そこは生活するために必要な家具と食料が置かれており、この世界の主人公・イザナがカメラに向かって名乗り始める。
「どうも、イザナです!」
「ザギリだ」
「アリスよ」
「超! 天才学者アザエルだ!」
「……ドッペル」
イザナがカメラに向けてあいさつすると仲間達が名乗り上げる。
だが尚文とウルティマとD2は眉を寄せており、ラフタリアは辺りを見渡しながら言う。
「あの、何故私達は軟禁されているでしょうか?」
「知らん、それに何だよ『クズだけラブリー』って。タイトル名聞いただけで大体察するわ!」
ラフタリアの質問に尚文は少し苛立ちながら叫び、ウルティマは少し呆れながら言う。
「それに何でイザナ達はヘッチャラなわけ?」
ウルティマの質問にイザナは少し申し訳なさそうに言う。
「あー、実はこの企画カゲチヨとヨーメイが考えた物なんだよ」
「「「ハァ?」」」
イザナの答えにいら立つ三人は訳が分からずに叫びながら首を傾げ、アザエルに一体全体どういうことなのかと聞く。
アザエルはカゲチヨとヨーメイが考えたゲーム実況をやらされ、クリアしないとここから出られない様になっているという。
それを聞いたウルティマは笑顔のままで言う。
「アハハ、クリアしたら後であの
カゲチヨとヨーメイの処刑が確定となるが、D2はテレビを指しながら言う。
「それでこのゲームのジャンルは何だ? いかに恋愛ゲームみたいだが……」
「アア、少し調べたらクズ共とイチャイチャできる恋愛ゲームらしいぞ?」
ザギリの言葉にD2は頭抱えながら言う。
「拒否する事は出来るか? 絶対碌なゲームだぞ?」
「それが拒否権ゼロなんだわ」
アザエルはそう言いながら一枚の紙を渡す。
紙には各々の役割が書かれていた。
| ゲームプレイ | イザナ、尚文、ウルティマ、D2 |
| プレイサポート | ザギリ、アザエル、ドッペル |
| 料理担当 | アリス、ラフタリア |
紙に書かれている事を見たD2は頭を抱えながら叫ぶ。
「最悪だ!」
「しかも俺とウルティマもやらなきゃいけないのか!?」
「まさに最悪だよ!」
尚文とウルティマはその紙を見て頭を抱えながら叫ぶが、アザエルはこの状況に軽く乗りながら言う。
「良いだろ? 俺も少し休みたかったし、D2も少しはゲームに触れてみろよ?」
「マジでやらなきゃダメ? 明日も仕事が有るんだけど?」
「ウルティマ、これは強制的だ。メールにも仕事は大丈夫と書かれている」
文句を言うウルティマにD2は遠い目で言いながらスマホを見せる。
そこにはウルティマの仕事が大丈夫な事と、他の仕事は大丈夫と書かれていた。
それを見たウルティマは頭を抱えながらため息をつきながらテレビに向かう。
何はともあれ、これでゲーム実況を始める事となった。