東方不死録   作:車エビ

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第6話

???side

 

最初は小さな反抗心からだった。

 

『外へは出てはいけない。とても危険だからね』

 

ろくに外へも出してはもらえず、外に出たとしても護衛ありきのお出かけでとても窮屈なもの。

 

そこで私は長い間計画を立て、それを実行に移した。

 

計画はつつがなく成功し、私は外へと向かった。

 

そこには、中にはない世界が広がっていた。

 

図鑑でしか見たことない植物や生物があたりを歩きまわり、太陽の反射で木々の緑はとても輝いていて美しい。

 

ほんと、長い時間をかけて計画を立てたかいがあった。

 

と視界に見たこともない植物が生えていたので摘んで帰ろうとしたとき

 

「グルルルルルル」

 

低いうなり声が聞こえたのだ。

 

私は走った。それこそわき目もふらずに。

 

この展開は正直予想していなかった。こんなことなら多少の備えをしておくべきだった。

 

だが後悔しても、後の祭り。とうとう足がもつれて転んでしまう。

 

そしてその時がこようとしていた。

 

「キャアアアアーーーーーーー」

 

その時だった。

 

突然私を覆う影が消えたかと思うと、その場所に一人の男の人が立っていた。

 

 

 

修司side

 

危なかった、正直ギリギリだった。

 

もう少し遅れていたら、最悪の結果になっていたに違いない。

 

「あの?あなたは?」

 

そう少女が聞いてくる。が、こちらもあまり時間は無い。

 

「話は後だ。とりあえず今は、コイツをどうにかしなければ・・・・・・とりあえず目と耳ふさいでな」

 

「え?どうして?」

 

どうしてってそれは

 

「今から起きる光景がトラウマにならないようにさ。だから、な?」

 

俺の言葉の意図が分かったのか、その少女は目を力いっぱい閉じ両手で耳を抑えるとその場にうずくまった。

 

「さて、トカゲ君。はじめようか?一方的な虐殺ってヤツをよぉ」

 

 

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