魂を縛る魔法   作:首切り役人

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天秤異聞Ⅲ

「さて…………」

 

 ゼーリエは消し飛んだ零落の王墓に向かうと手を翳す。余談だが、この世界には砕けた杖を元に戻せる修復魔法が民間には存在する。

 当然、その上位の魔法も存在して、当たり前だがゼーリエは持っている。

 

建物を修復する魔法。

 

 消し飛んだ宝物は戻らないが、まあ遺跡そのものが歴史的価値があるしいいだろう。修復された遺跡は空中にぽつんと存在していた。

 

大地を操る魔法(バルグラント)

 

 大地の形を整えた。

 

森を生み出す魔法。

 

「……………こんなものか」

 

 木々の配置や種類などは適当だが、まあ結界の外にあった木と同じ種類を振り分けた。ある程度の形を戻したゼーリエはその場から転移した。

 

 

 

 

「ここは…………」

「庭園?」

 

 フリーレン達が転移させられた場所は何処かの建物。ガラス張りの天井、床には水路が敷かれ、部屋は色取り取りの花が咲き乱れていた。

 

「…………幻覚…………じゃねえな」

「これが幻覚なら、人類の魔法ですらない。グラオザームに匹敵する」

 

 フリーレンは花を指で撫でながら呟く。

 精神防御を破られた形跡は無し。これは現実だろう。

 

「…………ん〜?」

 

 皆が困惑する中、ユーベルは何かを探すように首を動かしていた。

 

「俄には信じられん。何がおきた」

「ゼーリエ様の転移魔法さ」

 

 と、デンケンの疑問に答えるのは一人の老人。一級魔法使いの一人にして筆頭のレルネンだ。

 

「あ、おじいちゃん」

 

 エーレが思わず呟くと、レルネンはニッコリ微笑んだ。

 

「転移魔法………そんなお伽噺の魔法も使えるのかよ」

「よく今まで特権で手に入れた奴がいないな」

 

 ラヴィーネが引きつった笑みを浮かべ、リヒターが疑問を口にする。

 

「この魔法はこの世で2人にしか扱えないからね。特権で与えようとしても、使えない。凡百な魔法使いでは、術式を理解できないんだ」

「つまり、ゼーリエとお主だけか」

「私ではないよ。君達も見ただろう? 迷惑をかけてすまないね、あれは私の兄弟弟子だ」

 

 と、レルネンが頭を下げた。

 

「二次試験は中止だ。私の兄弟子が迷惑をかける」

 

 ゼンゼも謝罪する。一同はゼーリエと戦っていた魔法使いを思い出した。自分達より遥か格上の魔法使いだった。

 

「後進が優秀なようだな」

「………ん? ああ、違うよデンケン。あれは兄弟子だ」

「…………?」

「ああ見えて、あの人は200年生きる魔法使いでね。私にとっては兄弟子にあたる」

「……………200歳?」

 

 どう見ても20代だった。デンケン達の前に現れた時も、12歳ぐらいに見えた。

 

「不老の魔法を編み出したのだよ。彼が13の頃だ」

「…………不老、だと」

「つまり、本当はかわいい13歳ぐらいの姿ということですか?」

「ん、うむ………ただ、自分の姿に飽きたのか歳を取る魔法や若返る魔法を………」

 

 若返るとか歳を取るとか、転移魔法に劣らぬお伽噺ぶり。

 

「すげえ奴もいたもんだな」

 

 ヴィアベルがそう言って笑う。不老も、恐らく他人は使えないのだろう。だがヴィアベルが欲しいのはそう言う魔法ではない。

 

 戦闘で見せた魔法も、周りの被害が大きすぎる。だが、強力な魔法があるのは解った。

 

「直接魔法を見たのは初めてですが………本当にすごい魔法使いでした」

「うん。でも、人間だけど私に似た弱点は持ってるなら、フェルンなら勝てるかも」

「弱点?」

「長命種なら仕方ないというか………まあ、教える必要はないか」

 

 フリーレンはそれ以上言う気はないようだ。

 

「ね〜、それよりさ〜、メガネくん知らない?」

「メガネくん………?」

「ラント様ですか? そういえば………」

「私の隣に歩いていたメガネくんが消し飛んだんだよね。まあ分身だろうけど………」

 

 本物は近くにいるとは思っていたのだが、ここに転移してきていない。

 

「もしかして、宿にいたりしてね」

「試験に来なかったということか?」

 

 そんな奴が居るのか?

 

「それで、何故その不老の弟子と争っておったのじゃ」

「彼がゼーリエ様から勝手に離れ、魔族の魔法の研究を始めたから。お仕置きしたあと捕らえようとしている」

「お仕置き………捕える? あれで、殺す気はなかった?」

「私は見てないからどんな魔法を使っていたかは知らないが、ゼーリエ様は捕えると言っていた」

 

 あれで殺さないようにする戦いなのか。次元がまるで違う。

 

「一先ず解散としよう。試験自体が中止になるか、別の試験をするかは、後日報告する」

 

 ゼンゼの言葉に一同は解散した。

 

 

 

「何だ、待っていたのか」

 

 ゼーリエが玉座に転移するとレルネンが待っていた。

 

「トーテ様は」

「逃げた。精神魔法すら超えた魔法でな。全く、それでいて逃げを選ぶとは愚かな事だ」

「……………嬉しそうですね」

「……………何だと?」

「ゼーリエ様、嬉しそうですよ」

「笑っていたか?」

「いえ。ですが、そう見えました」

 

 レルネンの言葉にそうか、と玉座に座る。

 

「ゼンゼの試験は零落の王墓の攻略だったな」

「はい」

「協力的な人間が好きなあの子らしい。だが、あの場にはフリーレンもいた。協力的な試験にすれば、どのみち相応しくない者まで合格していたことだろう」

 

 そして従来通りの第三次試験ではその不相応の者達は全員死ぬだろう。ゼーリエは死者の出る試験に思うところはないが、相応しくない試験にまぐれで合格してしまった者達が死ぬのは喪失だと捉える。

 

「まあ、そもそも私が無茶苦茶にしてしまったわけだが………責任は取ろう。第三次試験は私が担当する。平和的に選別してやる」

 

 

 

 

 

 フェルンはフリーレンと喧嘩した。フリーレンが他の魔法使いを褒めたからだ。あの魔法使いはフリーレンを斬ったのに。魔導書も貰ってたし。

 

「フェルンはトーテが嫌いなのか」

「当たり前です。あの人はフリーレン様やフランメ様の結界を斬ったのですよ」

 

 結界の方も一時的に切れただけで直ぐに修復し、フリーレンも切れ味が鋭かったゆえ傷跡も残らず綺麗に治ったが、それはそれだ。フリーレンに攻撃したのは変わらない。

 なのにフリーレンは全然怒らないどころか、平気で近づいて魔導書を強請る。

 

「フェルンは、フリーレンにもっと自分を大事にしてほしいんだな」

「…………………」

「大丈夫さ。フリーレンだって、フェルンに心配かけたい訳じゃない」

「でも、やっぱり心配です。フリーレン様がシュタルク様みたいに頑丈なら心配しないのですが…………」

「俺も心配して………」

 

 

 

 

 そして、第三次試験。内容はゼーリエとの面談。場所は、またゼーリエの庭園だった。

 最初に部屋に入ったのはカンネ。

 

「……………あの」

「不合格だ。帰れ」

「…………理由を聞いても良い?」

 

 カンネは質問しながらも、ゼーリエから目を逸らしていた。

 

「私を恐れているだろう………」

「それは………」

 

 そりゃそうだ。あんな次元違いの戦いを見せられ、こうして膨大な魔力を持つ存在と対峙し、恐れを抱かない者など居ない。少なくともカンネはそう思う。

 

「お前は身の程を解っている。一級魔法使いになれた自分をイメージ出来ていない」

 

 魔法はイメージの世界。イメージ出来ない事は実現出来ない。これは絶対のルールにして、基礎の基礎。カンネはそれが出来ていない。

 

「帰れ」

 

 

 

 

 

 トーン。

 

「不合格」

 

 レンゲ。

 

「不合格」

 

 ブライ。

 

「不合格」

 

 ラオフェン。

 

「不合格」

 

 エーレ。

 

「不合格」

 

 シャルフ。

 

「不合格」

 

 ドゥンスト。

 

「不合格」

 

 エーデル。

 

「………お前、私から合格をもらえると思ってないな」

「あれだけの力を持つ者のお眼鏡に適うとは思っておらぬよ」

 

 ゼーリエの言葉に、エーデルは淡々と返した。

 

「私を恐れ、合格をもらえぬと知りながら、それでも来た。何故だ?」

「それを答えれば今更合格になるのか?」

 

 エーデルの言葉にゼーリエはフッと鼻で笑う。

 

「………………合格だ」

「………は?」

「聞こえなかったか? 合格だ。次」

 

 今のは精神操作魔法を生業とする一族の出だったか。精神操作魔法は、精神構造の違いから魔族には通じない。本来ゼーリエの望む一級魔法使いとしてのあり方ではないが………まあそれでも全く戦えないという訳ではない。

 

 リヒター。

 

「不合格」

 

 ラヴィーネ。

 

「不合格」

 

 フリーレン。

 

「フリーレン、お前も一級魔法使いになった自分を想像できていないな。だが他の受験者達とは違う」

 

 ゼーリエが合格を出してくれると思っておらず、そもそも貰おうとすら思ってない。

 

「一度だけチャンスをやる。好きな魔法を言ってみろ」

「花畑を出す魔法」

「フランメから教わった魔法か。実にくだらない。不合格だ」

「そう」

 

 と、フリーレンはあっさり踵を返した。

 

「愚弄されたのに食い下がりもしないのか。お前のような魔法使いが魔王を倒したとは到底信じられん」

「私一人の力じゃないよ。ヒンメル、ハイター、アイゼン、私。誰一人かけていても魔王は倒せなかった」

「仲間に恵まれたか。運が良かったな」

「そうだよ、運が良かった」

 

 と、フリーレンは誇らしそうに微笑んだ。

 

 そして何時かの記憶……ヒンメルとの旅路を思い出す。ヒンメルが旅の魔法使いにフリーレンを選んだ理由……それは幼少期にヒンメルがフリーレンとあっていたかららしい。

 

 その時ヒンメルは、フリーレンが使った花畑を出す魔法を綺麗だと思った。

 フリーレンがその場に居たのは偶然。当時人に全く興味がなかったフリーレンが、人を喜ばせられる魔法を知っていたのも偶然。

 

「きっとこれはただの偶然に過ぎないけども、ヒンメル達と出会わせてくれたのは師匠(せんせい)のくだらない魔法だよ」

「………………」

「それからゼーリエ。フェルンも同じように不合格にするつもりだろうけど多分それは出来ないよ。あの子はゼーリエの想像を超える。トーテといい、人の時代がやってきたんだ」

「お前の弟子が、私の弟子に匹敵すると?」

「さあ? 魔法開発者としては、間違いなくトーテが上だろうけど」

 

 

 

 

 そしてフェルン。他の受験者同様、自分の魔力に立ち尽くしているだけ。そう思い、しかし違う事に気づいた。

 

「…………待て、お前。()()()()()()()?」

「……………揺らいでいる」

 

 ゼーリエは魔力の制限などくだらない技術だと思っている。それを極める時間で魔法を極めれば何倍も強くなれる。

 おまけに魔力に敏感な魔族を騙すには生まれ持った才覚がなければ100年や200年程度の修行では足らない。まさに無駄な技術だが、ゼーリエはそれをフリーレン以上に精密に行っていた。

 

 フリーレンの魔力制限を見抜いたレルネンは、半世紀の付き合いになるがゼーリエの魔力制限を見抜けなかった。それをフェルンは一目で見抜いた。

 

「フェルンとか言ったか………お前、私の弟子になれ」

「え、嫌です」

「悪いようにはしない、私ならお前をより高みへと連れていける。未だ嘗て魔法使いが辿り着いた事がない高みへ」

「それはトーテ様よりも、ですか?」

「……………逸れ道だらけのあいつは手札の多さに比べ魔法使いとして腕が甘い部分はあるのは確かだが……あれを見た後で超えるつもりか?」

 

 というかトーテをそう簡単に超えられると思っているのか、と目を細めるゼーリエ。

 

「私、トーテ様を倒せるかもしれないそうです」

「…………………」

「フリーレン様が長命種共通の弱点をトーテ様も持っていると仰っていました」

「……………ああ、()()か。成程、確かにあれなら一度だけなら通じるだろうな。だが、一度だけだぞ?」

 

 ゼーリエも心当たりがあるらしい。

 

「それでも私はフリーレン様の弟子です」

「……………フリーレンに入れ知恵されたか」

 

 大方、フェルンが何を言っても合格すると言ったのだろう。そしてそれは事実だ。ゼーリエは将来有望な魔法使いを見逃す程馬鹿じゃない。

 

「合格だ。次」

 

 デンケン。

 

「宮廷魔法使いのデンケン。お前の事はよく知っている」

「それは光栄だな」

 

 元々は軍所属の叩き上げ。しかし数多の政敵を押しのけて成り上がり、今では国を動かすだけの権力を持つ。その美談はよく耳にする。

 

「正直お前が若い頃に会いたかった。血の気と野心に溢れた若かりし頃……私は燃えカスには興味ない。そう思っていたのだがな」

「今は違うか」

「お前、私を前にしてどう戦うか考えただろう?」

「ほんの一瞬だ。すぐに諦めた」

 

 だが、勝つイメージこそ持てなくとも、戦うイメージを持とうとした。

 

「合格。普通、戦うだなんて発想は湧かない」

「………………」

「なんだ?」

 

 デンケンがどこか驚いたような、納得したような顔をしたのを見てゼーリエは尋ねる。

 

「トーテは、本当に付き合いの長い師弟なのだな」

「………何故奴の名が出てくる」

「対面し、戦うと思った儂に合格出来る、貴方に気に入られる、と。貴方をよく解っている」

「………………次」

 

 ユーベル。

 

「合格だ」

「んー? まだ何も話してないけど」

「会話が必要なのか?」

「それもそうだね」

「次」

 

 ゼーリエがユーベルと目を合わせたのは最初の一度だけだった。

 

 ラント。

 

「お前ふざけるなよ」

「何が?」

「これは一級試験だぞ。結局、最後まで会場に来ないとは」

「一応こうして、生身の僕も来てるけど。宿から出ろって叱られたからね」

 

 と、ゼーリエと対面しているラントとは別に入口にもう一人ラントが立っていた。

 

「本体は故郷の村から出てないな。あの馬鹿でさえ、私がいた森のハズレで控えていたというのに」

 

 まあトーテの場合はそもそも弟子になりに来たわけだが………。

 

「実に良い度胸だ。合格……次」

 

 ヴィアベル。

 

「北部魔法隊隊長ヴィアベルだな」

 

 ゼーリエが知る限り、二級魔法使いの中では一番の武闘派。

 

「私達の戦いを見て、ここに来る前から勝てる相手ではないと割り切っているな。だがそれは恐怖によるものではない」

「勝てない戦いをするやつは二級魔法使いにもなれねえだろ」

「それもそうだ………好きな魔法を教えろ」

 

 その言葉に、ヴィアベルは何を馬鹿な質問を、と言うように笑う。

 

「魔法は殺しの道具だぜ。好きも嫌いもあるかよ」

 

 それは実にゼーリエ好みの返答だった。

 

「合格だ。次」

 

 メトーデ。

 

「……………」

「お前、私を見てどう思った」

「……………ええと、ちっちゃくて可愛いなと思いました」

「…………」

「後……トーテさんと同じ言葉だったので、小さいトーテさんと2人並んでもう一度言ってもらいたいなあ、って」

「…………今年の受験生はどうなっている。合格だ」

 

 

 

 

 

 

「何人が合格したかね」

「何の話?」

「寂しがり屋の師匠が新しく弟子を迎えられたかって話」

 

 まあ、一人やばい女もいたが。

 トーテは6枚の翼を持った巨大な蛇の姿をした魔物の上で、ゼーリエとの魔法勝負を思い出す。

 楽しかったな。それに、こちらからとは言え魂に触れたから、初めてゼーリエの顔を、本当の意味で見た。

 ああいう顔をしていたのか。

 

「でもアウラに会わせたらアウラが殺されるな」

「え…………」

「だから逃げる。ほら、見えてきた」

 

 と、トーテが指さした方向には竜の姿が。

 大魔族であるアウラでも魔力が感じ取れない。つまり、まだかかなりの距離がある。あの竜は、途轍もない大きさと言うことになる。

 

「俺の転移は座標登録が空間に作用するからな。移動している彼奴に転移は難しいんだよ。だから彼奴に会う時は、空を探さなきゃいけない」

「彼奴って…………」

「天脈竜。その背には地上とは異なる植生が広がる……150年ほど前に地上の動物とかを放ってみたんだよな。後空は寒いから四季を巡らせる魔法も」

 

 サラリと150年前から相当規格外なことをやってるトーテにアウラは引いた。多分だが、珍しい魔法を使う魔物を優先的に放ってる。

 

水鏡の悪魔(シュピーゲル)は壊されたが、まあ破片を留めることは出来た。あそこでゆっくり研究するとしよう」

「復活できないの?」

「無機物みたいな見た目のせいで、魂を認識出来なかった。結局はイメージだしな」

 

 アウラなら出来たかも知れないが、トーテには無理だった。

 そういえば、フリーレンの複製体を作ったことを思えば、魔力量はアウラより上だろうがもし服従させる魔法(アゼリューゼ)を使ったらどうなっていたのだろうか?

 

「ついたな。今結界を解くから少し待て」

「結界?」

「思考速度を速くする魔法と動く速度を速くする魔法と老いを加速させる魔法の3つを混ぜた結界だ。地上より進化の速度が早いはず」

 

 すごくワクワクしてる。期待とか、そういう感情は魔族でも理解出来る。

 

「個人的には幻影鬼(アインザーム)だな。人しか食わない偏食家。精神構造の違う人間から記憶を読み取る魔法も使える」

 

 尤も、人間の言葉を理解してないから幻影に喋らせる言葉はモデルの言うであろう言葉が反映されるので、たまに殺せと言ってくる者もいるのだとか。

 

「……………普通に全滅してるんじゃない?」

 

 人間を殺すことにのみ特化した魔物が生き残れるとは思えない。

 

「まあそうだが、生き残ってたらどうなるか」

 

 ちなみに全滅してた。連れてきた種族は多少品種が増えたが半数以下の種類。

 

「やはり暗黒竜を混ぜたのが良くなかったな」

「馬鹿じゃないの?」

 

 ところで、とアウラは山に聳える城を指差す。

 

「あれ、貴方の拠点? 書庫と倉庫と薬室があれば十分でしょうに、貴方らしくないわね」

「知らん。何あれ」

「………………え?」

 

 知能をつけた亜人型の魔物がいたので、アウラに全員服従させ下僕に変えた。

 

 


 

 

天脈竜「最近背中が騒がしいな」

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