ある場所にて、モブ男とゴルドドライブがキモオタらしき男に、神々しいGのメモリを渡していた。
「ぐふふ、これがあれば
「もちろんだとも、それに先ほど闇オークションで手に入れた
ゴルドドライブはそう言うと、紫を元に白い線が書かれたペンを渡す。
それを見たキモオタは喜び出す。
「おぉ、まさかここまでしてくれるなんて、モブキラーズは良い奴だな!」
「いえいえ、私達は悪くない。悪いのは世界の方だから」
キモオタの言葉にアクアはごまをすり、モテ男はその事に同意する。
「まったくだよ。ちょっと女湯を盗撮したり、個人情報を密売したら速お仕置きだもの」
モテ男の言葉にモブ男とゴルドドライブが頷くが、それらは普通に犯罪だ。
キモオタはペンを受け取ると、鼻歌を歌いながらこの場を去る。
「協力すれば本当にアクシズ教の信者を増やしてくれるのよね?」
「もちろんだよ!」
「それは約束しよう。あとは我々も準備しよう」
アクアの質問にモブ男は答え、ゴルドドライブは約束しつつ、キモオタと別行動を行う。
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その頃イザナ達はと言うと……。
「ん~! 物凄く美味しぃ~! 店長、おかわり!」
「あいよ!」
ゼノン世界のカゲヒサとドライ、ゼノンと「運命亭」のラーメンを一緒に食べていた。
「ヒサメちゃん、いつも通りだけど凄い食いっぷりだね」
「あぁ、俺もどうやって収まっているか不思議に思う程だからな……」
ドライはヒサメの食いっぷりに感心し、ゼノンはどうやって胃袋に収めているのか気になっている。
ヒサメはラーメンをすすりながら言う。
「ズルズル、すべての食べ物はズルズル、しっかり食べなきゃズルズル、失礼だよ! ズルズル」
「喋るか食うかのどっちかにしろよ! バッちぃな!」
啜りながらしゃべる事にイザナは突っ込み、カゲチヨは呆れながら言う。
「オイオイ、そんな食ったら太るぞ~」
「ウッサイ!」
「ウワッ!」
「あぶねぇ!?」
カゲチヨの言葉にヒサメはキレて、自身が持っていた箸をカゲチヨに向けて突き刺す。
それを見たカゲチヨは頭を下げ、カゲチヨの隣にいたイザナはギリギリ後ろに回避する。
「運命亭」の店主である久条運命はヒサメの行動に注意する。
「コラッ! 人に向けて箸を突き刺さない!」
「ウッ、すみません……」
運命の中位にヒサメは謝る。
ザギリは頭を掻きながら話を変える。
「そう言えば、ヒサメの偽物全然見つかんねぇな」
「そうね、私達やゼノン、それにフードロイドやシフトカーの皆を使っても見つからないなんてね……」
ザギリの言葉にアリスはそう言いながら、じゃれ合うフードロイドとシフトカー達を見ながら言う。
カゲチヨとヒサメがWK世界に来たのは、ウチのヒサメが建物破壊や殺人の冤罪を掛けられ、本当の犯人を捕まえるためだ。
しかしいくら探したり、情報網を使ったりしても尻尾をつかめるどころではなかった。
ペンギン達にも偽物を探すように伝えているが、成果はほぼゼロに等しい。
どうやって見つけるか考えていると、ちょうどカノンが扉を開けて叫ぶ。
「大変だよ、運命君!」
「どうしたんだカノン? まさか偽物を見つけたのか!?」
カノンの焦り具合を見て運命はそう言うが、遅れてやって来たプログレムとシオンが答える。
「偽物を見つけたけど……」
「大量の偽物が進○○○人の進軍みたいになってる」
「「ハァ!?」」
プログレムとシオンの言葉にこの場にいる全員が驚く。
もちろんそんな話を信じられないが、現れた場所に向かうと驚きの状況になっていた。
魔法少女のような恰好をしたヒサメの偽物が、どこぞの超大型巨人になり、数多の大群が攻めてきている。
もちろん、イザナ達はその絵面に驚く。
「デェェェェ! どこぞの地ならしみたいになってるぅぅぅ!」
「オイオイ、今日は終焉なのか……?」
あまりにもデタラメすぎる状況にイザナとゼノンは驚くが、カノンは巨大な大剣を構えて叫ぶ。
「とにかく、急いで倒さないと!」
カノンの叫びに他の一同は即座に構えると同時に、コロッセオらしき場所に飛ばされた。
「ドコだ、ココ!」
「私達どこかに転送されたの?」
カゲヒサは突如転送された事に驚くが、遅れて五人ほどやって来る。
並行世界のイザナ・ザギリ・アリス・アザエル、それに海東ツカムがやって来る。
「いきなり消えたと思ったら、ここはドコだ?」
「見た感じ、敵が作った世界のように見えるが……」
「目の前に並行世界の私達がいるわね」
「てことはココはWK世界かゼノン世界のほうか?」
「そうみたいですねぇ」
四人の疑問に、ツカムはイザナ達の方を見る。
しかし並行世界のアザエルの腰にはエボルドライバーとダークマター・流星・火星・土星のエボルボトルを着けていた。
「あれって、エボルドライバーじゃねぇか?」
「うん、でもあのボトルは何だろう?」
カゲヒサは並行世界のアザエルが付けているドライバーを気にしていると、どこからモブキラーズの声が聞こえだす。
『ハッハッハ! 久々だな、イザナ達!』
『あんたらの罪、アクシズ今日の名のもとに裁くわ!』
モブ男とアクアの言葉にイザナは敵対心あらわにしながら叫ぶ。
「裁くだぁ、お前らが裁くなんて死んでもごめんだ!」
「もしかして、ヒサメの地ならしはお前らのせいか?」
ゼノンはモブキラーズと初対面だが、彼らが原因だろうと気付いて聞く。
ゴルドドライブは高らかに笑って言う。
『ハーハッハッハ! 大正解だとも!』
『ババロアたその偽物め、今すぐ倒してやる!』
キモオタの登場にカゲヒサとゼノンは驚く。
「アー! アイツあの時のキモオタ!」
「まだ反省しなかったの!?」
「チッ、中々しつけぇな!」
三人の言葉に並行世界のイザナ達はどういうことか、分からずに首を傾げる。
しかしモブ男は三人の言葉を無視して説明する。
『さてと、お前たちは一人になるまで戦い合え!』
「「何ィィィ!?」」
モブ男の言葉に全員は訳が分からずに叫ぶ。