月収50万ゼニー、ナルガクルガをモフるだけの仕事!!!   作:ルルザムート

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以前の見返したら方向性変わりすぎじゃねぇか!というわけで10もふめは消えました⭐︎
…11もふめです、お楽しみください


11もふめ おねむなどらごん、えすぴなすび。

空 白 の 10 も ふ め

そのあらすじ

 

 

悪い人1「ケケケ、ミラボレアスを利用するためにシュレイド城に来たぜ」

レイン「なんだと、やろうぶっころしてやる」

悪い人1「ぎゃー」

悪い人2「わー」

悪い人3「ひー」

 

 

以上!!!

 

 

西シュレイド地方 断崖絶壁の洞穴にて…

 

 

「…また派手に殺ったわねぇ」

「ちょっとミラちゃん!殺ったなんて物騒な言葉使っちゃだめでしょ!そんな乱暴な言葉ルナたんとナズ子ちゃんが覚えちゃったらどうするの!!」

 

 

 ミラちゃんもミラボレアス様を見習ってカリスマ溢れる美しい言葉使いをね…

 

 

「ランゴスタの時、自分が何をしていたのかよーく思い出しなさい

…それで?ネコートはなんて?」

「とくになんにも。例の組織とはこれで完全にカタがついたし、たまたまとはいえ王女の所在も把握できた、しばらくはのんびり遊べそうだよ!ねールナたん?」

 

 

「キュー!」

(ご主人!ブレードは危ないですから触っちゃ…!)

「んー?」すりすりすりすりざくすぱすりすりすり

 

 

「るるっ!?」

(レインさん切れてる!ほっぺた切れてるよ!血がでてるよ!?)

「ルナたんが触られるのを嫌がらない限り私は止まんねぇからよ…お前らも止まるんじゃねぇぞ…」

 

 

 それにしてもこのフォルム…質感…輝き…骨が変化したものだとはとても思えないねぇ!ルナたんのは特に強いから鉄を斬ることもできそう、文字通りの斬鉄剣だ

 

 

ぐいっ、ぺしゃ

 

 

「ほえっぷ」

(これ以上は命に関わりますので前足で我慢してください)

 

 

べしっとルナたんの前足に押し倒されそのまま捕まってしまう私。

 あああお手ての密着具合がすごくすごいよぉ!踏みつけるわけでもなく怪我しないように優しく顔を押さえつけてくるルナたんに脳が破壊されてたわば。

 

 

「…飽きないわねぇ、ところでエスピナスの話聞いた?」

「もごっ?なすびさん?」

なにそのあだ名…なんて呆れるミラちゃんをスルーし、顔面プレスしてくる前足の隙間から疑問符を出す

 

 

「そう、このあたりに迷い込んじゃったみたい。まぁ戦闘力は高いけど温厚な竜だからすぐにどうこうしようなんて話は出てないみたいだけどもし今古龍レベルの子が来たら…」

「また地図を書き直さねばならんな…ってコト!?それはたいへん、早速寝顔を拝みに行くわよ!」

 

 

こうしてはいられない!ルナたんの下から抜け出し、悪い人ゴーモン用に作った猛毒薬のビンをいくつか持って後ろ向きで幅跳びをする

「奥義っ、ケツワープ!」

 

 

「ちょっと待って、場所は知って「ヤヤヤヤヤヤヤッフゥ!!!」

ケツ量保存の法則に従い、そのまま外へ吹っ飛んで移動。

 エスピナス…エスピナス…フロンティアの香り…見つけたっ!

 

 

「今行くねぇ〜♡」デレデレ

 

 

そんでもって…

 

 

森丘のとある洞窟にて…

 

 

「あれ?ここって以前リオスベビー達がいた場所じゃん…あ。」

ケツで吹っ飛びながら到着するなり足元に駆け寄ってくるちっこい影がひとつふたつみっつ…

 

 

「ぴ、ぴぃ!ぴぃ!」

「かふぁっ!?可愛っ…!かんわわわ…!」

 

 

よちよちと鱗ひとつできてないあんよを使って私の足元に擦り寄ってきたリオスベビー×3

 う…!誘拐したい…!餌付けしてなでなでしたい…!

1匹でも可愛さの巨龍砲、それが3匹も集まったこの状況で失神しないだけでも自分自身の成長が感じられる

 

 

「と、だめだめ!それは自然の摂理に反する、この子達に必要なのは私の愛じゃなくリオス夫妻の愛と彼らが持ってくる生肉なんだから!

…?ところでキミたちなんか怯えてない?」

 

 

ルナルガみたいに考えを伝えることはできないみたいだがどうも何かに怯えているように見える

「ぴー!ぴー!」ぐいぐい

「ちょ、服破けるから服はダメ!噛むなら手とか足首とか肌見えてるとこにして!」

 

 

未発達の牙でやたらぐいぐい引っ張ってくるリオスベビー達に連れられ、入ってきた方と反対側の出入口へ、そこには──

 

 

「あー、そういうこと」

外の光を浴びると同時に視界に飛び込んできたのは全身緑色の甲殻で覆われた大きなワイバーン、もちろん棘竜エスピナスその竜だ。

それが開けた原っぱのど真ん中、さんさんと辺りに降り注ぐ太陽の光を受けながらその巨体を丸まらせ『くーくー』といった寝息を立てて眠っている

 

 

「かっっっわ。お?」

全身棘だらけの荒々しい見た目からでてくる寝息に脳殺されながも、見渡すと他にもワイバーンの気配…

「…そりゃそうだよねぇ、子供がいるなら親もいるか」

 

 

眠っているエスピナスの様子を伺うようにリオレウスとリオレイアが旋回し続けており、いくらリオス夫妻といえど古龍すら薙ぎ倒せるエスピナスが相手では手が出せないようだ

 

 

「んー、ちょっと失礼…」

「ぴ!?」

 

 

ひょいひょいっとベビー達を降ろしてナスビくんの元へ

「あ、こら、待っててって」

「ぴいぴいぴい!」

『危ないよ!』と言わんばかりにベビー達が必死で引き留めようとしてくる、くそう可愛すぎる!

 

 

「でもほら、私は大丈夫だしお父さんとお母さんが心配するから、ね?」

ここからでも上の夫婦がピリついたのが分かる、そらそうだ

「えーと上のおふたりさん、この子達の親御さんだよねー?エスピナスは私がなんとかするならこの子達連れ帰ってよ!」

「グル…」

 

 

そう言うと超素直に降りてくるレイアさん、慣れた手つき…あ、手は無いか。とにかく慣れてる風にベビーの1匹を優しく咥えて巣の方に戻って行き、真似するようにレウスさんも後に続く

 

 

「これでよしと、さてさて…」

 まずはこのエスピナスくんがどこから来たのか調べないと…

 

 

戻ってきたレイアさんに3匹目のベビーを預けていざ彼の元へ

「はい失礼するねー。…んー」

未だ眠ったままのエスピナス、その半開きになった口元に顔を近付ける

 

 

「すぅ…含まれてる毒素は…6種類?この子結構食いしん坊だなぁ」

モンスターに限った話ではないが毒を持った生物には2種類いる、生まれた時から毒を生成できる器官を持っている者と食べる物に含まれる毒素が蓄積していって武器になる者。

基本的には前者が殆どだがエスピナスは数少ない『食べたものによって毒素が変わる』竜だ

 

 

「…迷い込んだっていうのはホントみたいだね、飲んだ感じこの毒素は全部バテュバトム樹海で採れるものばかりだ」

何故迷い込んだのかは分からないが外敵が居ない時のエスピナスはけっこうぼんやりしている子が多い、この子もそのうちの1匹だろう

 

 

「………」つんつん

「くーくー…」

「………」ぺたっ、ダキッ

「んくくー…」フリフリ

 

 

「バフッ!?ぐ…!」

 古龍のような強敵と戦う時にしか見せない獰猛で凶悪、そして無慈悲な殺戮マシーンとしての側面を私は知っている。知っているからこそ今目の前で呑気に眠っているエスピナスが可愛くて仕方がない

 

 

ちなみに個体にもよるがエスピナスはこの時点で大体目が覚めている、正確に言えば『ん、なんだろ?』程度の感覚でいる

周囲に他のモンスターや人間が居ても起きないのはその強固な身体に備わった猛毒と棘にある

 

 

説明すると長くなるが要約すると甲殻、棘、毒が強すぎて防御行動を取る必要すらない。言わば常時無敵状態みたいなものだ

抵抗しようがしまいがそもそもエスピナスは何一つその命を脅かされないので外敵が諦めるか力尽きるまでのんびり待っているだけなのだ

 

 

「かんわいいい〜♡あごぉっ!」

寝相としか言えないもっさり動いた棘だらけの翼に叩かれちょっぴり吹っ飛ぶ

眠っているとはいえ全身凶器であることには変わらない。が

 

 

「愛があれば無傷よ!さてさてとっておき…」

レインも実質モンスターである

 

 

「あったあった」

現アジトから持ってきた毒薬のビンと生肉を取り出して丁寧に調合、市場に出回っている毒生肉より明らかにヤバい色のができた

 

 

 こうして見るとホントえげつない毒素…私でも分解に1分はかかりそうだ…

それをエスピナスは無害化するばかりか自分の力に変えてしまうんだからすごい。

 

 

「さあさあえすぴなすびくん。あーん、しようね」

紫を通り越して赤色に戻った生肉を夢うつつな彼の口元へ差し出してみる

「………く?」

(………ごはん)

 

 

「………ぱくっ!」

くっついていた骨ごと口の中へ。

「………?」

(かたい…?まぁいっか)

 

 

「ばりごりむしゃむしゃばりごりむしゃむしゃ」

 寝ぼけながら食べてるぅ、かわいい〜

「もういっこあげるね♡」

 

 

あっという間に食べてしまったがそんなことでは終わらない早速2つめを用意してプレゼント

「はいあーん♪」

「………」

(いいにおい…?)

「………ぱっくん!」

「あ。」

 

 

 やべっ、手も一緒に喰われ

「ばりごりべきぼきむしゃむしゃむしゃ」

「んぎゃーっ!?ちょ、たんまたんま!腕無くなったら愛する手段が半分になっちゃ…あー!困りますなすび様、なすび様困りますあーっ!!!」

 

 

「………?」ペロペロ

(へんなあじ…)

 

 

「んひゃっ!ちょっとめっちゃペロペロしてくるねアナタ!?アッ、噛まないで!いや噛むのはいいんだけど噛み砕かれるとマズイというか」

「その辺にしておきなさい、エスピナス」

 

 

文字通り右のお手てが粉砕されかけたところで待ったが入る

 わぁいミラちゃんだぁ

 

 

「グル?」

(このけはい…ミラルーツさま…?)

「そうよ、ほら口の中のものペッしなさいペッ」

(仰せのままに)

「」ペッ

 

 

「ッブネー!ありがとミラちゃん!」

「1人で勝手に行くからこうなるのよ。…ところでソレ大丈夫?」

ちょっと直視したくない状態の右手を見ながら彼女が言う

 

 

「へーきへーき、バラバラでなければ回復薬グレートかければ治るから」

「いや私が言ってるの毒の方だけど…」

「へ?アッ」

 

 

釣られてウッカリ見るとそこにはまるでフーゴのパープルヘイズを受けたみたいな私の手が…

「やっば、ちょっと解毒してくる!!!」タッタカター

「はいはい、待ってるからね。…で、少しお話ししたいんだけどいいかしら?エスピナス」

「グル」

(はい)

 

 

 

 

 

そして3分後…

 

 

 

 

 

「あー危なかった」

 まさか解毒に3分もかかるとは、流石ゴーモン用となすび君のハイブリッドポイズンなだけはあるね!

あ、ミラちゃんとなすび君だ。おーい!

 

 

「おかえり、元通りになって良かったわね」

「グル」

(申し訳ありませんでしたミラルーツ様のご友人、寝ぼけていたとはいえ不躾な真似を…)

 

 

先と違い起き上がって挨拶をするエスピナス。眠気はもう無いみたいだ

「いーのいーの!寝ぼけてる姿が見れて役得だったし!ところでアナタはなんでこの地域に?」

こういう時モンスターとコミュニケーションを取れるのは便利である、対話ができれば争う必要もない

 

 

「それについては私から話すわ」

と、ここでミラが会話に入る。

「まず彼の生息地だけど話を聞くにバテュバトム樹海で間違いないわ、ここにいたのは単に休んでいただけで迷い込んだわけではないって」

「ふんふん」

 

 

「で、気になるのがこの先。樹海にクシャルダオラが来たらしいの」

「え?樹海に?」

 変だな、クシャルダオラはエスピナスと縄張り争いで負けて以降樹海には近付かないと思ってたけど

 

 

「彼は当然のように撃退したけど様子がおかしかったらしいのよ、まるで何かに怯えてるみたいに…」

「・・・もしや前回のミラボレアス様と私のせい?」

「グルッ」

(いえ、違うと思います。邪竜ミラボレアスほどの脅威ならば私も察知できるはずですが今回のは…)

 

 

「…で、クシャルダオラがやってきた方向にいるかもしれないその何かを確認するためにこの地域まで来てたらしいわ」

「わざわざ?」

(もしこの先追い払った古龍が再びやってくるようなことがあれば勝っても私の縄張りがメチャクチャになりますし原因くらいは探っておこうかと)

 

 

 うーん本性が殺戮マシーンとは思えないくらい知的。

「少なくともアルコリス地方に異常は無かった、あるとすればここと樹海を結んで直線上、さらにその向こう…地図持ってる?」

「うん、ええと…」

 

 

言われるがままに地図に線を引くと…

「…遺跡平原が1番近いね」

 距離的には結構あるけど。

 

 

(ここからクシャルダオラが?)

「そうかもしれないしそうじゃないかもしれない、なんにせよ気になるわね…レイン?」

「うん。なすび君は樹海に戻って。これは私達で調べとくから」

(しかしあなた方にご迷惑をかけるわけには…)

 

 

 渋るなすび君、しかしこれは迷惑とかそう意味じゃなく──

「樹海の主が長期間不在にするのは生態系にも都合が悪いのよ、今あそこに古龍やイビルジョーが現れたら誰が撃退するの?」

 

 

そうこれだ、あの樹海の生態系が崩れず保っているのは樹海外からやってくる外来種を完膚なきまでに叩き潰せる実力者がいるからだ

エスピナス以外にイビルジョーや古龍種と渡り合える生物は樹海に居ない

 

 

「棘竜エスピナス、あなたの縄張りを守るという行為はあの一帯の生態系を守ることにも繋がるの。私たちが調べるからあなたはあなたの役目を果たしなさい、いいわね?」

(…軽率な行動と言動、重ね重ね謝罪致します。ミラルーツ様、レイン様)

 

 

「分かればいいわ、さてレイン?オオナズチとルナを回収して一旦帰るわよ」

「はーい、っていうかやっぱり来てるんだ2匹とも」

 

 

 

 

 

そのころリオス夫婦の洞窟内にて…

 

 

「きゅ、く…」

(あわ、あわわ)

 

 

「るる…」

(はわわわ)

 

 

最初こそ警戒されていたものの、ミラルーツ様が一声掛けるとあっという間にリオス夫婦の警戒心が無くなったまでは良かった

が。

 

 

「ぴっ♪ぴっ♪ぴー♪」

(の、のぼらないで、おちたらケガしちゃうよ…!

あ、あぶない…!)

 

 

「ぴっ、ぴー?」パタパタ

(これちょっと力を入れたら死んでしまうのでは…あ、ああっ!ブレードに登っちゃダメ、登るのはやめて…!殺してしまう…!)

 

 

((う、動けない!))

 

 

ナズチとナルガ、双方ともリオスベビーに懐かれてしまいあたふたしているというおかしな絵面が完成してしまった

結局ミラとレインが戻ってくるまで続いた、もちろんレインがベビー達にもみくちゃにされて尊死したのは言うまでもない




ナルガクルガの顎を撫でたらメッチャ懐いてくれそうと思っている作者のルルザムートです、ハイ。
ムチャクチャに期間が空いた上に方向性を間違えたせいで投稿を取り消しに…というわけでこの話の10話目は永久に空白のままですハイ。
でもこれはこれでいい投稿の仕方を知れたと思ってもいる
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