便利屋の部長   作:ピカ丸

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投降遅れてごめんね☆








すんません普通に土日用事があって時間がありませんでした。
お詫びと言っては何ですが、今回は少しだけ長くしました。


謁見

 

ヒナ「何をしているの?」

 

 

アコ『いや…あの…その…』

 

 

また何かと思えば風紀委員会の委員長自らお出ましか。

しかし…

 

 

 

セリカ「あの人がゲヘナの風紀委員会の…」

 

 

ノノミ「なんでこの場にいるんでしょうか?」

 

 

シロコ「ん、警戒するべき。」

 

 

しかし珍しい。

ヒナのことはあまりゲヘナ自治区の外では見ない。

わざわざアビドスまで足を運んでご苦労なこった。

 

 

アコ『ど、どうして委員長はこんな場所に…出張中だったのでは?』

 

 

ヒナ「さっき終わらせた。」

 

 

アコ『そ、そうでしたか…!その、私、今すぐ迅速に処理しなくてはいけない用事がありまして…後ほどまたご連絡いたします!い、今はちょっと立て込んでいまして…!』

 

 

ヒナ「見れば分かる。」

 

 

こつこつと足音をたて、こちらに近づいてくる。

俺らは蛇に睨まれた小動物のような感覚に陥っているだろう。

だが便利屋は何度も風紀委員会と戦っている。

この状況、何とかしてしんぜよう。

 

 

イオリ「い、い、い、委員長!?どうしてここに!?」

 

 

チナツ「!!」

 

 

ヒナ「…アコ、この状況、きちんと説明して。」

 

 

アコ『そ、その…これは、素行の悪い生徒たちを捕まえようと…』

 

 

ヒナ「便利屋68のこと?どこにいるの?今はシャーレとアビドスと、対峙しているように見えるけど。」

 

 

アコ『え、便利屋ならそこに…』

 

(こつぜん)

 

アコ『い、いつの間に逃げたのですか!?さ、さっきまでそこにいたはず…!』

 

 

ヒナ「…」

 

 

アコ『え、えっと…委員長、全て説明いたします。』

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

ムツキ「いやーまさかゲヘナの風紀委員会が襲ってくるなんてねー」

 

 

ハルカ「すみませんすみません…、私があいつらの存在を察知できていたら…。お詫びに…」

 

 

アル「何もしなくていいわよ!?」

 

 

カヨコ「…」

 

 

あの時、アコとヒナが話している途中で抜け出せれた。

幸いみんな突然ヒナが出てきたことでそっちの方に視線がいき、誰にも気づかれずに抜け出せれた。

ヒナはこっちを攻撃する意思はなさそうだったが、万が一のことも考えなければならない。

なんか少しだけ目線がこっちを捉えていた気がしなくもないが…ちっちゃいことは気にしないようにしよう。

 

 

ナツム「それでどうする?そのまま事務所に戻るか?」

 

 

アル「当り前よ!まさかヒナが出てくるなんて思わないじゃない!」

 

 

ムツキ「あっれ~?逃げるの?アウトローなのに?w」

 

 

カヨコ「ムツキ、煽らないで。」

 

 

ナツム「けどここら辺まで風紀委員が来るとなると…また引っ越しか。」

 

 

アル「また!?あそこに最近引っ越してきたばかりなのに!?」

 

 

ナツム「活動拠点がバレてしまっては元も子もない。」

 

 

ムツキ「次の事務所が見つかるまでまた公園でテントでも張って生活する?」

 

 

またってなんだよ。

まるで何度もテントで生活していたみたいじゃねぇか。

何していたんだよ俺がここに入る前は。

 

 

カヨコ「一応、次の拠点を探しておく。」

 

 

ナツム「ありがとう、カヨコさん。」

 

 

カヨコ「…いつも思うんだけどなんで私だけ“さん”をつけて呼ぶの…」

 

 

ナツム「あれ?前にも説明していた気がするんですけどね。」

 

 

カヨコ「尊敬しているだけとか言わないよね?」

 

 

ナツム「…」

 

 

見透かされている。

長い間一緒にいると何を考えているのかまるわかりってか…

 

 

ナツム「…みんなと同じように呼べばいいんですね?」

 

 

カヨコ「…」こくっ

 

 

ナツム「…カヨコ。」

 

 

カヨコ「…何?///」

 

 

恥ずかしそうに照れくさそうにして呼んでみる。

カヨコも頬を赤らめながら反応する。

 

 

アル(なんで今ラブコメみたいな展開になっているかしら…)

 

 

ハルカ(もしかして私、お二人の邪魔になっていないでしょうか…)

 

 

ムツキ(随分と責めるねー、カヨコちゃん。)

 

 

あれこれありながらも、事務所へとたどり着いた。

 

 

 

ナツム「引っ越すって考えるとよかったんじゃないか?ここ結構家賃高いし。」

 

 

アル「分かってないわね。会社というのは雰囲気がまずは大事なのよ。」

 

 

ナツム「そんなものはどうでもいいからさっさと入るぞ。」

 

 

ドアの前で少しだけ話たが、すぐにでも荷造りをしなければならない。

風紀委員に嗅ぎつかれたらおしまいだ。

ここの玄関のドアを開けるのもあと数回と考えると短いながら灌漑深い。

 

 

ナツム「ただいまー」ガチャ

 

 

アル「誰もいないでしょ…」

 

 

最近こころが休まる機会なかったしな。

今日の戦闘でも疲れているし。

引っ越しともなれば少しは休めるか。

 

 

ヒナ「おかえり。」

 

 

便利屋「「「…」」」

 

バタンッ

 

ナツム「…なんだろう、俺疲れているのかな。ヒナが事務所にいるように見えたんだけど。」

 

 

アル「…奇遇ね。私もよ。」

 

 

ムツキ「何かのドッキリじゃなーい?」

 

 

カヨコ「変なこと言ってないでもう一回開けるわよ。」

 

 

多分全員つかれているだけだろう。

いるはずがないのだ、ヒナが。

そう自分に言い聞かせ、カヨコがまた玄関を開ける。

 

ガチャ

 

ヒナ「おかえ…

 

 

疲れてみているだけの幻覚ではないと理解した瞬間、カヨコは早く扉を閉めようとしたが、ヒナの方がそれを阻止するのが早かった。

 

 

ヒナ「外にずっといると風邪をひくわよ?」

 

 

ナツム「あなたのせいで入りずらいんですけどもね。」

 

 

ヒナ「そう。なら気にしないことね。」

 

 

強すぎだろこいつ。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

結局ヒナが(強制的に)俺らを中に招き入れ、今は全員机を囲むように座っている。

 

 

ナツム「それで、何をしに来た?」

 

 

ヒナ「そんなの分かりきっていることでしょ?」

 

 

カヨコ「…っ!そっちがやる気ならこっちにも…!」

 

 

カヨコが銃を構えようとするとヒナがしゃべりだす。

 

 

ヒナ「アビドスの現状を話に来たわ。」

 

 

カヨコ「…え?」

 

 

予想していない回答に、カヨコは面食らったように固まる。

 

 

ヒナ「アビドスに借金があるのは分かる?」

 

 

ナツム「ああ。」

 

 

アル「え?そうなの?」

 

 

…そういや依頼受けた時もそんな詳しいこと言われていなっかったからアルたちは知らないだろうな。

 

 

ナツム「なんかお前らが関わると複雑なことになりそうだから一旦退出してくれないか?」

 

 

ムツキ「大丈夫?風紀委員長ナツムに襲われたりしない?」

 

 

ナツム「俺の方の心配をしてくれよ…」

 

 

カヨコ「…何かあったらすぐに呼んで。」

 

 

ムツキ「え?カヨコちゃんにしては大人しく引き下がっている。」

 

 

カヨコ「ムツキ後でこっちに来なさい。」 

 

 

全員が部屋から出て行ったことを確認してヒナは話始める。

 

 

ヒナ「アビドスは今カイザーローン…もといカイザーコーポレーションに借金をしている。」

 

 

ナツム「ああ、そして返済していた利息をアビドス襲撃のために使われたぜ。」

 

 

ヒナ「ある程度は知っていそうね。…そのカイザーコーポレーションがアビドスの砂漠で何かを企んでいるわ。」

 

 

ヒナは机の上にアビドス周辺の地図を広げ、指をさす。

 

 

ナツム「ここは…アビドスの本館があった場所か。」

 

 

ヒナ「そう。ここでカイザーの軍隊が基地を設営しているのが確認されたわ。」

 

 

ナツム「基地を設営?ここの土地はアビドス生徒会が所有しているだろ?カイザーが勝手な真似をしちゃダメだろ。」

 

 

アビドス生徒会。

今はもう残っていない…正確には部員が“1人”残っている状態だが。

 

 

ヒナ「数年前からアビドス校舎周辺の大半はカイザーが所有していることになっているわ。」

 

 

ナツム「なんだと!?」

 

 

急なカミングアウトに驚きを隠せない。

アビドスの土地をカイザーが?

どうして?

 

 

ヒナ「落ち着いて。これはアビドス生徒会がカイザーにしている借金を少しでも減らそうとした結果よ。」

 

 

ナツム「確かに数年前は目も当てられないほど借金が今以上にあったと聞くが…、周辺の土地をうっぱらうほどに多かったとはな…」

 

 

ヒナ「今残っているのはアビドス校舎とその近くにある土地少しくらいよ。」

 

 

ヒナがペンで丸を付けたところはほんのわずかだけ土地が残っているぐらいだった。

 

 

ナツム「昔では考えられないほど減っているな。」

 

 

しかし、ここで気になったことがあるのでヒナに聞く。

 

 

 

ナツム「どうして俺にこのことを話すんだ?あんたからしたら俺は取り締まるべき不良だろ?」

 

 

ヒナ「…さっき、小鳥遊ホシノと話した。」

 

 

ナツム「ホシノと?」

 

 

ヒナ「2年前とはまるで人が変わったようだった。」

 

 

ナツム「それとこれになんの関係性が…」

 

 

そう口に出そうとしたが、留める。

俺も2年前のホシノのことを知っている。

キヴォトス中を旅したのは1年前だが、その前にアビドスに何度か行ったことがある。

その時はアビドスの生徒が二桁いるかいないかくらいで、今よりかは少し多いくらいだった。

2年前のアビドス生徒会にいたのはホシノと“ユメ先輩”の二人。

しかし、なんでこの話を?

考えれば考えるほど分からなくなる。

まさか“ユメ先輩”に何かしらの関係が?

 

 

ヒナ「大丈夫?」

 

 

ナツム「ああ、すまない。考え事をぉぉぉ!?」

 

 

考えるのを止めて前を見るとヒナが覗き込むようにこちらに顔を近づけていたのでびっくりする。

 

 

カヨコ「大丈夫!?」

 

 

俺の叫び声を聞いたからか外で待機していたカヨコが扉を思いっき蹴って開ける。

その手には銃がすでに構えられていた。

 

 

カヨコ「ナツムから離れろ!」

 

ヒナに照準を向けている。

 

 

ヒナ「何もしていないわ。」

 

 

カヨコ「このっ…!」ジャキ

 

 

両者の間で緊張が走るが、

何とか間に割って入って諫める。

 

 

ナツム「落ち着いてカヨコ。特に何もされてないから。俺が勝手に驚いただけだから。」

 

 

カヨコ「………そう。」

 

 

納得はしたのか銃を下ろし、ヒナの方を睨みつけながらカヨコは出ていく。

 

 

ナツム「すまないな。」

 

 

ヒナ「構わない。長時間いすぎたからここで失礼することにする。」

 

 

ナツム「まぁ…あんまり無理しないでくれよ。」

 

 

ヒナ「それはあなたたちによるわね。」

 

 

クスッと笑ってヒナは事務所から出ていく。

それにしてもカイザーがアビドスの大半の土地を現在有しているのか。

…カイザーと繋がりがあるやつと言えば………

しょうがない、行ってみるか。

 

 

アル「か、帰ったわよね?」

 

 

ムツキ「そんなに怖がることないでしょアルちゃんwアウトローなんでしょ?」

 

 

カヨコ「あの風紀委員長…!」ぎりっ!

 

 

さてと、準備するか。

 

 

ムツキ「あれ?またどこかに行くの?」

 

 

ナツム「ああ、すぐに戻ってくるよ。先に荷物を詰めていてくれないか?」

 

 

“黒服”のところへ。

 





キャラの口調がどうなっているのかちょっと曖昧な感じがするんですよね。
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