ワールドクロニクル 平穏なる日常   作:佐々牙嵯峨兎

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カゲヒサ被告、六股不祥事騒動

「それじゃ、モブゼウス討伐を祝って……」

「「乾杯ー!」」

 

 アザエルの言葉に居酒屋にいる全員がジョッキやコップを掲げて叫ぶ。

 実はモブゼウスを討伐した記念に飲みに行こうというとしていたが、色々な事件を片付ける事に時間がかかってしまい、事件がない日に飲みに行こうということになった。

 イザナはスプライトがたっぷりと注がれたジョッキを持ちながら言う。

 

「いやぁ、並行世界との戦いは激しかったが、無事に倒してよかったな!」

「あぁ、本当にな」

 

 イザナの言葉にザギリはコーラが注がれたコップを持ちながら言う。

 今年はモブゼウスに関する戦いがあったが、来年は何事もなく平和に過ごしたいものだ。

 そう思っていると、カゲヒサがジョッキ片手に持ちながら叫ぶ。

 

「だけどよ、今ココで油断したら何かを不祥事を起こす可能性がある! だからほどほどに飲んでいくぞ!」

「そうだね、何事もほどほどにしよう!」

 

 カゲヒサはそう言うが、ジョッキには並々に注がれたもろよいがあった。

 並々に注がれた酒を見たイザナとザギリは突っ込む。

 

「「いや、お前が言うなよ!?」」

「マァ、別にいいんじゃねぇの? ちょっとやそっとした不祥事ならもみ消せるから」

「どんな安心だ!」

 

 イザナとザギリのツッコミにアザエルはそう言うが、闇が深い発言にゼノンが突っ込む。

 想像しいが飲み会で今年について話し合い、そのうち酒を頼むものまで現れた。

 特にカゲヒサはべろべろに酔っており、酒好きな女性サーヴァントと悪酔いしているように見えている。

 それを見たイザナとザギリは呆れながら言う。

 

「あれ、大丈夫だよな?」

「いや、絶対不祥事起こすだろ……」

 

 二人はそう言いながら飲む。

 

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 

 朝日が窓を通して輝く中、カゲチヨは頭を掻きながら起き上がってあくびを上げる。

 

「ふぁ~って、何処だココ?」

 

 カゲチヨはそう言いながら辺りを見渡す。

 ピンクな装飾が目立つ上に巨大なベッドを見て、ココがラブホテルだと知るが、隣にヒサメがいる事にホッとしてつぶやく。

 

「よかった~不祥事を起こさずにすん──」

 

 カゲチヨは言い終わる前に窓側の方を見て固まる。

 そこには謎のふくらみがあり、それを見たカゲチヨはヒサメを叩き起こして言う。

 

「おい、ヒサ? ヒサ!」

「ウゥ……カゲ、いきなり強く叩いてどうか──」

 

 起き上がったヒサメはカゲチヨに文句を言おうとするが、謎のふくらみを見て黙り込む。

 ヒサメは謎のふくらみを見て驚き、カゲチヨに質問する。

 

「カゲ、これって……」

「いやいや、さすがにplotチャンネルのK点超えるわけにいかないからな……」

 

 カゲチヨはそう言いながら布団を掴む。

 もしもワルクロ世界の女性陣と肉体関係を持ってしまうのは冗談ではない。

 未知とのファーストコンタクトを行おうと、布団を勢いよくめくる。

 

「あ……」

 

 謎のふくらみ……もといキイ子はカゲチヨを見てつぶやく。

 それを聞いたカゲヒサは声を失うが、一つだけの真実を思い浮かべる。

 

((plotチャンネルのK点どころか、大気圏突破してもうたァァァァァァァ!!))

 

 カゲヒサはそう思いながら、自分たちが不祥事を起こしたことに絶望するのであった。

 

 

 

 ────────────────────────────────────────────

 

 

 

 それからカゲヒサはラブホテルでキイ子と分かれ、カレコレ屋に戻るが問題が残っていた。

 それはどこまで飲み会の内容を知っているか問題であった。

 カゲヒサは心の中で大丈夫だと思いながら中に入る。

 中に入るとドライ・イザナ・ザギリ・アリスがソファーに座ってマリカをしており、帰ってきたカゲヒサに気づいたイザナがつぶやく。

 

「アッ、朝帰りのカゲヒサだ」

 

 それを聞いたカゲチヨは震えた声で言い返す。

 

「ハァ!? そんなわけねぇし、全然朝帰りじゃないし?」

「いや、胡散臭すぎるわ!」

 

 カゲチヨの怪しい反応にザギリが突っ込む。

 ヒサメは申し訳なさそうにしながら言う。

 

「ゴメン、実は昨日の出来事がさっぱり思い出せなくて、説明してくれない?」

「分かったけど、3次会までだけどね」

 

 ヒサメのお願いにドライはそう言って、昨日起きたことを説明する。

 最初は2次会ほど飲みに行ったが、途中でシズが眠くなったことにアリスが抱えて帰り、3次会目でイザナ達も眠くなって帰った。

 そして残ったのはパーヴァンシー・沖田総司・エリー・酒吞童子・織田信勝・キイ子・オベロンにカゲヒサだけであった。

 それを聞いたカゲチヨを頭を抱えながら言う。

 

「クソッ! 3次会までなら、あいつらに聞くしかねぇな」

「そうだね、できれば不祥事を起こしてないかどうかだけど……」

 

 カゲチヨの言葉にヒサメはそう言いながら六人に会いに行く。

 遠くに見るイザナは頭を掻きながら言う。

 

「マァ、自分たちが望む結果になるかは分からないけどな」

 

 イザナはそう呟くが、カゲヒサには一ミリも聞こえていなかった。

 そこからカゲヒサはパーヴァンシーのところについて、昨日の4次会について質問した。

 だが彼女は何も覚えてないこと怒りだして宝具・痛幻の哭奏(フェッチ・フェイルノート)を使って襲い掛かって来たり、全力で逃げて新選組が使っているシュミレーションルームに入ると花嫁衣裳に着替えた沖田と正装に着替えた土方達がいたり、エリーにどこか連れてかれそうになったり、酒呑童子に責任取って二億払って結婚しろと迫られたり、信勝が頬を赤らめて照れてきたりなど。

 カゲヒサは逃走する中で一晩で六人の女性と肉体関係を持ってしまったことをと改めて痛感するのであった。

 カゲヒサはカレコレ屋から離れた公園に避難し、安全が確保されたことにカゲチヨは腰を下ろして言う。

 

「くそ! まさか俺とヒサが一晩で六人の女子と関係を結ぶなんてよぉ……」

「本当にどうしよう。ドライ君に伝えようにしても、イザナ君達が汚物を見るような眼をしてきたら、私たちの心が耐え切れないよ」

 

 ヒサメはそう言いながら地面に手をつく。

 このまま公園にい続けたら、いずれ自分らの命の保証は無に等しい。

 このまま田舎に逃げてやろうかと思ったその時、一人の青年が救いの手を差し伸べる。

 

「どうしたんだい? 良ければ君たちを助けてあげるよ」

「「ほんとに!?」」

 

 青年もといオベロンはそう言って手を差し伸べ、それを聞いたカゲヒサは神が降臨したと思ってこれまでの事にせつめいする。

 それを聞いたオベロンはあごに手を当てて言う。

 

「なるほど……ちなみに四次会の事だけど──」

 

 オベロンはそう言うと四次会について説明する。

 ざっと言えば、パーヴァンシーの容体が悪くなってカゲヒサが手伝ったが10分後顔面テカテカになって出てきた。

 沖田とエリーの時も容体が悪くなってカゲヒサが手伝ったが10分後顔面テカテカになって出てきたが、酒吞童子に引っ張られて10分後服がびりびりにされた状態+泣いており、信勝とは20分後顔面テカテカになって出てきて、キイ子はカゲヒサと共にホテル街に向かっていったという。

 それを聞いたカゲヒサは地面に手を付けて叫ぶ。

 

「「やっぱりやらかしてたァァァァァァァ!」」

「落ち着けよ、僕が助けるって言っただろ? 俺が戻ってくるまでしばらくココに待機するように」

 

 オベロンはそう言ってこの場から立ち去り、しばらく待つとオベロンが満面の笑みで言う。

 

「おーい、ちょっと来てほしいんだ」

「「エッ?」」

 

 オベロンの言葉に首を傾げ、ついていくと少し古びた長屋があった。

 その上、表札に四次会の参加者が書かれていた。

 オベロンは満面の笑みを言う。

 

「僕はこういったんだよ。結婚して同棲しようってね」

「「頭湧いてんのか!?」」

 

 二人はオベロンの言葉に突っ込むが、彼の口車のうまさでこうしており、もしも酔っぱらった間違いだと知れば、自分らは肉ミンチ確定だろう。

 二人は渋々オベロンに指定された長屋に入る。

 

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 カゲヒサが長屋に入ると沖田が引っ越し祝いにおはぎ(ダークマター)を与えたことでパーヴァンシーの容体が悪くなり、介抱しようとしたらなぜかラッキースケベがさく裂し、恥ずかしさで切れたパーヴァンシーのスマッシュでエリーの部屋に刺さってしまう。

 しかしそこは全年齢で説明できぬものがあふれており、慌ててそこから脱出して穴をふさぐ。

 一件落着かと思いきや、カゲチヨがパーヴァンシーの股間にヘッドスライディングを決め、切れたパーヴァンシーに吹っ飛ばれて酒呑童子の壁にぶっ刺さった。

 そして抜け出してもらおうと押してというとVの字で折れてしまう。

 仕方なくご飯を食べようとするが顔面に鍋を押し付けられ、ケツにカレーをぶち込まれたり、何とか脱出して信勝の部屋で引っ越し祝いの奴を食べる。

 するとそれはおはぎ(ダークマター)に気づいたカゲヒサは断末魔に近い悲鳴が辺りに響いた。

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