便利屋の部長   作:ピカ丸

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もうちょっとタグ増やそうと思っているんですけど何がいいんですかねぇ




 

ヒナ「待って。」

 

 

カヨコ「…」

 

 

カヨコに連れられて事務所に戻ろうとしているとヒナが目の前で仁王立ちをしていた。

 

 

ナツム「どうしてヒナがここに…」

 

 

カヨコ「ナツムは黙ってて。」

 

 

カヨコから威圧感を感じ、余計な口を塞ぐ。

ただ、この場は何とも言えない雰囲気を醸し出していた。

 

 

カヨコ「何しにここに来たの?風紀委員長。」

 

 

ヒナ「ナツムに用がある。」

 

 

カヨコ「今忙しいから無理。」

 

 

それは俺が言うことじゃないんですかね?

まぁいいか。

ヒナの横をカヨコと俺が通り過ぎようとすると…

 

 

ヒナ「行かせない。」

 

 

ヒナがまた前へと移動してくる。

諦める気はないらしい。

 

 

カヨコ「…っ!ほんっとうに…!」

 

 

その後何度も同じようなことを繰り返した。

俺たちが通り過ぎようとするとヒナが前に移動してくる。

何度繰り返したことだろうか。

 

 

セリカ「何しているのよ…」

 

 

ノノミ「ナツムちゃんをめぐって戦っているのですかね?」

 

 

シロコ「ん、それなら銃でした方が早い気がする。」

 

 

アヤネ『ゲヘナ風紀委員長のヒナさんはこのキヴォトスでも指折りの方です。対してカヨコさんの方はあまり情報がなくて…』

 

 

“え?ヒナってそんなに強いの?”

 

 

ホシノ「うへぇ~、何で先生なのに知らないさ。」

 

 

この攻防戦に痺れを切らしたのか、カヨコが口を開く。

 

 

カヨコ「…はぁ、用件は何?」

 

 

ヒナ「ナツムと二人きりで話したい。」

 

 

カヨコ「また…少し前に二人きりになったときに話しておけばよかったじゃない…」

 

 

カヨコが力強く握っている拳からギリギリと音が漏れ出しているように聞こえた。

 

 

ナツム「まぁまぁ、少し落ち着こう。カヨコ。」

 

 

肩をポンッと叩く。

カヨコから力が少し抜けたように見えた。

 

 

カヨコ「…なるべく早めにね。」

 

 

ナツム「分かってる。心配は掛けない。」

 

 

ヒナの方へと歩いていく。

 

 

ヒナ「こっちに来て。なるべく他の人には聞かせたくないから。」

 

 

ナツム「悪いが早めにお願いする。」

 

 

ヒナ「…分かっているわ。」

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

先ほどの場から離れたところでヒナは止まる。

 

 

ヒナ「ここにしましょう。」

 

 

ナツム「随分とあの場から離れたな。」

 

 

5分くらいは歩いた気がするぞ。

辺りに砂埃が舞う。

 

 

ナツム「それで話は?またアビドスに関することか?」

 

 

ヒナ「それならあの場で話している。」

 

 

それもそうか。

当事者たちに話さないと意味がないもんな。

 

 

ナツム「アビドス以外のことか…全然思いつかないな。」

 

 

ヒナ「単純な話よ。ナツム、風紀委員会に入って。」

 

 

ナツム「なんだそんなことか…ん?」

 

 

んんん???

急な勧誘に驚きを隠せない。

 

 

ナツム「俺をか?」

 

 

ヒナ「あなた以外に誰がいるっていうの?」

 

 

今まで敵同士だったのに勧誘をしてくるとはな。

誰かにでも唆されているってレベルだぞ。

 

 

ナツム「どういう経緯でそういう考えに至った?」

 

 

ヒナ「深い考えなんてない。ただ、ナツムと一緒に居たいと思ったから。」

 

 

これは…罠に嵌めようとしているのか?

考えが読み取れん。

一緒に居たいから?

だったら食事とかにでも誘えばいいだろ。

別に断ったりしないぞ俺。

 

 

ナツム「理解できんな。食事とかに誘えばいいものを…」

 

 

ヒナ「それじゃあ少しの間しかいられない。」

 

 

最近は一緒に食事行ったりとかしてないけどさ、

去年はよく食事に一緒に行ったときに1、2時間くらいその店にいて何度も怒られたことあったな~

1、2時間じゃあ足りなかったか。

 

 

ナツム「なら今度どこかにでも行くか?風紀委員には入れないけどこれくらいならいくらだってできるぜ。」

 

 

ヒナ「それも無理。一日しか一緒に居られない。」

 

 

じゃあどうしろって言うんだよ(半ギレ)

こちとらもう便利屋に所属してんだよ。

もう帰っていいかな?

カヨコが怖い(本音)

 

 

ナツム「お前さ…仕事で疲れているんだよ。少しは休め。」

 

 

ヒナ「…」

 

 

顔を見ると目の下の隈がひどい。

仕事のせいで中々眠れていないだろうな。

 

 

ナツム「話はこれで終わりだな?帰らせてもらう。」

 

 

ほんとにカヨコが怖いので帰らせてもらいます。

後ちゃんと睡眠してね。

 

 

ヒナ「…こうなるとは予想できてた。」

 

 

ヒナ「アコ。」

 

 

アコ『…はい。』

 

 

カヨコのところに戻ろうとしたら、ぞろぞろと風紀委員のメンバーが現れてくる。

中にはイオリやチナツなどもいて主力級の人達もいた。

 

 

ナツム「どういうことだ?」

 

 

チナツ「すみません…委員長を止めることは私たちだけでは難しくて…」

 

 

イオリ「…悪く思うなよ。」

 

 

大勢に銃を向けられる。

これじゃあ避けようにも避けれない。

 

 

ヒナ「ナツム、もう一度言うね。風紀委員会に入らない?」

 

 

背後にいるヒナに話しかけられる。

その手にはヒナの愛銃、デストロイヤーが俺の背中に向けられていた。

これじゃあ選択肢がはいorいいえからはいorYESになっただけじゃないか。

 

 

ナツム「…少し、時間をくれないか?」

 

 

ヒナ「さっきたくさんあげたでしょ?早く答えて。」

 

 

銃をさらに突きつけられる。

恐らく引き金も指にかかっているだろう。

 

 

イオリ「…携帯を出せ。」

 

 

ナツム「はいよ。」

 

 

近づいてきたイオリにポケットから携帯を取り出して手渡…

 

 

 

 

さずに投げる。

 

 

イオリ「うわっ!?」

 

 

ビックリしたのかイオリは後ろにコケる。

それと同時に投げられた携帯が爆発し、何人かの風紀委員が吹っ飛ぶ。

 

 

「ぎゃぁぁぁ!」

 

 

「ぐはっ!?」

 

 

ヒナ「な…!?」

 

 

ヒナも驚いており、銃口が少し下に向いた隙に銃ごとヒナを投げ飛ばす。

 

 

ナツム「そぉい!」

 

 

ヒナ「ぐっ…!」

 

 

うまく受け身を取り、こちらに標準を合わせてくる。

 

 

ヒナ「アコ!」

 

 

アコ『は、はい!全員、発砲して下さい!』

 

 

ズガガガガガッ!

 

 

撃たれてくる銃弾を避けながら近くの岩陰に隠れる。

銃弾で岩が削れる音がする。

その音が恐怖心を煽ってくる。

 

 

ナツム「さて、どうしようか。」

 

バァン!バァン!

 

顔を何度か出しながら一人また一人と倒す。

しかし一向に数は減らない。

 

 

イオリ「そろそろ諦めたらどうだ?」バァァァン!

 

 

ナツム「悪いが諦めたらそこで試合終了ってバスケの先生が言っていたんでね。」

 

 

チナツ「何を言っているのですか?」(困惑)

 

 

しかしこの状況はジリ貧だ。

延々とやってたら必ず負ける。

何とか打開策を考えないと…

ナギサにまた支援をお願いするか?

いやでもゲヘナとトリニティは条約関係で色々とまずいか…

じゃあアビドスは…いやこっちもダメだ。

さっきのカイザーとの戦闘で少なからずとも疲弊している。

 

 

ヒナ「早く諦めて。」ドォォォン!

 

 

岩が段々と削れていく。

人が一人隠れれるくらいの面積になってしまった。

 

 

ナツム「やっぱ諦めるしかないのか?」

 

 

顎に手を当て考える。

まぁ風紀委員に拘束されたとしても逃げ出せばいいし、ここは一旦降参にするか。

岩陰から身を乗り出し、銃を地面に置いて両手を上にあげる。

 

 

ナツム「降参だ。」

 

 

こちらに戦闘の意思がもうないと判断したのか、構えていた銃を下げ、何人かがこちらに駆け寄ってくる。

 

 

イオリ「ようやく諦めたか…」

 

 

チナツ「大変でしたね。」

 

 

ヒナ「これで…ナツムが…」

 

 

イオリ「腕を後ろにしろ。」

 

 

ナツム「はいはい。」

 

 

イオリが持っていた手錠を俺に掛ける。

風紀委員会に勧誘されただけなのになんで拘束されえてんだよ。

理不尽に涙が止まらない。

 

 

チナツ「こちらに。」

 

チナツに誘導され、風紀委員のトラックに乗り込もうとした。

 

ブゥゥゥン…

 

遠くの方から何かが近づいてくる。

 

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