私と明久との恋模様   作:私の黒い天使様

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今回は完全にコメディ路線です♪
実はこれがやりたいだけに番外編を書いたと言っても良いくらい?です♪
今回は明久メインに描いてます。


デートと百合娘と補習室の悪夢

福原)FクラスとB、C同盟軍の試召喚戦争から数日…

吉井明久は新たなる危機に瀕していた…

 

吉井家 自宅内

 

~ 明久 side ~

 

 

「アキ君、翔子ちゃんとは上手く行ってるのですか?」

 

「ブッ、と、突然どうしたの姉さん?」

 

僕は姉の突拍子も無い質問に飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった。

 

「アキ君が姫路さんの為とは言えFクラスに振り分けられた時は一時はどうなる事かと思っていましたが…翔子ちゃんのお陰でAクラスに編入出来る事が出来たのです、お礼くらいはしたのですか?」

 

「もちろん言ったよ」

 

「アキ君、-200点です」

 

「なっ、何、その点数?」

 

「累計で-500点になるとチュ~をします」

 

ヤバイ、身内にも危ない人がいた事を忘れてた(汗

 

「ちょ、ちょと待って姉さん!それは勘弁して…」

 

「でしたら、お礼はきちんとする事です」

 

「お礼と言っても何をすれば…」

 

姉さんは呆れた様にため息をつく

 

「ハァ~、アキ君、翔子ちゃんをデートに誘うのです」

 

「そうだね、翔子さんをデートに……って、ええぇぇ~~!!」

 

「アキ君、静かにして下さい、そんなに驚く事でも無いでしょう」

 

「そりゃ驚くよ、僕が翔子さんをデートに誘うだなんて…」

 

「誘うのです、さもないと…」

 

この後の言葉‥想像出来るけど念の為、聞いてみるか…

 

「さもないと…?」

 

「アキ君がお嫁に行けないくらい、凄いチュ~をして、さらに《自主規制》をします」

 

ヤバイ、身内にも度しがたい変態がいる…

 

「わ、分かったから、それは勘弁して下さい」

 

「……残念です…」

 

「何が残念なの?」

 

「アキ君がデートに行くとチュ~と《自主規制》が出来ません…」

 

「だったら、どうしろとぉぉ~~!!」

 

僕は思いっきり叫んでしまった。

 

「冗談です♪アキ君はやっぱりからかいがいがあります♪」

 

「よかった…でも、何処に誘おう?」

 

「それなら、これを差し上げます」

 

僕は姉さんから封筒を受け取った。

 

「何、これ?」

 

「映画のチケットです、これで翔子ちゃんを誘うと良いでしょう♪」

 

「分かったよ、ありがとう姉さん」

 

「それからアキ君」

 

「何、姉さん?」

 

「映画のチケットを他の人に譲ってはいけませんよ…アキ君も知ってる通り、私には知り合いが多いのです、皐月シアターも例外ではありません、もし翔子ちゃんとデートに行かなかったら…」

 

「行かなかったら…」

 

「私と《自主規制》に旅立つ事になります♪」

 

これはなにがなんでも翔子さんを誘わないと僕の貞操がぁぁぁ~

 

「誠心誠意、誘わして頂くので勘弁して下さい」

 

「よろしい、必ず翔子ちゃんを誘うのですよ…」

 

 

 

 

 

僕の貞操を守る為に次の日、今度の休日に翔子さんを駄目元でデートに誘ってみたら以外にも二つ返事でOKしてもらえた。

そして今、翔子さんと文月市最大の映画館、皐月シアターに来ている。

 

~ 明久 side out ~

 

 

今、私は明久から誘われて映画を見に来ている…

理由はAクラスへ編入出来たお礼らしいが、あの時の明久の慌て様からみると、恐らく玲さんが何か関わっているのだろうと思う…

しかし、理由がどうであれ明久が私を誘ってくれて嬉しいのは変わりはないので、今日は明久との初デートを楽しもう……

 

 

~ 明久 side ~

 

「翔子さん、何が観たい?フリーチケットだから何でも観れるみたいだよ」

 

僕は観たいものが特に無かったので翔子さんに聞いてみた。

 

「地獄の黙示録完全版…」

 

「ちょっとそれ、3時間23分もあるよ!」

 

「2回、観たい‥」

 

「一日の授業より長いよ!」

 

「今まで一緒のクラスになれてなかった‥う・め・あ・わ・せ…///」

 

そうだった…翔子さんは頭は良いけど時として常識に捕らわれない所があったんだ……

確かに翔子さんと長く居る事が出来るのは嬉しいけど、せっかくのお礼を映画館だけで過ごす訳にはいかない…

それにしても今の翔子さんの顔、可愛いな…///

 

「そんな…可愛いって ///」

 

あれ、何で僕の思った事、バレてるの?

 

「‥明久の考えてる事は分かり易いから…」

 

やっぱり、バレてる…

 

「せ、せっかくだからもう少し短い映画を観て他の所にも行こうよ」

 

「じゃあ…戦争と平和…」

 

「それ、地獄の黙示録を2回観るより長いから…」

 

 

僕は翔子さんを何とか説得し、取り敢えず今話題になっている恋愛映画を観る事にした、そして見終わった頃には調度お昼時もあり、文月学園生徒の御用達である『ラ・ぺディス』で昼食を摂る事になった。

 

 

 

 

ラ・ぺディス店内

 

 

「翔子さん、映画どうだった?」

 

「うん‥感動した…」

 

「なら良かった」

 

「‥私も明久と…(ブツブツ」

 

翔子さんが何を言っていたか良く聞き取れなかったけど、その時、髭を生やした中年のギャルソン姿の男性が注目を取りに来た。

 

「やあ明久君、久しぶりだね、今日は彼女とデートかい?」

 

「お久しぶりです、店長、別にデートって程の事じゃ無いですよ、日頃のお礼って所です」

 

「そうなのかい?勿体無いねぇ~、こんな美人さんなのに」

 

「…////」

 

「あれ?翔子さん、赤くなってるけど大丈夫?」

 

「‥大丈夫…それより、この人と知り合い…?」

 

「うん、去年少しの間だけど、この店で雄二達とバイトしていたんだ」

 

〈ドラマCD 僕とバイトと危険な週末参照〉

 

僕は翔子さんに店長との経緯を説明した。

 

「‥苦労したみたいね…」

 

「アハハ、確かにあの時は迷惑を掛けたよ、でもお陰で美春との仲も少しずつだけど良くなってるからあの時、居てくれたの明久君のお陰だよ」

 

「それは良かったです」

 

店長は娘の美春ちゃん(2年Dクラス 清水美春)を溺愛し過ぎてとんでもない行動を取る事があったが出来るだけ彼女の自由にさせてやる様に僕がアドバイスをしたんだけどお陰で大分、仲が良くなっているみたいだ。

 

「ところで明久君、注目は何にする?」

 

「僕はパエリアとコンソメスープとコーラで、翔子さんは?」

 

「‥私は明太子パスタと紅茶とフルーツクレープで…」

 

「了解だ、それと今日はお代は良いからね」

 

店長は翔子さんに聞こえない様に耳打ちをしてきた。

僕は断ったが、美春ちゃんと仲良くなれたお礼がしたいと言ったので、店長の好意に有り難くあまえる事にした。

 

「じゃあ、ちょっと待っていてね、それと分かってはいるとは思うけど、美春に…」

 

と言うと先程の物腰柔らかい態度を一変させて黒いオーラを纒ながら言ったので慌てて落ち着かせる。

 

「心配しないで下さい、美春ちゃんとは何も有りませんから」

美春ちゃんの事になると相変わらずな様だ…

 

「そうかい?それならゆっくりとしていくと良いよ…」

 

そう言うと店長は厨房へ下がっていった。

暫くすると料理が運ばれ来た、僕と翔子さんは食べながら今までの事やこれからの学園生活について話して料理も食べ終わる時に翔子さんが不意に翔子さんが食べていたクレープをフォークに指して僕に差し出して来た。

 

「‥明久、ア~ン」

 

「翔子さん?」

 

「ア~ン」

 

こうなった翔子さんは以外に頑固なので僕は黙って従う事にして翔子さんが差し出したクレープに口を近づけ様としたその時…ヒュッ、カカカカッ!

何故か何処から飛んで来たフォークがテーブルに刺さっていた。

 

「ア~キ~!」

 

「明久君!」

 

僕は声のした方向に顔を向けるとそこには美波と瑞希さんが両手にフォークを4本挟んだ状態で既に臨戦態勢に入っていた。

 

「‥美波、瑞希、そんなもの投げたら危ない…」

 

「そうだよ、いきなり何をするの!?」

 

「何をするのじゃ、無いわよ!何でアンタが霧島と一緒に居るのよ!!」

 

「そうです、明久君は私と美波ちゃん以外の人と一緒に居てはいけません!!」

 

僕が何で美波達以外の女の子と一緒に居てはいけないのか分からないがこんな所を美春ちゃんに見付かったら……ヒュッ、カッ…遅かった……

 

「明久さん、私の家でお姉様と話すなんていい度胸していますね!」

 

「ちょっと待って美春ちゃん、僕達はいきなり美波達に因縁を付けられただけだからね!」

 

「問答無用です、確かに明久さんにはパパの事でお世話になりましたがお姉様と話すのは別の話しです!!」

 

 

 

福原)清水美春、ラ・ぺディスの店長の娘で美波ラブの百合娘である。

彼女も父親に似て特定の(島田美波)人の事になると回りが見えなくなる所がある。

 

 

 

 

「美春、余り明久君に迷惑を掛けてはいけないよ」

 

店長は冷静に美春ちゃんを宥めるが彼女は聞く耳を持たない…でも、店長も冷静に止めてくれる辺りは昔に比べると大分、成長したみたいだ。

 

「パパ黙っていて、これは美春と明久さんの問題です!」

 

と言うと美春ちゃんは美波達と同じように両手にフォークを挟み臨戦態勢に入ったのでこれ以上は店長や他のお客さんに迷惑が掛かるから取り敢えず逃げる事にした…

 

「翔子さん、逃げるよ!」

 

「あっ…」

 

僕は翔子さんの手を掴み店内から猛ダッシュで逃げ出した。

 

「あっ、こらアキ~!!」

 

「待ちなさい~、明久君!」

 

「逃しません!」

 

「明久君、ごめんねぇ、今度またゆっくりしていってね」

 

美波達が好き勝手言うなか僕は逃げながら右手を上げて店長に挨拶をして店を出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〈絶賛逃走中〉

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

如月中央公園

 

 

もう、美波達もひつこいな…FFF団がいないだけまだましかも…

 

「待ちなさい!アキィィ~!!」

 

「明久君、大人しく捕まってお仕置きを受けるのDEATH♪」

 

「瑞希さん、お仕置きの後にも不吉な言葉が混じってるよぉぉ~」

 

「明久さんも往生際が悪いですわ~」

 

 

 

暫く逃げていると秀吉が僕達がいる方へ歩いていた。

 

 

「よお、明久に翔子殿、何をしておるのじゃ?」

 

「‥実は…」

 

〈高速説明〉

 

「ア~キィィ~!!」

 

不味い、取り敢えず身を隠さないと…

 

「秀吉、翔子さん取り敢えず、こっちに」

 

僕と翔子さんと秀吉は公園の茂みに身をかくした。

 

「明久君何処に逃げたんですか~!」

 

「明久さん、出てきなさ~い」

 

美波達は茂みを隔てまだ僕を探してる…

その時、秀吉が話し掛けてきた。

 

(明久達は島田達から追われておるのじゃな)

 

(そうなんだよ、せっかくのお礼が台無しだよ)

 

(‥明久…)

 

(何かな翔子さん?)

 

(手…)

 

(手…?…‥うわっ、ごめん…)

 

僕は逃げるのに夢中だった為に翔子さんの手を握ったままなのを忘れていたのを思いだし慌て手を離した。

 

(…別にいい…‥/////)

 

(逃げるなら変装でもするかのう?)

 

(変装?)

 

(ああ、部員が儂用にと渡された衣装があるのじゃ)

 

僕は逃げ切る案が無かったので秀吉の提案を受ける事にした。

 

 

 

《着替え中》

 

 

 

《着替え完了》

 

〈明久&秀吉 アニメOVAの翔子が着ていたメイド服〉

 

 

(秀吉…)

 

(ああ‥お主の言いたい事は良く分かる…)

 

(明久も秀吉も良く似合ってる…///)

 

「見付けましたわ!」

 

その時、こちらの気配に気付いたのか誰か飛び込んできた。

 

「お姉様、見付けました!!」

 

飛び込んできたのは、美春ちゃんだった。

そして美春ちゃんが美波達を呼び込んだ為に二人共こちらに飛び込んできたが…‥

 

「何だか凄く可愛いんですけど…orz」

 

「何、この敗北感…orz」

 

「明久さん、反則です、可愛い過ぎます、似合い過ぎです、でもお姉様は渡しません!!」

 

瑞希さんと美波は何だか項垂れてorzになってるけど、美春ちゃん、僕は美波の事は別に何も思って無いからね…

 

 

(今のうちに…ダッシュ!!)

 

僕は再び翔子さんの手を取り逃げ出した…

 

「あっ、待ちなさい~、お姉様、項垂れてる場合では無いですよ!」

 

「…っ!!」

 

「…っ!待ちなさぁ~い~、アキィィ~」

 

「ヤバイ、気付かれた!」

 

 

〈再び逃走開始〉

 

 

~ 明久 side out ~

 

 

 

 

~ 秀吉 side ~

 

明久も大変じゃが、あやつらも懲りぬのぅ。

 

「しかし、変装させたのは失敗じゃったか」

 

「いや、あれはあれで良い…」

 

いつの間にかカメラを持ったムッツリーニが木にぶら下がっていた。

 

 

~ 秀吉 side out ~

 

 

 

《キング・クリムゾン》

 

 

 

文月学園校舎内1F 職員室前

 

 

~ 明久 side ~

 

僕は翔子さんの提案であの三人から逃れる為、文月学園に来ていた。

 

「あっ‥竹内先生…」

 

「竹内先生は現国、だからチャンスだね」

 

「‥何で…?」

 

「美波は帰国子女でまだ日本語の読み書きが苦手だから戦力にならないからだよ」

 

僕達は竹内先生に模擬試召戦の承認許可を貰う為に竹内先生を呼び止める。

てか、何でこんな所に段ボールが有るんだろう…?

 

「竹内先生…模擬試召戦の召喚許可を下さい」

 

「あっ、はい、承認します」

 

「「試験獣召喚!(サモン)」」

 

僕達が召喚したと同時に美波達も追い付いて来た。

既に召喚フィールドが張られ僕達が召喚しているから美波達も召喚する。

 

「「「サモン!」」」

 

吉井 明久 

 

 752点    

 

霧島 翔子

 

 697点

 

 VS

 

島田 美波

 

  6点

 

姫路 瑞希

 

 345点

 

清水 美春

 116点

 

「な、何なのよ、その点数は…」

 

「だから、言ってるじゃないか…僕の学力はAクラスだって」

 

「明久君、まだカンニングを認めないのですか!」

 

「…っ!」

 

「認めないよ、これが僕の本当の実力だからね」

 

相変わらず、認めようとしてくれないのか…僕は友達だと思っているのに…‥

 

早く決着を着けないと翔子さんがキレ掛かってるし…

 

「明久さん、やはり勉強していたと言う情報は本当でしたのね…」

 

「そうだよ美春ちゃん、僕はAクラスに入りたくて勉強していたんだ」 

 

どうやら、美春ちゃんは信じてくれてるみたいだね。

 

「騙されたらダメよ!美春!!」

 

「そうです、明久君がこんな点数を取れる訳が有りません!!」

 

「お姉様…」

 

美春ちゃん…

 

「美春ちゃん…ちょっと来てくれてるかな…?」

 

「何でしょうか…?」

 

美春ちゃんは僕の言葉に従い近づいて来てくれた。

僕は他の人に聞こえない様に美春ちゃんに耳打ちをした。

 

「(美春ちゃん、僕はこれ以上、デートの邪魔をされたくないんだ…)」

 

「(それってどう言う…)」

 

「(僕が好きなのは後にいる翔子さんなんだ、だから邪魔をされたく無い、だからね…ゴニョゴニョ)」

 

「(それが明久さんの本心で有るならば信用させて頂きます、美春も…ゴニョゴニョ)」

 

「(ありがとう、美春ちゃん…)」

 

「(礼には及びません、美春も貴方には大きな恩が有りますから…)」

 

そう言うとお互い元の位置に戻った。

 

「清水と何を話してたの‥?」

 

「何でも無いよ、ただ僕が合図を出したら翔子さんの召喚獣を瑞希さんの召喚獣に突っ込ませて」

 

 

 

「美春、アキと何を話してたの?」

 

「何でも有りませんわ、お姉様」

 

お互いの召喚獣が攻撃体勢に入ると竹内先生から模擬戦開始の声が掛かる。

 

竹内「では、開始!」

 

開始の声と同時に僕は一気に美波達の召喚獣に向けて自分の召喚獣を走らせる…

そして美波達もまた僕の召喚獣に向けて召喚獣を突進させて来る…そして…‥バシュッ

 

島田 美波

 

 戦死

 

「何‥!?」

 

美春ちゃんが美波の召喚獣に攻撃し美波は自分の召喚獣に何が起きたのか訳が分からず思わず声を上げる…

そして僕は目で翔子さんに合図を送る…

 

(今だよ、翔子さん)

 

僕が合図を送ったら即座に翔子さんは瑞希の召喚獣に向けて召喚獣を走らせる…

僕はそのまま美春ちゃんの召喚獣の鳩尾を打ち抜く、それに気を取られていた瑞希さんは隙だらけになり、そこに翔子さんの召喚獣から首を撥ねられ勝負がついた。

 

(…ごめんなさい‥お姉様…)

 

清水 美春

 

 戦死

 

姫路 瑞希

 戦死

 

「ソロモンよ!私は帰って来たぁぁぁ~~!!」

 

模擬戦が決着し先程見かけた段ボールから鉄人が何処かの軍人の名台詞を言いながら表れた…でも、あの図体でどうやって入っていたんだろうと心の中でツッコミを入れていた。

 

「美春ぅぅ~、アンタ、何で私に攻撃してんのよぉぉ~!」

 

「お姉様、これで一緒に補習が受ける事が出来ますね♪(お姉様には悪いですが…明久さんの為です‥それに‥今のお姉様は…‥)」

 

「アキ、美春に何を吹き込んだのよ!!」

 

(ごめんね、美春ちゃん)

 

(構いませんわ、お姉様と一緒に居られますから…)

 

(ありがとう…)

 

僕は美波の言葉を気にせずに美春ちゃんに目配せを送った。

そして、鉄人が戦死した三人を連れて補習室に向かう途中に立ち止まり

 

「お前…目覚めたのか…?」

 

〈メイド服着用中〉

 

「誤解ですぅぅぅ~!」

 

僕は思わず声を上げてしまった。

 

「アキィィ~覚えてなさいよ~!」

 

「明久君、今度会ったらお仕置きデス~!」

 

「お姉様、私が個人的に色々と教えて差し上げますわ」

 

美波と瑞希さんの二人は恨み節を吐きながら鉄人に襟首を捕まれ引き摺られて行く中で美春ちゃんは大人しく鉄人に着いていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんね、翔子さん‥」

 

「どうして謝るの…?」

 

「せっかくのお礼がめちゃめちゃになっちゃたから…」

 

「大丈夫‥十分楽しかったから…」

 

「そう‥良かった…」

 

「‥こ、今度は…」

 

「ん、何?」

 

「‥今度は私から誘って良いかな…?」

 

雄二が好きなはずの翔子さんが何故、僕を誘ってくれたのかこの時は分からなかったけど、僕も何故か迷わず答えていた。

 

「うん、もちろん喜んで」

 

 

 

 

こうして僕達の初デートは終了したのだった。

 

 

~ 明久 side out ~

 

 

 

 

 

 

 

明久との初デート、思わぬ邪魔が入ったけど楽しかったな……

そう思っていると家に着いてしまった…が家の前に誰か立っている…?

 

「‥1セット、500円…」

 

立っていたのはムッツリーニだった。

ムッツリーニが差し出した物には今日、明久が着ていたメイド服の姿が写っていた。

私は迷わず…

 

「全部…貰う…」

 

「‥毎度あり♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

福原)土屋と霧島の間に吉井明久(アキちゃんを含む)の写真独占契約が結ばれこの日を境に吉井明久の写真がムッツリ商会に並ばなくなったと言う…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




今回、明久メインで描いたのは、書きやすかったのとそっちの方が面白いと判断したからです。
本来なら短く書く予定でしたが書いていたら色々アイディアが出てきて書き上げたら気が付けばこの小説の最大長文記録更新になってしまいました。
次回からメインストーリーに戻りますが、面白いネタが思い付くか要望が有ればメインストーリーの合間に書きたいと思ってます。

活動報告にてオリジナル腕輪のアイディアを募集していますので御協力お願いします。
腕輪のアイディアを書いて頂く際は出来たら消費点数等、詳しく書いて頂ければ助かります。
その他にご意見、ご感想、ご指摘、ご要望等々有りましたら小説の感想箱への投稿をお願いします。
あとついでに評価も付けて頂ければ有り難いです。

では今回もご閲覧頂きありがとうございました。
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