月収50万ゼニー、ナルガクルガをモフるだけの仕事!!!   作:ルルザムート

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前回!
ネコートさん「引越しして」
レイン「あい」

レイン「引越しだってー」もふもふ
ナルガ&ルーツ「はーい」

まさか感想が二つも届くとは思っていなかったの巻、返信遅れてごめんなさい…!
書くしかない!
…あと何故かタグにオオナズチがあった、書いたかどうか覚えてないけど書いたからには書くか(ナズ子もかわいいし)


2もふ目 ちびナルガクルガ

「おっ、ランポスくん!こんにちは!」

「ギッ!?」

木の陰から出てきたランポスに驚くどころか即座に挨拶とボディタッチに行くレイン

むしろランポスの方が驚いている…まぁナルガクルガが近くにいたのが理由だろうが

 

 

「あー驚かせてごめんね、少しだけどお肉を分けてあげよう」

「クエ…」ぱく

撫でさせてくれてありがとねー、と去っていくランポスの後ろ姿に手を振る彼女に横を歩くナルガの様子は少し不満気味だ

 

 

「もちろんルナが1番だよぉ、かわいくてかしこくてかっこよくていいにおいでもふもふでえらいねぇ」ヨシヨシ

「キュ…」

「…そのセリフ、拠点を出てからもう20回目よレイン」

 いい加減返す言葉が無くなってきてルナが困ってる

 

 

商人やハンターが通る主要な経路を避けながらレイン、ナルガ、私…ミラルーツ(少女モード)で森の中を歩く

 この子に限らずナルガクルガは空を飛ぶのがあまり得意ではない、普通より体力を使う。それがヒトとヒトガタを乗せていれば尚更だ

 

 

「失礼な!21回だよ!この子が不安そうにしてたらあと何度だって言うよもう!」なんなら不安じゃなさそうでも言うよ!

「はいはい」

 

 

 だからこうして歩いているわけだけど今日の朝ついに『ねー、ドラゴン形態のミラちゃんに乗せて?お願い⭐︎』とか言い出した時は流石に引っ叩いた。ヒトもモンスターもどったんばったん大騒ぎになるでしょ!

 

 

「…もう、なんなのかしらこのヒト」

「モンスター愛好家でーす」

「独り言!」

 

 

 元古塔調査隊隊員レイル改めレイン…私の雷を食らって絶命するどころか私自身把握していない能力に目覚めてどれくらい経ったかしら?

 

 

 別に彼女のことが嫌い、というわけではない。むしろ大多数のモンスターとヒトが争ってばかりのこの世界でモンスターを愛し、守ろうとしてくれているのは祖龍としては喜ばしい

 

 

「うへへへへ…ナルにゃんナルにゃん…」

(歩きづらいですご主人様、背中に乗っては…?)

「一緒にあるく!」

 

 

 …ちょっと心配だけど

とはいえこの異常な体質が彼女以外の、それこそハンターやモンスターを恐れ、嫌う人間に渡らなくて良かったと安堵している。もしそうなっていたら──

ああ、考えるのはよそう

 

 

 少しばかり度が過ぎているとはいえ彼女の『愛する』心に嘘偽りは無いと思う。モンスターに優しい彼女の旅に、もう少しだけ同行するとしよう

 

 

────────────────────────

密林 とある洞窟にて… 《※ランゴスタ大量発生中》

 

 

ピァーっハッハァ!

汚物は焼却ダァーッ!!

キキー!もやせー!ころせー!

 

 

「「・・・」」

 

 

 どうして

 

 

翔蟲で宙を駆けながらどこに持っていたか分からない火炎放射器を振り回して群がるランゴスタを、いや逃げ惑うランゴスタを焼き尽くしていくレイン。

辺りには焼き尽くされて燃え滓になったり、放射器本体で殴り砕かれたりしたランゴスタの死骸が文字通り舞っている

 

 

「私はあなたを信じていたのに…!」

 確かにランゴスタ気持ち悪いけど!

 

 

「お前らはこの世にいちゃいけない奴らだ…何考えてんだ…?

 本当に気持ち悪いよ…!このデケェ害虫共が、わたしが今から!駆除してやる!!!」

 

 

とはいえレインも会っていきなり燃やし出したというわけでは無い、発端は──

 

 

虫『ぶぶぶ』

 

 

『うええ、またランゴスタだ…回り道しよう』

『あれもモンスターよ?』

『虫とババコンガだけは別カウントで。さ、ルナたんこっちに──』

 

 

『グルルッ、キュ』

(えーと、キミたちのために言うけど僕を刺さない方が)

むし『ぶぶぶっ』チク

『キュッ』

(いてっ、あ。)

 

 

プッツン

 

 

『ルナたんに何しやがるんだこのクソ虫共がぁぁぁ!!!』

↑火炎放射器出現

しむ『ぶっ…!?』

 

 

そして現在

 

 

 虫とババコンガが苦手なのは知ってたけど…

「体液と濃汁と特濃だけ残して絶滅しろオラァ!」

よく分からないことを叫びながら辺りを焼き尽くす彼女の姿はまさに世紀末である

 

 

 …ここまで酷いとは知らなかった、もう地面より死骸と体液の面積の方が多くなってきた気がするわ

そろそろ止めた方が良いだろう、ここまでやればランゴスタ側も流石にこれ以上攻撃してくることはない

 

 

「レイン、その辺りにして。ランゴスタだって生態系の一部よ、やりすぎたらここら一帯の生態系を乱すことになる」

「生憎女王さえ殺さなければいくらでも湧いて出てくるのは知ってるんですわ!これくらいが丁度いい!」

 手を止めることなく炎をばら撒き続けるレイン、燃料とかの概念は消え去ったらしい

 

 

「だからって生きるためでも無いのに殺すのは間違いよ、彼らをエサにしてるモンスターだっているのよ」

「ほぉ、ならルーツちゃん!例えばどんなモンスターがいるわけ!?」

「それはラングロトラとかボルボロスとか…」

「アルマジロさんも泥々スくんも密林には生息してないけど?他には?」

「他、他は…ええと…」

 

 

 …あれ、居たっけ?

「やっぱり滅んどけやぁぁぁ!!!」

 

 

その後、みかねたルナが仲裁…仲裁?に入って事なきをえた

レインの『ルナたんの慈悲に感謝しろよ虫ケラ共!』と男性モードでも言わないような罵声を吐き捨てて終戦。

 とりあえずこれからは虫系やコンガ系は彼女に近づけないようにしましょう。…彼らの為に

 

 

ジャンボ村近辺にて…

 

 

「もうすぐだね!」

「キュ…」

あれから20分ほど歩いて目的の村…ジャンボ村の近くに到達した1人と2匹。

林の外を見れば村に続く道路にて冗談みたいな量の荷物を背負った行商人が歩いている。村が近い証拠だ

 

 

「じゃそろそろやろうか」

(…やっぱりやらないとダメですか)

「アプトノスすら居ない平和な村にナルガクルガが現れたらパニックになる。別れて飛ぶか一緒に船に乗るか2択よ」

「こればっかりは流石にね」

 

 

仕方ない、とレインは言うがその口元はニヤけている。少しは下心を隠したら?とミラに言われるまでがワンセットである

「で、どうする?ルナ」

(・・・1匹は嫌なので、お願いします)

「はいはーい、じゃあ失礼して…」

 

 

ぽふ、と彼の頭にレインの手が乗り──

「…いつ見てもワケの分からない能力ね」

「かわいいからいいの!」

 

 

みるみるうちに小さくなってゆくルナ、やがて腕で抱えられるような大きさになった。具体的にはアイルーよりちょっとデカい

見た感じは完全にナルガクルガの赤ちゃんである

 

 

「何度かやってるから大丈夫だとは思うけど…ルナ、体調は悪くない?」

「きゅぴぃ」

 

 

「ミ°ッッッッ…!」

 

 

大丈夫だよご主人、という意味の鳴き声だったがそれを聞いたレインが相変わらず血を吐いている

 …最初のうちは驚いたけど『かわいいをキャパオーバーすると血が噴き出す病気で命に危険は無い』とレイン自身が言っていたので放っておくことにした。実際血を吐いている以外特に問題は無いし

 

 

「く、相変わらずの破壊力…」

(だ、大丈夫ですか?)

「だいじょうぶなわけないでしょうしにんがでるわ」

「分かったからさっさと支度しなさい、時間のムダよ」

 

 

吐血してる彼女を急かして準備させる

 私が居なかったらどうするつもり、というかどうなってたのかしらこの人間は…

 

 

そして…

 

 

ジャンボ村 入口にて…

 

 

「こんにちは!あなたがレイルさんですね?話は伺っています!」

「あなたがネコートの使者が言っていたパティか」

村に入ってレイルモードに切り替わったレインとこの村の受付嬢と思われる人間が話をしているのをそっと見る

 

 

 …相変わらずの二重人格者

 

 

「はい!ココット村行きの船は既にがっちりばっちり準備完了しています!あとはそちらのお嬢様のゴーサインがいただければすぐにでも出航できますよ!」

 

 

 …お嬢様?

 

 

「護衛なんですよね、そちらのお嬢さんの…」

 パティと呼ばれた女性が何故かこっちを見ている

「ああそうだ、彼女の身分を明かすことは契約上できないがな」

 つられるようにレイルもこっちを…お嬢様って私のこと?

 

 

「ネコートさんが紹介した以上、詮索はしないですよ

 …と言ってもちょっとだけ気になりますね、見た感じものすごく高貴な方の令嬢でしょうか…?」

 祖龍よ、なんて言えないわね

 

 

「そんなところだ、出発前に物資の補給をしたい」

「ネコートさんが既に手配されています、ご案内しますね!」

 

 

 それにしてもこの村の受付嬢もレイルを怖がらない、大抵レイルモードはその人相の悪さから『うおっ…』とか『ひっ…』って感じで怯える人が多い。もちろん怯えない人もこれまで居たにはいたが受付嬢を名乗る人間だけは誰も怯えなかった

 

 

「ああ見えてプロってことかしら」

「お嬢、こちらに。滞在中のハンターの厚意でマイハウスを貸してくれるそうです。物資補給が終わるまでしばらくお待ちください」

 

 

『貴族の護衛』を完璧に演じ切っているレイルが手を差し伸べてくる

「ええ、分かったわ」

 ()()()()と同一人物だなんて本当に酷い話ね…そうは思わない?ルナ

 

 

「ピキュー…」

背中のリュックサックの中から聞こえる小さな鳴き声を聞きながら私は案内されたマイハウスへと向かうのであった




ナルガベビーって実際どんなだろう?と思っている作者のルルザムートです、ハイ。
まさか感想がふたつも来ていてビビりまくってます、こうなったら書くしかない
ただ感想で『擬人化して欲しい』という声がありましたが擬人化についてはミラルーツ以外出す予定は無いです、すみません
理由としては大きく2つで1つは『擬人化した外見の説明が作者の執筆力だと難しいから』もう1つは『擬人化しない方がかわいいorかっこいい』と作者が思っているからです
…あと今更ですが作者はモンハンのモンスターなら殆ど愛してますが虫系とコンガ骨格だけは無理です。お許しください
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