ラブライブ! 月光る宇宙の彼方へ...   作:ペルソナスキー

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#1 誕生の春

青い空に広がる花園、風で花びらが舞い散る中にニット帽にオレンジ色のロングヘアー女性がいた、女性は背を向けながら少年にこう語った。

 

「約束、覚えているよね。長い間君を待っているから・・」

 

女性は花びらが舞い散る中、空から落ちてきた一枚の白い羽を掴み取ったそして、微笑みながら振り向き、こう呟いた・・

 

「わたしは誰からの思い出にから消えるかもしれない....それでも...」

 

その女性は白い羽を先程から聞いていた目の前の少年に譲渡した。少年は黙ってそれを受け取った瞬間。花吹雪が舞い、視界が白く染まり何も見えなくなってしまった......

 

〈朝 自室〉

 

チュン....チュン....

 

少年は静かに目を開け、目を覚ました。その少年の名前は「結城理」。1年前に一人暮らしをしており、この街にある音ノ木坂学院に通うごく普通の高校である。そして、起きてから支度を済ませると学校に向かった。

 

・・・・・

 

〈昼休み 音ノ木坂学院 廊下〉

 

「あぁ〜あ、始業式ダルかったな。」

 

「あぁー、どうせならもう少し春休みを堪能したかったぜ・・」

 

「そうだ、今日はA-RISEのライブ が巌戸台駅であるし、放課後行かねえか?」

「いいねぇ!愛しのツバサちゃんのライブが待ち切れないよぉ。」

 

始業式が終わった後の休憩時間中、皆が久々の友達との再会ではしゃいでいる中。理は一人イヤフォンを両耳に音楽聞きながら廊下を歩いていると、統廃合についての張り紙が貼っていたのに気づいた。

 

「私の・・私の輝かしい高校生活がぁ・・」

 

 

「穂乃果!」

「穂乃果ちゃん!」

 

張り紙の前で1人の女子生徒が廃校になる事にショックを受けて倒れかけたが、その場にいた他の2人の女子生徒に支えられる姿いた。

 

「・・・」

 

彼は穂乃果と呼ばれている女子生徒の行動が理解できなかった。たかが廃校なる事にあんなにショックを受ける事に・・そう思いながら、予鈴が鳴った事に気づき教室に戻ることにした。

 

〈放課後 学院屋上〉

雲一つない晴天の空の下。1年生の時から昼寝に使っている場所である。そして、いつものように昼寝ようとする時、昼寝スポットである塔屋に誰かがいた。

「遅かったね、長い間君を待ってたんやから♪」

紫髪で長いおさげの女子生徒が、先回りして笑顔で理の事を待ち伏せしていた。その少女の名前は「東條希」この学校の副生徒会長である。

「何?」

「今君みたいな暇そうにしている人を探していている所なんやけど、貴方に心当たりがあったからここに来たんよ。ちょっと手伝ってほしい事があるんけど頼んでええかな?」

「・・分かりました。」

「おっ、嬉しいな〜♪ほな一緒に行こっ♪」

理はなんの躊躇もなく希のお願いを聞き入れ、屋上を後にして生徒会室まで同行する事になった。

 

〈廊下 生徒会室前〉

 

「そういや、また行方不明者が出たらしいよ?」

「こわっ、これで3度目ぐらいじゃない。警察は何やってんだろ・・」

「女子生徒ばっかりが犠牲になっているし、怖いから今日も一緒に帰ろう?」

「そうだね・・」

 

 

「〜♪」

「一ついい・・?」

「なーに?」

「歩きづらい。」

「えぇやん♪いざと言うときはウチが守るんやから♪」

「意味が違うじゃない。」

 

通りがかりに女子生徒が物騒な話をしているのを聞いた希は、隣にいた理のを腕を組んできた。希がカップルのように引っ付く為かとても歩きづらかった。他の生徒からも視線を集めており、理は内心でなんともいたたまれない気持ちになるのであった。

 

 

「ちょっと希、何しているの?」

希が理にイチャついている時、生徒会室から凛とした金髪のポニーテールの女子生徒が現れ、呆れながら希に話しかけてきた。

「誰?」

「絢瀬絵里よ・・学校に1年もいるんだからせめて苗字くらい覚えておきなさい。」

「あっちゃ〜、同じ生徒なのだから仲良くせなアカンよ。」

希は理の天然なボケに苦笑いしながらも、言ってくれた。

「貴方、希に何を吹き込まれたか知らないけれど、私達には時間が無いから貴方は教室に戻るといいわ。」

「どうして?」

「始業式でこの学校が廃校になるのは聞いているよね?それを阻止するために生徒会である私達で廃校を何とかしなきゃならないからよ。」

「どうでもいい。」

 

「「えっ・・?」」

 

 

「この学校が無くなるのって、そんなに困る事?」

「貴方、今自分が何を言ったか理解して言っているの・・?」

「・・・・」

絵里は理の衝撃的な発言に苛立ちを覚えながら質問をした。この頃の理は学校などただ学ぶ場所なだけで替えが効くものだと思っていた...

「貴方それでもここの生徒...」

「絵里ち!今ここで喧嘩している場合やないやん?彼も絵里ちを憎んで言っている訳やないやし今日は多めに見てあげよ?」

絵里「希・・。」

「それに、彼はこれから生徒会のお手伝いさんとして絵里ち達と一緒になるんやから仲良くせんと♪」

「ハァ・・人員が欲しいとは言ったけど、呆れた・・まぁ、希に免じて今回の貴方のその失言は聞かなかった事にするわ。だけど私は貴方の事を認めた訳じゃないから。」

「分かりました。」

理は何を考えているか分からない虚無顔で絵里に応じた。でも内心、少しだけ絵里に嫌悪感を抱くのであった・・

「それじゃあ、私は理事長の娘さんに会いに行くから、今日は帰っていいわ。遅刻は厳守で来るように。」

「お手伝いは明日からやってもらうから、ちゃんと来るんよ〜♪」

「分かりました。」

理は絵里と希を見送り、教室戻る事にした。そう、これは少年少女達が描く"みんなで叶える物語"の序章である。

 

 

誕生の春 end...

 

 

 

next memory… 〈仲良くなりたい〉

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