堀京子はトレセン学園の前に立っていた。
京子「ねぇ、京介~。本当にここなのよね?京介が働いてる場所。」
京介「ああ、そうだよ~。トレセン学園、ウマ娘たちが日本中のダービーで勝つためにトレーニングする場所さ。ねぇ宮村君♡」
そう言って京介は隣にいる宮村伊澄の肩を抱く。
京介「いや~。助かったよ~宮村君もここに就職したいって言ってくれてさ~。」
京子「あれ?京介が無理やり連れて来たんじゃなくて?」
伊澄「ま、まぁ堀さん・・・。ここ見て回るのに一人じゃ不安だし・・・。」
京介「何気にほら身内が多い方がやりやすいじゃないの~お仕事。」
京子「ふ~ん・・・。ま、いっか。で、京介。私はどうすればいいの?」
京介「まぁ、初日は適当に案内付けてあるから。お二人で回ってね~。」
すると、目の前に桐生院トレーナーが来た。
桐生院「こんにちは、ハッピーミークのトレーナーの桐生院葵です。てか、京介さんここでタバコ吸うのは止めて下さい。」
京介「え~?そんなご無体なことばかり言わないでよ~。あ、これ俺の娘の京子とあっちは俺の将来の息子の宮村君ね。」
伊澄「え?息子って・・・」
それを言う前に京子は京介のすねを蹴った。
京介「あ~。痛いよ京子~。」
京子「そんな事実ありませんからっ!このバカ親父!」(赤面)
桐生院「大丈夫ですか?」
伊澄「あ~、ごめんなさい。この親子漫才は無視してあげてください・・・」
そう言って伊澄は桐生院に連れられて学園内に入った。
桐生院「ここがトレーニングルームです。一応そこら辺のジムなんて目じゃないレベルの器具がそろえられています。」
伊澄「へぇ~すごいですね。こんなところでトレーニングできるなんてウマ娘も幸せですね。」
京子「本当よね。うちの京介にも見習ってもらいたいくらい。」
すると、そのランニングマシーンの上で走っていたウマ娘が声をかけてくる。
テイオー「あ~!もしかして京子ちゃん?久しぶり~!」
京子「テイオーじゃない!久しぶりね。」
伊澄「知り合いなの?」
テイオー「うん!だってこの人ウチのトレーナーの・・・」
すると、後ろから男が来た。その男はなぜか肩に刀をしょっていた。
ロー「テイオー屋・・・まさかそいつは京介屋の娘か・・・」
京子「あ、トラ男じゃない!久しぶりね。」
テイオー「あ!トレーナーさん。この人はボクの幼馴染の堀京子ちゃん。で、隣の男の子は?」
伊澄「こ、こんにちは。僕は宮村伊澄って言います。」
テイオー「ねぇまさか二人は付き合ってるの!」
二人はうなずく。
ロー「そ、そうか・・・宮村屋、結婚する相手は考えた方がいい。というか舅を考えた方が・・・」
京介「なーに、言ってるのかな~トラ男君♡」
そう言って京介はローの肩を掴む。
ロー「京介屋!てめぇ、どこほっつき歩いてた!」
京介「まぁまぁ落ち着いて、トラ男トレーナー。」
ロー「てめぇに言われると調子が狂うんだよ!なんか腹が立つ。」
京介「え~?そんなこと言われると僕自販機投げ飛ばしちゃうかもよ♡相棒♡」
ロー「上等だ!何だろうが俺の超能力にかかれば・・・」
京子「二人ともいい加減にしなさい!」
そう言って京子は二人に回し蹴りを食らわす。二人は吹っ飛び、壁に叩きつけられた。
伊澄「ナ、ナイスキック・・・」
京子「全く、二人とも子供なんだから。」
ロー「待ってくれ、京子屋。」
京子「何か?(ギロッ)」
ロー「いや何でもない。」
ローはそう言って逃げ出した。
テイオー「え~!トレーナーが逃げ出すなんてすごいね。ボク尊敬しちゃうよ!」
伊澄(相変わらず、堀さんは凶暴だなぁ・・・)
京子「で、京介はどの娘を担当してるの?」
京介「ん~俺はここだよ。」
そう言って京介は椅子に座る。
京介「雑用係だよ。」
京子「は?トレーナーじゃなかったの!」
京介「いやねぇ~。正直言うとトレーナーやりたくないのよ~。忙しいし、同僚は変なのしかいないし。」
伊澄「そ、そうだったんですね。」
伊澄(たぶん、同僚の変なのの中に京介さんも入ってる気がするんだけど・・・)
京子「え?じゃあ、今までトレーナーだったっていうのは?」
京介「嘘(テヘペロ♪)」
京子「ふざけんじゃねぇー!」
そう言って京子は京介に殴りかかる。
京介「わぁ!暴力反対!」
伊澄(父さん、母さん、どうしよう・・・)
京子「仕方ないわね!このままじゃ堀家の名が廃るわ!私がトレーナーになる!」
京介「え、本当?仕事きついよ、給料安いよ、休みないよ。」
京子「こちとら、創太の世話をしながら高校いってんじゃい!慣れっこよ!」
京子はそう言って腕まくりをする。
伊澄(堀さん漢らしいなぁ。)
京子「宮村は?」
伊澄「ぼ、僕は遠慮しとk「あ、そうだ!警備員の募集があったから宮村君やってみなよ。」」
という訳で宮村と京子はトレセン学園に勤めることになった。
しばらく経って。
バンブー「あなたが私のトレーナーっすか。ビシバシ鍛えて欲しいっス」
京子「よろしくね、バンブーメモリー。」
バンブー「テイオーさんから聞いたっス。新しく入った宮村さんと結婚を前提に付き合ってるって。」
京子「そんなことないから!まだそう言う話にもなってないし。」
バンブー「そうっすか、あの人も信用なりませんわね。」
京子「そ、それはどういうこと!」
バンブー「い、いや、何でもないっス。」
バンブーはそう言って笑う。
京子(あのバカ親父後でブッ飛ばす)
京子「それはそうとしてターフを走って後はスタミナ付けるわよ。」
バンブー「了解っす!」
そう言ってマックイーンは走り始める。
京子「と言っても走ってる間は暇ね~。」
すると、京介がやってくる。
京子「あ、トレーナー!じゃなかった雑用係!」
京介「酷いこと言うなよ~。雑用係だって大変なんだぞ~。」
京子「例えばどんなことしてるのよ。」
京介「例えばゴールドシップがクリーム砲をぶっ放した後片づけ、破壊された壁やガラスの修理などなど。」
京子「大丈夫なの?この学園・・・」
京介「慣れれば大丈夫だよ。あとここだけの話ゴルシの暴走は誰も手が付けられないらしい。」
京子「アンタも大概だけど、この学園の異常性はすごいわね。」
すると、バンブーが戻って来た。
バンブー「終わったっス!次はどうすればいいっスか?」
京子「じゃあ、ストレッチして今日は終わりね。」
バンブー「了解したっス!」
そう言ってバンブーは脚を伸ばす。
伊澄「堀さん、お疲れ~。」
京介「お疲れ~。どう?バンブーは?」
京子「良い脚してるよ、鍛え上げればG1も夢じゃないわね。」
バンブー「本当っスか!いや~嬉しいっス!」
バンブーは喜んでいる。
京子「そのためにも出来るだけきちんとリラックスしないとね。」
そう言って京子はバンブーを膝枕する。
バンブー「な、なんか恥ずかしいっスね。」
京介「あ・・・」
伊澄「始まりますね。「打撃系」「粉砕系」の耳掃除が・・・」
バンブー「え?警備員さん、そうなんすか!」
京子「大丈夫よ、優しくするから。」(ニコニコ)
バンブー「それ絶対信用できないやつっス!」
京子「じゃあ、始めるわよ。」
そして、バンブーの絶叫が響き渡る。
バンブー「フーフー、さすが、トレーナーさんは力強いっス。どこかのバカウマ娘にも体験させたいっす。」
京子「ゴルシのこと?苦労してるわね~。」
バンブー「そうっすよ。風紀委員長として困っているっス。」
京介「あ、それは僕も困ってるんだよね。あいつのせいで掃除が忙しくて忙しくて、アホの太子が参るレベルだよ。」
バンブー「それはそうとしてトレーナーさん、肩が砕かれるっス・・・」
京子「え~?ただ肩もみしてるだけじゃないの?」
バンブー「いや、なんか背中に鬼神が見えるっスよ。」
京子「気のせいじゃない?ほら宮村も行くわよ。」
バンブー、宮村「ぎゃあああ!」
その後、なぜかいつもトレーニング終わりにグラウンドでバンブーメモリーの悲鳴が聞こえると学園で話題になった。