ある日トレセン学園の校門前でバンブーメモリーは服装のチェックをしていた。
嫌五「おはよ~。」
バンブー「おはようございますっス!今日も相変わらずの猫耳メカクレっぷりっすね。」
嫌五「うるせぇな!これがオシャレのつもりなんだよ。」
バンブー「とにかくチェックするっス!」
嫌五「はいはい。」
バンブー「まず、服装が乱れてるっス!ネクタイが曲がってるっス!」
嫌五「はいはい。」
バンブー「ちゃんと直すっス!」
嫌五「分かったよ……。」
バンブーメモリーが嫌五に注意していると阿久津明がやって来た。彼は看板を抱えている。
阿久津「おはよう。嫌五、バンブー。」
嫌五「おはよう、阿久津。」
バンブー「おはようございますっス!」
阿久津「嫌五、ネクタイが曲がってるぞ?」
嫌五「はいはい。直すから。全くコイツは…」
阿久津「ちゃんと直せよ?」
嫌五「分かってるよ。てか別に俺たちトレーナーまで見なくても良くない?銀髪天パとか金髪とか挙句の果てにタトゥーまで認めてんだろ?」
バンブー「そうは言っても…風紀委員はちゃんと見なきゃいけないっス!てか最近出番無かったんすから!」
京子「そうよ。バンブーったら最近出番無いんだから。」
嫌五「はあ?てかなんでお前がここにいるんだよ?」
京子「仕事よ、仕事。」
そうして二人が揉めていると
ハヤヒデ「おはよう。トレーナー君。嫌五さん」
阿久津「ああおはよう。ハヤヒデ。」
ハヤヒデ「ああ今日は服装点検の日だったか。」
オペラオー「やあ!おはよう!バンブーさん!」
バンブー「おはようございますっス!オペラオーさん!」
ハヤヒデ「そういえば今日はバナナの大安売りの日なんだった。八百屋で買っておかなければな。」
バンブー「そうっスね!バナナは健康に良いっスから!」
嫌五「まぁいいや。ところで阿久津君。今持っている看板は何だ?看板持ちでも始めたの?」
阿久津「ああ、これは……」
阿久津が看板を下ろしていると。奥から声が聞こえた。
よしこ「あっく~ん!おっはよ~ん!」
阿久津「ちょ来るなって!今看板持ってるから!」
嫌五「誰だよ、アイツ?」
よしこ「どうも~!あっくんの将来のお嫁さんの花畑よし子だよ!」
阿久津「どこがお嫁だ。この野郎!てかマジで離れろ!」
嫌五「ええ……何この展開……?」
京子「知らないわよ。嫌五の妄想じゃないの?」
嫌五「ちげーよ!てか阿久津の知り合いだったのか…お前に友達がいたのか。」
京子「正直意外ね。アンタは生涯孤独だとばかり…」
阿久津「お前らな……」
よしこ「あっくん!今日もかっこいいね!これは将来私の旦那さんになるね!」
阿久津「だから違うって言ってるだろ?」
よしこ「ふ~ん?なら、私の口説き術でメロメロにさせればいいんでしょ?今からデートしよう!」
阿久津「今この瞬間俺は仕事中なんだ!とっととどっかに行ってろ!」
よしこ「いやだよ!あっくんと一緒にいたいもん!」
阿久津「ああもう……まぁいい。」
阿久津はそう言うとカバンの中からバナナを出して遠くに放り投げた。
よしこ「あ!バナナだ!おいしそ~!」
そう言うとよしこはバナナを捕まえに行った。
阿久津「これで良し。」
よしこがバナナを取りに行くのを確認すると阿久津は看板を校門の外に立てかけた。
嫌五「あれで良かったのかよ?」
阿久津「ああ、今は仕事中だ。彼女に構ってやる暇はない。それに……」
嫌五「それに……?」
阿久津「……いや何でもない。早く学校に入るぞ。」
放課後
ハヤヒデ「トレーナー君。今日はどこでトレーニングするのか教えてくれ。」
阿久津「ああ、今日は筋トレからだ。」
ハヤヒデ「了解した。」
阿久津とハヤヒデが室内トレーニングをしようとしていると、バンブーとオペラオーもいた。
オペラオー「やあ!ハヤヒデさん!」
バンブー「こんにちはっス!阿久津さん!」
阿久津「ああ、二人もトレーニングか。」
京子「いっしょにやった方が効率がいいと思ってね。」
ハヤヒデ「確かにそうかもしれないな。」
オペラオー「では一緒にトレーニングしようじゃないか!」
3人はトレーニングを始めた。
オペラオー「ハ~ハッハッハ!いい気分だ!」
バンブー「トレーニングは楽しいっスね!」
ハヤヒデ「それにしても朝の少女は何だったんだ?いきなり君に付きまとって。」
阿久津「あれは、花畑よし子と言って俺の幼馴染だ。」
ハヤヒデ「ほう?君のような人間にも幼馴染がいたのか。意外だな。」
阿久津「どういう意味だ?」
ハヤヒデ「すまない。言い過ぎたな。だが、そう思われても仕方の無い行動だと思うぞ?」
オペラオー「僕もそう思うよ!」
阿久津「……それはそうかもしんねぇけどさ……」
嫌五「へぇ~。でもあんなに可愛い女の子いたんじゃ良かったな。」
嫌五がそう言うと
阿久津「あのな嫌五、お前は猿に恋をするのか?するわけないだろう?」
京子「ひぃ、夏油傑みたいなこと言ってる……」
嫌五「失礼だな!この時空の彼はあんなに酷くないだろ!」
嫌五がツッコミを入れるとハヤヒデがダンベルを持ち上げながら嫌五に言った。
ハヤヒデ「いいや、違うな。」
嫌五「は?」
ハヤヒデ「あの『猿』という呼び方や発言に込められた憎しみ、殺意……よほどの娘なんだな?」
阿久津「ああアイツはアホだ。ガチのアホだ。cv悠木碧が演じたキャラで一番のアホともいわれている。」
ハヤヒデ「なるほど。確かにあの発言は頭が悪いとしか言いようがないな。」
阿久津「ああ、それにアイツは……」
ハヤヒデと阿久津がよしこの話をしていると、嫌五が割り込んできた。
嫌五「でもさ!可愛い女の子に好かれて嬉しくないの?」
阿久津「……いや別に?」
オペラオー「そうなのかい?ファンがいるとボクは嬉しいけどね!」
バンブー「そうっスね!アタシも嬉しいっス!」
ハヤヒデ「それは恐らく意味が違うだろう。」
ハヤヒデはため息をつくと、ダンベルを持ち上げながら嫌五に言った。
ハヤヒデ「つまり花畑よし子は相当にアホな奴だということだ。」
阿久津「ああ、アイツはガチのヤバい奴だ。」
嫌五「そんなにヤバいの?」
阿久津「ああ、普通に家の中に侵入してきたりする。俺は電気柵で対抗しているが。」
嫌五「マジか……阿久津、お前好かれてんな!」
阿久津「うるさいな……」
ハヤヒデ「お腹が空いた。バナナでも食べようか。」
嫌五「マジで?俺も食べる。」
ハヤヒデはバナナを食べながら話を続けた。
ハヤヒデ「しかし…」
ハヤヒデが話し始めようとしたとき天井に穴が開いて何者かが入って来た。
よし子「バナナだ!おいしそ~!いただきま~す!」
阿久津「おまえはなぜここまで湧くんだ!帰れ!ハウス!」
バンブー「よしこさん!また来たっスか!?」
よし子「うわ~ん!あっくんがいじめる~!」
阿久津「そもそも学園に入るな!」
よしこ「だって~。あっくんがトレーナーになっちゃったんだもん!あっくんと離れるのはいや!」
阿久津「だからって学園の敷地内に入ってくるなよ!そもそもお前は俺の何なんだよ?」
よし子「将来のお嫁さ、あバナナ!おいしい!美味しいよ~!」
阿久津「うるせぇ!どっかに行け!」ボコォ!
よし子「あ~れ~!」
よし子は阿久津に吹き飛ばされて行った。
その日の夜
バンブー「さてこれで見回りも終わりっス。」
バンブーメモリーはトレセンの見回りをしていた。すると…
バンブー「ん?これは…」
翌朝
バンブー「これはどういうことっすか?!」
バンブーメモリーは怒っていた。彼女の手には18禁の本があった。そして目の前には数人のトレーナーが縛られている。
銀時「ちょ、俺じゃないって。俺の本は別の場所においてある!京介のじゃね?」
京介「いや、俺でもないけど?」
嫌五「俺はちゃんと隠してるって!」
嫌五がそう言った瞬間、縛られているトレーナーたちが声を上げた。
ロイド、夏油「「俺らじゃないですよ?」」
バンブー「いや、アンタらの本はどうでもいいっス。問題はこの本が公衆の面前に置かれていたことっす!ねぇ宮村さん。」
伊澄「ま、まぁ…」
京子の彼氏である宮村伊澄は困惑していた。
銀時「ってかどっかに名前書いてあるかもよ?読んでみたら?」
嫌五「あっ、ほんとだ。どれどれ……」
嫌五は本に書いてある名前を読んだ。
バンブー「ふむふむ……え?」
バンブーは驚いた。そこには本来女性の顔があるべき場所に花畑よし子の顔写真が貼ってったのだ。そしてメッセージ
「これを私だと思って使ってね。よし子」
嫌五「めちゃくちゃじゃんwww」
ハヤヒデ「これは予想の斜め上だな。」
オペラオー「これは笑わずにはいられないね!wwww」
阿久津「おんどりゃぁぁぁ!」
銀時「ギャース!」
伊澄「ええ……阿久津さん……?」
伊澄は困惑していた。するとハヤヒデは決意したように呟いた。
ハヤヒデ「よし注意しよう。」
嫌五「注意って……?」
ハヤヒデはトレーナーたちに説明すると、嫌五やオペラオー、エルもそれに同意した。
阿久津「よしこの捕獲方法は簡単だ。これを用意しておこう。」
そう言って阿久津はよし子の家の前に落とし穴を掘った。
京子「いやこんな見え透いた罠に引っかかるわけないじゃない。落とし穴だってすぐわかるわ。」
阿久津「普通はそうだろう。だがな、コイツは違う。」
阿久津はそう言うと穴の奥にバナナを置いた。すると‥‥
よしこ「あ!バナナだ!」
よしこは落とし穴を掘ったのが阿久津だと知らずにバナナにつられて落とし穴に落ちて行った。
伊澄「ええ……」
嫌五「アホだねwwww」
ハヤヒデ「よし、捕獲だ。」
4人はよし子を捕獲した。
よしこ「何で!何でエロ本を持ち込んだらダメなのさ!」
バンブー「むしろそれが許容される状況を思い浮かべるっす…風紀委員長として見逃せないっすよ!」
よしこ「フッフッフってうぉぉぉぉぉ!おっぱいでか~!」
よしこはハヤヒデの後方から胸を揉んでいた。
ハヤヒデ「ちょ何をする!私は菊春天ウマ娘だぞ!」
ハヤヒデは混乱していた。
よしこ「菊&春天ウマ娘のおっぱいが、最も風紀を乱しているぅーー!!」
京子「その戦績当てはまる娘たくさんいるから止めてあげて!」
よしこ「花畑よしこです!!試しにそのおっぱいを揉んでみてもいいですか!?」
恐るべきアホであるよしこは物怖じする事なく、ハヤヒデに言ってきた。
ハヤヒデ「いい訳ないだろう!」
よしこ「もちろんただとは言わない。これをどうぞ。」
そう言ってよしこは手の中に何かを渡した。
ハヤヒデ「わ、私は買収されないぞ!」
手のひらにあったのは、十円玉がたったの一枚であった。
ハヤヒデ「知っているか、10円玉はな弾丸にもなるんだよ。美琴君に教えてもらった。」
バンブー「止めとけっす。硬貨を損傷させるのは犯罪っすからね。
よしこ「なら、これだけは使いたくなかった…特別なバナナでどうだ!」
京子「・・・・・・」
バンブー「・・・・・・」
嫌五「・・・・・・」
オペラオー「・・・・・・」
ハヤヒデ「は?」
よしこ「しかもただのバナナではない…一度食べたら病みつきになるバナナだ。」
阿久津「へっ馬鹿め。そんな陳腐な誘いにハヤヒデが乗るわけないだr」
ハヤヒデ「おのれ卑怯だぞ!「ハヤヒデぇぇぇぇぇ!」」
バンブー「何を言ってるっすか!バナナなんて八百屋でいくらでも買えるっす。」
よしこ「一度食べたら……これなしではいられなくなるよ~」
バンブー「ってまさかいやらしい意味のバナナっすか!?」
バンブーは思わずそう言ってしまった。
よしこ「へ?八百屋の1000円の高級バナナだけど?」
バンブー「は、はぁ…」
バンブーはきょとんとするがよしこは
よしこ「なになに!?嫌らしいバナナってなにぃ!?あっ!もしかして、ちん……」
バンブー「ああああああああああ!」
嫌五「バンブーが気絶した~!羞恥心に耐えられなかったんだ!」
伊澄「と、とりあえず保健室に運んでおきますね・・・」
すると
よしこ「隙あり~!」
そう言ってハヤヒデの胸を揉んだ。
ハヤヒデ「うわぁぁぁ!」
よしこ「うおおお、こ、これはァァァァ!?」
よしこは驚愕して叫んだ。
よしこ「チクショオオオオオオオ!!この重量感、この弾力……これはもうおっぱいと言うよりも……むしろ……、むしろ……、むしろなんなんだアアアアアア!!」
阿久津「てめぇがなぁ!」
そう言って阿久津はよしこを殴り飛ばした。
よしこ「くっ、私もこれほどの胸があればあっくんに愛されたというのに…」
そういってよし子は顔を上げると京子の顔を見た。そして
よしこ「ププッwwかわいそww」
京子「・・・・・・」
京子「誰が無乳じゃコラァァァァ!!」
そう叫ぶと、京子はよし子に渾身のアッパーをかました。
よし子「ぎゃああああ!」
京介「おお!あの花畑よし子を一撃で倒した!」
阿久津「いや、今のはただ単にアイツが無神経なだけだよ。悪かったな京子。」
伊澄「そ、そうですね……」
京子「いや、阿久津さんは悪くないから……」
ハヤヒデ「全くすごい奴だったな。」
オペラオー「じゃあ、ボクはこれで失礼するよ。」
嫌五「全く胸が断崖絶壁だからって怒ることないのにな。」
翌朝嫌五が壁にめり込んでいるのが発見された。