ラブライブ! 月光る宇宙の彼方へ...   作:ペルソナスキー

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#3 エンジョイ!

〈秋葉原 たこ焼き屋〉

 

「あ~ん♪う~ん、ここのたこ焼き美味しい〜♪」

 

「太るよ。」

 

「もぉー、女の子にそんな事言うの!ひどーい!」

 

「ごめん…」

 

理達はたこ焼き屋の付近のベンチに座り、2人で8個入のたこ焼きを食べながら寛いでいた。穂乃果の感情豊かさに戸惑いを覚えながらも、楽しく話した。

 

「君は響希くんと親友なんだよね?折角一緒のクラスなったのだから仲良くしよっ♪」

 

「近い。」

 

「ぶぅ〜。さっきからそんな返事ばっかり〜」

 

穂乃果から仲良くしたいという気持ちが伝わって来る。心と体をかなり近付いて来るせいか、理は内心どう答えていいのか分からず悩んでいる。

しかし、穂乃果は急に悩みを打ち明けてきた。

 

「はぁ〜・・・どうしよぉ〜」

 

「ん?」

 

「廃校って言うことは!他の学校に行って試験受け直すんだよ!編入試験とか!」

 

「学校は全員が卒業するまであるから。」

 

「えぇ!?なぁーんだ♪心配して損したぁ〜♪でも・・・今の一年生は後輩がいなくなるんだよね・・・私、この学校好きなのに・・」

 

さっきまでの明るい表情が消え、悲しげな顔に変わった…本当に真剣に悩んでいるのがこちらからでも伝わってくる。理にとって廃校なんて後輩がいないだけの高校生活になるだけで、通常通り卒業できるからどうでもいい事だと思ってた。この時、ちょっとだけ自分の中で彼女の気持ちに応えあげたいと想い込み上げてきた……手探りだけど自分なりの解決策を言葉に出した。

 

「だったら変えればいいと思う。」

 

「えっ?」

 

「廃校が嫌なら、自分から変わっても…いいと思う。多分…」

 

「自分から?うーん・・」

 

「!!」

 

穂乃果の脳裏に何やら思いついたようだ!

 

「そうだよ!それだ!道がなければ作ればいい!それでいいんだよ!」

 

「えっ・・・」

 

理は穂乃果の行動力を知らなかった為か、嫌な予感しか思い浮かばなかったか、ちょっとばかりため息をついた・・

 

「そうなったら今から学校のいいところ探しに行こー!さぁ、君も一緒に!!」

 

「ちょっと!?」

 

悩みが吹っ切れたのか穂乃果は元気よく立ち上がり、理の腕を掴んで走って学校の方に戻るのであった。だけど、二人はたこ焼き食べたばっかりなのもあってか……

 

 

 

「「ハァ……ハァ……」」

 

「ちょ、ちょっとタンマ……さっき食べたたこ焼きが戻りそう……」

 

「うっ……もう帰っていい?」

 

「うっ、うん…日を改めてまた一緒に行こ?」

 

「そうだね……」

 

「じゃあね♪、うぐぉ...お、お腹が.....」

 

急に走ったせいか200m進んだ先で彼等は腹痛で足が止まった。急な運動は良くないのは良くないと痛感する2人であった…。

今日はいろいろひどく疲れた...穂乃果と別れ、真っ直ぐ自宅に戻る事にした。

........

 

〈翌日 朝 自室〉

 

自分以外誰一人いない家で制服に着替え、学校の支度を済ませて家を出ようとすると彼女の言葉を思い浮かべていた。

 

「道がないなら作る....」

 

\ピンポーン/

 

こんな時間にインターホンのベルが鳴った。既に支度は済んでいるので戸締りをするも合わせて黙ってドアを開けた。

 

「おはっよー、結城くん♪」

 

「なんで...?」

 

「えへへ〜、響希くんに頼んでこの場所教えて貰っちゃった...今日こそ行くよ〜!!」

 

「.........。 わかった.....」

 

理を呼び出したのは、昨日学校のいいとこ探しに行くと約束した穂乃果が家のドアの前で待っていた....この時、もう後戻りが出来ないと察したか、何も言わずに着いていくのであった....

 

〈UTX高校 正門前〉

 

「うわぁ〜、すっごーい!!」

 

「ホントだ……」

 

「しゅ、しゅごーーい!!」

 

「こ、高坂……」

 

学校に登校する前に、見た目高層ビルとも見える有名校UTX高校に立ち寄った。目的を忘れて窓ガラス越しに登校する生徒を眺めている穂乃果を見て、彼は頭を抱えていた。

 

「やぁ♪君はここの生徒じゃないね?もしかしてA()()R()I()S()E()のメンバーに会いに来たのかい?」

 

 

「A-RISE?」

 

 

理と同じ年の黄色いロングマフラーに左目の泣きぼくろの少年が気軽に話しかけてきた。どこか懐かしい感じがする...だけど、頭の中でモヤがかかって思い出せなかった....

 

「キャー!ツバサちゃーん!」

「A‐RISEサイコーー!」

「こっち見てーーーー!!!」

他所から歓声が聞こえる....渋谷とかの都会とかによくあるビルに設置される大きなモニターにA-RISEのライブPVが流れてた。人気が高い為かかなり大勢の人がモニター周囲に集まってた。

 

「今モニターに写っている女の子達あれがA‐RISE、()()()()()()()()って言う形で出演しているんだ、すごく可愛くて健気でしょ?」

 

「スクールアイドル.....。」

 

 

「そうだ、君にこれあげるよ♪ゲーセンのクレーンゲーム景品で余っちゃてね....」

 

マフラーの少年はそう言うと理に()()()()()にしては本物に近い拳銃を渡した。普段なら断るはずの彼であったが、心の奥底のどこかでこの銃を求めていたのか、何も言わず受け取ってしまった。

 

「きっと、これからの事でそれが君の力になる気がしてね...女神達の力になってあげてね。」

 

「女神達?あれ...?」

 

横を振り向いた時には、あの少年はもういなかった...不思議な感じは残っていたが、自身でも分からないが心から安らぐ感じで悪くない気持ちであった。

 

「あっ!いたいた!もぉ、置いて行かないでよぉ〜」

 

「ごめん..ボーッとしてた。」

 

「それよりも!私決めたよ!!アイドルになる!!」

 

「アイドルに?」

 

「そうと決まれば、海未ちゃんとことりちゃんにも言ってこよっ!!」

 

 

そろそろ移動しないと遅刻してしまうので、2人は走って自分たちの学校へ向かうのであった。

 

 

〈放課後 教室2-1〉

 

いつものようにさり気なく帰ろうとする時、響希もいつものように理に話しかけてきた。少しご機嫌な様子で話しかけてきた

 

「聞いてよ理、穂乃果ちゃんが自分からスクールアイドルをしたいって言ってきたのよ」

 

「響希も踊るの?」

 

「踊らねぇて!あぁ....油断したら、すぐ変なボケがやってくるよなぁ...もしかして、理の家教えたの根に持って...あっ、もう居ない!」

 

理は響希の長話なる前に抜け出し、屋上へと向かった。する校庭に海未とほか二人が立ち止まっているのを屋上から見えた。

 

「あの子は・・この前の。」

 

そう呟いた後。歌声が聞こえてきた・・・

 

 

だって可能性感じたんだ

 

 

そうだ…ススメ!

 

後悔したくない 目の前に僕らの

 

道がある

 

 

「・・!!」

 

理は思わず彼女の歌声を聞いて胸がかぁーと熱くなった。

 

(.....不思議な女の子だ。)

 

理は目を閉じて笑みを浮かべ、屋上から見届けるのであった・・・

 

〈エンジョイ!〉end…

 

 

next memory … 〈ざわめき〉

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