クソ最低なガッチャード   作:翠晶 秋

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完結しません。


直接のエロよりちょっとエッチだったりする方がよっぽどエロい

ケミーの掟。

ケミーに関わった通常の人間の記憶は消去しなければならない。

錬金術師たちが必死にケミー回収を行なっている間、のほほんとリュックに潜むバッタを撫でている男が一人。

 

「九堂と〇〇してぇ……」

「ホパ?」

 

主人公である一ノ瀬 宝太郎もとい、一ノ瀬 屑太郎である。(あざな)はクズ。

本来のガッチャード世界線の元気はつらつ爽やか美少年の宝太郎と違い、クズは名実共にクズである。

託されたガッチャードライバーを昼飯の弁当と間違えるくらいには抜けているし、一目惚れした九堂 りんねに対し昼夜問わず求婚しているような男である。『〇〇(結婚)』である。邪な考えを持つ読者諸君は今すぐ金色に染まれ。

 

「お前が美少女だったらこんなに悩まなくて良いのになぁ……」

「ホパパ……」

 

呆れたような声を出すホッパー1を撫でるクズ。

その時、不思議なことが起こった!!

ガッチャードライバーから放たれた雷がクズの指輪に直撃し、宝石がピンク色になったではないか。

 

「なんかエッロ。……ってうわ!?」

 

勝手に発動した錬金術がホッパー1を襲う。

輪郭がぼやけ、ケミーを新たなフェーズへと導く。

ケミーの再錬成。本来、極みの域に達した錬金術師のみがたどり着ける至高の錬金術。

それを受けたホッパー1は……。

 

「ホパ?」

「女の子に……なった?」

 

バッタを思わせる緑色の服と、白いショートパンツ。同じく白いブーツですらりと伸びた脚を包み、オレンジ色のショートカットを風に揺らしている。

琥珀色の瞳がクズを捉え、ぱちくりと瞬きする。

地面にぺたんと座りクズを見上げるその姿は、紛うことなき美少女であった。

 

「ホパ??????」

 

慣れない自身の身体を眺めるホッパー1をよそに、クズの目が輝く。

 

「じゃあ、もしかしてお前も?」

「スッ、チーム?」

 

カードからスチームライナーを呼び出し、指輪を翳すクズ。

手をどけるとそこに雄々しき鉄の牛の姿はなく、代わりに黒髪の美女が立っていた。

髪の色と同じ真っ黒なコートの襟で口元を隠し、アメジストの瞳でクズを見つめる。

表情こそ乏しいが、それでも放つオーラはレベルナンバー9というに相応しい美女っぷりだった。

 

故に、クズは気づく。

これからハーレムいける、と。

101体のケミー全員女性にしてしまえば夢のハーレムライフ。さしずめクズのことが大大大大大好きな101体のケミー。

 

「ホパホ〜」

「ご主人様っていってみ?」

「ホパホパホ?」

「ご主人様」

「パパ!」

「んーまぁパパでもいっか!!」

「ムラムラチチ」

「スチームライナーもエロいな!」

 

腰に抱きつくホッパー1と、そっと隣に寄り添うスチームライナー。

健全な思春期男子であるクズの性欲はそれでは収まらず、その胸とガッチャードライバーにハーレムを誓うのだった。

 

「一ノ瀬! マルガムが現れた! ……ってええ!? その女の子たち、誰……!?」

「説明は後で! マルガムを倒してケミーをガッチャしないと! あと今日もかわいいね! 行くぞ、二人とも!」

「また軽率にそういうことを言う!」

 

マルガムを追ってやってきた広場で、クズはホッパー1とスチームライナーをカードにしまう。

女体化の影響かカードの絵柄も女性のものになっており、ひどく興奮したクズは意気揚々とズボンの中へ……否、ガッチャードライバーの中へ装填した。

 

『ホッパー1!』『スチームライナー!』

「変身ッ!!」

『ガ         ガ』

  ッ       ッ

   チ     チ

    ャ ─ ャ

   ン     ン

  コ       コ

!』         『!

『スチームホッパー!!!!』

 

フラスコがクズを包む。

緑と黒、二人の美少女がクズに抱きつき、二人の肉体の輪郭がぼやけ、溶け、混じり合い、クズに力を与える。

水色の装甲に身を包んだ仮面ライダー、ガッチャードである。

 

「っしゃあ!! ……ん?」

 

ベルトが見えない。

自身の胸部から出る謎の何かが邪魔して、ベルトどころか爪先が見えない。代わりに豊満な谷間が見える。

未来を掴むための手も、グローブではなく指抜きグローブをつけ、タイツを着用するはずだった足はスパッツを履いている。そしてその上から自らに輝くスカート。

さらに、目線がいつもより10センチほど低い。

唯一、以前のガッチャードと同じところがあるとすれば、白いマフラーとチャームポイントのゴーグル。そしてガッチャードライバーのみ。

 

「俺、女になってるゥ!? 声高ッ!!!!」

「一ノ瀬ッ……んん!? 誰なの!? ガッチャードではあるの!?」

「ああもうっ、わかんないけど……やってみる!」

 

『スチームホッパー!』

 

煙となった身体。宙を浮く装甲。

ワイルドモードから、転じて再び美少女の姿へ。

錬金術がもたらす無限のエネルギーが、豊満な胸から細い腰へ、腰から健康的な肉付きの脚へ、脚から爽やかな水色の靴へと注ぎ込まれる。

そしてその蹴りがマルガムを捉えた時……。

 

『フィーバー!!!!』

 

内側から漏れ出るエネルギーが、大きな爆発を産むのだ。

 

「スケボーッ!」

「ガッチャ! ……お前、スケボーズって言うのか! 今日からお前も俺の仲間()だ!」

「スケスケ!!」

 

女体化した姿は赤紫のパーカーと極ミニのスカートのみの扇状的な姿の少女。下着は無い。

一見クールそうに見えるが、これでスケボーでもしようものならスケスケどころかモロで全て見えてしまうだろう。

 

「おっほ♡ これモチベ上がるねえ!!」

 

クズが変身解除すると、それぞれ腕を組んで美少女達が現れる。

両手に花である。

 

「あー、あー、おぉ戻った。女体()ードで変身すると俺まで女の子になっちゃうんだ……」

「だ、大丈夫?」

「悪くない!」

「そう………………」

「次はどんなケミーに会えるかな! 早くガッチャ(意味深)してガッチャンコ(意味深)してフィーバー(意味深)したいな!」

 

クズとりんねと、101体のケミー!

ロマンを求めたクズの旅が今、始まる!




エロあるよ(笑)
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