【完結済】気付いたらパワプロで適当に育てた選手に転生してた話 作:いちごケーキ
「北瀬先輩! 御荷物お持ちします!」
試合が終わって撤収準備を終えた北瀬は、名前を覚えていない後輩から荷物を持つと言われていた。
ヤンキー中学卒業の彼は、まさか中身を盗むつもりじゃないだろうなと一瞬思ったが、こんな観衆の前で受け取って盗む奴はいないかと考え直した。
「いいよ、申し訳ないし」
その程度の浅い考えしか無かった北瀬に対し、後輩は日本1のピッチャーにも拘らず謙虚な言葉に感動しながら大きな声で言った。
「北瀬さんの荷物を持てるのは光栄な事です!! ぜひ持たせてください!!」
「ええ……?? じゃあお願いするね……?」
この後輩は、実は北瀬の選手能力に惚れ込んだガチ勢だった。
推しの荷物を持たせて欲しいとすら考えていて、彼の言う事なら何でも言う事を聞きかねないヤベェ奴である。
後々上級生達が、何でこんなヤベェファンが現れたんだと戦慄する事になるかもしれない。
北瀬は後輩の圧力に押され、理解不能といった顔をしながら持っていた荷物を渡していた。若干ビビっている。
まあ、片岡コーチが赴任して来た頃程には怖がっていなかったが。
ちなみに北瀬はピッチャーにも拘らず利き手を使って荷物を持っていたらしく、それで少しでも選手能力を損なってはいけないと後輩は考えたから荷物を受け取りたがっていた一面もある。
推しの荷物を持ちたかっただけな気もするが。
……メジャー主力級の活躍をする高校生がいたら、新入部員131人の中に1人くらいヤベェファンが混じっていても仕方ないのかもしれない。
推薦入学者以外は、野球の実力ではなく普通に学力で入学する事になっているので、極論野球経験無しでも入部できてしまうからだ。
そして彼の影響もあり、ゴリ押しして付き纏えば名前を覚えてくれると学習した新入生達は、どんどん北瀬、伊川、轟を中心に付き纏う奴が増えていった。
尊敬する先輩に認知して欲しいと考える部員が出てくるのは、当然の事なのだろう……多分。
『伊川先輩! マッサージしましょうか?!』
『北瀬先輩! 伊川先輩! 何かする事ないですか?!』
下級生達はアピールの為か、それとも身についた習慣からか、はたまた尊敬しているからか。
薬師正バッテリーである北瀬達を追いかけ回し、アピールしまくっている部員も多かった。
彼らに追い回されている北瀬達は、下級生のいない自分達の教室に逃げてきて思わずこう零した。
ちなみに通常練習時間なので、どう見てもサボりである。
「ひぇー何これ怖い……」
「まだ学校始まって無いのに……」
「なんかさぁ、キャプテンの真田先輩の所より人多くね?」
「……いっそ本当にこき使ってやろうか? ほらアレ、洗濯宜しくーとか、ジュース買って来てーみたいな」
強豪校にしては平和的なパシリしか思いつかない北瀬達。
基本的に北瀬達の中学校は、上級生も下級生も関係無く殴り合っている学校だったので、逆に年齢による上下関係は割と希薄だったのだ。
中学校の頃も酒買って来いとかタバコ買って来いとか、金寄越せとか殴らせろとかはあったけど、そこまでやる訳にもいかないと流石に北瀬達は自覚していた。
「流石に良くないんじゃない、一応善意っぽいし利用するのは……でもそれやれば目の前からとりあえず居なくなってくれるなぁ……」
「そうなんだよな。邪魔だから退けって言いたいけど、問題発言かもしれないしなー」
「いっそアレはどう? バッティング練習とかピッチング練習とかランニングに、付いて来てる全員引きずってくとか」
「確かに! それなら面倒になって俺らに近寄って来なくなるかもな!」
強制的に練習に突き合わせる作戦を決行した北瀬達だが、当然の様に下級生には逆効果だった。
北瀬達の近くにいれば、練習を一緒にさせてもらえるかもしれないと分かり、キラッキラの目をした1年生達が大量に彼らの前に現れる事になる。
周りに大量の人がいるのが嫌で、下級生達をお使いで振り回す作戦を最終的には決行してしまう彼ら。
だが本来の強豪校よりめちゃくちゃ生温い彼らの対応では、嫌われる事は出来なかった。
むしろ軽い雑用を率先してやり続ければ名前等を優先的に覚えてくれて、更に練習の時も指名してくれる率が上がった為、彼らのパシリが人気職になってしまっていた。
結果的に、暫くの間北瀬達は理由が分からないまま、周りで増殖していく下級生に振り回され、てんやわんやしていた。
自主練習で、また由井とピッチング練習をしている北瀬。
1週間程経過し、由井は通常のストレートならほぼ毎回前に落とせるようになっていた。
北瀬は9割取れるならもう良いんじゃねと思っていたが、由井は練習し足りないらしい。
変化球もそろそろ投げたいなぁと言っている北瀬に数球だけなら取りますと言って、先ずはストレートをしっかり取れるようになろうと努力していた。
真田達程ではないけど由井も口が上手い為、まだ自分が未熟だから変化球を投げられ続けると怪我をしてしまう。
だから出来ればストレートを練習させて欲しいと、上手い感じに伝えて納得させていた。
北瀬が投げたいけど、由井が怪我をしたら可哀想だしなぁといった感情で簡単に理解を示した事も大きい。
由井だって、自分の未熟さでピッチャーの球種を制限したくなど無いのだが、色々な事に手を伸ばせる程器用では無いと考えているのだ。
それにストレートだって取り切れないのに変化球なんて取れる訳がないという言葉だって、割と真実である。
北瀬先輩に申し訳ないなと反省しながら、懐の深い彼に甘えている現状だった。
当然借りっぱなしではなく、全てのボールをキャッチ出来るようになったらリード力で彼の成績を押し上げるつもりだった。
まあそれでも貸し借りで言うと一生借りっぱなしな気もしていたが、あくまで意気込みの話である。
___バシッッ!
「良いストレート来てますよー!」
「ありがとー!」
___バシッッ!
「伊川先輩のれんこんチップス美味しかったですよね……また食べたいです!」
「おっけー、由井が食べたがってたって言っとくよ!」
___バシッッ!
「俺が言ってたって言われるのはちょっと……」
「そう? 喜ぶと思うけど……」
ちょっと投球に飽きてきている北瀬の感情を雑談で盛り上げながら、由井はしっかりストレートをキャッチしようとしていた。
今の所ほとんどしっかりキャッチできてはいないが、前に落とす事は出来るようになってきていた。
北瀬は、由井はどんどん成長していくなぁ! とまるで朝顔観察日記をつけている様な心地にさせられていた。
若干面倒な所もあるけど、面白さもあるといった感情である。
リードを必要としない今の状況では、由井の優秀さは全く分からないのだ。
伊川から正捕手を受け取れれば良いねーと言った、他人事みたいな考え方である。
後々強豪校を相手にした時に、由井のリードの優秀さに気付かされる日が来るのだが、それを今の北瀬は知らない。
そんな感じて練習している、北瀬や由井を見続けていても大した練習にならないだろうに、キラキラと輝いた目ををしながらずっと見ている部員が7人もいる。
練習をしながらこちらをチロチロ見てくる新入生はもっと多い。
もう何時間も見てるだろ、飽きないのかよ……
まるで憧れていますと言われ続けている様な、感嘆のため息を聞き続けて、いい加減気疲れしてきた北瀬。
別に自分の事を特別優れた人間だとは思っていない為、なんか申し訳なくなってしまうのである。
ずっと見られ続けている状況をどうにか打破しようと思っている北瀬は、ついこの間伊川と考えた作戦を実行しようとしていた。
「なぁ、そこの見続けてる1年生7人」
「は、ハイ!」
急に話しかけられて緊張している見学者達。
見てないで練習しろやとか言われたらどうしよう? 怒られたら怖すぎる。
まあ確かに、見てるだけじゃ練習にならないかもしれないですけど……これだけ凄いピッチャー見てるの、凄い面白くて止められなかったんです。
そう思っていた彼らだが、北瀬の話は全くもって別の事だった。むしろ、見学者達にとって嬉しい話である。
「見てるだけってのも微妙だし、どうせならバッターボックスに立ってみないか?」
素晴らしいピッチャーである北瀬のボールを、間近で見て良いと言われた後輩達は凄く喜んでいた。
所詮3軍の俺達が、北瀬先輩のボールを間近で見て良いなんて! といった感情である。
ちなみにこの間、春季大会3回戦を圧勝した後に1年生の実力テストを実施していた。
1軍は25人で、2軍も25人、それ以外が3軍扱いになるらしい。
1軍はベンチ入りの可能性が高い優秀な選手で、2軍は上を狙って練習、3軍は基礎練習を固めようという感じである。
1軍は轟監督が指導していて、2軍は片岡コーチが指導している。3軍は偶に片岡コーチが指導したり巡回に来るかなといった扱いである。
格差が激しいが、人数の多い強豪校なんてこんな物である。
「え、良いんですか?!」
兎に角、雲の上の存在である北瀬の提案に大喜びしていた。
彼らは自主練習を放棄して、北瀬のボールに見惚れているような選手で、全力で部活をしているとは言い難いタイプである。
強い学校でスタメンに入りたいというよりは、強い学校に所属してみたいタイプなのだ。
当然スタメンに入れるものなら入りたいが、絶対に入ると決心している部員よりやる気は低かった。
ちなみに彼らは、今日も1人バットを振り続けている伊川よりやる気自体はあるのだが……
伊川は下級生に監視されている状況だからサボり辛くて、ある程度真面目に練習している様な状況らしい。
「ここじゃ打てないから大して面白くないかもしれないけど、微妙な角度から見てるより面白いんじゃないか?」
内心で知らんけどと付け加えながら話す北瀬。
彼は伊川よりは野球が好きだが、ガチ勢という感じのハマり具合ではない。
だから、打つことも出来ないのにバッターボックス辺りに立つ事が楽しいかは良く分からなかったのだ。
自分の提案を喜んでいる後輩達を見て、ほっこりした北瀬。
だが当初の目的を思い出して、あれっ? という微妙な顔をし始めた。
おかしいな……俺は、わざわざ見る場所を無理やり移動させて、面倒くさがられて俺の周りから居なくなってもらう筈だったのに、なんか逆効果になってないか?
今更気付いた北瀬だが、今更喜んでいる後輩達に止めたという訳にもいかず、まあいっかと投球を開始した。
彼ら7人は、数球ごとに交代でバッターボックス付近に入る事にしたらしいく、名前も知らない誰かがソワソワと中に入って行った。
___バシッッ!
「わっ! 凄い!! 本当にボールが浮き上がってる!!!」
___バシッッ!
「凄い凄い! こんなボール見たことない!!」
大はしゃぎの1年生7人。わざわざ北瀬のピッチング練習を見続けているという事は、大なり小なり彼のファンなのだから当然だ。
まあ、自分のピッチングの参考にしようと眺めていた部員もいたが……レベルが違いすぎて、真似出来る所があるのか分からないが。
話は何となく聞いていた下級生達は凄く羨ましがっているが、北瀬は気付かない。
目的だった見学者を減らすことは出来てないけど、皆楽しそうでこっちまで楽しくなってきたから、まあいっかと考えている。
それによく考えれば、じーっと見られているよりは練習に参加してくれたほうが良いし……そう言う風に北瀬は考え直していた。
……
今日のピッチング練習が終わり、片付けをしている北瀬と後輩8人達。
特に用具などを使った訳でもないが、ピッチングを間近で見させて貰ったと考えている後輩達7人は自分から手伝っていた。
「……そういえば、北瀬先輩はどうして俺の練習に付き合い続けてくれるんですか?」
ストレートしか要求しないのにキャッチングも上手くいってない、北瀬先輩の邪魔になっているであろう事を自覚している由井。
1日だけならともかく、どうして1週間も自主練習の全ての時間を使って付き合ってくれているのだろうかと気になっている由井。
というより最初の1日から疑問に思っていたけど、確かに面倒だから止めようと思われてしまわないかと考えて口にしなかったのだ。
流石に1週間も練習させてくれるなら、何か本人にも明確な理由があるのだろうと思ってようやく聞こうと考えたのである。
それに、上級生の割には怖くない先輩だと分かっているし。由井はそう考えていた。
実際、北瀬も他の上級生も、後輩に命令する事に慣れていない事もあり凄く優しいのは事実である。
ガチガチの縦社会に慣れている下級生にとっては、天国みたいな環境だった。
「えっ? 普通に野球部の部員に頼まれたからってのと、伊川をセカンドに専念させる為かなぁ」
由井の真剣な表情で話しかけてきた言葉に答えようと、一旦手を止めて返答した北瀬。
同じ薬師部員の練習に付き合うなんて、頼まれたら当然だと考えていたらしい。
心がけは立派かもしれないが、下級生が多過ぎる事を考慮に入れられていない。
彼もそのうち、練習を頼まれても断ることが出来るようになるというか、何人かから頼まれると全部熟せなくなって断らざるをえなくなるが……今の所、後輩から頼まれれば答えてしまうのだ。
北瀬に絡みたい1年生は、入学したての今がチャンスである。顔と名前を覚えられていれば、お願いを聞いて貰いやすくなるからだ。
……それに、パワプロ能力の友情タッグも発動しやすくなる。
轟監督が見学説明会で言っていた通り、自分から動ける1年生の方が居心地がいい部活だった。
呑気な北瀬の、伊川をセカンドに専念させたいという言葉を聞いた由井。
彼は北瀬が練習に付き合ってくれる理由にある程度納得し、その勢いのまま太平から聞いた噂話の真相を聞くことにした。
「噂話で聞いたんですけど……伊川先輩がセカンドに専念したいって考えてるのは、本当の話なんですか?」
「本当だよ。なんか最近、セカンドの動きが分かるようになってきたから専念したいんだってさ!」
正捕手を掴む場合、最大のライバルになる伊川先輩の動向を訪ねた由井。
伊川先輩がセカンドに専念したいというのは本当なのか。それとも酷いリードに耐えかねた北瀬先輩が考えただけなのかと尋ねた。
北瀬は、伊川はセカンドに専念したいのかという言葉を肯定。
セカンドの動きに慣れて来た伊川本人が、専念したいと話していた事を簡単に教えてしまった。
この言葉で由井は、だから仲の良さそうな伊川先輩を追い落とそうとしている俺に、北瀬先輩は優しいのかと納得。
そして、1年生の夏に正捕手として甲子園に出場する可能性が上がっただろうと少し喜んでいた。
まあ強力なライバルに打ち勝って正捕手を掴むのも良いけど、やはりプロになる為に少しでも早く試合に出たいといった所だろう。
「へぇ……じゃあ、俺が北瀬先輩のボールを全球種取れるようになったら!」
「正捕手確定だと思うよ
良くわかんないけど、SNSで伊川のリードが叩かれてたりするらしいし……そんなに酷いかなぁ?」
軽い口調で、由井の正捕手確定だろうと告げる北瀬。
ピッチャーと違って、セカンドは毎回変えなければならないポジションではないらしいし、まあキャッチャーを普通に出来る部員がいたら代わるだろうと考えているからだ。
但し、北瀬は伊川のリードの悪さには気付いていない。
薬師高校が当たったチームは毎回燃えているから、野球の試合は毎回10得点位取るものだと勘違いしかけているからである。
彼はプロの試合も殆ど見たことがないので、薬師野球部で戦った試合やゲームの試合位しか知識がなかった。
「…………北瀬さんは、どうして自分の投球が打たれていると思っていますか?」
「俺の実力不足でしょ」
県大会上位レベルのリードですら無いと言いたかった由井だが、流石に伊川に失礼だろうと口籠る。
北瀬さんはなぜ自分のボールが打たれていると思うのかと、遠回しに伊川のリードが悪いと話すだけにした。
けれどこれだけ凄い大エースにも拘らず、自信がない北瀬。
彼の言葉で、これだけ凄いボールを投げているのに、アレなキャッチャーのせいで自信喪失させられていて可哀想だと、由井は強く感じた。
だからかなり言い辛そうにしながらも、自分の実力不足だという言葉に、由井はハッキリと言い返した。
「……多数派の……いや、俺の見解はそうではありません。北瀬先輩のボールは、高校生に打たれる様なボールではありませんから
野手陣の守備があまり上手くない所も理由にありますが、やはり伊川先輩のリードの問題が多いと……思います
ストレートを捕球出来ないキャッチャーが、何言ってるんだと思うかもしれないですけど……北瀬先輩は、日本一のピッチャーですから!!」
「ふーん、そうかな……? 別に何言ってるんだとかは思わないけど、ありがとう……?」
北瀬は野球の強さにさほど拘りが無い為、親友を問題視する言葉にもそんな物かなぁ位にしか思わなかった。
仮に伊川の野球が下手くそでも親友&弟である事には変わりないし、そもそも無理やり部活に付き合ってもらってるんだからそんな物だと考えているからである。
たまにYouTubeで調べてくれたりしている、伊川のリードに特に問題は感じないけど……本職のガチ新入生からしたらそんな物かもなという適当な感覚だった。
それに、自分が日本一のピッチャーであると言われても困る。
確かに高校の大会で優勝したけど、それはバッター陣が良いからであって自分の実力ではないと考えているからだ。
まあ薬師高校に入学して来た後輩の夢を壊すのは忍びないので、そんな事は言わないが……北瀬はそんな感じの、フワフワとした意見しか無かった。
将来バッテリーを組みたい相手に嫌われるかもしれないという、決死の覚悟を決めて話していた由井からすれば、意思の欠片もない手抜きな意見しかない北瀬。
流石に由井は微妙過ぎる反応だとはツッコまず、北瀬さんに組んで良かった思われる様なキャッチャーになるという目的意識を明確にしながらこう言った。
「俺は、北瀬先輩を活かせるキャッチャーになるつもりです!
今先輩のボールを全然取れないのに、何言ってるんだと思うかもしれないですけど。絶対夏までにそうなって見せますから!!」
基本的には人当たりが良い由井の、強い意思が籠もった言葉に少し気圧された北瀬は、少し困りながら彼の意見を肯定した。
まあ良いんじゃね、そんなにキャッチャーやりたいなら頑張ってねと言った感じの雰囲気である。
「……そっか、ガンバレ。楽しみにしてる」
「ハイ!! 楽しみにしていてください!」
彼の微妙そうな声や表情で、薄々適当に話しているだろうなと理解しつつ、由井は力強い返事をした。
絶対に、もっと強くなって正捕手になってみせると考えているからだ。
大エースである北瀬先輩に、いつか相棒だと思って貰える様に努力しようと、由井は決心していた。
まあ、その前にちゃんとキャッチング出来るようにならなきゃ話にならないが……
現状は理解しつつ、由井は前向きにそう考えられるようになって来ていた。
迷惑を掛けまくっているエースが気にしていない事や、今の正捕手の進歩が見えない事によって、自分が何とかしなければならないと考えられるようになったからである。
長い題名と短い題名のどちらが好みですか? 長い題名例は、長い題名例は、ガチ勢の新入生が来ちゃったんだけど……」です。短い題名例は短い題名例は「本気の新入生」です。
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無回答・その他
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長い題名
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短い題名
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どっちでも良い