東方不死録   作:車エビ

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第2話

今俺は驚愕している。だってそうだろう、目が覚めたらいきなり密林のど真ん中にぽつんといるのだから。

 

これで、驚かない奴はよほど肝が据わっているか、もう手が付けられないような馬鹿かの二択だ。

 

「待て待て、今まであったことの中でどういった要素でこんなになってしまったんだ?」

 

といきなり起きたことに戸惑いつつも俺はここまでの道のりを必死に思い出そうとしていた。

 

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確か俺は途中まで高橋と話をしながら駅へと向かっていた。

 

それから駅の構内で切符を買い改札口をくぐった。ここまではいつもの出来事だ。

 

そして、プラットホームで電車を待っていた。その時見えない何かに押されるように、線路内に突き落とされた。それと重なるように電車が目の前に迫ってきて、目の前が真っ暗になった。

 

:::::::::::::::::::::::::::::::::

 

そして今に至るわけなのだが

 

「いったい何がどうなっているんだよ・・・・・・・・」

 

今の回想に何か妙なことといえば、プラットホームで背中を押されたことのことだろうか?

 

考えることとしては、回想で死んだことによる転生、偶然あの場所で時空の歪ができそれによる時間跳躍、

考えられるのはこの二つだろうか?

 

だが、この二つには疑問が残る。まずは転生の部分、なぜ自分は今までおこったことをなぜ覚えている?

それから俺の横にあるバック。転生ならば俺の荷物がどうしてここにある?

 

転生とは死んだある生命体がほかの生命体に生まれ変わることをいう。少々乱暴に言ってしまうとこんなところのはず。

 

他の生命体に生まれ変わったのならば、前世で持っていたバックはその時代においてあるはずだ。だが今はそれがある。なぜだ?

 

時空の歪においても疑問が残る。歪がおこっていたとしたら何かしらの影響が起こるはずだ。だがそれはなかった。

 

いくら考えても理由がわからない。なぜ自分はここにいる?なぜ自分がこんな状況に陥っている?

 

「考えてもわからないなら仕方ないな・・・・・・・・・・」

 

まぁ、ひとまずいくらか役に立ちそうなものもバックの中に入っているし何日間かは生きられるだろう。

 

とりあえず当面は食糧と寝床の確保だ。

 

「さって、行くとしよう」

 

膝に手をおいて立ち上がると、当てもなくぶらぶらとさ迷い歩き続ける。

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