2-A クラス 試験召喚戦争会場
2-A クラス陣営
~ 久保 side ~
僕も了承したとは言え代表も大胆だね、勝利しているのにわざわざFクラスにチャンスをやるとはね。
あの様子を見るとやらなければ行けない事は終わったみたいだけど…
勝ちのチャンスを与える位だ、代表も何か考えがあってのことだろうけど…
今の僕は代表から与えられた事を全うするとしよう。
~ 久保side out ~
2-F クラス陣営
~ 瑞希 side ~
思いもよらぬ形で勝てるチャンスが巡って来ましたね…
私は設備なんてどうでも良いのです♪
明久君がいれば十分♪
早く終らせて明久君に先程のO☆SHI☆O☆KIの続きをしてあげないとけませんからウフフ……
~ 瑞希 side out ~
「Aクラスの申し出により延長戦を行います、代表は前へ」
~ 久保 side ~
さて、行くか…
しかし、代表は選択権は使わない様にと言ってたけどどうするかな…
「2年Aクラス、久保利光だ」
「2年Fクラス、姫路瑞希です」
「姫路さん、1つ聞いて良いかな?」
「何ですか?」
「君は、Fクラスの事をどう思ってるんだい?」
「私はこのクラスが好きです」
「Fクラスが好き…?」
「はい、みんな頑張ってます」
そうか…姫路さん、君は……
「君には失望したよ…姫路さん」
「どう言う意味ですか!?」
「言葉の通りだよ、君は僕のライバルに値しないって事だ」
「…?」
「僕らAクラスの生徒達は去年1年間、Aクラス入を目指して頑張って来た、逆にFクラスの生徒達はどうだい?特に努力もせず、僕達と同じ様に与えられた時間に特に努力をせず、相応の評価を受けいれず、不満を持ち戦争を起こす、これは僕達Aクラスだけでは無く、他へのクラスの冒涜と言ってもいい」
まあ…坂本君はそれだけで戦争を起こしたらとは思わないけどね。
「それは、一部の…」
「そう確かに一部だろう、代表の坂本君の他に土屋君、木下君、吉井君以外は称賛に値もしないよ」
「そんな事ありません!」
おや…以外と熱くなるタイプなのかな?
「果たしてそうなのかな?Fクラスには他人の幸せを妬み、それを壊そうとするFFF団なんて物もあるみたいで吉井君も度々犠牲になっている、そんな人達も頑張ってると言えるのかな?」
「それは…」
「それは?」
「明久君が悪いからです!」
「何故、吉井君が悪いと?」
「明久君が他の女の子と話したりするから」
「しかし、危害を加えて良い理由にはならない、そして試召戦前にうちの代表と話していた吉井君が島田さんに危害を加えられていたのに君は助けるどこか一緒になって危害を加えていた」
「だから、あれはお仕置きです!!」
大分、熱くなってるみたいだね…
これは利用出来るな。
「姫路、冷静になれ!」
流石は坂本君、僕が挑発しているのを気付いたみたいだね。
「それに先程、吉井君が負けて君たちの陣営に帰ったら時はどうだい?慰める処か危害を加えていたよね?君は何故、止め様としなかったんだい?」
「坂本君は明久君はAクラス首席レベルの学力があると言って点数が少なくて負けたからカンニングのお仕置きです!」
「話にならないな」
「分かって貰おうと思いません!!」
「落ち着け、姫路!久保の罠だ!!」
流石は元神童…しかし、もう遅い!
「なら、さっさとこの勝負を終らせて証明すると良いよ、吉井君のカンニングをね」
「言われ無くても、そうさせて貰います!高橋先生、総合科目でお願いします」
「承認します」
「「サモン!!」」
「姫路のやつまで暴走しゃがって!」
F クラス
姫路瑞希 4409点
A クラス
久保利光 5269点
「…!」
「姫路さん、人の努力を認め様とせず、危害を加えている、君がそこまで堕ちたなら僕の敵じゃない」
そう言って僕の点数を見て驚いていた姫路さんに出来た隙を着き、僕の召喚獣を姫路さんの召喚獣に向けて一気に走らせる…
反応が遅れた姫路さんは攻撃態勢に入るが間に合わず、僕は姫路さん召喚獣の喉元を後ろから僕の召喚獣の鎌を突き立て言った。
「君は明久君をカンニングしたと言ってるけど、彼の総合科目の点数は知ってるのかい?」
「知りません!」
「7520点だよ」
そう言って姫路さんの召喚獣の首をかっ切た。
F クラス
姫路瑞希 戦死
A クラス
久保利光 5269点
「勝者、Aクラス」
「そんな…」
よっぽどショックだったのか姫路さんは、その場に膝をついた。
「事実だよ、彼がカンニングでは無い事は試召戦が終わった後に証明されるだろうさ」
「どう言う意味ですか…!?」
「言った通りの意味だよ…」
僕はそう言い残してAクラスの陣営に戻った…
~ 久保 side out ~
2-F クラス陣営
~ 雄二 side ~
島田に続き、姫路まで暴走するとはな…
アイツら、ことごとく計算を狂わせがって!
~ 雄二 side out ~
Aクラス陣営
私は帰ってきた久保を迎える…
「お疲れ様…」
「ありがとう、代表」
「あとは任せて…」
「大丈夫、翔子?」
優子は私を気遣って聞いてきた…
「うん…大丈夫‥決着を着けて来る…」
「そう、なら良いわ」
「…コクン」
私は小さく頷き会場の中央へ向かった…
「これが最終戦になります、代表は前へ」
「2年Aクラス代表、霧島翔子…」
「2-Fクラス代表、坂本雄二だ」
「霧島さん、科目は何にしますか?」
「日本史でお願いします…‥内容は小学生レベル‥方式は時間制限ありの100点満点の上限ありでお願いします」
「「「「!!!!!!」」」」
「どう言うつもりだ!翔子!!」
「…雄二……これで決着を着ける…!」
「では、問題を用意しますので代表者は視聴に集合して下さい」
「じゃあ‥先に行ってるから…」
そう言い残して私は視聴覚室に移動した…
2-F クラス陣営
~ 雄二 side ~
翔子の奴、どう言うつもりだ…!
何故、自ら負けに行く様な真似をする!
何故だ…何故何だ!!
「どうしたの、雄二?」
っと、また明久が心配そうに見てるな…
俺が冷静にならなくてどうする。
「ああ、何でもねぇよ、だが勝ち目が見えて来たぜ!」
「どういう事じゃ?」
秀吉が聞いて来る…
「翔子は大化の改新を無事故の改新、間違った年号625年で覚えている」
「でも、大化の改新って645年ですよね」
姫路が聞いてきた。
「そうだ」
「それだったら、覚え直してるんじゃあ…」
島田の疑問は最もだ。
「いや、翔子は俺が一度、言った事は忘れないんだ、それに漬け込む」
「その問題が、出れば…」
明久が言う。
「必ず勝てる!」
「その問題が出なかったら…」
島田が不安そうに聞いてきた。
「注意力と集中力の勝負になるだろうな、大丈夫、俺もその問題が出るまでは何としても食らいついていく!」
俺はそう言って視聴覚室に向かった‥…
しかし、俺は気付いていなかった…俺の慢心がこの勝負に持ち込まれた時点で俺たちの敗北を決定付けられていた事に……
~ 雄二 side out ~
2-A クラス陣営
~ 優子 side ~
今は私はクラスの大型モニターの映像を通じて試合の成り行きを見守っている。
両者が視聴覚室に揃い高橋先生が言う…
『テスト内容は日本史、制限時間は50分で採点方式は100点満点上限とします。尚、カンニング行為等を確認すれば、即失格となりますので注意して下さい。では、始め』
<<次の( )に正しい年号を記入しなさい>>
( )年 平城京に遷都
( )年 平安京に遷都
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( )年 鎌倉幕府設立
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( )年 大化の改新
この瞬間、Fクラス陣営が勝ったかの様に歓声に湧いていたが…
『…っ!』
えっ…翔子の今の表情……
『……』
私はどうしたのかと思ったが、翔子は直ぐに何時もの表情に戻り何事も無かったかの様に問題を解き続けていた…
『時間になりました、今から採点を行いますので暫くお待ち下さい』
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『テストの採点結果が出ましたので発表します』
A クラス F クラス
霧島翔子 坂本雄二
100点 100点
ふぅ、翔子が負けるとは思わないけど、雄二君も着いて来るわね。
Aクラス陣営は溜め息、Fクラスは先程の騒がしさとうって代わって動揺の表情が拡がっていた…その時…
『翔子!お前、俺の言った事は忘れないんじゃ無かったのか!!』
雄二君が珍しく動揺していた。
『雄二…私は忘れてはいない…雄二が教えてくれた大化の改新の年号は625年は覚えてる…』
翔子…そっか……
この勝負は自分の気持ちにも決着を着ける戦いでもあったんだね…
『だったら何で!』
『今は試験中…』
雄二君は激しく摘めよっていたが翔子はあいてにしなかった…
そして、テストは決着が着かなかったので問題を変えて延長戦が行われる事になった。
『延長戦を行います、始めて下さい』
雄二君…明らかに精細を欠いてるわね。
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『時間になりました、採点を行います』
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『では、結果を発表します』
冷静さを欠いた雄二君が翔子に勝てるはずもなく……
A クラス F クラス
霧島翔子 坂本雄二
100点 87点
『勝者、Aクラス霧島翔子、よってこの試験召喚戦争はAクラスの勝利とします』
私たちの勝ちが決まった。
試合が終わり雄二君に何か声を掛けて、こちらに戻る為にそのまま視聴覚室から出ていった……
~ 優子 side out ~
西)Aクラス対Fクラスの試験召喚戦争はAクラスの完全勝利で幕を閉じた。