ある日カワカミプリンセスはトレーナー室で御坂美琴と会議をしていた。
美琴「え~っと、確か次の目標レースはエリ女だっけ。」
カワカミ「そうですわね!あの激マブな先輩方と同じレースに出れると思うとワクワクしますわ!」
美琴「そう、私はあの連中と顔を合わせる必要があるのかと思うと今から困るわ。」
カワカミ「まーまー、いいではありませんの!あの連中と走れば、絶対に得るものがありますわよ!」
美琴「だと良いけど……。でもまあ、あなたにとっては憧れの先輩と同じレースで走れるっていうのは嬉しいことよね。」
カワカミ「当然ですわ!いつもトゥインクル・シリーズで見るたびに胸が張り裂けそうで……ん?」
カワカミプリンセスはふと、タンスの裏にカサカサ動くものを見つけた。
そうそれは多くのものを恐怖に陥れた漆黒の虫・・・
カワカミ「ゴ、ゴキブリですわ~!」
美琴「え?きゃああああ!」
カワカミ「わ、わたくしゴキブリはダメなんですの!トレーナーさん退治してくださいまし~!」
美琴「分かったわよ。どこかにゴキジェットはないかしらね。」
カワカミ「雑用係さんに聞けば分かりますわよ。」
美琴「そ、そう・・・」
美琴はゴキジェットを探しに行った。
カワカミ「怖いですわ~。恐ろしいですわ~。あ、雑誌・・・」
カワカミは丸めた雑誌を持ってGに近づいた。
カワカミ「おーほっほっほ。さぁ、覚悟しなさい。」
バシーンッ! カワカミは雑誌でGを叩いた。
しかし・・・ その勢いは・・・ゴキブリを倒すにはあまりにも強すぎた。
そのまま床が抜けた・・・
長谷川泰三「え?天井が崩れてきたんだけど!」
グラス「は、早く逃げましょう!」
エル「助けてくださいデース!」
銀時「よ、よし・・・俺も男だ。」
そして銀時はエルとグラスを担いで長谷川の手を引いて出てきた。
銀時「一体何があったんだ?」
そして瓦礫の山から声が聞こえる。
カワカミ「いやあああ!ゴキブリが!ゴキブリが!」
長谷川「・・・なにこれ?」
こうして、とにもかくにもGはいなくなったのだった。
エル「消え去ったの間違いデース!」
銀時「てか、カワカミ?お前どこに行ってたんだ?」
カワカミ「わたくし、ゴキブリが大の苦手なのでGを退治しようと雑誌で叩いたら・・・」
グラス「床が崩れて落ちてしまったんですね。」
長谷川「何やってんの?」
エアグルーヴ「カ~ワ~カ~ミ~!」
カワカミ「ひっ!お、鬼ババが追いかけてきましたわ!」
グラス、エル、銀時、長谷川「「「「自業自得です。」」」」
銀時「という訳で、マダオのトレーナー室を再建しては見たが・・・急ごしらえで狭いかもな。」
そう言って銀時が長谷川を連れて行ったのは犬小屋だった。
長谷川「ちょ、何で犬小屋?!これって明らかに犬の奴でしょ!」
銀時「え~、でもお前赤犬だろ?」
長谷川「それはワンピースの話だから!この話ウマ娘だから!」
ケロロ「仕方ないでありますな。少し増築してあげるであります。」
そう言ってケロロ小隊は工事を始めた。
2時間後
マダオの犬小屋の隣にはトイレができていた。
長谷川「違うよ!トイレじゃないよ!てか、トイレの方が母屋よりデカいんだけど!」
タママ「大丈夫です!最新式ウォシュレットと温式便座ですぅ~!」
ギロロ「音姫も完備しているぞ。ポチ」
(燃え上がれ~ガンダム~)
長谷川「そういうことじゃないって!あと、ガンダムは止めてくれよ!俺はエヴァンゲリオン派だ!」
エル「中の人的にデスか?」
すると、ハルウララたち覇王世代が通りかかった。
ウララ「ちょっと、いくら何でも可哀そうだよ!」
ドトウ「確かに救いはないのですか~?」
長谷川「おお!君は本当に天使だな!」
ウララ「見てよ。この屋根。真っ白じゃん!可哀そうだよ。」
長谷川「え?」
ウララ「皆で壁に絵を描いてあげよう!」
長谷川「え?」
ウララ「ライスちゃん!マックイーンちゃん!描こうよ!」
ライス「う、うん……」
マックイーン「賛成ですわ。」
銀時「よし、じゃあペンキ持ってくるか。」
長谷川「ちょっと、お前ら!これ俺の家なんだけど!」
そしてマダオの家が真っ白いペンキで塗りつぶされた。
エル「じゃあ早速書くデース。『グラスのケツデカ』と。」
グラス「エル?」
エル「ケ?!」
グラス「さようなら。」
エルは空の彼方へと飛ばされた。
マックイーン「あの、ルキアトレーナー?それは?」
ルキア「ワカメ大使だ。可愛いだろう。」
銀時「いや独特なセンスだなこりゃ。俺からは格言をあげよう。」
そう言って銀時は「糖分命」と書いた。
ライス「え・・・これ銀さんの主張じゃないの?」
ウララ「私も書いてあげる!」
そう言ってウララは太陽の絵を描いた。
マックイーン「さすが、可愛いですわね。」
長谷川「相対的にそれがまともに見えるよ・・・」
アヤベ「新築祝いね。この布団乾燥機でふわふわにして寝れば、床で寝てても関係ないわ。」
長谷川「いや、電源どこ?」
オペラオー「ハ~ハッハ!ボクのオペラオー像を毎日拝める権利としてこれを差し上げよう!」
すると、そこに警察官の土方十四郎と沖田総悟が来た。
土方「何してんだ?さっき寮の床が抜けたって聞いたがなんだこの犬小屋は。」
ライス「実はかくかくしかじかで。」
沖田「なるほど、とんでもないウマ娘でさぁ。床を壊すとは・・・」
土方「それでマダオは犬小屋に住むことになったと。」
沖田「いいんじゃないですかい?おひとり様向きでさぁ。」
長谷川「どこが?!」
ダイヤ「まぁまぁマダオさん。これでももらって落ち着いてください。」
そうして、サトノダイヤモンドは何かを引きずって来た。
銀時「こ、これは・・・」
ダイヤ「郵便受けです。うちには郵便受けが20個くらいあるので一個くらい持って行っても問題ないので。」
長谷川「いや、郵便受けの方が母屋よりデカいじゃねぇか!」
沖田「そうでさぁ。これじゃ豪華すぎて浮いてしまいまさぁ。」
そう沖田も注意する。
沖田「郵便受けはこれでいいでしょう。」
そう言って犬のエサ入れを犬小屋の前に置く。
長谷川「いや、これじゃ犬じゃん!」
土方「え?犬小屋に住んでんだろ?」
長谷川「そうだけども!」
土方「とりあえず、俺からも表札くらいはプレゼントしてやる。」
そう言って土方は「敗北者の家」と書かれた表札を建てた。
長谷川「いや俺敗北者じゃないし。し!」
銀時「何言ってんだ。お前にぴったりな家じゃないか。」
長谷川「敗北してたのは今までね!」
沖田「まぁ、あっしたちは帰りますぜ。気を付けてくだせぇ。最近変質者も出ているようでさぁ。」
エル「変質者デスか?まさかあのゴリラじゃないデスよね?」
土方「いや、近藤さんは変質者だけれども。違う。」
長谷川「それはせめて否定してあげたら?」
銀時「まぁいいや、トレセン学園も一応女子校だ。まぁ、並の人間じゃウマ娘には勝てないし、手を出されることはないだろうが、気を付けろよ。」
ライス「は、はい。」
そう言って一同が帰ろうとしていると
カワカミ「この話をこのまま終わらせませんわ~!」
エル「うわ、ちょこの話今から終わろうと思ってたんデスが・・・」
カワカミ「どうして私の出番が序盤にしかないんですの~!主人公ですわよ!」
銀時「って言ってもなぁ。出番が少なかったのは事実だしな。」
エル「そうデスね。というか、今回マダオしか喋ってないデスし。」
ウララ「まぁ、カワカミちゃんにも何か話させてあげようよ!」
カワカミ「あの後大変でしたのよ。私はエアグルーヴさんにしこたま怒られましたのよ。」
長谷川「至極当然の結果だろ。お前が床ぬいたんだから。俺が犬小屋に放り込まれる原因になったんだからな。」
カワカミ「まぁ、それで奉仕活動をすることになりまして。」
銀時「あ、はぁ頑張れよ。」
カワカミ「それを手伝って欲しいんですの。」
全員「「「「は?」」」」
銀時「いや、自分でやれよ。」
長谷川「そうだぞ。自分でやるもんだ。」
エル「そうデスよ。」
グラス「他人にやらせるものではありませんよね?」
すると、エアグルーヴがやって来た。
グルーヴ「いや、カワカミを一人で放り出すと壁かどこかが破壊される恐れがある。」
銀時「え~でも~。」
グルーヴ「一体生徒会が今までお前らの行動に目をつむって来たと思っている?」
銀時「まぁ、そうだけどよ。」
グルーヴ「よって貴様らには奉仕活動をしてもらう。」
エル「拒否権はありマスか?」
グルーヴ(ニッコリ)
全員(拒否権なしか・・・)
ここはとある花壇の前。
美琴「これは一体どういうことなの?なんで私まで花壇の掃除をさせられるのよ!」
銀時「それはこっちのセリフじゃ!お前カワカミのトレーナーなんだから本来お前とカワカミでやるべきところだぞ。」
エル「エルは無実デース!」
美琴「そんなこと言われても、私がいない間に話が進んでるのはおかしくない?あなた何?まさか私を陥れるために花壇の掃除をさせたんじゃないでしょうね?」
長谷川「ちょ、陥れられたのはどちらかというと俺なんだけど!」
カワカミ「申し訳ないですわ。美琴トレーナー。」
美琴「全くだわ!後でたっぷり償ってもらうからね!」
こうして奉仕活動をする一行。
フラワー「助かります。丁度花壇が壊れていたので。」
エル「いえ、フラワーさんのためならたとえ火の中水の中草の中森の中土の中雲の中あの子のスカートの中デース!」
ブルボン「以下同文です。」
美琴(うわ、出たわロリコン共・・・)
カワカミと美琴たちは花壇を作るために板をまとめて、くぎを打ち付ける。
美琴「ホントにウマ娘ってパワーがあるから、早く終わっていいわね。」
カワカミ「それほどでもありませんわ。このくらいウマ娘には当然です。」
銀時「そうか、そりゃよかった。」
そんなことをしているとフラワーが
フラワー「それでは休憩にしましょうか。」
そう言ってニシノフラワーは向こうに水筒を取りに行った。
すると・・・
フラワー「きゃああああああああ!」
銀時「フラワー?!」
一同がニシノフラワーの叫んでいる場所に行ってみるとそこには・・・
ニシノフラワーの水筒をクマ吉が舐めていた。
フラワー「私の水筒・・・クマ吉さんが・・・」
ニシノフラワーはショックで泣き出した。
フラワー「うわ~ん!」
フラワーは泣きじゃくってしまった。
カワカミ「ちょっと!これは許せませんわ!」
銀時「てめぇ良くもやってくれたな!」
エル「よくもフラワーさんを泣かしましたね!」
美琴「許せないわ!絶対に許せないわ!」
ニシノフラワーの水筒を長谷川がクマ吉から取り上げて美琴に渡す。
そして、カワカミと銀時はフラワーをなだめるのに必死だった。
そして・・・
クマ吉「バレたら仕方ない!そうさ!僕が舐めたのさ!」
そう言ってクマ吉は走って逃走を図った。
美琴「待ちなさい!逃がさないわよ!」
カワカミ「そうデス!絶対に許さないデス!」
フラワー「ひっく、ひっく。」
クマ吉の後をウマ娘たちは追う。
カワカミ「逃がしませんわよ!」
そう言うとカワカミプリンセスは近くにあった大木を引き抜くとクマ吉に投げつけた。
クマ吉「ちょ、桃白白かよ!や、やめ、アーーー!」
クマ吉は何とか大木に潰されずに済んだがバランスを崩してしまった。
銀時「今だ。御坂、お前の一発芸の出番だ!」
美琴「あれは一発芸じゃないわよ!ったくもう。電磁砲!」
クマ吉「ギャアアアアア!」
美琴の電撃でクマ吉は黒焦げになった。
フラワー「ありがとうございます。皆さん・・・」
フラワーは美琴たちに感謝する。
銀時「よし、適当に真選組に引き渡すか。」
沖田「って訳で変質者をとっ捕まえたと。」
土方「全くこの町にはお前らみたいなのしかいないのか?」
カワカミ「とりあえず、これで一件落着ですわね。」
そう言うカワカミの肩を掴むものが一人。
エアグルーヴ「そうだな、貴様が学園の樹を引き抜かなければ全てうまくいったのにな。」
カワカミ「え・・・」
美琴「そうね、あんたが樹を一本ダメにしなかったら万事解決だったのにね。」
エル「本当にそうデスね。」
エアグルーヴ「じゃあ行こうか。」
カワカミ「お助けをーーーー!」
そう言ってエアグルーヴはカワカミプリンセスを引きずっていった。