ワールドクロニクル 平穏なる日常   作:佐々牙嵯峨兎

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ニンゲン暴走! モブゼウス教団をぶっ潰せ!

 淡く光るロウソクが大量に置かれている教会の中にて、一人の男がモブゼウスと交信していた。

 

「ハイ、コンを使ってカゲチヨとヒサメを入信させます」

「うん、ぜひとも頼んだよ!」

「ハッ、招致しましました」

 

 男はモブゼウスの言葉にうなずきながら交信を切り、男は近くで絵本を読んでいるコンたちに命令する。

 

「貴方達、この二人をココに呼ばせてほしいのですが?」

「わかったのだー」

「れっつごーなのだー」

 

 男の願いにコンたちは快諾して走り出し、男は高濃度のマグラを詰め込まれたアイテム・ニンゲンウォッチを二つを掴んでほくそ笑むのであった。

 一方カゲヒサはショッピングモールで買い物をしていた。

 

「ふぅ、これで客人用の茶菓子と食材を買えたな」

「うん、だけどすごい量だね」

 

 ヒサメはそう言いながら大量の茶菓子や食材を見てつぶやく。

 二人はアザエルから買い物を頼まれており、終えたら一日だけ渡されたダークネスカードを使っていいと言われて受けたのだ。

 カゲチヨはダークネスカードを見ながら呟く。

 

「アザエルが金持ちなのはイザナから知ったけど、まさか超が付くほどのクレジットカードを持っているなんてな」

「マァ、あの人少しお金好きだし、頭がいいから持っていけるんじゃない?」

 

 カゲチヨの言葉にヒサメはそう言いながら買った物を四次元ポーチに納め、軽くデートをしようとする。

 しかしカゲチヨはズボンを引っ張られ、何だろうと思って見下ろす。

 そこにいたのはチラシを持ったコンたちであった。

 当然カゲチヨは首を傾げて言う。

 

「なんだこいつら、異宙の動物か?」

「これって確かアリスちゃんから教えてくれたコンって言う生き物じゃない」

 

 カゲチヨの疑問にヒサメは思い出しながら言う。

 コンたちは純粋無垢な笑みを浮かべながらチラシを渡して言う。

 

「ここにきてほしいのだー」

「おねがいなのだー」

 

 コンのお願いにヒサメは頬を綻ばせながらカゲチヨに聞く。

 

「……ねぇ、カゲ」

「ヒサ、みなまで言うんじゃねぇ。コン、その場所の案内をさせてくれ!」

 

 カゲチヨはそう言いながらコンにお願いする。

 それを聞いたコンたちはチラシに書かれている場所に案内する。

 

「やったー! それじゃあついてきてほしいのだー」

「こっちこっちなのだー!」

 

 カゲヒサは癒されつつコンたちについて行った。

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 

 一方イザナ・ザギリ・アリス・シズはスマブラをしつつカゲヒサの買い物を待っていたが、イザナはコントローラーを操作しながらドライに質問する。

 

「なぁ、カゲチヨとヒサメはいつになったら帰ってくるんだ? そろそろ買い物を終えてもおかしくないけど」

「確かに、スマホから連絡は来ていませんね」

 

 イザナの質問にドライはスマホを見ながら答える。

 するとぼろぼろになったゼノンとバベルがやってきて、それを見たザギリが驚く。

 

「ウォッ! お前ら何でぼろぼろになっているんだよ!?」

「あぁ、実はな……」

 

 ザギリの質問にゼノンは頭を掻きながら説明する。

 それを聞いたアリスは首を傾げながら言う。

 

「カゲチヨとヒサメちゃんがコンに連れてこれた?」

「あぁ、だまそうとしているんじゃないかって言ったけど、あいつらは『こんな良い子が騙そうとする訳ないだろー!』と言いながらボコボコにしてきたんだよ」

 

 バベルの説明にイザナは「何やってんだよ!」とツッコむ。

 そして場所を覚えているゼノンに教えられ、イザナ達はアザエルと尚文と藤丸と一緒に向かっていく。

 着いた場所は山奥に置かれた教会に着き、バレない様に中に入る。

 すると目の前に移るのは大量の信者と、そして十字架で拘束されたカゲヒサがいた。

 そして十字架の下にいるのは、かつて尚文に倒された三勇教の教皇とヌールディヌがいた。

 それを見た尚文が驚く。

 

「ナッ、あいつは確か死んだはずじゃ──!」

「もしかしたらクソ閻魔(エマ)が伊集院が殺した外道を生き返らせたついでだろうな」

 

 尚文の驚きにバベルは眉を寄せて言う。

 すると教皇はニンゲンウォッチを掲げて言う。

 

「さぁ、モブゼウス様に与えられた奇跡を見たまえ!」

 

 教皇はそう言うとニンゲンウォッチを起動する。

 

ホモ・ゴルレオ……! 

ホモ・ジャルゾー……! 

 

 ニンゲンウォッチから機械音が流れると、どす黒く光ってゴルレオの方はカゲチヨ、ジャルゾーはヒサメに取り込んでいく。

 すると赤い木の実を実らした人面怪鳥=カゲチヨ・ゴルレオ、水色の髪と耳まで裂けた口の上に電撃の牙を持つ怪物=ヒサメ・ジャルゾーに変貌する。

 ヌールディヌはニンゲンと化したカゲヒサを見て嘲笑う。

 

「ハッハッハ! これで伊集院だけじゃなく、お仕置き軍を惨殺することができる!」

「さぁ、世界革命のときです。いざ行きましょう!」

「「オォォォォォォ!」」

 

 教皇の言葉に信者は歓喜しつつアナザーウォッチを起動する。

 

オルタナティブ……! 

 

 機械音がなると、漆黒のバイザーと死骸を合わせた怪物・アナザーオルタナティブに変貌する。

 イザナ達は急いで暴動を止めようと前に出る。

 すると同時に爆発音が起こり、煙の向こう側からモルガン・バーヴァンシー・土方歳三・沖田総司・斎藤一がやってきた。

 イザナは驚きながら聞く。

 

「モルガンやバーヴァンシー、土方さんや沖田に一がココにきているんだ!?」

「実は我が娘がコンが怪物になった二人を案内させたと聞きましたが、まさかこのようなことをしていたとは……断罪確定です」

 

 イザナの驚きにモルガンは説明しつつ、コンを利用したことに怒り狂っていた。

 ザギリはモルガンの怒りに少し驚きつつヴァレンバスターとコーラのゴチゾウを、アリスはヴラスタムギアと杏仁のゴチゾウを構える。

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