便利屋の部長   作:ピカ丸

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タグにアンチ・ヘイトを追加しました。
キャラの口調のどこがおかしいか言ってくれるとありがたいです。


追記
ここから下の話はまだ新しく手を付けていないので話が嚙み合っていません。
もうしばらくお待ちください。


後悔

 

~少し前~

 

ナツム「それで、便利屋は他にメンバーとかいるのか?」

 

 

アル「もちろんよ!今呼んでくるわ!」

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 

アル「便利屋三銃士を連れてきたわ。」

 

 

ナツム「便利屋三銃士?」

 

 

アル「課長カヨコ。」

 

 

カヨコ「…」

 

 

アル「室長のムツキ。」

 

 

ムツキ「よろしくね~!」

 

 

アル「平社員のハルカ。」

 

 

ハルカ「よ、よろしくお願いします…」

 

 

なんていうか…

個性が強いね。

つーか役職あるんだ。

 

 

ナツム「会社みたいだな。」

 

 

アル「れっきとした会社よ!」

 

 

ナツム「…あれでか?」

 

 

少し向こうにあるテントを指さす。

テントには便利屋68と書かれた紙が貼りつけられており、会社のロゴらしきものもあった。

 

 

アル「うっ…い、今は事務所がないだけよ!」

 

 

オフィスがない会社とはな。

会社として成り立ってないと思うんだけど…

 

 

アル「と、とにかく今回の依頼は風紀委員会への襲撃でいいわね?」

 

 

ナツム「ああ、あと逃走経路の確保も頼む。」

 

 

我ながらとんでもないこと言っているな。

ゲヘナでも最高戦力の風紀委員会に喧嘩を売るような真似をするなんてこと前じゃ考えもしなかっただろう。

 

 

アル「それなら問題ないわ!カヨコが何とかしてくれるはずよ!」

 

 

カヨコ「はぁ…」

 

 

思いっきりため息ついたんですけどこの人。

 

 

アル「風紀委員会への侵入はムツキね。」

 

 

ムツキ「まっかせて~」

 

 

こっちは信頼…できる、のか?

 

 

ハルカ「が…頑張ります…」

 

 

…ていうかよく見たら中等部の子じゃねぇかよ。

こんなことに参加させられるとは可哀そうに…

 

本当にこの集団に任せていいか不安になるのは俺だけかな。

多分大丈夫…大丈夫と思えば大丈夫なんだ。

 

 

ナツム「じゃあ、俺はもう戻るから頼むな。」

 

 

アル「このキヴォトス一のアウトロー集団に任せなさい!」

 

 

…やっぱ今からでも変更できないかな。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

アコ「これより裁判を始めます。」

 

 

ナツム「ちょっと待て。」

 

 

アコ「うるさいですよ被告人。黙って判決を受け入れて下さい。」

 

 

ナツム「なんだよ被告人って。ていうかいきなり判決出そうとしないでくださいよ。ただの弾劾裁判でしょ。」

 

 

アル達のいた公園から風紀委員会に帰ってくると裁判所みたいな所に連れてこられた。

なんで風紀委員会の中にこういうところがあるのかは謎だがな。

せめて外に設置しろよ。

 

 

アコ「そんなことはどうでもいいんですよ。それで判決は風紀委員会に所属の刑でいいですね?」

 

 

ナツム「いいわけないでしょうが。」

 

 

何を考えているんだこの横乳は…

アニメに出演したからって調子に乗りやがって。

 

 

アコ「機密文書を見てしまったんですからこうしないと情報漏洩しちゃうんですからしょうがないでしょう?」

 

 

ナツム「いやほんとに、マジで誰にも話さないんで勘弁して下さい。」

 

 

そもそもじっくり見たわけでもないから何が書いてあったかなんてわからなかったけどな。

 

 

アコ「風紀委員会に所属している人でないと信用できません。」

 

 

めんどくせぇなこいつ。

遠回しに入れって言っているだけじゃん。

ていうか検察官と弁護士いないし、傍聴席に座っている奴ら寝てるし。

 

 

ナツム「この裁判なんの意味があるんですか?」

 

 

アコ「知りませんよそんなの私に聞かないで下さい。」

 

 

あんたが始めたんだろうが(怒)

 

 

ガチャ

 

ヒナ「…何しているの?」

 

 

茶番劇みたいなことをしているとヒナさんが入ってくる。

良かった。これでしょうもないこの裁判が終わる。

 

 

アコ「ナツムが機密文書を見てしまったのでその裁判を…」

 

 

ヒナ「あらそう。」

 

 

アコ「…それだけですか?」

 

 

ヒナ「機密文書なんていつも万魔殿のスパイが盗み出していたりしているじゃない。それくらいのことなんて気にもならないわ。」

 

 

ええ…(ドン引き)

ヤバすぎだろここの治安。

せめて改善するとか考えたりしようよ。

 

 

アコ「で、ですが…」

 

 

ヒナ「こんなことをしている暇があるのなら書類の整備でもしていなさい。」

 

 

アコ「…分かりました。」

 

 

ヒナ「あなたたちも見回りをしてきなさい。」

 

 

しょぼくれたようにアコさんは部屋から出て行った。

それと同時に傍聴席にいた人たちもぞろぞろと出ていく。

ここには俺とヒナさんだけが残った。

 

 

ヒナ「それとナツム。」

 

 

ナツム「なんでしょうか?」

 

 

ヒナ「さっきはありがとう。おかげで少し休むことができたわ。」

 

 

ナツム「それは…どういたしまして。」

 

 

また仕事かと思ったが、感謝を伝えられただけなので少し戸惑う。

 

 

ヒナ「それと、これを。」

 

 

ナツム「?」

 

 

ヒナさんから一枚の紙を渡されて受け取る。

何かと思い、確認をすると俺のサインが入った所属認可の書類だった。

 

 

ナツム「えっと…なぜ急にこれを?」

 

 

ヒナ「あなたと少し話し合って分かったことがあるの。あなたは悪い人ではないって。」

 

 

ナツム「その言葉はありがたいですけど…それとこれになんの関係が?」

 

 

ヒナ「…昨日まで私はあまり休めていなかったの。」

 

 

困惑しているとヒナさんが話し出した。

 

 

ヒナ「冷静な判断をせずにナツムに攻撃をしてしまったのも、風紀委員会の仕事を強制的に手伝わせてしまったのも…言い訳になるかもしれないけど疲労によるものだったかもしれないわ。」

 

 

ナツム「まぁ、目の下の隈とかひどかったですからね。相当苦労しているのは目に見えて分かります。」

 

 

ヒナ「それでもあなたは私のことを助けてくれてわ。」

 

 

ナツム「助けたって…ただ十数分だけ一緒にご飯を食べただけですよ。」

 

 

ヒナ「いえ、それだけでも救いになったわ。」

 

 

ヒナさんは俺に向けて深々とお辞儀をする。

その光景にポカンとしているとヒナさんが続ける。

 

 

ヒナ「その書類はあなたに渡すことにするわ。」

 

 

ヒナ「もし風紀委員会に入りたいって思ってくれたら…その時はそれを私に書いて持ってきてくれると嬉しい。」

 

 

ナツム「あ…はい。」

 

 

思ってもいなかったことだったが、これはうれしい誤算だ。

これで風紀委員会の束縛から逃れられる…!

 

 

 

 

そう思っていた時期が俺にもありました。

俺が“依頼”をしていたのを忘れていなければな。

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

ムツキ「もしかしてあれがナツムが言っていた書類?」inダクト

 

 

アル「みたいね。」inダクト

 

 

ムツキ「じゃあアルちゃんが撃ちぬいてね☆」

 

 

アル「…え?」

 

 

ムツキ「だってアルちゃんスナイパーでしょ?もしかして、アウトローなのにそんなことも人に任せてしまうの~?(笑)」

 

 

アル「い、いや?そんなことはないわよ?私が華麗に撃ちぬいて見せるわよ!」

 

 

ムツキ(撃ったところで書類に穴が開くだけだけどね)

 

 

アル「…」

 

アル(どどどうしましょう!?絶対に外すことなんてできないわ!ここは慎重に照準を合わせて…)

 

 

アル(よし!ここなら完璧ね!あとは引き金を…)

 

 

ムツキ「わっ!」

 

 

アル「ひゃあ!?」バァン!

 

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

ナツム「では俺はこれで。」

 

 

手にもらった書類を持ちながら部屋から出ていこうとするが、ドアノブを掴んだ時に反対側から同時に回される。

 

 

アコ「ヒナ行政官、東部の方から応援要請が…」ガチャ

 

バァン!

 

アコ「ぎゃあぁぁぁ!?目がぁぁぁ!!!」

 

 

上のダクト方から銃弾が飛んできてアコさんの目に当たった。

まさか襲撃か?

命知らずな奴もいたもんだ…←バカ

 

 

ヒナ「アコ!?どうしたの!?」

 

 

急いでヒナさんがアコさんのもとに駆け寄る。

俺は誰が撃ったのか気になったもんだからダクトの方に目を向けてみる。

 

 

アル「ちょっと!何してるのよムツキ!」

 

ムツキ「あははw、副行政官の目に当てるなんてすごくアウトローだよアルちゃんw」

 

アル「今はそういうことはいいから!早く逃げるわよムツキ!」

 

 

…そういえば依頼出してたな。

もしかして書類を撃ち抜く気でいた?

だとしたら馬鹿だろ。

穴が開くだけじゃん(二回目)

しかも外れてアコさんの目に当たってるし。

 

 

ヒナ「今すぐ動員できるだけの人員で侵入者の側索にあたって!」

 

 

「「「はっ!!!」」」

 

 

ヒナ「ナツムも手伝ってくれる?」

 

 

ナツム「…うっす。」

 

 

自分で蒔いた種だけどさぁ…

まさかこんなことになるとは思わないじゃん。

協力するふりだけはしないとこっちまで疑われてしまう。

ひとまずダクトが繋がっているであろうところまで行くことにした。

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

ナツム「来てみたはいいものの、多分すでに逃げているよな。」

 

 

外にあるダクトにつながる場所に来てみたはいいが、人が一人か二人通れるくらいの穴が開けられているのが確認できた。

長々とここにいる理由もないし、依頼も思ってもみない形で失敗したからな。

報告しには行っておくか。

 

ゴトンッ

 

ナツム「…?」

 

 

音がした方を向くと大型のゴミ箱が何個かおいてあるくらいだった。

 

 

ナツム「いやいやまさかな。」

 

 

この中に隠れているわけじゃないだろ。

スパイじゃあるまいし。

念のため、ごみ箱を開く。

 

パカッ

 

ムツキ「あ、バレちゃった?」

 

 

ナツム「…何してんだよ。」

 

 

ムツキ「隠れてるの。ナツムもどう?」

 

 

ナツム「余計なお世話だ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――――――

 

 

ナツム「よし!あともう少しで…」

 

 

カヨコ「気を抜かないで。」

 

 

やっぱ辛辣過ぎないこの人?

けど足枷だった書類も消せてあとはここから逃げ出せばいいだけだ。

その間特に何もなければいいが…

 

 

アル「やはり今回も完璧に終われせられたわね♪」

 

 

ムツキ「アルちゃん気を抜きすぎでしょ~」

 

 

カヨコ「…!危ない!」

 

 

アル「へ?」

 

バァァァン!!

 

突如、銃声が聞こえ、後ろを振り返るとカヨコがアルを突き飛ばしたのかアルが顔から地面に衝突していた。

銃声が聞こえた方向にいたのは…

 

 

ナツム「イオリ…」

 

 

イオリ「ナツム!?良かった…無事なんだね!」

 

 

俺がしでかしたことを知らないのか、イオリは俺のことを心配してくれた。

けど…

 

 

イオリ「おい犯罪者ども、ナツムから離れろ。」ジャキ

 

 

アル「は、犯罪者ですって!?」

 

 

イオリ「そうだ、お前たちは風紀委員会を襲撃するという大犯罪を犯したんだ。」

 

 

イオリ「加えて関係のない一般人のナツムにも手を出した…擁護のしようがないな。」

 

 

ムツキ「一般人?ここに一般人はいないよ?」

 

 

ムツキの答えに呆れているのか、イオリが鼻で笑う。

 

 

イオリ「何を寝ぼけたことを。そこにナツムがいるだろ。」

 

 

アル「ナツムは…

 

ナツム「俺から言う。」

 

 

前に出てイオリと向き合う。

…やっぱ言いたくないな。

 

 

イオリ「ナツム!すまないけど今回もこいつらを抑えるのを手伝ってくれないか?」

 

 

いつもの笑顔で問いかけてくる。

更に言いたくなくなる。

 

 

ナツム「イオリ…今回の襲撃は…」

 

 

カヨコ「ナツムが私たちに依頼を出した。」

 

 

ナツム「!?」

 

 

イオリ「…は?」

 

 

またもやイオリは鼻で笑う。

 

 

イオリ「またまた何を言い出すかと思えば、ナツムが風紀委員会を襲撃する依頼を出す?あり得るわけがないだろ。なあナツム?」

 

 

いつものように自信に満ち溢れた顔でこちらを向いてくる。

 

 

ナツム「…」

 

 

イオリ「な、ナツム?どうしたんだ?早く嘘だと言って…」

 

 

ナツム「…ごめん。」

 

 

イオリ「…嘘、だよね?」

 

 

イオリの足がわずかに震えはじめ、声の威勢も弱まる。

 

 

ナツム「…依頼を出したのは…俺だ。」

 

 

イオリ「う、嘘だ…ナツムがそんなこと言うわけ…、こいつらに何か変なことでも吹き込まれたんでしょ!?そうだろ!?」

 

 

肩を掴まれ、ぶんぶんと揺らされる。

 

 

ナツム「違う…全部、全部俺が頼んで起こしたことだ。」

 

 

イオリ「は、はは…夢…じゃないよね…」

 

 

手に持っていた銃を落とし、膝から崩れ落ちるイオリ。

目からは涙が流れている。

 

 

イオリ「…分かったよ。」

 

 

落とした銃を拾い、イオリが再び立ち上がる。

その目はいつものイオリの目ではなかった。

犯罪者に向ける、憎悪が籠った目だった。

 

 

イオリ「この…裏切者が!」バァァァン!

 

 

撃たれた銃弾を避けずにそのまま受ける。

痛い。

けど、イオリはもっと痛いだろうな。

 

 

イオリ「信じてたのに…頼っていたのに…!」

 

バァン!バァン!

 

次々と撃たれる。

それを避けずに俺は受ける。

まだだ、まだこれだけじゃあ…

 

 

アル「何しているの!?逃げるわよ!」

 

 

腕を掴まれ、引っ張られる。

力が入っていないからか、簡単に動く。

 

 

カヨコ「何をしているのだか…」

 

 

ムツキ「あれ~?もしかして男女の仲だった~?w」

 

 

カヨコ「ムツキ、煽るのはやめなさい。」

 

 

どうしてだろう、何も考えられない。

でもこれだけは…

 

 

 

俺を許さないでくれ、イオリ。

 

―――――――――――――――――――――――――――

 

 

カヨコ「ハルカは?」

 

 

ムツキ「外の車で待機しているよ~」

 

 

アル「あばばっ、つ、ついに風紀委員会を襲撃してしまったわ…」

 

 

ムツキ「良かったじゃ~んアルちゃん!これでキヴォトス一のアウトローだよ!」

 

 

アル「そ、そ、そうねねね。」

 

 

カヨコ「社長、ビビりすぎ…」

 

 

社長が掴んでいる子を見る。

 

 

カヨコ「気を失っている?」

 

 

ムツキ「みたいだね。」

 

 

あのイオリとどういう関係だったかは知らないけど、最初からこんなことになるなら依頼なんてしなければ良かったのに…

 

 

ハルカ「み、みなさん!早く乗ってください!」

 

 

ムツキ「サンキューハルカちゃん!」

 

 

アル「早くここの敷地から出るわよ!」

 

 

カヨコ「…」

 

 

ハルカが運転する車に乗り込み、急発進する。

元々4人乗りの車だからか5人だと少し狭い。

 

 

ハルカ「と、飛ばしますがら掴んでいてください…」

 





ここまで読んでくれてありがとうございます!
実はエデン条約編まだ読み終わってなくて…
その間は既存の小説の再編集などしようと思っています。
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