バカな執事と優秀な主   作:セイイチ

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今回から、ようやく一話です!

では本編をどうぞ!


第一話

 振り分け試験が終わり、僕は高校二年生になり今日から白皇学園へと通う事になっていた、新学期の朝。

 

 「ヤバイ! 遅刻だ!!」

 

 僕は全力で白皇学院へ向かって走っていた。

 何故僕がこんな事になっているのか?

 それは単純に、新学年からは白皇学院に通うと言う事を忘れていて、一度文月学園に向かってしまうと言う、何とも情けないミスをしたからだ。

 

 「ちくしょう!! 今日から白皇だって事をすっかり忘れてた! 初日から遅刻なんてしたら、ヒナに怒られちゃうじゃないか!」

 

 ヒナは生徒会で用事があると言って、今日は先に家を出てしまったから、今遅刻しかけているのは僕一人だ。

 もし、初日から遅刻したなんてヒナの耳に入れば、僕が怒られるのは目に見えている。

 なんせ僕は今日、ヒナに叩き起こされて『白皇の生徒会長である私の執事が初日から遅刻なんてしたら、許さないからね?』なんて言われたのだから、間違っても遅刻なんてできないのだ。

 

 「はぁはぁはぁ。や、やっと見えてきた。この学校、地味に通学路の坂多すぎでしょ‥‥‥‥‥」

 

 全力で走る事数分。

 ようやく見えてきた学校を前にして、僕は愚痴をこぼす。

 まぁ、遅刻しかけてるのは僕が悪いんだけど‥‥‥‥

 僕が全力で走ったかいもあって、時刻はギリギリ予鈴三分前だった。 

 白皇は無駄にやたらと広いけど、僕はヒナが白皇に通ってるおかげで、何回も敷地に入ってるから迷う事もないし、これで何とか遅刻は免れるだろう。

 

 「お、明久。遅いわよ? 早く来なさい」

 

 「む? 吉井か。学校が変わっても、お前は相変わらずのようだな」

 

 僕が遅刻の危険が無くなった事で一安心すると、校門の前で立っている男と女の人に声を掛けられる。

 

 「あ、おはよう雪姉ちゃん。鉄人もおはようございます」

 

 校門に立っていたのは、二人とも僕の知っている人物だった。

 女性の方は桂雪路と言って、ヒナの実のお姉さんだ。

 面倒見が良く、ヒナのお姉さんと言う事もあり、僕が小さい頃は良く一緒に遊んでもらったりしていた。

 僕等が小さい頃から、雪姉ちゃんは酒が大好きで良くヒナに怒られたりしていて、ヒナの姉妹と言うより、僕と姉弟の方が納得できると周りから言われたりしている。

 そして男の方は鉄人だ。

 

 「誰が鉄人だ。バカ者。西村先生と呼べといつも言っているだろうが」

 

 鉄人に怒られたから、ちゃんと本名も言うと、この人は西村宗一郎。

 趣味はトライアスロンで、筋骨隆々の体をした文月学園では補習担当だった教師だ。

 因みに、鉄人と言うあだ名は、このトライアスロンからきているのと、冬でも半袖で過ごす所からきている。

 ハッキリ言って、僕達と同じ人類というカテゴリーに入れてはいけない人物だと思う。

 

 「すみません鉄人。以後気を付けます」

 

 「その割には、全く変わってないぞ?」

 

 そんな事言われても、そんな直ぐに呼び方なんて変えられるわけじゃないから困る。まぁ、呼び方を治す気は全くないんだけどね。

 

 「てつじ――西村先生。あまり時間もない事ですし、早く明久にクラス表を渡した方が良いのでは?」

 

 「桂先生。貴女まで私を鉄人と呼ばんで下さいよ? ‥‥‥‥ほれ吉井。これがお前のクラスだ」

 

 そう言って鉄人は僕に一枚の封筒を渡してくる。

 どうやら、この中に僕のクラスが書かれているようだ。

 

 「ありがとうございます」

 

 僕はこの封筒を受け取ったけど、僕は自分のクラスは既に分かっているのでそのまま封筒をカバンの中へと仕舞い込んだ。

 

 「なんだ? お前は自分のクラスを確認したりはせんのか?」

 

 「まぁ、見なくても分かりますからね」

 

 「まぁ、その、なんだ。お前の取った行動は人として素晴らしいものだと、俺個人は思ってるんだがな‥‥‥‥」

 

 「悪いわね明久。上が規則、規則言ってアナタ達の再試験は認められなかったわ。それと、あの不適切な発言をした教師は解雇されたから、もうこの学校にはいないわよ」

 

 「まぁ、規則なら仕方ないですよ。後、その件についてはありがとうございます。退学とか停学の処分がなくて二人には感謝してますよ」

 

 と、そんな話をしていると

 

 キーンコーンカーンコーン

 

 と、予鈴が鳴り響いてしまう。

 

 「やっば! すみません。遅刻しそうなんで、僕はこれで失礼します!」

 

 せっかく間に合ってたのに、ここにきて遅刻なんて冗談じゃない!

 僕は二人に早々に挨拶をして、自分の教室へ向かって再び全力疾走をするはめになる。

 なんだか今日は、朝から走ってばっかりだ‥‥‥‥‥

 

 

       ☆

 

 

 僕は自分のクラスの目の前で、呆然としていた。

 

 「‥‥‥‥‥白皇学院にこんなボロイ教室があるなんて、思いもしなかった」

 

 まさか金持ちが多く通っているこの学校に、こんなボロイ教室を作っているなんて思わなかったのだ。

 

 「これは予想外だな‥‥‥‥‥もしかして、普段ここは物置とかで、僕はクラスの場所を間違えたのかな?」 

 そう思って、僕は先程鉄人に渡された封筒をカバンから取り出して、封筒を破って中から紙を取り出す。

 その紙には僕の予想通りで

 

 『吉井明久、Fクラス』

 

 と書かれていた。

 その封筒の中には校舎内の見取り図も入っていて、僕はそれを見て自分のクラスを確認してみたんだけど

 

 「二年Fクラス。間違いなくここだ‥‥‥‥‥」

 

 僕の目の前の教室は間違いなくFクラスの教室だった。

 

 「はぁー。まぁ、嘆いても仕方ないし、さっさと教室に入るとするか」

 

 なんにせよここが僕の教室で、ここに居るのは今年一年間クラスメイトになる人達だ。

 いつまでも落ち込んだりしていると、暗い奴と思われかねないし、しっかり切り替えよう。

 そう思って、僕は勢いよく扉を開けてから中にいるクラスメイトに向けて、愛嬌たっぷりに声を出す。

 

 「すみません、ちょっと遅れちゃいましたっ♪」

 

 「早く座れ、このウジ虫野郎」

 

 誰だ!? 入って早々こんな失礼なんて言葉じゃ生ぬるい罵倒を浴びせてくる奴は!?

 

 「聞こえないのか? あぁ?」

 

 声の主は教壇に立っていたから、なんて失礼な教師なんだと、僕は睨みつけるようにその人物を見たんだけど

 

 「‥‥‥‥雄二、何してるの?」

 

 僕に思いっきり罵倒を浴びせてきたのは雄二だった。

 というか

 

 「なんで雄二がここにいるの?」

 

 「俺はこのクラスの代表だからな。教師が少し遅れてるってんでちょっと前に立ってみた」

 

 「いや、そうじゃなくて‥‥‥‥」

 

 雄二の学力なら悪くてDクラス。僕みたいに問題が起こらなかったら、間違ってもFクラスに入るような事はないはずなんだけど‥‥‥‥‥

 

 「こっちの方が楽しそうだから、ちょっと点数を弄ってFクラスの代表になってみたんだ。ついでに秀吉とムッツリーニもFクラスだぞ?」

 

 そう言って、雄二が指さすと、その方向には秀吉とムッツリーニがいた。

 ‥‥‥‥‥何で君達までここにいるの?

 と、僕が疑問に思っていると

 

 「えーと、ちょっと通してもらえますかね?」

 

 後ろから覇気のない声が聞こえてくる。

 僕が振り返って、その人物を確認すると

 

 「あ、福原先生。すみません」

 

 文月学園にいて、良く見かけた教師である福原先生が立っていた。

 

 「それと、早く席について下さい。HRを始めますので」

 

 席って言うのは座布団の事かな? この教室には卓袱台と座布団しかないから、多分座布団の事なんだろう。

 というか、教室が畳って、ここは寺子屋か何かなのか?

 

 「さて、では皆さん。おはようございます。二年Fクラス担当の福原慎です。よろしくお願いします」

 

 そう言って福原先生は黒板に自分の名前を書こうとして‥‥‥‥止めた。

 なんで?

 

 「さっき教壇に上がった時チラッと見たんだが、ここにはチョークが置いてなかったからな」

 

 机や椅子だけじゃなくて、チョークまでないのこの教室は!?

 

 「皆さんには卓袱台と座布団が支給されていると思います。それと、木工ボンドとビニール袋とセロハンテープも支給さえていますので、不備のある人は自分で直して下さい」

 

 なんて慣れた説明なんだろ。

 きっと福原先生は、Fクラスを受け持つのは初めてじゃないな。

 

 「その他に必要な物があれば、極力自分で調達して下さい」

 

 ‥‥‥‥‥なんて酷いクラスなんだろう‥‥‥‥

 

 「それでは、自己紹介でもしましょうか。‥‥‥廊下側の人からお願いします」

 

 福原先生の指名を受けて、一人の生徒が立ち上がり、自己紹介をする。

 まず一番最初に立ち上がったのは

 

 「島田美波です。海外育ちで、日本語は会話はできるけど読み書きが苦手です。けど、英語も苦手です。育ちはドイツだったので。趣味は――」

 

 島田さんだった。

 島田さんとは雄二達と同じで、一年生の頃から付き合いで去年のクラスメイトだ。

 そして

 

 「吉井明久を殴る事です☆」

 

 このように僕の天敵でもある。

 この後は、秀吉とムッツリーニを含む、クラスメイトが淡々と自己紹介を済ませていき、僕の順番まで回ってくる。

 さて、こういう時の自己紹介は出だしが肝心だ。

 こういうのは冗談を入れて、気さくで明るい感じの挨拶でいこう。

 

 「えー、コホン。吉井明久です。気軽に『ダーリン』って呼んでください♪」

 

 僕はおどけた声で皆に向かって、そう言ったんだけど

 

 『『『ダァァーーリィーーン!!』』』

 

 野太い声の大合唱。これは予想を遥かに上回る気持ち悪さだ。

 

 「‥‥‥‥‥‥‥失礼。忘れて下さい。とにかくよろしくお願いします」

 

 僕は必死で作り笑いを作って、ごまかしながら席に戻ったんだけど吐き気が止まらなかった。

 

 「‥‥‥‥‥お前何がしたかったんだ?」

 

 雄二にそんな事を言われたけど、僕は真面に返す気力を失っていた。

 まさか本当にそんな呼び方されるなんて、思いもしなかった。Fクラス恐るべし。

 と、そこへ

 

 「遅れてすみません!」

 

 一人の女の子が教室へと入ってきた。

 僕はその女の子の声には聞き覚えがあり、顔を確認すると

 

 「大丈夫ですよ。他の先生にアナタが少し遅れると言うのは聞いてましたので。それよりも、今自己紹介をしている所なので、桂さんもお願いします」

 

 「はい! 私の名前は桂ヒナギク。白皇の生徒会長をやってます。これから一年よろしくお願いします」

 

 教壇の上でたった今、挨拶をしたのはヒナだった。

 白皇で生徒会長なんてやっているヒナが何故Fクラスにいるのか?

 それは振り分け試験で起こった、ある事故が原因だった。

 

 

 ~~~~~~振り分け試験当日~~~~~~~

 

 

 振り分け試験が行われる試験会場、白皇学院にて、僕等は一斉に試験を受けていた時だった。

 

 (なんか簡単だなこのテスト。ヒナに教えられた所ばっかりだし、これなら10問につき1問位しか間違わないんじゃないかな?)

 

 僕はヒナに無理やりスパルタ指導をされていたおかげで、試験問題が簡単すぎて余裕を持っていた。

 こんな簡単な試験なら、あんなにスパルタにしなくても良かったのに‥‥‥‥と、思わずにはいられない程簡単だった。

 

 (確か1教科が大体300点を超えてたらAクラスの上位に入れる点数だって言ってたから、全教科200点後半を取れればAクラスなんだし、もう解くの止めようかな? どうせ頑張っても400点はとれないし)

 

 試召戦争の時に呼び出す召喚獣は、400点を超えると必殺技が使用できるようになり、金の腕輪が召喚獣に装備されるようになる。

 僕はどんなに高得点を叩きだせたとしても、400点なんて出せないだろうし、今解き終わってる問題だけでも250点位は取れていると思うので、もう問題を解くのを止めようかと思っていると

 

 ガタン

 

 「ヒナ!?」

 

 試験中だと言うのに、突然ヒナが倒れてしまった。

 僕が驚いて、急いでヒナの元へと駆け寄ると

 

 「!? 酷い熱だ」

 

 ヒナは高熱を出していて、顔を真っ赤にさせていた。

 周りの皆もざわざわして、ヒナの事を心配するような声も聞こえてくる。

 まぁ、ヒナは昔から体が強くて、風邪なんて滅多に引かなかったのに、突然倒れたんだから皆心配するのも当たり前か。

 

 「桂、試験中の途中退席は無得点扱いになるが、それでいいかね?」

 

 「な!? 先生! ヒナは高熱を出してるんですよ!? そのせいで途中退席するのに、その扱いはあんまりじゃないですか!」

 

 皆が心配する中、監督教師一人だけが心配するような素振りなんて一切見せず、そんな事を言ってくる。

 

 「それが規則だ。だいたい、試験当日に風邪を引くなんて自己管理が全くできていない証拠だ」

 

 「ヒナは普段から滅多な事では風邪を引いたりなんてしません! ただ今回は運が悪か――」

 

 「それでもだ。結果として桂は途中退席する事になる。規則従って桂は無得点。吉井、お前も早く席に戻らないと無得点にするぞ? 桂、しんどいなら早く保健室に行け」

 

 僕の言葉はこの教師の遮られてしまう。しかもこの教師は、こんなに辛そうにしているヒナに向かって一人で保健室に行けとまで言って来た。

 

 「教師のセリフとは思えませんね」

 

 「うるさい奴だな、お前は。いいから早くしろ。お前も無得点に――」

 

 「どうぞご勝手に。僕は無得点で良いのでヒナを保健室に連れて行きます」

 

 こんな教師の言う事は無視だ。相手をするだけ時間の無駄だしね。

 僕はこの教師にそう言い放って、ヒナの事を背負い教室を後にしようとすると

 

 「待て吉井! そんな勝手は許さんぞ!? お前は早く席に戻れ!!」

 

 「何故です? 先生が『早く席に戻らないと無得点にする』って言ったんですよ? 僕は席に戻らないので無得点にすればいいじゃないですか?」

 

 この教師はさっき自分で行った事も忘れて、僕の事を引き止めてくる。

 この教師はバカなんじゃないか? と僕が思っていると

 

 「私の担当のクラスから、二人も途中退席なんてするクズが出てたまるか! お前は早くぶへぉお!!」

 

 この野郎はヒナの事の事をクズ呼ばわりしやがったから、とりあえず顔面に飛び蹴りを入れて黙らせる事にする。

 当たり前だ。僕の事はクズと呼ぼうが、バカと呼ばれようが構わな――い事もないけど、まぁ、許してやろう。けど、ヒナの事をバカにする奴は絶対に許さない!

 

 「さて、と言うわけで僕はこれで失礼しますね。クソ野郎」

 

 僕はそう言って、僕の蹴りを真面に食らい、完全にノビてる教師に声を掛けてからヒナを保健室に運んだ。

 

 

 ――――――――――

 

 

 とまぁ、そんな出来事があり、僕とヒナは二人とも無得点でFクラス入りをしてしまったと言うわけだ。

 

 「では桂さんも空いている席に自由に座って下さい」

 

 「はい。分かりました」

 

 僕が振り分け試験での事を思い返している内に、ヒナの自己紹介は終わったようで、ヒナは僕の席の前へと着席すると

 

 「ヒナギク」

 

 「何かしら? 雄二君?」

 

 僕の隣に座っている雄二がヒナに声を掛ける。

 

 「‥‥‥‥何度も言うが、別に君はつけなくていいぞ? と、そんな事よりヒナギク、お前体調の方はもういいのか?」

 

 「ええ。明久が看病してくれたおかげで、もうすっかり完治したわ。元々体は強い方だしね」

 

 「それは何よりだ。‥‥‥‥しかしヒナギク、お前は不運だったな。ヒナギクは体調さえ良けりゃAクラス確定だったろうに」

 

 雄二は僕と試験会場が一緒だったから、当然あの事故は知っていた。

 まぁ、この件は噂としてかなり広まってるから、あの教室にいなかった人達でも結構知ってるみたいだけど

 

 「まぁ、私は自分の体調管理ができてなかったから仕方ないんだけど、私のせいで明久までって言うのがちょっと‥‥‥‥」

 

 「いや、僕に勉強教えてくれてたから、ヒナは体調を崩しちゃったわけだし、僕はこれでもヒナ”執事”だから僕の事は気にしなくていいよ」

 

 ただ、僕みたいに一瞬だけ頑張った奴より、ヒナみたいにずっと頑張ってた人がこんなクラスに入る方がよっぽど‥‥‥‥

 

 「はいはい。そこの人達、静かにしてくださいね」

 

 僕達が話していると、福原先生は教卓を叩いて僕達に注意してくる。

 

 「あ、すみませ――――」

 

 バキィッ! バラバラバラ‥‥‥‥‥

 

 福原先生が、僕達に注意する時に軽く叩いた教卓が、ゴミ屑と化した。

 まさか、軽く叩いただけで崩れ落ちるとは‥‥‥‥‥‥‥いったいどこまで最低な設備なんだろうか?

 

 「え~‥‥‥‥替えを用意してきます。少し待っていて下さい」

 

 気まずそうに告げた後、先生は替えの教卓を取りに、教室から出て行った。

 ホント、なんて酷いクラスなんだ‥‥‥‥

 

 「あ、あはは‥‥‥‥」

 

 僕の前の席では、ヒナが苦笑いを浮かべている。

 そんなヒナを見て、僕は前から決めていた事を実際に行おうと、決心して

 

 「雄二、ちょっといい?」

 

 隣で欠伸をしているクラス代表に声を掛ける。

 

 「なんだ?」

 

 「ここじゃ話しにくいから、廊下に出よう」

 

 「はいはい」

 

 僕と雄二は立ち上がって、二人で廊下へ出る。

 さすがはHR中なだけあって、廊下は静まり返っていた。

 

 「んで? 何の用だ?」

 

 「雄二、試召戦争やってみない?」

 

 僕の声が、静かな廊下に響き渡る。

 

 

 




と言うわけで、明久はFクラスでした!
後、我らが会長も残念ながらFクラスです。
二人とも学力はAクラスなのに、なんて不憫な‥‥‥‥‥

それでは今回はこの辺りで
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