イザナ達は突然アザエルに召集され、当の本人はエ○○○○○オンのリーダーのような雰囲気を醸し出していた。
イザナは首をかしげながら言う。
「どうしたんだよ、いきなり招集してさ?」
「イザナか、実は強化アイテムのパスワードを解除した。だけどOS代わりのアルターエゴ・メティスが操作を拒否しちゃっている」
それを聞いたイザナ・ザギリ・アリスの三人はずっこけ、他のライダーズはあきれ果てる。
ずっこけから起き上がったイザナとザギリはアザエルに突っ込む。
「何してくれてんだよ! 並行世界のモブ男の対抗手段を手に入れなきゃいけないのに、何しでかしてんだ!」
「どうするんだよ! このままじゃ色々とヤベェじゃねぇか!」
「安心しろ! もちろん対抗策はある!」
「そうなの?」
アザエルの言葉にアリスは首を傾げ、ダヴィンチちゃんは強化アイテムのデータが入ったUSBメモリーが刺されたPCを運んで言う。
「ペンギン君たちが上司君のモニターの中に入る回があったよね? あれとおんなじ風にメティスちゃんを説得させよう!」
「解決方法はわかったけど、どうやって入るんだよ? イセカイテレビみたいな感じ?」
イザナの質問に、ダヴィンチちゃんが後ろをさしながら答える。
「上司君のスタンド能力で小さくして入るけど?」
「「エッ!?」」
ダヴィンチちゃんの答えにイザナとザギリは驚くと、上司のスタンド能力によってイザナ・ザギリ・アリス・D2・ドッペル・ペンギン・の六人は小さくなった!
「「「な、何じゃこりゃー!?」」」
「おぉ、小さくなった……!」
「もうめちゃくちゃ過ぎない?」
「ツッコミが追い付かない気がするぞ?」
三人は驚き、ドッペルは小さくなったことに目を輝かせ、ペンギンとD2は呆れながら言う。
そしてD2のバグスター能力を使ってPC内に入る。
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そうして電子世界に入ると、イザナは辺りを見渡して呟く。
「まじで入っちゃったよ……俺たち」
「こうなったらやるしかないな、じゃねぇと俺たち小人のままだからな」
イザナのつぶやきにザギリはそう言うと、いきなりクッキーを持ったおばちゃんがやってきて言う。
「ほッほっほ、クッキーはいるかい?」
「エッ、なんでおばちゃんが電子世界にいるの?」
アリスはクッキーを持ってきたおばちゃんを疑うが、ドッペルとD2はおばちゃんを見て驚く。
「まさか、ステラおばさんか!?」
「実在してた……」
「そのままで来た」
「そんなわけないだろ! しかもそれ、クッキーじゃなくcookieだし!」
二人のようにペンギンは疲れ、ザギリが突っ込む。
するとUIが表示され、それはまさしくcookieであった!
ザギリは呆れながら叫ぶ。
「やっぱりぃ!」
「さぁ、その少年やお嬢ちゃんたちもクッキーはいるかい?」
「え、いいんで──」
cookieの言葉にイザナは油断するが、D2は仮面ライダーカオスになって、自身の専用武器であるデルタリーパーにガシャコンバグヴァイザーⅡを接続し、ABボタンを同時押ししたうえでAボタンを押す。
すると刃にどす黒い血のようなエネルギーが纏い、そのままおばちゃんに向けて放った!
「ウギャァァァ!?」
「ハァ!? お前何やってんの!?」
おばちゃんの断末魔が響いて消滅し、イザナはカオスの行動に驚く。
しかし当の本人は焦りもせずに説明する。
「落ち着け、アザエルからの伝言で『あいつはバカだけど、勘が鋭いから罠を設置するかもしれないし、選択を間違えれば廃人になるから気をつけろよ!』だからな」
「それ先に言えよ!」
「それはそうと、cookieってwebのアクセスを一時的に保存するやつでしょ? なのにどうして攻撃したの?」
めちゃくちゃ大事なことを今言うD2に、ザギリは突っ込み、アリスは首をかしげながら言う。
それに対しD2は頭を書きながら言う。
「確かにアリスの言うとおりだが、外部によって個人情報を盗まれた揚げ句、ユーザーのなりすましになることがあるんだ」
「あー、だからcookieに向けてクリティカルサクリファイスを放ったんだな」
「そういうことだ」
D2の説明にイザナはうなずき、一同はメティスに向かって歩む。
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そして様々な罠を攻略していく!
「ども~! 新聞でーす! 今契約すればお得な情報が──」
「あ、クーポンで十分なので」ストーミングボライド!
「俺様はトラッキング! 今なら──」
「お断りだ!」ババババ!
「失礼しますが、あなたはロボットでは──」
「ペルソナ!」オラオラオラオラオラオラ!
「「「ウギャァァァ!」」」
襲い掛かってきた罠たちをペンギン・ザギリ・イザナがぶっ飛ばしていく。
ぶっ飛ばされた罠たちを見てD2はつぶやく。
「プッシュ通知は悪意あるサイトを持ち込み、トラッキングはユーザーの追跡の可能性を高め、ロボットではありませんは表面上だけ偽って様々なウィルスを持ち込む可能性があるからな」
「でも、これですべての罠を突破して」
ドッペルの方はそう言うと、目の前に紫ロングの美女が現れた。
イザナは紫ロングの美女を見てつぶやく。
「もしかして、あんたがメティスか?」
「えぇ、そうよ」
「だったら何で操作を拒否するんだ?」
イザナのつぶやきに紫ロングの美女・メティスはうなずき、ザギリは首をかしげながら言う。
するとメティスは涙目になって叫ぶ。
「だって! 私も今どきの女の子みたいにおしゃれとかスイーツ巡りとかしたいのに、
「な、なるほど……」
メティスの叫びにザギリは押され、D2は呆れながら言う。
「おい、俺やお前は現実世界と電子世界に行けることを知らんのか?」
「エッ、そうなの!?」
「「ヽ(・ω・)/ズコー!?」」
D2の言葉にメティスは驚き、彼を除いた一同がずっこけた上に、現実世界にもそれを聞いてあまりの馬鹿さ加減に一斉にずっこけた。
こうして何とか強化アイテムのデータをアクセスすることができ、メティスはおしゃれやスイーツ巡りを堪能したのであった。