【完結済】気付いたらパワプロで適当に育てた選手に転生してた話   作:いちごケーキ

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伊川が地元に進学した√です。北瀬が居なかったらこうなってた可能性があります。
極悪ヤンキーに染まった結果、地の文などの口が本当に非常に悪いので、死ねなどの暴言が苦手な方は見ないでください。IFなので見なくても全く問題ありません。


IF 極亜久高校編

 

 

 

 

高校野球はクソだ。……というより、学生の部活という物がゴミだと思う。

運が悪ければ人間性が終わってる奴と実質6年間も一緒に、観客を楽しませる為に金にもならない労働をしなければならないとか控えめに言って終わってる。

 

 

まぁ、別の高校に進学するって方法もあるにはあったけどさ。

普通に考えて、俺みたいな犯罪者予備軍がマトモな人間と馴染める訳ないだろ?

 

そもそも前科が付いてないだけで盗み位はしてっから、既に片足突っ込んでるけどな。

たかが数万円の利益の為に何でそこまでやるんだか、俺にはあんま理解できてねぇけどやってる。

1人だけ、仲間外れにはなりたくねぇし。結局、野球部のクソとは類友って事だ。

 

 

 

 

中学の頃は、部活の時なんて酒に煙草に盗み位しかやってなかった。

 

でも、最近は違う。ゴリキョウって呼ばれてるクソ教師に、野球部が占領されやがったんだ。

あの狂人教師、言う事聞かないと遠慮なくぶん殴ってくるから面倒なんだよな……。

強いし暴力に躊躇いがなくて、あの先輩すら1ON1でボコボコにされたから逆らえねぇ。

 

 

「ランニングなんて誰がするかァ!ダッセーんだよ!!」

「俺のマブダチの言う事が聞けねってのか?!死ね!!」

「うっせぇ!!テメェが死ね!!」

 

 

___バキッ!ボコッ!

 

「うわ、ゴリキョウにまたヤキ入れられてんな……」

「目障りだなァ、一旦シメっか?」

「先公ボコしたら、ポリに目ぇ付けられっぞ。ゴリキョウは軽い暴力じゃ支配できねぇからな……」

 

……ま、態々言わねぇが、長ラン着て無免許運転でグラウンドに突撃しやがった先輩が9割悪いと思う。

テメェから喧嘩売っといて負けるなんてクソダッセェって事で、奴は結局襲撃しない事になって良かったわ。

 

複数人で殺りゃ流石のゴリキョウ相手でも勝てるとは思うが、教員に夜襲しかけるとか絶対バレて捕まる。

流石に、興味もねぇ奴の為にパクられたくはねぇからな。態々ポリ公に捕まりに行くなんて、バカのする事だろ。

 

ま、俺だって命令されたらやってた気もするけど……。断る方が面倒くさいし。マジで死んでくれねぇかな?

いや、誰が刺してくれねぇかな、アイツ。

 

 

「打倒青道!!打倒片岡!!」

「誰ッスか、片岡ってヤツ」

「ムカつく超名門、青道野球部の監督だっの!アイツの鼻を明かさなきゃ気がすまねぇ!!」

「先輩達使ってボコったらどうッスか?ヤッたら部活来なくて良いって言ったら、喜んで殺ると思いますよ」

「うっせーー!!」

 

 

___バキッ!

 

痛ってぇ!態々ご親切に諭してやった生徒に向かってそりゃ無ぇだろ!損した気分だ!

 

 

「提案したら殴るとか、アンタホントに教員かよ……」

「極亜久高校の教師なんて、どっかイカれてねぇと務まんねぇだろ」

「…………」

 

それはそうだけどさ。

 

 

 

 

___バシッ!

 

今日も今日とて、ゴリキョウに言われるがまま投球練習。

……せめてバイト代位は寄越せよ。何でボールなんか無駄に投げなきゃいけねぇんだよ。

 

俺にだけ特別授業とか言って、クソ細けぇルールブックとか寄越しやがって……。

このクソ、流石にマジでいっぺん締めるべきか?最近、ウゼェ事ばっかさせやがるせいでバカ共と素手喧嘩する暇が無ぇんだよ。俺だけ浮いちゃうだろ。分かれよ……。

 

 

「伊川ァ!」

「な、なんスかゴリキョウ……、じゃなかった濁川先公」

 

ま〜た無駄口叩きに来やがった。死ね。

 

 

「オッマエ才能あんな……プロ入り目指しても良いんじゃねーの?どうせお前らなんか碌な未来ねぇんだし、ワンチャン賭けても良いだろ」

「は?マジ意味不明なんスけど。プロってそんな簡単に目指せる物じゃねぇッスよね。遂にボケたんスか??」

 

何言ってんだコイツ。良く知らねぇけど、野球のプロって億稼ぐんだろ?そんな職業に、俺なんかが成れる訳ねぇ。

真に受けた子供をからかって遊ぶつもりだな、コイツ。やっぱこの教員もクズ。

 

流石はゴリキョウ、生徒を甚振るだけじゃ心が満たされねぇんだろう。精神的にも痛めつけて楽しむつもりなんだ。

俺、こんなのに目ぇ付けられるとか前世で何ヤッたんだろうな。……そもそも前世とか信じてねぇけど。

 

 

___バキッ!

 

「まだまだ俺は一般人じゃ!!クソが!!」

「正気か??」

 

なんて澄んだ目で言いやがるんだ……。やっぱイカれてるな、この暴力教師。

 

 

 

 

ワンツーマンのクソ練が終わった後、類友に宣告された。

 

 

「ゴリキョウに目ぇ付けられるなら、パクられる方がマシじゃね?マブダチでも擁護出来ねー……」

「アイツと夜露死苦やってんだな!バーカ!!」

「はぁ?!ちょっと待てよ!!」

 

やっぱそうなるよな……。

全部あのクソ野郎のせいだ、首括って詫びてくれよ。教員免許的な意味でも、物理的な意味でも良いからさ。

 

 

 

 

 

 

「バカに避けられる日々って、意外と楽かも……?」

 

ゴリキョウに目を付けられてから暫く経つと、噂が広まって誰にも絡まれなくなった。もう、俺の話せる相手はゴリキョウしか居ねぇ。

つるまなくなったから、もう酒も煙草も暫くやってねぇし……。寧ろ奴に感謝すべきなのか?コレ。……誰がするか!!くっっそ迷惑だわ!!

 

 

「伊川ァーー、ピッチング練習の時間だぁゾーー!!」

「誰がするか!!」

 

ア゙ーー!!イライラして独り言まで漏れやがる。

 

 

___バキッ!

 

「痛ってぇ!」

「ア゙?断る権利は無ぇんだワ」

 

やっべ、ゴリキョウ居やがった。

 

 

「うわ、出やがった……」

「最近、品行方正らしぃじゃねーか!良かったな!真人間になれてよ!」

「それはテメェのせいだろ……」

「おっ!俺の教育的態度が功を成したか!」

「…………」

 

すげぇ腹立つ。……マジ、こいつボコっちゃ駄目かな?今ならゴリキョウ相手でも、明確な殺意で勝てる気がする。

つか俺、あんま喧嘩しない割には相当強えぇし、先手必勝すりゃ勝てんじゃね??

 

 

「ア゙?ハンコー的な目で見やがって、マジで殺らなきゃ分かんねぇのか??」

「マジ、先公になれたの奇跡だと思っただけッスよ……」

「ガーッハハハ!大学進学はスポ薦だ!野球のな!!」

「あ、そっすか……」

 

道理でコイツ、学が無いと思った。

……つか、野球で進学とかホントに出来んのか。俺にもワンチャンねぇかな?

ゴリキョウの手の平で踊らされてそうで腹立つが……。てか、騙されてねぇよな??

 

 

 

 

「遂にここまで来たか……!」

「いや、まだ準決勝なんすけど……。ゴリキョウの言う、青道とも当たってねぇし」

 

言われるがまま投げてたら、準決勝まで来れてしまった。

てか、投手が俺1人ってどういう事だよ。流石におかしくね?俺を酷使し過ぎだろ!

 

……ネット知識でしかねぇから態々言ったりしねぇけど。ゴリキョウが怖くてビビってる訳じゃねぇからな!!

脳内でまで、誰に言い訳してんだろ……。アホくさ。

 

 

「伊川ァ゙!テメェが抑えて打たなきゃ話になんねぇぞ!!手ェ抜きやがったらバットで100叩きだかんな!!」

「うーーっす……」

 

だから、何で俺だけ名指しなんだよ……。マジで最悪なんだけど。ゴリキョウのせいで、俺の高校生活めっっちゃくちゃだ。

 

 

「伊川って、ゴリキョウ愛羅武勇なのか?先公の言いなりとかダッッセェー!!」

「黙っとけ!目ぇ付けられたら地獄行きだぞ!」

「ウゲェ……」

 

また俺バカにされてる!あのヘボキャッチャー、捕逸しまくりのクセに死ねよ!!

……野球の実力と、バカにされるかどうかなんて関係ねぇか。あーあ。俺、順調に真人間になってるわ。いや、寧ろ良い事かもしれねぇ……。

 

 

「ナニ言ってんだ!稲実は青道並みの強豪校だっつの!」

「へー。恵まれた野球バカをブッ倒したら快感でしょうね。でも前から思ってたんスけど、俺が敬遠されたら勝ち目なくねぇすか?」

「ハッ!強豪校の意地とプライドに賭けて、全打席敬遠なんて出来ねぇよ!つまりテメェは、つまんねぇコト考えてねーでゾーンに来た球をぶっ叩け!!」

「はぁ……」

 

万が一の対策とか、コイツ全く考えてねーんだろうな。頭がラリってるみてーに幸せな奴だ。

 

 

 

 

「試合終了ーー!!2-1で、稲城実業の勝ち!礼!!」

『ありがとうございました!!』

「死ね!!クソが!!」

「見てんじゃねー!!」

「あーあ、やっぱ負けたか……」

 

フツーに打たれて負けた。俺のせいか?

……あーあ、絶対後でゴリキョウにボコられるぞ、コレ。

 

 

 

 

「無名の極亜久高校野球部が準決勝まで邁進した大きな要因である、エースの伊川始くん!今回の試合をどう思いますか?!」

「ま、俺なんてこんなモンでしょと思いました」

 

試合後、何人かの記者に囲まれた。

負けた奴をバカにしに来るなんて、根性あんな。自分で言うのも何だが、極亜久高校の選手とか俺だったら全く関わりたくねぇ。

 

 

「稲城実業相手に完投して打ったのは、快挙だと思います!実力が付いた要因は、何だと思いますか?!」

「日々の走り込みとストレスだと思います。出来れば青道を倒して、解放されたかったです」

「解放、とは……?」

「ゴリキョウ先公が青道をぶっ潰したいらしくて、なんか練習させられてんですよね……。いい加減やめたいので、勝てたら良かったのですが……」

 

長々と取材された割に、殆ど記事には使われてなかった。

俺、何の為に話したんだよ……。

 

 

 

 

「伊川……良くやった!1年生でコレは快挙だぞ!!」

「はぁ……どうも……」

 

先日負けた後、なんかシメられなかった。

1年生1人で稲城実業を追い詰めたのは、かなり良かったとか言ってやがる。

 

普段のイカレ具合からすりゃ意外だ。まさか、片岡先公をボコれなかった苛立ちでぶっ壊れたんじゃ……。

別にゴリキョウの事なんか心配なんてしてねぇし!

……誰に言い訳してんだろうな、俺。誰も俺の脳内なんて聞いてねぇっつーの。

 

 

 

 

「うわ、ゴリキョウ炎上してんな……。燃やした奴、全部スパブロしてやろ」

 

あの先公、なんかTwiterで炎上してやがる。

公式戦の場で、部員1名(俺)を殴った事が原因らしい。ざまぁねぇぜ!

ま、それはそれとして匿名で攻撃して来る奴が腹立つから、複数アカウントでスパム通報とブロックしてやるけどな。アンチは死ね。

 

 

 

 

 

 

秋季東京都大会決勝戦で今から当たる相手。ゴリキョウが執着してる片岡先公野球部のキャッチャー……、やっぱ怪我してね?

こりゃビッグチャンスだ!重戦車の俺が跳ね飛ばしてやるぜ!!審判にはバレねぇ様にな!!

 

 

「……試合終了、4-3で極亜久高校の勝ち。礼!」

『ありがとうございました!!』

「ざまぁセイドー!!」

「ザコが意気がってんじゃねーぞ!!」

 

みゆき?って言う女っぽい名前の奴を負傷させたら、なんか流れが変わって勝てた。

これでゴリキョウから解放される!!てか、無謀な野望を達成してやったんだから流石に解放してくれ!!

 

 

 

 

 

 

甲子園ベスト8まで行ったのに、結局野球部から解放されなかった。

マジでゴリキョウのせいで、俺の人生が狂いそうだ。ま、どうせ狂える程マトモな生活してねぇけど。

 

つか、何で青道高校まで甲子園出てんだよ。必死に戦った意味って何だったワケ?

なのに、ゴリキョウが満足してんのが意味不明だ。……俺の活躍、全く無意味だったじゃねーか!死ね!この身勝手満足野郎!!

 

 

「大京シニア出身、奥村光舟。希望するポジションはキャッチャー。憧れている選手は特にいません」

「大京シニア出身、瀬戸拓馬。希望ポジションはセカンド!!足にはけっこう自信があります!」

 

2年生になると、外部生が30人も来た。こんなクソの掃き溜めに自ら来るとか正気か??……これは、学校始まって以来の珍事らしい。そりゃそうだろうな。

 

ま〜たイカれた奴が増えやがった!クソヤンキーとゴリキョウだけで詰んでるのによ!!

イカれた奴らのバーゲンセールだ。中学時代に活躍してた選手も来てるらしいからな……。推薦有ったらしいのに……完全にイカれてやがる。

 

 

うわ……ゴリキョウが物理的に飛び上がって喜んでやがる。次は何をしでかすつもりなんだ?

また初日から殴ったら炎上するぞ、俺がスパブロしてやったから大炎上まではしなくて済んだって知らねぇのかよ?言ってねぇから知ってる訳ねぇけど。

 

 

「よっしベンチメンバー埋まった!!じゃーなバカ共!もう辞めて良いぞ!!……あ、伊川以外の上級生の事な?」

『フーー!!!』

「ま〜た俺だけ逆贔屓かよ……」

 

居なくなっても惜しくない奴らが遂に居なくなるらしい。

……えっ、俺だけは見知らぬ後輩と野球しなきゃいけねぇのか?マジでゴリキョウ死ね!!

 

 

 

 




Q.北瀬がいる場合でも盗みとかやってたの?
A.死に物狂いでマトモに生きたので、やってません。この伊川は心が折れてます。

Q.濁川監督は、何で片岡監督を恨んでるの?
A.昔、片岡選手の在籍していたチームが、甲子園で濁川選手のチームに勝ちました。それの逆恨みと、強かった癖にプロ入りしなかった事への苛立ちです。
つまり、100%濁川監督の逆恨みです。ちなみに彼は、片岡選手に名前を覚えられてませんでした。

Q.結局、伊川は濁川監督の事をどう思ってるの?
A.イカれた教師。切腹しろ。割と嫌いじゃない。どっか行ってくれみたいな感じです。
メンタルが病んでるので、支離滅裂になってます。
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