ラブライブ! 月光る宇宙の彼方へ...   作:ペルソナスキー

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#8 ジプス

〈?? とある研究施設〉

 

「へぇ~、結構面白いじゃん。この玩具」

 

見た目複雑な構造な機材が並ぶ実験室で、チャイナ服にコートを羽織ったお下げをした黒髪の女性は1人で興味津々に研究に没頭してた。そう、響希が預かっていた理の()()()をパソコンなどの怪しい機材に取り付け調べている最中であった。そこに、長身で青髪の凛々しい女性が様子見に来た。

 

「どうだフミ、手がかりは掴めそうか?」

 

「全然ダメ、この銃、いや...召喚器と言うんだろうか…私らが使っている()()()()()とは別物だわ。召喚アプリを復旧させるにはかなり時間はかかるわ....」

 

「そうか…しかしまいったな...この前のセプテントリオンの反応と言い、未知の事が多すぎる。しかも、召喚アプリが使えないのも非常に痛い」

 

「あ~サコっち、現段階で分かっている事なんだけど。コレ、何かしら素養を持っている人が、(死)と向き合って初めて召喚出来るように構成されているみたい...全く悪趣味にも程があるわねぇ。」

 

「死を体感して召喚か.....我々のやって来た事とは正反対だな...。」

 

「あとは生体データさえ取れればもっと分かるんだが、ドゥベを倒したと言い、局長怒ってたからサンプルも取れるかどうかも怪しいね....」

 

「.......。それでも、民間人を消すような事は避けたい、先ずはあの少年が我々の敵か味方か確認してからでも遅くない」

 

サコっちと呼ばれてた女性は、研究室をあとにした。これは、セプテントリオンと呼ばれる未知なる敵、謎の組織の陰謀、平穏な日常が脅威にさらされる兆しのはじまりでもあった....

 

 

 

〈朝 通学路〉

 

ファーストライブから翌日、理は響希と二人きりで登校していた。響希は上機嫌にμ'sファーストライブの事をありのままに語り続るのであった・・

 

「いや〜、まさか穂乃果ちゃんが先陣を切ってライブをやっちゃうなんて、普通なら縮こまって泣き出しちゃうのにね。本当に凄いよ...おっと、感激なあまり投稿し忘れた....」

 

「ランク。上がってた・・」

 

「えっ!本当!?やっぱり僕のアドバイスのおかげだから上手くいったんだな♪」

 

「スカート履いたらいける。」

 

「ちょっとぉ、何さりげなく僕をステージにあげようとしてる???男だよ、無理だから!」

 

「..........。」

 

「今のマジで考えてたろ!絶対ダメだから!ネ?」

 

響希とノリツコッミしながら登校している二人。賑やかに話してた時に、理はひと足先に背後から視線を感じたのか、その場に立ち止まった。その時響希はまだ気づかなかったのか、心配して理の様子を見た。

 

「理?」

 

「行って。忘れ物した」

 

「あ、あぁ・・遅れるなよ?」

 

理は万が一の為に響希を先に行かせ、響希がいなくなったと同時に尾行してる誰かに声をかけた。

 

「誰?」

 

理の物事を見透かすかのような直感力は当たってしまった。理に声をかけられた人は塀の陰から堂々と姿を現した。その容姿は凛とした顔つき、カモフラージュにロングスカートコーデをキメた青髪のショートヘアーに黒い制服を着た女性である。そう、サコっちと呼ばれていた女性だ。

 

「君が、結城理くんだね。」

 

「そうだけど....」

 

「急に呼びかけてすまないが....()()()()()()

 

「...っ!うっ...!」

 

彼女とは別に尾行していた男2人に背後を取られ捕まって身動きを封じられた、その後に麻酔を嗅がされ、視界が真っ暗になった・・・

 

 

〈?? 牢屋〉

 

目が覚めたら、囚人を監禁するような牢屋に閉じ込められてた。手には手錠が掛けられていたおり、麻酔が抜けて無いのか、まだ、意識がぼんやりしていた..

 

「........ここは....」

 

牢屋の向こう側に理を拘束したあの女性が鉄格子の向こう側にいた、理が起きるのを待っていたかのように腕を組んで監視していた。その時、女性は黒い制服に着替えていたようだ。

 

「目が覚めたか、出ろ。」

 

「.....?」

 

理は言われるがままにその女性の言うとおりに行動し、手錠を付けたまま牢屋をあとにした。そして、大きな時計が設置されてる部屋に連れてかれるのであった...サコっちは急に上を見て敬礼をした。その行動を見て理もその方向に見ると、2階から高みの見物をしている若い白髪の男を見つめた。

 

「あれは...」

 

「私語を慎まないか。」

 

「あっ......」

 

サコっちから注意を受ける理。理は、今2階にいる人はこの女性よりも上の立場の人物なのだと察した。

 

「お前が未知の悪魔を呼び、召喚アプリを封じた張本人か?」

 

「召喚アプリ...,,響希が持っているアレ?」

 

「ほぉ...久世響希のお友達とは聞いてたが、そこまで知っているとは...まぁ、響希が選んだだけで潜在能力が高いだけの事はある..まあいい、そいつを拘束を解け。着いてこい」

 

「ハッ!!」

 

この白髪の青年は響希を厚い信頼関係を築いているのか、笑みを浮かべた顔をしてサコっちに命令を下した。理は彼の言動に不満を思いつつ、仕方無しについて行った。

 

〈?? 見知らぬ廊下〉

 

理は彼の言動に不満を思いつつ、仕方無しについて行った。理自身は物事に全く関心を持たないせいか、やる気がない様子でいた。

 

「もう帰っていい?」

 

「駄目だ、君には真実を知る義務がある。そう、君が討伐したあ

の怪物の事についてだ。」

 

「あの夜の事?」

 

「そうだ。」

 

サコっちはとあるドアのロックを解除した。そしてそのドアの向こう側には大きなモニターに数十人の人で何かを監視するようなあらゆるものが映し出されてた。だがどれをとっても廃墟とした街並みばかりであった。

 

「これは・・」

 

「我々は、日本政府秘密機構、指定地磁気調査部隊。《ジプス》、私は行動隊長の"迫真琴"だ。」

 

「結城理です。」

 

「唐突だが、質問しよう...君は()()()()がある言われたら信じるかい?」

 

「平行世界? 無いと思う。」

 

「馬鹿げた話だと思っているが、実は君は一度平行世界へ一度足を踏み入れているのだ。あの日の夜に。あの廃墟とかした街並み、君なら覚えがあるだろう。謎が多い地と称して私たちは()()()()()と呼んでいる。」

 

「.....。」

 

理は動揺する様子は無く、あの日の事を思い返した。廃れていた駅、周囲も周囲の建物も倒壊していたあの光景を...

 

「君は偶然にも、あの世界の亀裂から向こうの世界に入りあの怪物のに遭遇した。そう、我々はあの怪物を《セプテントリオン》と名付けている。君が倒した「ドゥベ」もその1体だ。」

 

「セプテントリオンは人類の敵であり、奴らの侵略を阻止するためにこうして管理を管理している。」

 

「だから....それを倒せと??」

 

 

「話の飲み込みが早いようだな...結城理。」

 

迫と理が会話を堂々と横入りするかの如く、あの白髪の青年が入ってきた。

 

「さっきの...」

 

「この方がジプス局長の..」

 

「峰津院大和だ。」

 

「....下がっていいぞ、迫。お前は次の"セプテントリオン"に備えろ」

 

「はっ!!」

 

真琴は大和の命令に従い。敬礼した後にこの場を去った。

 

「本題に入るとしよう、大体の事は響希から聞いている。貴様が召喚アプリを損壊させたとなれば、私は響希に貴様を殺すよう命令しただろう。だが、ドゥベを撃破したとなれば話は別だ。貴様の潜在能力に賞賛し、貴様もセプテントリオンの討伐にあたって欲しい。貴様なら出来るな?」

 

「分かりました....。」

 

「フフ...貴様も響希と同様、賢明な男だ。こちらで預かってた召喚器とここに入る為のキーを渡しておこう、くれぐれも私を失望させないでくれたまえ。」

 

大和は怒る様子もなく、不敵な笑みを浮かべた。理に期待を募らせるのであった。彼は顔には出さなかったが、自分のせいで迷惑かけた事もあり、罪滅ぼしの意思も込めて大和の要望に応えるのであった。ふと、何時だと思った時に大事な事を思い出した。

 

「あっ...学校。」

 

「その制服からして、音乃木坂学院か...。よかろう、今回は特別に私が車を手配してやろう。私も音乃木坂学院に用ある、そのついでだ。着いてこい」

 

大和はそう言うと、理を連れてエレベーターに乗った。どうやらエレベーターの操作盤に専用キーを差し込む鍵穴があり、それを使い、ジプスに入れるのだと大和の行動から読み取る理であった。

 

チーン♪ ガタンッ

 

「.....!!」

 

「どうした?置いてくぞ?」

 

「あっ...ごめん....。」

 

理は思わず驚いてしまい、立ち止まってしまった。そう、エレベーターを降りた先、そこはあの【UTX高校】であったからである。それから、専用駐車場にあるリムジンに乗り、大遅刻になってしまったが音乃木坂学院に向かうのであった....

 

〈ジプス〉end…

 

 

next memory … 〈衝突〉

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