慌て出して‥‥‥‥向こうの手違いだったから私だけ再試験だって」

 

 

「災難だったわね‥‥‥でももう一回やり直せると考えればいいわ」

 

「いいのかなー? ご馳走様でした」

 

 


 

 

深夜 とある会社のオフィス

 

「なーんで試験用の魂間違えるのやら」

 

エナドリ缶を片手にパソコンをいじる男はぼやく

 

「本来の魂のデータとは似ても似つかない奴っすね、てか似てるの管理番号ぐらいじゃないですか」

 

コーヒーの空き缶を積み上げながら向かいの席の男が答えた

 

「お前らいつまで仕事してるんだ?」

 

そこにぬるりと禿頭の中年が現れる

 

「ゲェ!?ぶ、部長」

 

「勘弁してください、まだ踏み台役の転生先の特定に手間取ってるんですよ」

 

エナドリ男が答えると中年_____部長は呆れたような顔をした

 

「どれ?見せてみろ‥‥‥‥まだ生まれてないどころか予定時期の50年前だな」

 

「「え?」」

 

「原作タイトル見てみろ‥‥‥‥番外編のタイトルだぞこれ」

 

「「‥‥‥‥」」

 

「お前ら二人とも明日、違うか今日は休め」

 

そう言って部長は壁掛け時計を指し示す______時刻はもう0時半を過ぎていた。

 


 

人物紹介

 

その魂→踏み台

 

手違いで踏み台として転生することになった女性

ペナルティの性転換はむしろメリット

 

邪神→少女 

 

転生を執り行う会社で入社試験を受けにきたが手違いがあり試験をやり直しになった。

幻覚で相手に仮想の重力をかけたり出来る

直接攻撃されると解除されるが

 

母親

 

あらあらうふふな穏やかな肝っ玉母ちゃん

 

父親

 

健全なファミコン

 

エナドリ男

 

転生先の特定を急いでいたがそもそも生まれてない

ちなみに明後日の午後あたりにやっと生まれてくる

 

本来は魂を出荷する前の加工の一環でマーキングするが今回の手違えの弊害で会社の所有する受信機が対応できていない、よって新しい発信機を魂に埋め込む必要がある

 

主に転生特典を受け入れやすくするもの

GPSに置き換えればわかりやすいか?

 

コーヒー男

 

エナドリの同僚

 

本来送られてくるはずだった魂と何を間違えたのかの調査を行ったが今回は主に下請け側のミスと発覚した。今後どうすべきかの改善策を練っている。

 

今回の試験日は繁忙期と重なって元請け側もチェックを怠った部分もある。

 

部長

 

愛すべき中年

 

今回のことで減給が確定してちょっぴり家に帰りずらい。

上の立場の存在だから仕方ないと思ってる

 

 

 

 

 


 

 

 

本来書きたかったもの

 

踏み台が転生前は女性で邪神から特典(原作知識+オリ主の情報込み)を与えられた時にオリ主に一目惚れ、転生後にも普段の行動から本気で好きになる。

 

そこからは各章毎に戦闘スペックを活用した暗躍で心にモヤが残る程度のビターエンドを蓄積させ、孤立状態へと誘導、闇堕ちさせてからの逃げ道として依存させるor直接対決で勝利した上での監禁ルート

 

ニコポナデポって調教にも使えそうですよね

 

当然ながら踏み台としての役割を果たしていないので性転換を始めとした数々のデメリットを被るけどそこんとこまで詰め切れてない!

 

せいぜい性転換したから既成事実が作りやすくなったな程度にしか考えられなかった!むしろそこが発想の原点______オリジンだ!

 

ちなみに邪神(初期構想の姿)は面白がって二人の子として生まれてくるのではと思った。何故そう思ったのかは分からない

 

タイトルも初期構想の名残です

*1
オリ主にヒロインが惚れる時の様子から由来している

*2
くじ引きでどんな役回りで転生者を転生させるかを決めています

*3
超贅沢です

*4
自分だけ違う試験問題が配られたようなイメージ





 序盤から筆が暴走しててこわい

 もう少女の方主人公にしていろんな転生者送り出してどんな人生送るかを観測する話にしたほうがいいのでは?

 ちょっと違うけど某肋骨を思い出した

 *この話に出てくる人物は踏み台の魂以外、全員が上位存在です
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