NEWGAME P.S2   作:しゅみタロス

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CHAPTER5 インディーゲームを語ろう。

カシュッ

 

名倉「それじゃあ、ゲーム―パーティー開始!!カンパ―――――イ!!」

メンバー「カンパ――――――――イ!!!!!!」

 

大量に机に並んだ料理の数々、名倉たちは互いにドリンクを手にそれを飲み干す。

 

名倉「あーーーー、やっぱドイツのクラフトビールにかぎるなぁーーーーー!!」

ひふみ「名倉君、聞くけどそのクラフトビールだけで7000円使ってるよね?」

青葉「そんな高いんですか?」

ねね「ちょっと飲んでみたい気がする」

ほたる「私達まだ未成年だよ!!」

七海「流石名倉さん、これ美味しいですね」

マーガレット「常に会社に常備してある理由、なんかわかる気がします」

 

名倉たちが成人組がクラフトビールを美味しそうに飲んでいるのを恨めしそうにしながら青葉、ねね、ほたるはグレープソーダやリンゴソーダを飲んでいた。

 

青葉「これじゃあ、私達ただ親戚の集まりで遊びに来てる子供みたいじゃないですか?」

ねね「いや、19歳ってまだ子供なんじゃ……」

ほたる「まあ、私達は来年までお預けだと思った方が良いんじゃない?」

名倉「学校通ってる年齢の時点でとは言わないが19はまだガキと大人の中間だろ」

七海「まあ、触れないほうがいいと思うよ、今はまだ……」

 

そう言うと名倉はドリンクの入った氷水のアイスボックスに手を突っ込む。

 

名倉「酒を飲ませるつもりは無いが、こういうのがあるぜ」

ねね「これは?」

名倉「ドイツ空軍の御用達ドリンク、ノンシュガーディープのジンジャーエールだ。酒じゃないが味わいと口当たりがドイツのクラフトビールに限りなく近いから大人の飲み物として十分通用する。ジンジャーカクテルのベースにも使われるから雰囲気だけなら贅沢だろ」

青葉・ねね・ほたる「先にそれを言ってよ……」

 

酒と類似の飲み物を進められた3人はタンブラーグラスにそれを注いでみる。

 

青葉「うわぁ、綺麗な色、ちょっとウィスキーみたい」

 

お互い飲んでみると……

 

青葉「うぐゥ!!ゴホッゴホッ!!」

ねね「ううっ、辛い!!」

ほたる「舌が痺れる……」

名倉「言っとくがこれが普通だぞ」

 

だが……

 

青葉「でも、慣れてくるとこれ凄く美味しいですね」

名倉「お、わかってるな」

ねね「へへへ、もっと欲しくなるね、これ」

ほたる「うん、イケるね、これ」

 

どうやらお互い満足したようだが……

 

名倉「それよりも、ねねはなんでパソコン持ち込んでんだ?」

ねね「ああ、それは名倉さんに是非見てほしいものがあって?」

名倉「へー、何が入ってるんだ?」

ねね「ちょっと待ってて」

 

そう言うとねねはパソコンを起動すると中のファイルを起動する。

 

ねね「名倉さん、これ、コントローラー」

 

渡されたのはスイッチの外国製プロコントローラー、ファイルがロードされると画面が表示される。

 

名倉「お絵描きナイツ?何だこりゃ?」

ねね「私自作のゲーム、去年のデバックプレイのバイトの経験を活かして作ってみたんだ!!絵に関しては目を瞑って欲しいけど」

名倉「ん~、こいつは見る限り横スクロールアクションだな、ボタン操作は?」

ねね「単純にオートでキャラが走るからそれに合わせてAボタンで攻撃、Bで回避、Yでメニュー、Xでリスポーンだよ」

 

操作方法を聞いた名倉は

 

カチカチカチカチカチカチカチカチ

 

青葉「おお~、凄い。スムーズに動いてる」

名倉「操作と使ってるエンジンさえ理解できれば行動は割と読みやすいな、よし、ゲームクリア」

ねね「凄い、たったの2分で攻略。新記録だよ!!」

 

名倉はコントローラーを置くとゲームを見つめる。

 

名倉「ねねがまさかインディーゲームの開発を独自にしていたのは意外だった。ただスジは良いがまだまだ課題は多いな」

ねね「インディーゲーム?」

 

ねねは首を傾げている。

 

名倉「その様子だと知らないみたいだな?」

マーガレット「インディーゲームというのは小規模の人員と低予算で制作する簡単なデジタルゲームの事、日本で言う同人ゲームみたいなものですがこの点では定義は曖昧で少ない時間や気軽に遊べる部分、簡単で多様な世界観を持つという部分がインディーゲームだと思っています。大手AAAタイトルと比べゲーム自体やり込み度は低いですがその分ゲームの単価としては300円から600円前後と安い値段で購入できます」

名倉「だが、それで終わらないのがインディーゲームだ。今現在ネットやSNSの発達で無名でイマイチ人気の無かったインディーゲームが再評価されたり低予算でありながら王道タイトルに匹敵する出来と世界観をを持つインディーゲームがあったりと中々侮れないモノが存在する。近年ではスイッチを切っ掛けにインディーゲームブームが発達していて、現在進行形で新作が生まれ続けている。挙句N社主催のインディーゲーム発表イベントが行われるなどあの手この手でゲーマーに浸透してるのさ。少なくともスイッチ買ったこの3年で俺は28本近く遊び尽くしたぜ。中には値段に見合わないクソゲーもあったけどな」

七海「でも、絶対アンインストールしないでしょ?そのクソゲー」

名倉「わかってんじゃねぇか」

 

するとねねは話を聞いて名倉に尋ねた。

 

ねね「これ、仮に販売前提として作るならどこを変えればいいのかな?」

名倉「まずは一番最初に挙動だな、動きがぴょんぴょんしてるしあらぬ方向にオブジェクトが動くのから察する……

 

ねね、お前ハボックエンジン使っただろ?」

 

名倉の指摘を聞いたねねは……

 

ねね「やっぱ名倉さんはすぐに気づくよね。正真正銘ハボックだよ」

ひふみ「前に研修で一度使った事があるエンジンだ、凄く変な動きするエンジンだよね」

名倉「通称ハボック神の怒り、ゲームプレイにおいて運やコントローラー操作でほとんどの場合勝ち負けを左右する謎挙動。一部界隈ではこいつを利用したスーパープレイの動画すら存在するレベルだ。ホントに手に余るエンジンだからな。こいつは。それなら……」

 

名倉はそれを知って突然ア〇ゾンのサイトを見せる。

 

名倉「ハボックはその独特過ぎる挙動とリアルとアニメーションの鮮やかさは一級品だ。この書籍を後で買ってやる。ハボックを理解するならこの本が一番手っ取り早い」

ねね「ありがとうございます!!」

名倉「それと難易度設定と敵キャラの数が不安定だ、そこさえ改善すればそれなりに世の中に出しても良いぐらいのゲームになるぜ。まあ、お絵描きと言う世界観は前提として面白いからそのままで良いぜ」

ねね「はい、頑張ります!!」

 

納得のいくヒントを貰ったそのそばで……

 

青葉「インディーゲームでもこんなに種類あるんだ、スイッチのEショップで見かける事はあったけど一度も手を付けた事無いな~」

 

青葉とひふみの2人がスイッチを手にインディーゲームをEショップで閲覧していた。

 

するとひふみが……

 

ひふみ「青葉ちゃん、ダウンロードしたソフトの中にあるこれ」

青葉「オーバークック?」

ひふみ「これもインディーゲームのカテゴリだから」

青葉「えええええ!!」

七海「もしかして気付いてなかったんですか?」

ひふみ「大分やり込んでたみたいだけどまさか気付いてなかったんだ」

青葉「うう、一生の不覚だった」

名倉「アハハハハハハハ、やっぱ青葉はおもしれーわ!!」

青葉「笑わないで下さ―――――い!!」

 

すると七海は……

 

七海「それじゃあ、オチもついたところで……

 

スーパーマリオパーティー、開始と行きましょう」

 

名倉「よーし、やるぞ、今回はデュオだ」

 

そしてお互いジョイコンを手にするのだった。

 

 

 

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