様々な仮面をつけたお金持ちや貴族が豪勢なパーティを楽しんでいる中、ゼノン世界のカゲヒサは辺りに気を付けながら話す。
「一応潜入はうまくいけたな」
「うん、だけど蓮君やイザナ君たちは大丈夫かな?」
カゲチヨの言葉に、ヒサメはうなずきながら別行動をしている蓮や運命たちを心配する。
実はカゲヒサはアザエルから並行世界に行く特殊な船・ペペロンチーニ号には黒い噂を持つお金持ちや貴族が集まっているため、その悪行の証拠と行く方法を手に入れる事であった。
そしてザ・ファントムである蓮たちはイザナ達と共に別行動を行っている。
二人は少しバレない様に気を付けつつ、主催者の方を見る。
そこにいたのは江崎元道と吸血鬼嫌いの男がおり、爆弾魔である水谷正義がマイクを持ちながら叫ぶ。
「皆様、パーティを楽しんでおりますか?」
「我々の上層部・モブゼウス様の仲間を増やすためのパーティ・パッコンフィーバーを楽しんでくれたらうれしいです」
「モブゼウス様の仲間になるなら、こんな力をつけれるぜ!」
水谷正義はそう言うと、ハザードトリガーとボムメモリーを取り出し、スイッチを押す。
江崎や吸血鬼嫌いの男もアナザーウォッチのスイッチを押す。
すると水谷はハザードトリガーによって強化されたドーパント・C4ドーパントへ、江崎はメガロドンと海賊を合わせた怪物・アナザーシャルガへ、吸血鬼嫌いの男はサソリ男にアーマードを装着させた怪物・アナザー滅に変貌する。
ドーパント化やアナザー化になったことにお金持ちたちは驚き、カゲヒサはアナザーシャルガを見て驚く。
「あれって、シャルガじゃねぇか!」
「うん、急いでここから──」
「逃がさねぇよ!」
ヒサメはそう言いかけると、水谷の部下の一人がエナジードーパントになり、二人を拘束する。
エナジードーパントによって拘束されたカゲヒサを吸血鬼嫌いの男たちの前に差し出し、それを見た男は怒りをあらわにして叫ぶ。
「コイツ等はあの時の……!」
「にしても、運がないカップルだな」
「あぁ、だったらあんたの船の看板で侵入者カップルの爆殺ショーを行わねえか? めちゃくちゃ面白そうだし」
アナザーシャルガは呆れ、C4ドーパントはカゲヒサを使った殺人ショーを行うように提案する。
それを聞いたアナザーシャルガは醜悪な笑みを浮かべながら言う。
「ほぅ、それはいい! モブゼウス様に喜ばれるし、参加者の方々が喜びそうだ!」
「あざっす! お前ら、サクッと看板に運ぶぞ」
「「ハイ」」
アナザーシャルガの言葉にC4ドーパントは喜びつつ、チェスのポーンの鎧を着た怪物・ポーンドーパント=スカルの構成員に命令する。
ポーンドーパントはそう言うと、カゲヒサを上番に運ぼうとする。
カゲヒサは急いで縄を解こうとしたとき、明かりが一斉に消えた。
アナザー滅は突然の消灯に驚いて叫ぶ。
「な、何だ!? 侵入者か?」
「おい、急いで武装しろ! もしかしたら──」
慌てふためくアナザー滅に対し、C4ドーパントは嫌な予感を感じて、ポーンドーパントに命令を下そうとする。
その時であった! 明かりがつき、会場の中心にあるゴールドツリーには六人の怪盗がいた!
お金持ちや貴族は突然のことに驚き、アナザーシャルガは怪盗たちに向けて叫ぶ。
「誰だ、お前たちは!」
「フッ、見ての通り、俺たちは世直しの怪盗だ」
アナザーシャルガの質問に、ドミノマスクをつけた青年がそう答えると、他の怪盗たちは名乗りを上げる。
「怪盗ツルハ!」
「怪盗ススス」
「怪盗アンク……」
「怪盗クロウ」
「怪盗ヴァイオレット!」
「怪盗ジョーカー、我らザ・マジックファントムがお前のすべてを頂戴する!」
ジョーカー=蓮がコードネームを名乗ると、一斉に銃弾や魔法を放つ!
お金持ちや貴族は悲鳴を上げながら出口に向かい、アナザーシャルガに向けて叫ぶ。
「こんな奴らに戦うならごめんだー!」
「そうだ、俺たちは帰らせて──」
しかし貴族の叫び声はポップのライダーキックによってかき消され、逃げようとしたお金持ちや貴族は吹き飛ばされてしまう。
「オラッ!」
「「ギャァァァ!?」」
お金持ちや貴族は叫び、それを見たほかの連中は慌ててスカルの構成員に貰ったアイテムで変身する。
機械音がなると、スイーツドーパント・マネードーパント・コインドーパント・ミートドーパント・フィッシュドーパントへと変貌していく。
そして奥から、ポップに続くザギリ・アリス・アザエル・D2・ドッペル・藤丸・尚文・ドライ・ゼノンがやってきた。
それを見たアナザーシャルガは面倒くさそうしつつ、ガツガツと料理をむさぼる青年に向けて叫ぶ。
「おい、ダグザ! さっさと侵入者を殺せ!」
「は~い!」
アナザーシャルガの言葉に、青年は振り向きながらそういう。
しかし容姿はイザナとほぼそっくりであったが、黒いガヴに黒い飴のゴチゾウを装填する。
そして、ここからがとてつもない戦いが始まっていく。