急な便利屋への増援により私たちは一時後退し、隊を整えていた。
イオリ「なんだあの5人は…」
チナツ「恐らく、アビドスの生徒でしょう。」
どうして便利屋に手を貸すのかはわかりませんが…
イオリ「便利屋どもと手を組んだか?まあいい。まとめて潰せば…」
チナツ「待ってください!あちらに民間人がいるみたいです。確認をします。」
イオリ「民間人?こんな場所にか?」
しかし、なぜここに民間人の方が、まさか…!
チナツ「え…!?あ、あの方は…まさかシャーレの先生!?」
イオリ「ん?シャーレ?なんだそれ?」
チナツ「…ちょ、ちょっと待ってください。シャーレの先生があっちにいるとしたら…」
チナツ「この戦闘、行ってはいけません!」
最悪、連邦生徒会が動き出す事態になってしまう。
イオリ「どういうことだ?」
「アビドス、便利屋68がこっちに接近中。発砲します。」
ダダダダダァン!
イオリ「ちっ、仕方ない。行くぞ!」
チナツ「あっ…」
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ナツム「まったく、こっちは話し合う気でいるのに…」バァン!
セリカ「銃撃ちながらそんなこと言われても説得力ないわよ!」
シロコ「ん、セリカうるさい。戦闘に集中すべき。」ズガガガッ!
あいつらの装備や隊が整う前に攻撃を仕掛けて正解だった。
慌てている隙に少しでも多くの敵を倒しとかないとな。
ズガガガガガッ!バァン!
ムツキ「あはは~☆楽しいね☆」
ハルカ「許さない…許さない…」
アル(もぉぉぉ!なんでこんなことになるのよ!)
カヨコ「…」
ナツム「前より腕が落ちたんじゃないのか?」
イオリ「黙れ!風紀を正す風紀委員会が弱いわけないだろ!」
まったく、こいつはいつもこんな感じだな。
まぁ長い付き合いだし、弱点も多少は分かるけどな。
ナツム「置き土産でもくれてやるよ。」
イオリ「…!?いつの間に!?」
ドカァァァン!
イオリが気が付かないうちに足元へと手榴弾を転がしておいた。
爆発が見事に直撃し、イオリは後ろの方へ吹き飛ばされた。
イオリ「…!クソッ!」
ナツム「毎度毎度同じ手に引っかかるよな、お前。」
イオリの間に立ち、銃を構える。
イオリ「うるさい!これでも喰らってろ!」
苦し紛れにイオリが撃ってきた弾丸が足元に当たる。
それによって俺は体制を崩してしまい、とっさに地面に手をつく。
ナツム「おっとっと、危なかっ…」
イオリ「!?///」
ナツム「あっ…」
「「「「!?」」」」
手をついたところが、倒れているイオリの肩らへんで、傍から見たら俺がイオリを押し倒しているような状態になってしまった。
ナツム「…あのさ、」
イオリ「変態っ!犯罪者っ!〇ね!早く捕まれ!///」
ナツム「いやあのだから事故…」
カヨコ「どういうことナツム」ハイライトオフ
シロコ「ん、浮気は許さない。」ハイライトオフ
ナツム「いや待って、っていうか浮気て…」
セリカ「戦闘中に何してんのよ!このバカ!」
ナツム「だから話を、」
ノノミ「シロコちゃんよりナツムちゃんの方がよっぽどオオカミですね~☆」
ナツム「…もういいです。」
事故なのに説明しようとしても詰めかけられたりして釈明しようといてもできないので、
俺は考えるのをやめた。
…セリカの言う通り、戦闘中に何やってんだろう。
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チナツ「戦闘中に何しているんですか…」
双眼鏡越しに前線で何が起きているのか確認していたが、戦闘というより喧嘩(?)が起こり、戦闘が一時中断している。
チナツ「それよりももっと増援を送らないと…」
後方で待機している人員に指示を出そうとすると…
???『チナツ、待ちなさい。』
チナツ「!?」
突然、通信がきた。
???『何とか彼女たちと話し合いができるようにしてください。』
チナツ「…分かりました。」
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イオリ「お前だけは許さない…」ジャキッ
シロコ「同感。手伝う。」
イオリを怒らせてしまったことで大変なことになった。
ていうかシロコも何故か敵になった。
他の人も助けてくれそうにないしで終わった。
ナツム「まあまあちょっと待ってくれよ。あれは事故だったんだからさ…」
イオリ「うるさい!〇ね!」バァン!
ナツム「あぶなっ!」
間一髪、どうにか放たれた銃弾を避ける。
シロコ「浮気は犯罪。許さない。」
シロコがトリガーに指を掛け、俺を狙う。
ナツム「おい待てシロコ!俺ら味方だろ!」
シロコ「浮気をしたんだから敵。」
ナツム「はぁ!?」
発射される弾を避けながらなんとか打開策を考える。
今の状況を整理する。
まず一つ目、どうしてか便利屋とアビドスの仲間たちは助けてくれない。
続いて二つ目、シロコと風紀委員会が次々と撃ってくる。
…打開策、なくね?
この絶望的な状態をどうしろって言うんだ。
もうダメだぁ…おしまいだぁ…勝てるわけがない…
そんな俺に一筋の光が差し込む。
チナツ「全軍、戦闘を中止してください!」
ゲヘナ陣営の方からチナツがこの戦いを止めに来てくれた。
しかし、どうしていきなり?
イオリ「…チッ!」
盛大に舌打ちをして、イオリは下がっていく。
これで一安心…
シロコ「私のこと、忘れてない?」ジャキ
喉元にナイフを突きつけられる。
ナツム「おいおいシロコ、冗談はもうやめに…」
シロコ「冗談じゃない。」グイッ
ナイフが喉に突き刺さる。
ナツム「…分かった。申し訳なかった。」
シロコ「ん、アビドスに入ってくれないと許さない。」
ナツム「分かったからアビドスに入…らねぇからな!?」
シロコ「チッ!」
おいお前も舌打ちするんじゃない。
とんでもない罠にはめられそうになったわ!
そしたら今度はカヨコさんがこっちまで歩いてきた。
ナツム「なんですかカヨコさ…ぐえっ!?」
カヨコ「さっきのは何?説明して。」ハイライトオフ
お次はカヨコさんに胸ぐらをつかまれた。
目つきもなんか事務所にいた時よりも怖い。
ナツム「いや…あの…ただの事故でして…」
カヨコ「あれが事故なの?」グイッ
段々と力が強くなっていく。
ナツム「カヨコ…さん…呼吸が…」
“落ち着いて、カヨコ。”
カヨコ「…」
無言で手を離してくれた。
先生の助け舟で何とか九死に一生を得た。
そして今度はチナツが近づいてくる。
ナツム「今度は何するつもりだ?」
先ほどのこともあってかなり警戒した。
チナツ「いえ、何かしようというわけではないのですが…」
ナツム「そうか、そうなんだな?そうでいいんだな?」
チナツ「えっと…はい。」
チナツ(何されてたんですかこの人。)
チナツが何かを差し出す。
それにはホログラムが映し出される。
チナツ「行政官より、話し合いの場を設けたいとのことです。」
イオリ「アコちゃんが?」
そのホログラムは風紀委員会のNO.2、天雨アコ。
何度も俺ら便利屋と相まみえている奴。
アコ『初めまして、アビドス対策廃校委員会の方々とシャーレの先生。』
アコ『私はゲヘナ風紀委員会の行政官、天雨アコです。』
“…初めまして。”