ある日脹相はトレセン学園の三女神像の前で考えていた。
脹相「トレセン学園のトレーナーになったはいいが、担当ウマ娘が見つからない……」
脹相は三女神像に祈っていた。
脹相「呪霊である俺の願いを聞いてくれるかはわからないけれども、担当ウマ娘をください!」
そんなことをしていると、後ろから誰かが来た。
カレン「あの~。トレーナーさんですか?」
脹相「ああ、そうだが……」
カレン「そうなんですかあ。トレーナーさん、ちょっとお時間いいですかぁ?」
脹相「なんだ」
カレン「カレンの……『お兄ちゃん』になってくれませんか?」
脹相「お兄ちゃん?俺はお前の兄ではないが・・・」
すると、カレンチャンは悲しそうな顔をして。
カレン「そうか、忘れちゃったんだ・・・」
脹相「ん?どうかしたか?」
カレン「いや、何でもない。じゃあ!」
そう言ってカレンチャンは向こうに走っていった。
脹相「言えないよなぁ。俺が記憶喪失で何も覚えてないとか……」
脹相はカレンチャンが行ったほうを呆然と見つめていた。
クルル「へぇ、それで俺のところに来たと。」
脹相「ああ、俺がここに来てから全く記憶が無くてな。」
クルル「クールクックック、そう言うこともあろうかと発明しておいたぜ。記憶投影機だ。」
ブルボン「クルルさん、これは何なのですか?」
クルル「人の記憶を映像にして映し出す機械だ。」
長谷川「なるほど、で、俺たちにその記憶を見てもらって記憶を考えてもらおうってことか。」
クルル「じゃあ起動するぞ……」
脹相「まあ、これを見れば何か思い出すかもしれないな。」
映像が映し出された。
脹相はとある台の上にいた。
長谷川「ん?なんか見たことあるぞ・・・」
すると、脹相はこう言う。
脹相「俺の財宝か?欲しけりゃくれてやる。探せ!この世の全てをそこに置いてきた。」
エル「んなわけありマスか!何海賊王になろうとしてるんデスか!」
ゴルシ「おい、コイツラフテルの場所知ってるのか!」
マックイーン「そんなわけないではありませんか!これは存在してはならない記憶ですわ!」
すると、また別の映像が映し出された。
ルキア「ん?これまさか、瀞霊廷・・・」
ジゼル「眩しくてよく見えないんですけど。」
脹相「偉大な相手というのは輝いて見えるものだヨ。」
ジゼル「眩しい方の理由は聞いてないんですけど。」
テイオー「何この記憶!完全にあれじゃん。卍解してくるやつじゃん!」
長谷川「おい!何天下のばいき〇まん様のセリフとってんだお前!」
エル「というか、タキオンさんみたいな人デース!」
脹相「そんなこと言われても記憶なんだから仕方ないだろ。」
マックイーン「向こうの女性の声どっかで似たような声を聴いたことがあるような・・・」
クルル「仕方ない、別の場面を見て見よう。」
脹相「そうだった、俺あの黒の組織の取引を目撃したせいで毒薬を飲まされ、身体が縮んで子供の姿になっちまったんだ。」
長谷川「はいアウト!体が縮んでねぇだろ今!」
ゴルシ「なぁ、ってことはあの黒の組織は倒したのか!」
エル「え!そうなんデスか?」
ケロロ「そんなわけないと思うであります・・・」
ギロロ「ああ、しかもこんな記憶初めて観る。」
クルル「どうやら、記憶が下手に混濁しているようだな。」
長谷川「でも、あれだろ?カレンチャンを見て思い出したほうがいいんじゃないか?」
脹相「カレンチャン、カレンチャン・・・」
その時脹相の中にあふれ出した存在しない記憶・・・
脹相とカレンチャンは屋外でテーブルに座っている。カレンチャンはまだ幼く、垢ぬけていない様子だ。
カレン「はい、お兄ちゃんあ~ん。」
脹相「ありがとうカレン。あ~ん。」
カレン「おいしい?」
脹相「ああ、おいしいよ。」
カレン「もうお兄ちゃんったら、照れるよ。でもそんなところも好きだよ?」
脹相「俺もだよ。」
脹相「お、俺はカレンチャンのお兄ちゃんだったのか・・・」
テイオー「えええええ!そうだったの!」
ルキア「貴様、カレンチャンの兄だったのか!」
脹相「これは悪いことしたな。俺行かなきゃなんないみたいだ。」
一方カレンチャンはトレセン学園のすぐ近くにあるかぶき町を歩いていた。
カレン「忘れちゃったのかな。」
そんなことをしているとガラの悪い男たちがいた。
男A「なあ、お嬢ちゃん。俺たちと一緒に遊ばない?」
カレン「結構です。」
男B「お前、人気ウマスタグラマーのカレンチャンだろう。これはいい金になる。」
カレン「いや・・・」
男C「まあ、おとなしくついてこい!」
カレンチャンは抵抗していた。
カレン「いや・・・来ないで・・・」
脹相「そこまでだ!」
男A「誰だお前は!」
脹相「どけ!俺はお兄ちゃんだぞ!」
男B「お兄ちゃん?お前が?笑わせんな!やっちまえ~!」
脹相「赤血操術・苅祓!」
男C「ぐはぁ・・・」
カレン「お、お兄ちゃん・・・?」
脹相「もう大丈夫。お兄ちゃんが来た。」
カレン「う、うう・・・」(え?お兄ちゃんって実の兄妹ってことじゃないんだけど・・・まぁいいや。)
カレン「よろしくね♡お兄ちゃん♪」
(そもそも、昔迷子になったときに助けてもらってお母さんに会わせてくれただけなんだけど・・・)
脹相とカレンチャンが抱き合っていると、その前にある店の二階が開いて。
神楽「真昼間から人んちの前で抱き合うなヨ!こちとら、店主がトレーナーとか始めたせいで忙しいネ!」
新八「神楽ちゃん、落ち着いてくださいよ。」
カレン「うるさいなぁ、ちょっと『お話』しようか。」
そう言ってカレンチャンは店の中に入っていった。
10分後
神楽、新八「カレンチャンカワイイ、カレンチャンカワイイ・・・」